好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

119 / 121
6/23 進出のアドバンス

目的地はすぐそこのブース。つまり他人の仕事部屋だ。そこにも上司と同じように自分の空間を持ち、仕事をしている先輩方がいる。そして俺は声をあげる。

 

「すみません。」

 

「はいはい、どうしました?」

 

「お手伝い出来ることはありませんか?」

 

俺の目的とは、お仕事お手伝いすることである。仕事が無いなら、自分で取ってくればいいじゃない。たとえ上司が1人でも、仕事仲間は1人じゃない。つまり仕事も1つではなく、やれることはまだまだある。

 

「はぁ……どうしてですか?」

 

戸惑いの様子。だが止らない。目的がハッキリしている分ゴリゴリ押し進める。

 

「仕事したいからです。仕事ください。」

 

「はぁ……ワーカホリックですか?」

 

ワーカホリックとは仕事以外にすることがない、仕事をしていないと落ち着かない、仕事をしすぎて体調を崩すといった感じの特徴がある。…あながち間違いじゃ無いな。

 

「さすがにそこまでじゃないですよ。ちょっと暇なんで先輩のお手伝いしたなーって思っただけですよ。お仕事ください。」

 

「じゃメディカルチェックの診察結果を見せてください。」

 

なん、だ、と、?ホワイト企業かよ。知らんけど。

 

「嫌です。お手伝いさせてください。」

 

「アーミアちゃん呼ぶわよ?」

 

「まっさか、そんなことでアーミアさんが来るわけないじゃ無いですか。」

 

想像もしてなかった言葉に、声が裏返る。

あの歳でも最高責任者の1人。こ、こんなことで来るわけが…

 

「来るわよ。彼女。」

 

「え?」

 

「特別な仕事がなかったら来ちゃうわよ。」

 

……あり得ない話ではなさそうだ。あのうさぎちゃんだし…ちょっとまだ接敵はNGで。

 

「……診察結果無いんですけど。」

 

「なら医療室にでも行ってきて受けてきたら?今ならガヴィル先生を呼ぶわよ?」

 

そんなオマケみたいにガヴィル先生を呼ぶな。

 

「行ってきます。」

 

そう言いながら事務室を出て行く。医療室に向かう途中で、普通に受けて良いんだろうかと考え始め、ケルシー先生に質問しておこう、とメディカルチェックの診察結果はどうすれば良いですかと入力。しばらく散歩でもしようかと、端末を仕舞いかけたら、通知が来ていることがわかった。

チラリと見ると今すぐ必要か?と返信がきていた。即座に可能であれば、と返信する。

 

別にあの先輩だけが寄越せと言ってきただけなので他の先輩は言われていない。つまり数撃ちゃ当たる作戦……それで良かったくね?まぁ本当にガヴィル先生召喚からのアーミア融合、混沌ガヴィミア先生となるかもしれない。それでいいだろう。

 

更に、取りに来て欲しいと返信があった。

 

場所指定がないけど、まぁあのケルシー先生部屋でいいのだろうか?まぁ行けばなんとかなるか。

 

そう思い歩く。想像通り、ケルシー先生の部屋にケルシー先生がいて、本当に簡単に診察を受けて、診察結果の書類を受け取った。

 

これで良いだろう。

 




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。