……今日、また三人。死んでしまった。一人が死んで、その妹が二人が発狂して殺された。その内の一人はこの生活の先輩だった。彼女がいなくなった事で私が最年長に、最もこの奴隷生活を長く経験した人になった。
私の仲間になる物達は定期的に盗賊達が連れてくる。食事は定期的に勝手に持ってきてくれる。盗賊達が勝手にナ二をやって帰って行く。そこまでここの生活が悪いというわけでは無い。不満が無いと言えば嘘になるけど、高望みするほどの希望はもう捨てた。
私の仲間は私を含めて4人。3人は体を丸めて眠ってしまっている。私も眠ってしまえば楽なんだと思うけど、私はどうしても眠れなかった。
どうも胸がギスギスして眠れないんだ。
三人と7名の盗賊の死体はまだそこに放置されている。いつもならすぐに何処かに捨てられるのに……
もう眠ってしまおう。たぶん、目を閉じていたらいつかは眠れると思うから。
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…ん、何?
私は閉じていた目を開け、体を起こす。
何の音?
ここは洞窟の奥深く。ここへの入口は監視する人が少しいるだけで、扉は簡単に破壊できそうな木の棒を縄で縛っただけの品だ。ここは洞窟奥深く、だけど洞窟ということもあって音が反響する。
肉を切る音?獣でも狩ったの?…いや違う。音の量が異常に多い。それにどんどん近づいてきている?
「姉ちゃん…何なの?」
私の膝を枕にしていた彼女が起きてきて、私の顔を見つめてくる。
彼女は小さな灰色の角を持つサルカズで灰色の髪に灰色の目を持つ少女、理由はわからないけど私を慕ってくれている子だ。私が知っている中で一番勘が鋭い。彼女は眠っている時は毎回、盗賊達が来る前に目覚める。毎回目覚めている。信用、というわけでは無いけど、その結果は確かなものだ。
「わからない…」
私は首をふる。突然、サルカズの彼女が声を上げる。
「悲鳴。」
「悲鳴?」
「うん、悲鳴が聞こえる。」
…悲鳴。そうなると可能性は少なくなる。内乱か、小競り合いか、トランスポレーターが運悪く出会ってしまったか、賞金稼ぎが見つけてしまったのか…わからないけど、生き残れたらいいな。
「ほら、起きて二人とも。」
私はまだ寝ている二人を起こす。二人は目を擦りながらも体を起こす。
「………」
「どうしたの?」
二人は一緒にここに連れてこられた。種族はそれぞれ無口な方が大きく細長く、薄い毛の耳を持つコースターと凜とした鋭い耳を持つペッローだけど、二人は血縁者に見えるほど仲が良い。
「何かが盗賊を襲っているみたい。覚悟は決めておいてね。」
盗賊が勝っても不機嫌か、酒に溺れた野郎が来る。負けたら…誰が勝ったかによる。
三人は何も言わない。特に変わった様子もない。サルカズの少女はいち早く私の背中に抱きついてくる。それに続くように珍しくコースターとペッローの二人が私の膝に頭を乗せる。顔も私の方へ向けて目を閉じている。私は二人の頭を軽く撫でる。
ここの外から聞こえる音が大きくなっているのが気がついた。そして、その音が大きくなるにつれてサルカズの少女が私を握る手がどんどん強くなっていた。
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
今日は昼寝というなの惰眠を貪ったので少なめです。申し訳ありません。
十章すごいの。止まらないの~。
だが10章を見ていろいろ考えた結果いろいろと妄想の時系列?が崩壊することに気がついた俺氏。だが関係ねぇ一年でも身長20やら40cmぐらい伸びて年齢なんて関係ねぇ特殊な輸送トランスオペレーターがすごい働きをしてくれるんだ!とゴリ押すことにしました。
ガチ勢ドクター様。覚悟をしておいてください。ブラウザバックの準備を。