だいたい30分ほどだろうか。
俺は1人で応接室にいた。
モスティマさん?つい3分ぐらい前に「うーん暇だね。ゲームとかトランプとか、良い感じの物を何か取ってくるよ」とか言って出て行ったよ。
取ってくるってなんですか。持ってくるとは違うんですか。できれば俺をロドス館内を案内して欲しかったが、立場上問題になると思うけど。
うふぇー暇だよぉー緊張するよぉー……きも。
カセロは椅子にもたれ掛かる。
しばらくの間ボーッとしていると、応接室の扉が開く。モスティマさん?と思いつつ、椅子にもたれ掛かった状態で顔だけを動かした。するとちょっと驚いた人がきた。
カセロは姿勢を正した。
「待たせてしまってすまない。…モスティマはどこにいる?」
そこにはケルシーともう1人、30分前に見たお茶出しの人がいた。ケルシーは片手に端末だけを持ち、お茶出しの人は新しい湯飲みと、急須を持っていた。
「つい先ほど暇つぶしの道具を探しに行くと言って出て行ったきりだな。」
「そうか。では早速始めようか。」
ケルシーが向かいの椅子に座った。そこにお茶出しの人が動いた。と思ったらさくっと終わらせ出て行ってしまった。早い。
「まず質問させてらう。君は何者だ?客人と聞いたが何を目的としてこのロドスに来航した?」
ふふ、俺とて無為に30分程度も過ごしていたわけではない。色々と設定とか考えていたのだ。
「今の俺に身分はない。名前はカセロ。目的か…強いて言うなら黒ウサギの未来を知りたい…かな?」
「黒ウサギ?」
「アーミアという名前だったはずだ。」
ケルシーはしばらく考える様子を見せる。
「…さて、単刀直入だが聞かせてもらう。確かエリスが言うにはカセロ君。君がエリスのオリパシーを治したと証言していたが本当か?」
「治してはいない。ただ移し替えた、というべきだ。」
「移し替えた?対象は誰だ?」
「目の前にいるだろう。」
「……どうやった?」
「知らない。感覚的のようなものだ。」
「あとどれほどそれはできる?」
「言葉にはできないな。」
「これからはどうするつもりだ?もし良ければ、私の研究を手伝って貰えないだろうか。もちろん、それ相応の報酬は出す。定期的な検診、そして定期的な実験を手伝って貰えるなら他は自由にして貰って構わない。アーミアの未来を知るという事を叶えるためにも、このロドスの一員になればより効率的に、そして確実性が生まれると思うのだが。」
「ほう……うーーん。良いと思えるが…」
「何か要望があるのか?ぜひ教えて欲しい。可能な限りそれを叶える考えがこちらにはある。」
「…そうだな。治してみて欲しい物がある。」
「何をだ?」
「俺の落ち度をだよ。」
カセロはそう言って腕をローブの外に伸ばす。カセロの腕にはいくつもの並んだ数字が刻み込まれていた。
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
本編上です。
本編中中中中中になら無い事を祈っていてくださいな。