「ドン、ドン、」
疲れた。結局声を上げることが出来ず来てしまったホシグマ宅。そして今さっきスワイヤーさんが扉をノックした。
「どちら様で?」
「ホシグマー来たわよ。」
「スワイヤーさん?」
「ガチャ。」
扉が開く。
「珍しいですねスワイヤーさんが来るなんて。その荷物は、、シュヴェル?どうしたんだ?」
名前を呼ばれたから顔を上げる。朝ぶりですねホシグマさん。脇の下からコンバンハ。
「ホシグマ!抗議しに来たわよ!!」
「?」
あぁ戸惑い顔良いですねぇ。こう、あれ?なんだったけ?みたいな軽い困惑顔が一番好きです。
「とりあえず中へどうぞ。」
「お邪魔するわ。」
「ただいま。」
この場合ただいまで合っているのか?お邪魔しますとかの方が良かったのか?とりあえず下ろしてくれ。
二人は中に入る。そしてスワイヤーはリビングの椅子に座る。そして椅子に座った後、シュヴェルを横の椅子に座らせた。
ぜったい忘れてましたよね?いま。
ホシグマは飲み物を三つ持ってきた。
「どうぞ。紅茶です。」
「ありがとね!」
「ありがとうございます。」
何気に初めての紅茶だ。おいしいのか?お茶は好きだから大丈夫でしょう。
ん~~ 苦みよか甘みを感じるわ。案外良い物じゃない。
スワイヤーも一口紅茶を飲み一息ついているようだ。
この空間。すき。
「それではスワイヤーさん今日はどうしたんですか?」
「そうよ。そうだわ。聞いたわよ?シュヴェルにお小遣いあげてないみたいね!!」
「?……あ。」
ホシグマは?を頭の上に浮かべた後思い出したように声が漏れ出ていた。
ぇ?何ですかそのあ。しまった、、みたいな感じ。ホシグマさんもそっち側ですか?NA!ZE!DA!
「すまないシュヴェル。スワイヤーさんお小遣いは20万程度で良いのか?」
ちょっと待てよ。俺龍門のお給料事情を知らないけどよ20万って昇進2出来る量だぞ?つまりボーナスって感じかな?いやそれでも子供のお小遣いにしては高くないですか?
「んーー30万あっても良いんじゃないの?」
スワイヤーさん!?なぜ上がる!?それにあっても良いんじゃないの?ってどういうことだよ。少ない訳では無いんでしょ?じゃあなぜ上がる?
「わかりました。ありがとうございます。」
そう言ってホシグマは腰の辺りを漁ろうとした。
「いえお小遣いはいりません。」
ホシグマは漁ろうとしていた手を止めて。困惑した顔をシュヴェルに向ける。そうはならんやろがい。
「どうしてなんだ?シュヴェル。」
「使うこともないので必要ないです。」
本当に欲しいものなんて推しからのプレゼントくらいなんで必要ないっす。その金でおいしい物でも食べてくだせぇ。
「でもシュヴェルは真面目に働いた。その正当なる対価はあるべきではないのか?」
「それが生活費としてホシグマさんにあげているんです。」
真面目に働いているかは置いておきましょうか。
「生活費を差し引いても有り余る程にはシュヴェルは稼いで居るんだぞ?」
「その残りは感謝としてホシグマさんにあげているんです。」
ホシグマの口が止まってしまった。困惑では無く普通に考え事をしている凜々しいお顔です。
そこまでして引けませんか?別に損をするわけではないんですよ?
「スワイヤーさん助けてください。」
援軍来たわ。負けないぞ!これの援軍は強いか、、弱いか、、どっちだ?
「そうね、、わからないわ……」
弱かった。これで俺の勝ちですね。対戦ありがとうございました。
「だからお小遣いを押しつけてやりなさい!!」
ヒィーーー
ゴリ押しは卑怯では?それ以前に数の暴力も卑怯では?
「あーそうですね。はいシュヴェルお小遣いですよ。」
「バァン」
ヒィッ
行動が早かった。反応する前に札束が机の上に置かれる。厚さ2cm程度。こ、こんなもの子供に持たせるものじゃありません!
「ぅけとりません。」
「受け取って貰わなくてはこっちが困るんだ。受け取ってくれ。」
そういえば逃げるは恥だが役に立つってどっかのドラマで見たことあるわ。これしかない。
「ごめんさない……」
謝罪をして立ち上がり寝室?ソファのある部屋に逃げようとした。
「逃がさないわよ。」
スワイヤーが素早く行動しシュヴェルの後ろに立つ。そして立ち上がらせないよう肩を押さえつける。
いつからこっちが劣勢になったんだ?いつからこっちが弱い立場になったんだ?おかしいぞ!俺がお小遣い貰うかの問題だったのになぜ俺の退路が無くなっているんだ?
☆HA☆NA☆SE☆
HANASE……
離せ……
はなせ……
嘘だろ?
突如として背筋に寒気がする。原因はわかっている。要因はしらん。さて話は結構逸れるが今必要だから話をしよう。あれは今から36万………いや、1万4000年前だったか………ごめんなさい。真面目にします。
俺は源石を薄くして辺りにばらまき状況を把握する能力を得ている。それは空気のように制限はほぼ無い。俺の意思で彼方此方行かせる事が出来る。
それは上空でも変わらない。成層圏?なんかの空気の層があるところまでは余裕だった。それ以上は生成することが無理だった。だが俺は可能性に挑む戦士だ。それ以上、つまり中間圏を超えて熱圏まで調べたいじゃん?
結果から言うとゴリ押しで出来たわ。源石を生成。それを媒体に落ちる前に源石を生成。その繰り返しで出来たわ。できるだけ縦に長い源石を生成してただ上を目指した。途中で横にずれてしまった場合はすぐにリカバリー。出来なかった場合は大幅にタイムロスです。数フレーム後には数メートル。一秒後には十数メートル落下します。そして落下してしまった源石君はそのまま隕石となりどっかで消えて貰います。
媒体にする理由?その方が楽だから。近くだとあんまり感じなかったけど遠くになると虚無から生成するの大変すぎて萎えた。というかあんまり遠くで生成できないことわかって灰になった。頭壊れるぅ。
正直最初は数フレーム後には塵になると思って巨大な源石生成してたわ。けどいつまで経っても燃えないから途中から効率重視してた。(縦に長い源石)落下する源石君以外全然燃えんかった。世界の謎をまた一つ、見つけてしまったな。
そして俺は宇宙を得た……(過大評価)
宇宙つまり無重力を感じることに成功した。だが所詮無重力……怖かった。一寸先は闇を体現してた。先が見えない。わからない。初めての恐怖だった。
でも源石はちゃんと感じれるから薄くばらまきまくった。多分一兆は超えてる。感覚的には雲の形を形成してる。無重力だからね!何も操作しなくてもそこに居てくれるからめちゃんこ楽。存在するだけで偉い偉い!!
少しでも熱圏(仮)に接触したら燃え尽きるから、減ったら足す。量の厚みが減ったら足す。これだけ。本当に楽だわ。大気圏突破の比じゃない。大気圏は本当にクソだと理解した。それのおかげで人類存在できているんですけどね。
十数年後には地球を薄い源石が覆い隠してそう。今はまだ、ばらまいた薄い源石が曲がる感覚が無いからね。早く俺に地球は丸かったっていわせて<地球球体説ダァコロセェ!!
地球平面説だっ!逃げろぉ。
とまあだらだら説明してきたけどまとめると、
自分の上空の宇宙に源石をばらまいたわWWW
これで宇宙の状態分ると思ったけど無重力で何にもわからないわ。(ションボリ
でも無重力のおかげで放置源石君するだけで勢力拡大できるわWWW
って感じ。
そしてここからが問題だ。いやぁ~~ね。
ちょっとその宇宙に存在しているはずの源石君の9割が燃え尽きて、リカバリーできなくて完全消滅したわ。
原因は隕石君❤ふざけんなぁぁっぁっっっっぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁぁっぁ
このクソ天災がお前のせいでまた大気圏突破からやらないと行けなくなったでしょうが。許さねぇ。
さらに詳細を言うと隕石接近。大気圏接触。燃えろよ燃えろ源石燃やす。(9割消滅)隕石の勢いにより残りの1割が巻き込まれて残りも仲良く燃え尽きました!
まじふざけんなし。一体何度目だ?これは一度目だ。いやお前のせいでの被害は……被害は……3……いや4回……ええい。数え切れないほどの損害を被りました。賠償を求めます。
「大丈夫か!!シュヴェル!!」
はい大丈夫です!はっ
いつの間にかホシグマが目の前に来て肩を揺らしていた。
「シュヴェル!!」
「はい。大丈夫です。」
「でも顔真っ青だぞ。本当に大丈夫か?」
無意識で顔真っ青、、相当メンタル来てますねぇ~~これは復讐しなきゃ、、いやまて隕石接近してるじゃん。
俺の天才的頭脳の計算によると今回もまた爆発して{さようなら}する可能性が100%(インチキ)なのでお別れが出来なくなる前にやりましょう。
ホシグマを押しのけて俺は立ち上がり少し椅子から離れる。突然の行動に二人は戸惑っていた。
しっかりと頭を90度下げる。
「いままでありがとうございました。いろんなものをたくさん貰いました。何も返せない僕を許してください。やることが出来ました。お別れです。さようなら。」
しっかりと感謝に気持ちと贖罪をした。正直隕石落下まで時間がない。言い終わった瞬間俺はアーツを使って全力で移動した。あと源石を全力で生成して隕石の軌道を理解する。火事場の馬鹿力は馬鹿に出来ないね。源石の生成速度が今までと全然違う。
扉で減速して壊さずに開ける。そこからは全速力で左に移動。
300メートルほど移動したが隕石もミリ単位で軌道がずれてた。やっぱりホーミング持ってたわね。わかってたわよ。
出来ればこの移動都市から出て行きたかったけど時間的に壁を越えた辺りでジエンドしそうで怖いから落下する第八使徒よろしく防衛戦線をすることにした。俺の記憶では龍門近衛局の前よりもあの貿易やオークションをしている所の駐車場の方が大きかった。
時は過ぎ駐車場。隕石君の軌道もバッチリ俺が中心だ。なのでFATフィールド展開。
周囲に数台だけある車を源石で吹き飛ばす。地面をしっかりと源石で補強する。そして自分を中心に花のような茎を作る。中はしっかりと短めの長方形を敷き詰めて残りを液体のように埋める。ただの塊ではな短い長方形を入り乱れるように作る事で隕石君が壊してもそこに源石を生成することでリカバリー可能です。
そして隕石の推測大きさの1,5倍の大きさで蕾みを作る。さらに自分から遠くに扇形のように膜を作る。これは破片を吹き飛ばさないためにだ。
準備は万端。さあ勝負だ!
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ