アイプラ 短編集   作:如月遥

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雫×お昼寝×遥子

『ふぅ…一段落したし…ちょっと気分転換でもするか』

ちょうど仕事が一段落ついたこともあり、机から離れて事務所の廊下に出た。

どのユニットも最近は仕事が立て続けに入っているせいで、なかなか皆と顔を会わせられていないということもあって、たまには皆とコミュニケーションを取っておかないと…というのが本音ではある。

多分誰かは談話室にいるだろうと踏んで談話室に向かう。

『お疲れ様…』

談話室に入ると、遥子さんと雫が床に転がっているのに気づく。遥子さんの腕枕で雫が寝ていた。

『…珍しい光景だな…』

…そういえば、以前怜が言っていたか…遥子さんの腕枕で雫が寝ていることがある、と。

(やれやれ。遥子さんの面倒見のよさもここまで来るとお姉さんじゃなくてお母さんじゃないですか…まあ、そこが遥子さんのいいところですけど)

少しだけ、ほっこりとしながらも薄手の毛布を二人に掛ける。

「えへへ…はるこさん、やっぱりすごい…」

雫の寝言だろうか。寝ながらも満面の笑みを浮かべている。…夢の中の遥子さんのパフォーマンスによほど満足しているらしい。

(遥子さん、あなたにはしっかりとファンがついてますよ。もちろん、俺もですけどね)

さすがに寝ているところを起こすような野暮なマネはしたくない。足音を立てないように気を使いながらそそくさと事務所に戻る。

「あれ、マネージャー…どうしたんですか?」

ちょうど談話室から出たときに怜に声を掛けられた。

『あぁ…遥子さんと雫がお昼寝してたから』

「…起こしたりはしてないですよね?」

『もちろん。起こすような野暮なマネはしてないよ』

「なら、いいですけど」

怜も雫たちの事を何だかんだで気にかけているようだ。

『そういえば…怜からみて遥子さんってどんな人かな』

「…そうですね…やっぱり、頼れるお姉さん、でしょうか。細かなところに気を遣ってるってのはあると思いますよ」

『…なるほどな。俺が頼むのも何だが…遥子さんをうまく支えてもらえると嬉しい』

「…わかりました。それは全員でやりますよ」

『…助かる。面倒掛けるな』

「遥子さんも含めて、5人揃ってサニーピースですから。気にしないでください」

『頼んだ』

五人揃ってサニーピース。そうだよな。さくらも、千紗も、怜も、遥子さんも、そして雫も。誰か一人欠けてもサニーピースとしては成立しない。

月ストもそうだ。琴乃がいて、渚が支えて、芽衣がやりたい放題やって、すずがいじくられて、沙季が締めて。

誰一人欠けてもうちは成り立たないんだ。

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