八雲赤は、戦闘に関してまだ判らない面がありますので、
此の先でも紹介します。
No.5〈色想の境界〉八雲 赤(やくも ふち)②
前回にも紹介した今回の異変の黒幕であり、八雲紫の双子の姉である。
最近は他の御方の作品の感想世界を見てまわっている内に、前まで気付けなかった
新たな事象に取りつかれ、喋り方も少しフランクになっている。
更には恋愛について考えるようになったらしい。どうやら恋い焦がれている相手もいるとか。
此の章で新たに、彼女が『英知の結晶』と呼んでいる精密機械を製造して
利用している事が判った。
其の形は様々で攻撃手段として用いたり、自身の身体能力の上昇、更には
自身の生活に役立てたりと用途も多岐にわたる。
また、配下からの要望に見合った『英知の結晶』を造り、其等を給与している。
前回に紹介した赤色を帯びていない攻撃を無効にするという能力も、
此の『英知の結晶』が原因の様だ。
しかし、無効にできるのはあくまでスペルに限られ、赤色を帯びている帯びていないに関わらず、直接攻撃は受けてしまうという弱点を晒している。
好きなもの、事は赤色、頭に良い食べ物、勉強、読書、実験、そして想定内の成功、
嫌いなもの、事は赤色を侮辱した者なら誰でも、怠惰、そして想定外の失敗である。
化者『赤色之他人(あかいろのほかひと)』
現在、判明している赤のオリジナルのスペル。
「赤色」を身に纏い、幻想教に住むあらゆる住人に化ける事が出来、
化けた住民が使用するスペルと似た様なスペルが使えるようになる。
主に赤い部位を多く持っている住人を好んで化けている様だ。
其でも赤い部位が少ない、または無い住民に化ける場合には「赤色」で無理やりにでも、服や髪等を赤く染め上げて化ける。
そして化けると必ずと言って良いほど、赤と化けた住民の語尾が混ざってしまう。
・例(魔理沙に化けた場合)「私は至って普通の人間だぜですわよ?」
(マミゾウに化けた場合)「ホホホ…其は其は面白い冗談であるのうね」
もはや文章としても怪しいものとなるが、此は化けた後でも自分も大事にしたいという赤の見解が招いてしまったものである。
他にもオリジナルスペルは沢山存在すると言われているが、未だ確認は出来ていない。
名前の由来は「全く縁のない人」を示す「赤の他人」から。
No.6〈華人小姐〉藍 雪(らん しえ)
「蒼魔塞」の門を守る赤の四人目の配下。
紅 美鈴とそっくりの外見を持っているが髪や服の色が異なり、帽子の文字も「龍」から「蛟」に変更されている。
顔の右半分から右腕にかけて紅い菱形の幾何学模様がある。
美鈴と同様に門を守りながらもシエスタをとり、赤や二人の側近、そして彼女が認めた
来客に対しては非常に丁寧で、来客に関しては快く迎え、親切に要塞を案内してくれる。
しかし本性は其の者以外や自分が格下と判断した者はぞんざいに扱う、非常に陰険なものである。
皮肉、罵詈雑言は勿論、暴挙に出る事も珍しくはない。
よっていつもトラブルの中心に存在し、他の配下達からの印象は最悪となっている。
特にヘフェリー・ウィズダムとは対立関係にあり、彼女や司書のリトル・シファーに
怪我を負わせた事は少なくない(詳しくは後述参照)。
名前の由来は「赤」を意味する中国語「紅」(読み方:Hong2)に対して
「蒼」を示す中国語「藍」(読み方:Lan2)と、
「美鈴」(読み方:Mei3 ling2)同様に中国で実在する名前である「雪」(読み方:Xue3)から。
暁符『近朱者赤(きんしゅしゃせき)』
赤から授かった「赤色」の影響により使えるようになった
雪のスペル。
全身を「赤色」で構成された鎧で固め、外部からの攻撃を防御する。
更に赤と同様、赤色を帯びていないスペルも無効にするようだ。
完璧な防御を伴う半面、かなり重い鎧を纏うため動きが鈍くなってしまうが……
名前の由来は「交わる人によって良くも悪くもなる」という意味の中国の成語
「近朱者赤、近墨者黑(朱に近い者は赤く,墨に近い者は黒い)」から。
No.7 リトル・シファー(Little Cifer)
No.8〈英知と日向の少女〉ヘフェリー・ウィズダム(Hefeli Wisdom)
「蒼魔塞」の四階の外に存在する大図書館の管理をしている、小悪魔とパチュリーにそっくりな
赤の五人目と六人目に当たる配下。
やはり他の配下と同様、姿形は似ているものの赤色は一切無く、主に青色を基調とした
配色になっていて、へフェリーの帽子には月ではなく太陽の飾りが付いている。
シファーは向かって右目に荊の様な幾何学模様、へフェリーは向かって左目に五角形の幾何学模様がある。
シファーは基本的にへフェリーの補助を行っている。
格上、格下の者に関わらず優しいが、主にへフェリーの対しては忠実でもあり、
危険が及べば身を挺してでも守ろうとする。
最近はへフェリーが外出した後の図書館の管理の代理を務めている。
彼女が「赤色」の力を使用し、館内で着替える際は図書館の入口を守っている。
立ち寄る者が例え赤であっても通さない(彼女は其を知ってて敢えて立ち寄らないが)。
へフェリーはパチュリー同様、今までは大図書館の管理を任され、館内で本ばかりを読んでいたが最近は外の世界に興味を持ち始め、赤から支給された『英知の結晶』である「魔導メモ帳」に
外の世界の魔法を収める為に出掛けるようになり、非常にアグレッシブになった。
胃潰瘍を持病に持っている。
主に「魔導メモ帳」に収めた他の魔法使いの弾幕を扱う他に
パチュリーの七曜の魔法による弾幕を蒼くし、強化した様な自身の弾幕も放つ。
双方とも雪とは相性は悪く、彼女からしょっちゅう怪我を負わされている。
名前の由来は
リトル・シファーは元の小悪魔にもある「小さい」を意味する英語「リトル」(little)と
暁の堕天使「ルシファー」(Lucifer)から。
へフェリーは名前はパチュリーの由来ともなったと言われる植物「パチュリー」(Patchouli)と同じシソ科の植物「ポゴステモン・ヘルフェリー」(Pogostemon helferi)、
名字はパチュリーの名字である「知識」を意味する英語「ノーレッジ」(knowledge)の類似語に当たる「英知」を意味する英語「ウィズダム」(wisdom)から。
暁符『ミドル・シファー』
赤から授かった「赤色」の影響により使えるようになった
リトル・シファーのスペル。
自身の細胞に「赤色」が作用し、細胞の成長、強化を促す。
そして頭の翼の根元に新たに紅い二本のねじれた角が生え、其の影響か
全体的にサイズアップし、着ていた服がキツキツになるが、本人は気にしていない。
むしろ相当に喜んでいる模様。
動きも全体的に速くなり、更に大玉弾幕のほか、角で突くという近接攻撃も
加わった為、全体的に隙が少なくオールマイティな戦法が可能となる。
但し威力は上がらず、変身前と同じく此という決定打が無いのが弱点。
名前の由来は、「中間の」を意味する英語「ミドル」(middle)と変身前と同様、
暁の堕天使「ルシファー」(Lucifer)から。
暁符『クリムゾンドラゴン』
赤から授かった「赤色」の影響により使えるようになった
ヘフェリーのスペル。
恐らく名前はパチュリーの金符「シルバードラゴン」を真似して付けられたと思われるが、
此方は実際に龍に変身する。
幾何学模様と同じ五角形に近い堅牢な鱗をもった紅い龍であり、大きさは上半身は博麗神社と同じ大きさであり、下半身を組み合わせると其の倍以上になる。
翼と腕は別になっている。
暁符『ミドル・シファー』とは違い、「赤色」を自分の細胞に作用させ、
崩壊と再生を素早く繰り返して巨大化させるので、当然着ている服は引き裂けてしまう。其の為
シファーは其の時の為のへフェリーの服のスペアを沢山所持している。
「赤色」の影響で吐く炎や弾幕は全て赤色に変わり、腕の薙ぎ払い等、広範囲に及ぶ肉弾戦も行える他、制限時間もないため、強力無比なスペルである。
しかし、其の膨大な霊力の消費と疲弊により一日に一回以上使用すると、
完全に変身出来ずに身体の一部を舌に残したまま不完全な状態になるという短所がある。
名前の由来は其のまま「赤い龍」(Crimson Dragon)から。
余談だが赤い龍は悪魔の王、サタンの化身ともされている。