「逃がさないわよ。」
スワイヤーさんが素早く行動し、逃げようとするシュヴェルの後ろに立つ。そして立ち上がらせないよう肩を押さえる。
これは甘やかしすぎになるのだろうか?まあどうでもいい事だ。私は私。大人しく受け取ってもらおうか。
ホシグマは腕を組み微笑えんでいた。だが異変に気がついた。湿布をつけているのでわかりにくかったがシュヴェルの顔が見る見るうちに青くなっていった。
「シュヴェル?大丈夫か?」
そう問う。だが答えは返ってこない。
「シュヴェルごめん。スワイヤーさん離して下げてください。」
「どうしたの?ホシグマ?」
スワイヤーは大人しく下がる。その顔に疑問を浮かべながら。
「どうやらシュヴェルのトラウマを刺激してしまったようで、すこし落ち着かせよう。」
「トラウマねーー!?すっごい青ざめているじゃ無い。本当に大丈夫なの?」
「こればっかりは信じるしか無いと思う……」
本当にこればかりはシュヴェルの精神力の問題だ。私にはどうすることも……いや一つあったな。
ホシグマは立ち上がる。そしてシュヴェルの側に寄り、膝をつき座る。そして両手でシュヴェルの手を包み込む。目を閉じがんばれ、と心の中で祈る。
だがホシグマはシュヴェルの手がただひたすらに冷たいことしか分らなかった。むしろどんどん手が冷たくなっている気がして落ち着かなくなった。
しばらく祈った後ホシグマは目を開けた。
「、ッ!?」
ホシグマは絶句した。真っ青だったシュヴェルの顔が白く、それも湿布と肌の境目がまったく分らなくなっていたからだ。
不安が募りホシグマは大胆にシュヴェルの肩を揺らした。
「大丈夫か!!シュヴェル!!」
その言葉でどこか一点を見つめていたシュヴェルの目が右往左往するばっかりだった。安心しかけた時だった。いきなり真っ白だったシュヴェルの肌が瞬きをする瞬間に元に戻っていたのだ。
「シュヴェル!!」
「はい。大丈夫です。」
「でも顔真っ青だぞ。本当に大丈夫か?」
よかった。いつもの声音だ。でも何故かいつもと雰囲気が違う気がした。
色々と不安な考え事をしていた。だがそれは意識外の行動によって拒まれた。
シュヴェルがホシグマを押しのけて立ち上がる。少し離れた後頭を90度曲げ、お辞儀をした。そして
「いままでありがとうございました。いろんなものをたくさん貰いました。何も返せない僕を許してください。やることが出来ました。お別れです。さようなら。」
そう言い切った時にはシュヴェルはその場に居なかった。風が突如として吹いたと思ったらシュヴェルが消えていた。そして玄関から扉が開く音だけがその場に響いていた。
何も動けなかった。何も考えられなかった。その場に立ち尽くしていた。それはまたもや意識外の行動によって拒まれる。
「さっさと行くわよ!!」
スワイヤーがホシグマの腕を引っ張り外へと動き出す。
「今動かないと今までが全て無駄になるわよ!!アイツが何をしようとしているのかは分らないけど、それを止めなきゃ!!」
その言葉を聞いた途端私の脚が無意識に前へ、動き出した。そこに置いていた「般若」を背負う。
「ちょ、まちなさい!!」
家を出る。辺りを見渡す。右にも空にも左にも……なぜか左だけノイズが走った気がした。左に走り去る。
「ちょっと!!そっちに行ったの?アタシは見えなかったわよ!!」
「私も見えなかった。だから勘に頼る。」
「ほんとアンタはねぇ~~~間違ってたら承知しないわよ!!」
「わかった。」
そこからは全力で走る。手を暮れになる前に見つけるために。だがその足は突如として止められる。運良くホシグマは対応できた。
「ッ……スワイヤーさん止まってッ!!」
ホシグマは般若を構えて対ショック姿勢を取る。次の瞬間には車の重い一撃が般若を襲う。
「ちょ、急には、ヘブッ……止まれないわよ!!」
スワイヤーは対応できなくて鼻からホシグマに突っ込んだ。
鼻を押さえながら体勢を立て直す。そして二人は横にずれまた走る。
「これは車?なんで車が飛んでくるのよ?」
「急ぎましょう!恐らくこれは」
答えを言う前に結果が見えた。左の建物の一階に車が突っ込んでいる。そして右側には大きな駐車場があった。
その駐車場の中央には黒い大きな鬼の角を生やした子供がいた。シュヴェルだ。
「いたわ!さっ行くわよ!!」
スワイヤーさんのかけ声に合わせて突っ込む、だがそれは突如として現れた黒い障壁のような物に防がれた。
またスワイヤーは鼻を直撃した。
「もぉ……なんなのよ!!!」
「般若よ、押し潰せ。」
ホシグマは般若を振り下ろし、黒い障壁を攻撃した。だがひびが入っただけだった。そしてすぐにそのひびは消えた。
「さぁさぁ、いっけぇ!」
スワイヤーがどこからか取り出したチェーンメイスを振り回す。それもひびが入るだけですぐに消えた。
「これってシュヴェルのアーツですかね。」
「で、しょうね。一体この中で何をしているのかしら。」
そうだこの大きさで一体何をしているのだ?駐車場が丸々黒い障壁に覆われている。状況を把握しよう。
ホシグマは辺りを見渡す。その間もスワイヤーはチェーンメイスを振り回す。
「チッ、硬いわね。どうするの攻撃力が足らないわよ!!」
ホシグマは上を向いてたところで少し止る。そして
「失礼しますッ!」
「ちょっとホシグマなんな、、急いでッ!!ホシグマ!!」
ホシグマは急いで一番近くの建物に走る。なんとか建物の陰に隠れられた時に、地が割れた。
天災が落ちたのだ。
ゴォォッッッッッッッッッッッッッッッ
なんとか乗り越えられたと二人は顔を上げる。そこで疑問を浮かべる。
周りの建物が崩れるどことかひび一つ入っていなかった。
そして顔を僅かに建物の陰からだしてシュヴェルが居たはずの場所に目を向ける。そこには黒い障壁が割れてたり穴が開いてた。そしてその穴から見える場所には何も無かった、、
辺りの安全を確認した後その穴に飛び入る。そこは小さな黒い石が辺りに散乱していたがそれ以外には何も無かった。
辺りをくまなく探したが何もない。
そう長い間時間は過ぎない頃、いきなり地面から手が生えた。それを中心にして地面が崩れ落ちる。それに二人は警戒する、、
* * * * * 主side * * * * *
生きてるぅ~~生きてるぅ~~?生きてるぅ~!帰ってこれた~!ハッハー
隕石からの帰還!リターンズ!!俺は勝ったぞぉ!
無事FATフィールドは消えました。何も出来ずに一瞬で消え去ったけど、、あれだけ考えて作ったのに!圧倒的な力の前では全て無駄と言うことですか?クソゲーです。データ改竄して俺tueeeしようぜ!
さて居場所は地中。これで俺は呼吸しない。つまり酸素を必要しないって事が分ったね。さっさと出よう。身動きとれない。めっちゃウザい。アーツ起動!地面をえぐれ!源石!
スゥ………方向感覚がわからないにぇ。頭が宇宙で脚が地球じゃない。頭の部分掘ってるのに全然空気がない。推理しよう。隕石で穴あき。そして源石だその穴を塞いだ。はッ!源石じゃん。消せるじゃん。バイバーーイ!
アヴァ……………
源石が消えて土が押し寄せてきた。これが土に溺れる、、これは人類初めての体験では?いや生き埋めという方法が存在したわ。くそぉ。
でもそのおかげで空間が出来た!暗いけど……。それでも地面はこっちに落ちてきた。つまり落ちてきた方向が宇宙だ!!
源石で足場を作り上る。そして地面に激突した。痛いわ。腹いせに右手を脇の辺りに力を溜める。そして……右手を突き上げ地面を抉る。
空気ゲットだぜ!!
そこを中心として地面が下に崩れ落ちる。
愛で~~俺が~~~上っていく~~~
地面は崩れ落ちる。それは演出のように。
天からの光が輝いてる。それはスポットライトのように。
地面が完全に落ちきったところで決めポーズ。クルッと回ってバンッ。手で銃を作って隕石が落ちたであろう場所に向かって撃つ。
ふふ、やりました。
「シュ……ヴェル……?」
おかしい。聞こえないはずの声が聞こえる。嬉しすぎて幻聴が聞こえたのかな?声のする方向を見てみよう!
嘘だぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。嘘だぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ。
なんでいるのホシグマさん!?とスワイヤーさん!?確かに振り切ったはず!
あぁぁっぁぁやめて……やめて。そんな信じてはずなのに……みたいな裏切られた……信じてたのに……みたいな困惑顔はやめて。精神的に大ダメージだからぁぁぁぁぁあああ
ぁぁあ。世界が反転する。地面の奥底に落ちていく。そういえばホシグマさん達にお別れ言ったじゃん。これでどうやって帰れと?気まずすぎる……
あれ?これまじで世界反転してないk
GUURUUUUUUUUUUURAAAAAAッ!!!
地面の底のさらに奥。深淵の底からこの世の者とは思えない異形の者の咆哮がその地にひびをこじ開けた。
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
中途半端なところで終わったこと許してください。
明日は多分執筆できないと思います。(いつの間に毎日投稿になったんだ?{この作品は不定期タグを付けています。あと3章分はイメージがあるのでご安心を