好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

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3/10 嘆く海の雪辱 主side

時は過ぎ三日目後半戦。最終の時間である。あれからバルサソの娘であるアリナと妻さんであるセロナと父であるバルサソのたらい回し成らぬ三角回しでずっとライブしていた。何をやったかは覚えていないがとりあえずずっと穏やかーな作業曲ばっかやってた。何かの研究兼勉強に、お茶会図書館、仕事。ハードな曲ができなかった…ずっと作業用BGMばっかで嫌になりそう。これCDで良くない?これが貴族ですか?今日でライブ引退します。ご清聴ありがとうございました。

ちなみにまだ外のビックウッド(自称)でライブをしていない。これだけが唯一の心残りです。

 

ガヤガヤ

 

……外が騒がしい。そういえば言っていなかったけど今は食堂?食事処?にいる。ご飯うまうまです。これは夕食。一人でご飯である。いままでなんだかんだでバルサソ一家と一緒にご飯食べてたわ。従業員と主人が一緒にご飯を食べるのってやっぱり異常だよな?ひとりで食べている方が普通だよね?

脱線した。話を戻そう。実はこれからバルサソの息子君であるベルバルロがこの屋敷に帰ってくるらしい。そして最後のライブをするらしい。これはバルサソが無理矢理帰ってこいコールをしたのか、これを見越して三日と言ったのか…わからないけど最後までぎっちり働かせるらしい。泣いて良いですか?

 

「シュヴェル様こちらに。」

 

「了解。」

 

側に居た護衛兼召使い兼案内人兼使用人兼メイド長(以下護長)が外の騒ぎを聞いて、そう言ってきた。

おそらく息子君とは挨拶はなしでライブをするのだろう。護長の案内されるがまま外に出る。そして連れてこられたのは外に一つだけある大きな木。ビックウッド(自称)だった。ビックウッド(自称)の周りには明かりや多数のロングテーブルが配置されその上には料理やお菓子などが綺麗に並べられていた。その中央のビックウッドの木の根っこにはデラックススピーカーネオ☆が置かれており、その前には円テーブルがあり四つ椅子があった。そこにはバルサソ一家が楽しそうに団欒をしていた。

デラックススピーカーネオ☆は使用人の皆様が丁重に運んで貰いました。ハッハ!どうしてもやらせてくれって言われてしまってね!持って運ぶと屋敷の扉が危ないって理由が主だけど。リンボーダンスぐらい簡単だろ?俺が扉くぐるたびにめっちゃそソワソワして面白かったけどさすがに可愛そうになってきたのでやめた。

 

 

「おぉシュヴェル君来たか。ベルバルロ、こちらがシュヴェルだ。」

 

「こんにちは!シュヴェル君。今日はよろしくね。」

 

「よろしくお願いします。」

 

すぅーー爽やかイケメン。これが将来イケオジになる遺伝子をもった者か…だが全く天然って感じがしないんだが?老化したら天然になるのかな?

 

「それでは早速だがライブを頼めるか?」

 

「はい。」

 

俺はデラックススピーカーネオ☆の前に行く。椅子まで用意されてる!?いままでこんなこと無かったぞ!ありがとう!

手を備えて悩む。いったい何をライブしろと?正直もう出尽くしたんだが?グーグルル先生ください。

 

流れはあった。だが始まりはしない。

すでにバルサソ一家は椅子に着いてライブが始まるのを今か今かと待っていた。その中でなかなか始まらないライブにバルサソは疑問を持つ。

 

「シュヴェル君どうかしたのか?」

 

「…何をライブしたら良いのか悩んでいる。」

 

「それならハイテンポな曲にしてくれないか?そろそろ聞きたいと思っていたんだ。」

 

「ハイテンポな曲もできるのですか?」

 

「あら。そういえば聞いた記憶がないわね。」

 

「むしろハイテンポな曲の方がすごいと私は思っているよ。」

 

「そうなんですね。そのハイテンポな曲を聞いてみたいです。」

 

どうやら決まったようだ。ハイテンポか~~ここでやるのはイメージが……まっいっか!ずっとお預け食らっていたんだ。少しぐらい良いだろ。ゆけ、炉心融解。スイッチ、Don't Fight The Music。

 

 

 

終わりのシャンティ。アドリブに強いって良いよね。流れで生きれて楽だ。そのかわり計画性が終わるけど。ほんとストレスでなんど腹痛起こしたことウッひょ異世界。

 

ライブの余韻に浸り空を向いていた。そして目を開いた頃だ。そこには白黄青色と僅かな光を放つビックウッドがあった。おじいちゃんの木と名付けよう。

 

……それではそろそろお開きにしょうか。シュヴェル君三日間ありがとう。それでは報酬だな。それについて……シュヴェル君?」

 

夜になった。使用人達は片付けをして一日の終わりを迎えようとしていた。だがこの景色を目にして黙っている自己中ではない。

 

 

「最後に二曲…」

 

この景色を見たときから衝動的にやりたくなった曲だ。この衝動は音ゲー禁断症状に似ているな。それでは色は匂えど散りぬるを、夢に葉桜。

 

 

 

俺の中には中国語版が思い浮かんだ。素晴らしい。

 

「それでは報酬についてだな。」

 

切り替えは大切。これはお友達的な距離感ではなく仕事である。そして仕事には報酬がある。なにが言いたいかというと使用人一日貸し出しとお金だ。へっへこれを機にライブは引退するけどちゃんと最初で最後の観光をしないとね。

ここで問題になるのは誰が貸し出されるのか?という問題だ。美少女かそうで無いか。美女かそうで無いか。顔を知っているか知らないか、だ。

 

 

バルサソとの話し合いは流れるように終わって明日の朝俺がまたここに来ることで終わった。今日は泊めてくれないんだ……いやそりゃ仕事だけど……だけど……もう寝よう。

 

シュヴェルはデラックススピーカーネオ☆を持っていつもの海岸に戻っていた。あっという間の三日間、そして呆気ない別れだった。これだがら外国人はキライなのよ。一期一会のわからない薄情者め。ライブはもう引退するからデラックススピーカーネオ☆はもう要らないよね!バイバイありがとね~

 

デラックススピーカーネオ☆が何の痕跡も残さず消え去った。

 

 

お休みポン助。また明ちょっと待った。

 

シュヴェルは閉じようとしていた目をこじ開けて立ち上がる。

 

あっぶね。また寝過ごしたらどうするんだよ。一日しか貸し出しされないんだぞ!寝坊でもしてみろ。損だろ?目覚ましON。

 

機構は簡単。一秒を記録して一時間にします。さらに8回繰り返して八時間にします。頭上の空中に源石の塊を生成。時間になったら起こしてくれます。(物理的に)これで起きなきゃ人間じゃねぇなにより文明人じゃねぇ。

 

お休みポン助。

 

シュヴェルが眠りにつくのは早かった。

ポン助はそっとシュヴェルから離れて眠りに入るのだった。明日目覚ましがどうかは想像どおりだ。




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ

最近ソーセージマンとかうクソゲーを見つけてしまったのでまた時間が無くなりました。DBDモバイル?なんですか?クソゲー?

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