音が止まった。車の音が。
着いたわね。さぁ鬼が出るか蛇が出るか。僕は鬼神を希望します。
「なんとかなったね!ボス!」
「ああ、いつもより激しかったな。はぁ一発当たっちまったじゃねぇか。ほら見てみろよトランクがダメになってやがるぜ。」
「うわ……血もついてるじゃん。掃除面倒くさいなぁ~……ねぇねぇボス。血が中から流れてない?」
「何馬鹿なこと言ってんだそんな訳……血…止まらないな。」
エクレアペンギン!?別名エクシアと皇帝(エンペラー)である。
配達員であり、護衛役のエクシアさん連射機能に全振りした手数で敵を蜂の巣にする狙撃役。その連射速度で数々の敵を屠ってきた強者である。デバフにバフを入れよう物なら敵が溶けるぞ。そのため銃の弾代でヒイヒイ言われています。(主に経営者、エクシアさんは特に気にしていない模様。)
赤い髪のショート、オレンジ色の目、白い天使のわっかに翼。服装は白と黒が主体でピンク色がラインで入っている服だ。
ペンギン急便の社長兼ミュージシャン兼音楽プロデューサー。しっかりと音楽の方でも成功しているやばいやつである。外見がペンギンである。やばいやつである。ナイフで刺されても絆創膏で済むらしい。やばいやつである。
ペンギン、サングラス、金の首飾り、白いTシャツに人の絵が描かれている服。
「3で行くぞ。」
エクシアは銃を構える。皇帝はハンマーを持ちトランクを下からこじ開ける気満々だ。
ひどく低いハードボイスだ。どうした?
「バォン」
心の中で三を数えられハンマーを振り上げられる。トランクは無事にどこかに飛んでいく。中には小さい黒い布の塊が存在していた。
うぉびっくりした。爆発音では無いむしろ何かをぶち壊した感じ。ぁ~新鮮な空気の音~。これ多分トランクぶち壊して開けた音だわ。振り返る勇気が無いです。
「……なんだこいつ?ガキか?」
「お荷物かもよ。じゃ引っ張り出すから下がってて。」
今度は皇帝が下がり、エクシアが近づく。その布をつかむと一気に後ろに投げ捨て、車を障害物にする。
おおい待てよ。引っ張り出すっていったいd
シュヴェルは勢いに逆らえず地面を転がり込む。
腕がぁぁぁ曲がってはいけない方向に!右腕が曲がってはいけない方向に!あっ、この状況からどうしたら?普通の反応をするんだ。
左腕で支えながら女の子座りに座り込む。辺りをぐるっと一望。な、なんか普通のガレージだ。もっと何かを、何か望んでいたんだけどな、何を望んでいたかは知らないけど。
エクレアペンギンみっけ!とりあえずこの曲がった右腕を左手で押さえながら後ずさろ。壁まで来たら壁を背もたれにしながら、エクレアペンギンを見つめる。
さて、これからどうしたものか。分りません!
黒い布の物体が転がり落ちる。手足があった。どうやら大きさからして子供ではあるようだ。しばらくした後、子供は座り込む。右腕を押さえながら。右腕があられもない方向に曲がっている。子供は辺りを見渡した。そこでこちらを見た。その目は不思議な目だった。怖がる様子でも怒ったりもしない。そのまま後ずさり、壁に背中を預けた。
皇帝はエクシアの腕を引っ張り車の陰におびき出す。
「なぁ、どうする?ガキだぞ。一体いつは行ってきやがった。てかどうやって入ってきた?」
「し、知らないよ。とりあえず治療してあげたら?」
「それもそうか。」
「おい、テキサス!医療道具を持ってこい。」
皇帝がいきなり大声を出した。しばらくガサゴソと隣の部屋から音がする。そして音のした方の扉が開く。
グレーのロング。腰まで届くその髪。白と黒と赤の服。彼女にタイツ推しにされました。
シュヴェルを一望すると、面倒くさそうにつぶやく。
「やったか?」
「ちげぇよこいつがトランクの中にいつの間にか入っていたんだよ。俺は悪くねぇ。」
やっぱりいたぜ!テキサスさん。これでペンギン急便に来た目的は、、まだまだだわ。ラップランドとテキサスの交わりを見たいし、ソラの歌声を聞きたいし、エクシアさんのアップルパイを食べたい。未練たらたらですよ?あ、可能ならモスティマさんも/自重
テキサスさんが医療箱を持って近づいてくる。
「ちょっといいか?」
テキサスがそう言う。それに軽くうなずく。イケメンに言われたら拒否できない。これ世界の法則ね。
テキサスはシュヴェルをうつ伏せに寝転がせる。そして「痛いぞ。」そう言い、腕を勢いよく折り曲げた。そして木の棒を折り曲げ、シュヴェルの腕の長さにする。腕に包帯で巻き付け、腕を骨折したときのようにした。
な、なんて手際がいいんだ!家庭的でイケメンって……やばい惚れたかも。後声は出さなかったぜ。痛みがないからね!推しの前で情けに姿見せなくて良かったわ。
テキサスはシュヴェルを壁に背を預けさせ座らせた。そして軽く頭に手を置き
「よく頑張ったな。」
といった。僅かに口元が上がっており微笑んでいることがわかる。
「もし、よかったらどうしてトランクに入っていたか、教えてくれないか?」
顔が熱い。万能。ゲーム内の強キャラはリアルでも強キャラじゃったか。こんな短時間で心を開かせて目的を達成させるなんて……しかしどうやって説明を?ありのまま行っても信じないだろ……アドリブ行くぞ!ここで対応力が問われます。
「爆発に巻き込まれて、足下が崩れて、トランクに入った。」
苦しいか?なんとか行けますようにと願う
シュヴェルは淡々とつぶやくように言った。
「そうか。ありがとう。」
最後にテキサスはシュヴェルの頭を一撫でし、皇帝の方へ進んだ。
「で、どうするんだ?」
「そりゃ親元かスラムに返すしだろ。送ってやってくれ。俺は後始末やってくるからよ。」
「りょーかい!じゃテキサス行こ!」
「それぐらい一人で行ってこい。」
「へーいケチ。じゃあ行ってきますよ。」
話し合いは終わり、エクシアがシュヴェルの元に近づく。
「君!?名前はなんて言うのかな?」
「シュヴェル。」
思ったんだけど俺もなんか自己紹介を考えるべきか?このまま淡々と名前だけ言うっているのもな、、クール系としてはそれでいいと思うけど、、それじゃ仲良くなれないじゃん。推しと仲良くなりたいのに、、これは課題ですね。早急に見つけなければ。
「じゃあシュヴェル君はどこに住んでいるのかな?」
「ホシグマさんの家。」
偽りなく言う。ペンギン急便と龍門近衛局は仲は良くないけど知り合いではあるはずだ。これでホシグマさんが帰ってくるまでにホシグマ宅に帰れるわ。勝ったね。
シュヴェルは気づいていないようだが、その場の空気は変わっている。主に皇帝とエクシア、のだが。テキサスは変わらず部屋を出て行こうとしているが、皇帝はその場に脚を止めた、というか表情が止まった。エクシアの顔も固まっている。
シュヴェルは気づくことができた。だがエクシアさんの顔が固まっていることだけに。そこで気を利かせて言った一言でその空気は動き出す。
「あのー、龍門近衛局の方向さえ言って貰えれば帰れますよ?」
その言葉で皇帝とエクシアが動き出す。あっという間にシュヴェルの横に皇帝とエクシアがいた。シュヴェルの肩に手を置きながら。
「そんなに焦ることはないよ!シュヴェル君!」
「そうだ。せっかく来たんだ。ゆっくりしていけ。おいテキサス!」
「諦めたらどうだ?」
「いいからやれ。」
テキサスはやれやれと言った様子でシュヴェルに近づいてくる。
そしてシュヴェルの肩を持つ、同時にエクシアも肩を持ち上げ脚が宙に浮く。そのままテキサスが来た扉の方に向かっている。
気分は宇宙人。もしかして存在消されようとしています?うそでしょ。どうしたの?さっきまでフレンドリーだったじゃん。テキサスさん!?どうしたの?ホシグマさんのことは知っているはずだ。その知り合いを消すとなると、、知らねぇわ。誰も俺の居場所知らないわ。あ、もしかしてやばい?
そのまま連行されふっかふかの黒い椅子に座らされる。その横にエクシアとテキサスがいる。目の前の黒い椅子には皇帝がいる。
辺りはバーみたいだ。このエクシアさんとテキサスさんが横には付き添っている感じ、、いい。なんだろ?っこれはいくらで買えますか?
「さて、本題に入ろうか。こちらの要求は一つホシグマに今回ペンギン急便が関わっていることを言わないことだ。」
あーね。つまりまたホシグマの姉貴にどやされるのが嫌って訳ね。完全に理解したわ。
「さぁ何がほしい?そこまであげれる物は無いけど好きな物を言ってみなさい。」
「無いです。」
「まぁまぁそう言わずに何か言ってみな。」
だめだこれ。話通じないやつだ。確か皇帝はレコードを愛していたはずだ。それを要求してみるか。
「じゃエンペラーさんのおすすめレコードちょうだい。」
皇帝の目が細まる。
「レコードはホシグマに見つかったらばれるからダメだ。」
やっぱりダメじゃったか……まぁ仕方ないね。
「じゃ何もいらない。」
「それじゃ問屋が卸さない。」
じゃどうしろって言うんだよ。酒はいらないし。欲しいものなんて推しぐらいしか居ないぞ?このなかだと
「テキサスがほしい。」
ふぁっっふぁ。どうした俺の口?最近調子悪いんじゃ無いの?何かに寄生されてる?一回口焼くか?
さらに皇帝の目が細まる。
「断る。」
「じゃあ何もいらない。」
「それは無理だな。」
どうして?
なんかに脅されてんの?やめろ。テキサスさんがすっごい目で見てるよ。やめて、俺に新たな道を開かせないで。
それ以前に推しと険悪にさせるな!お前のせいで推しへの道がひとつ消えただぞ?この落とし前どうしてくれるの?
もうういいわキャラ変える。このままひ弱キャラじゃ一生終わらん。裏ボスみたいな強キャラ演じるわ。もう、、、失う物はないんだよ?このクソペンギン……*龍門スラング*
「言っているだろう?、テキサスをよこせと。」
ドスを効かせた声。腕を組み、前屈みになる。交渉は強気な姿勢と引き際の見極めって漫画で見た。
「断る。」
皇帝も負けずと声を上げる。
この不毛な争いやめろや、これなら武力交渉の方が良いぞ?
皇帝の目に訴えかける。効果は無いようだ。
しょうが無いアーツを使って皇帝の背中をなぞる。先端をほどよくして。孫の手スペシャルだ☆
皇帝が身震いをする。来た、ここだ。
「ふははは。」
軽く、大胆に笑う。何かを言わせる前に行動しろ、先手を取られたら終わる。
「お前、気に入った。」
ここで謎の笑いラミカさんがやっていた奥ゆかしい笑いだ。そして立ち上がる。横に化け物級の強さを誇るキャラが居るが気にしたら負ける。そのまま素早く、後ろを振り返らずに扉に向かう。これは1/2だ。扉は三つ。一つはガレージ。1/2で出口だ。ここで外すと恥ずかしいぞ?
そして置き土産を忘れずに。フードの中にアーツで今の自分の鬼の角の大きさの角を作る。扉に手をかける前に。
「土産だ。受け取れ。」
フードの中に手を突っ込み今作った角を取る。そしてエンペラーの方へ投げる。体の向きは扉に向かったままで。手を振りかざす。どうか届いていることを願う。
「売るなり、飾るなり好きにしな。親愛の証だ。」
そう言い捨てその場から逃げ去る。運が良いみたいで扉の外は外だったようだ。夜の寒さが体に突き刺さる。涼しい。
逃げられた。だがペンギン急便と推しを捨て。まぁ見られただけ良いとしましょうか。
さて、ここからが大変だ。ホシグマ宅を探さないと行けない。
外は全く見覚えが無い土地だ。しかも時間も進んでいる。状態は悪化する一方だった。
あっはっは~~~走れ。
アーツをしっかりと使い、飛び上がりマンションの屋上に行く。そして空を飛ぶ。応用で空を飛べることは分っている。さぁ急げ。
帰るべき居場所がある。これは断じて空気が目に入ることにより目の防衛機能が起動し涙が出るんじゃ無い。これは推しとの関係がぶち壊された事による涙が流れるのだ。
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
ついに調整平均評価がつきました!!感謝の連日投稿です。
後アークナイツをインストールしなおしました。それに伴いアンケートを実施します。結構先の話ですがロドス内で登場させてほしいキャラを募集します。
ロドス外は陣営でまとめました。陣営を選択したけどそのキャラが出なかった場合があります。ご了承ください。その時にお叱りをいただければ出せるかもしれません。
また選択したのに登場しない場合もあります。その場合も同様の対応をよろしくお願い申し上げます。
結構早いですがロドスに居る場合どのキャラを登場したら良いのか考えるのが億劫なのでみんなの推しキャラを教えてください。必ず登場するわけではないです。2
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フロストリーフ
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マッドロック
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メテオリーデ
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イーサン
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ファイヤーウォッチ
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エンカク
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ススーロ
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ミルラ
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サルベージ