好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

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6/21 進出のアドバンス

ちょっとだけ見覚えがある道を進むと、目的地に着く。コンコンノックをして、中に入る。

 

「失礼します。……セムです。」

 

そこからなんやかんやあって、仕事を貰った。ちゃんとPCでできるか確認もした。完璧だろう。

仕事はデータ入力が基本だった。枠作ってタイトルを入力して数字を沢山書き込む。楽しい。ただ文句を言うのなら、テンキーがないのが悲しい。電卓みたいにパパパパ!ってやるのが格好いいんだよ。

 

更に文字入力が少ないなぁと思いながら1晩と少し。仕事は終わった。腰が痛くないっていいよね。ついでに喉も渇かないし、雑音が少ない。椅子はアーツでカスタムして、自由自在だ。環境が良いな。

 

セムは終わった仕事を実質的な上司へ送り、更なる仕事を要求するために一日ぶりに外に出る。部屋の窓から外が見えるので今が昼ぐらいだということがわかる。

 

前回と同じ部屋なので、ダッシュに見えない程度に早歩きで向かう。今は散歩に用はないのだ。

 

コンコンノックをして中に入る。そして前回と同じ事を言う。

 

「失礼します。セムです。」

 

そして前回と同じように

前回の不思議な者を見る目から、可笑しな者を見るような目に変わっている。

 

「…どうした?」

 

「新たな仕事を貰いに来ました。前回の分は言われた通り送りましたよ。」

 

「ちょっと待ってな……か。これはさすがと言うべきだな。」

 

「どうも。」

 

「これでも1週間分だったんだけどな。」

 

1週間!?一日八時間労働週休一日制、計週四十八時間相当ノ労働。48時間分か…それを24時間で……まぁ所詮新入社員と見られての計算だろう。熟練社員の一時間の労働量と、新人社員の一時間の労働量は結構差があるのだ。それが2倍も差あるかは知らない。

 

「とりあえず、その4倍以上はください。」

 

またここに来るのは面倒くさい。なんなら12倍でもいい。まだ俺は全力でタイピングしていない。余裕はあるときに持つものだ。

 

「さすがに量が量だからな、自分の部屋で、じゃなくてここでやるなら良いぞ。」

 

「自分のスペースあります?」

 

辺りを見てみると机がまばらに設置され、それぞれに人が居る。通路以外は全て作業スペースといった感じ。席に空きはなく、沢山のオペレーターが働いている。

 

「……そうだな…………俺のスペースの一部を切り崩してなら…、ぐらいか?」

 

俺の体は小さい。適当によぎぼーなもふもふで自由可動な椅子にもたれ掛かって、膝をたたんで体操箱のようにカタカタタイピングをすればいい。声をかければ側に上司がいて、すぐに新しい仕事が貰える。最高かよ。俺の腰のLVは限界突破。腰痛など知らん。24時間265日同じ姿勢でも余裕だ。

 

「それでいいでしょう。」

 

いつもカタカタしているマスコット的存在に俺はなる。

 

「なんで急に偉そうになるんだよ……さぁPC取ってこい。俺は空間を確保してくる。」

 

「了解です。空間は小さくて大丈夫です。」

 

「まぁ…、可能な限り確保してみるわ。」

 

その言葉を最後にまたもや競歩で自室に戻る。急いでおいて、まだ準備が終わってませんではなんか気まずい気がするが、本当にこじんまりとした空間だけが欲しいので急ぐ。




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ

何を書きたかったのかわからなくなりました。なので書きたかったことを進めます。

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