懐かしい木造建築。実に8日ぶりの組合。良い思い出なんてない。
この組合は俺がレイヴァブンで居られるかどうかの舵をきることが出来る存在だ。だからといって下手にでる訳はないです。
「依頼を達成してきた。」
「……えっと、依頼証を見せて貰えますか?」
「そんな物はない。8日前に来た者だ。」
俺の記憶によるとこの依頼の成功が組合加入審査みたいなものだったはず。ちゃんとなんやかんややってますよね?
「8日?少々お待ちを。」
受付の人が組合内部へ消えてゆく。どうやらちゃんとなんやかんややっているらしい。本当は門前払いの上等文句かと思っちゃってたがちゃんと依頼書も見せて貰ったしそんなことないよね。
少したったのち受付の人が帰ってきた。
「はい。では証明をお願いします。」
「……?」
レイヴァブンは珍しく首を傾げた。
証明ってなんだ?実力を証明するための依頼を達成したら依頼証が必要だったてこと?その依頼証明書を貰うための依頼を受けてきたのにその依頼を達成した証明が必要ってこと?
ちょっと意味わからないです。説明不足では?最初にしっかり説明してくださいよ。
証明といっても後の少女達(元奴隷)と盗賊から押収した銃…銃があったね。すっかり忘れてた。
「これを。」
大剣の影に隠れていた盗賊のボスらしき人物が持っていた銃を受付の人に差し出す。もちろん銃口は俺に向けて、持ち手を受付側にして。
「…なんですかこれ?」
「盗賊のボスが持っていた銃だ。」
不確定だが全滅はしてきた。必然的にボスは倒したことになるので嘘ではない。
「えっと…交信機は?」
「知らないな。そんな物どころか何一つ貰ってないぞ。」
「えっと…えっと…」
「共通の認識を得よう。まず私はこの組合で依頼を受けるために、その実力を証明する手段として指定された依頼を受けた。その過程で見受けたのは依頼書だけであり、それ以外は一切何も知らない。」
どれだけ雑な管理をされていたのか。はだはだ疑問である。そちら側ではいったいどうなってるんだよ。もう速く終わらないかな…もう速く帰りたいと思い始めてる。だがダメだこの思考は。いうなれば保険会社とタイマンしているが、面倒くさくなって保険会社の言いなりになって貰えるもん貰わずに帰るみたいなものだ。
やるからには徹底的に。権利を主張して取れるだけ取り尽くせ。なんなら性別、歳、職を極限まで押し行け。さすれば勝てる………なんの話だったけ?
「その依頼書の内容は覚えていたり……」
「報酬は5000幣、徒歩四日ほどの場所に盗賊がいる、内容は全滅。以上だ。」
「わかりました。少々お待ちください。」
思ったより対応良いな。だが肝を絞めろ俺。下手に出続ける保険会社を思い出せ。一生そうなんですね~~ですが~~しかし~~お客様のお気持ちも大変わかるのですが~~……下手に出られたらからといってこちらも下手になった瞬間食われるぞ。気をつけろ。
「おい兄ちゃん?うちのマドンナといったい何長話ししてんだ?」
「そうだ、何度も何度もマドンナちゃんに移動させやがって。あ?何用だ?」
「返答には気をつけろ。すり潰すぞ。」
……マッチョ三兄弟!?トリオ?ここまでの筋肉は初めて見た。見せてみろよ、お前の三角二頭筋!
一番、筋肉医療、3人の中心として二人に挟まれて居るぞ。見た目が完全に僧侶なんよ。(生地少ないけど)
二番、ナックルを付けたゴリゴリの筋肉系、悩潰殺しちゃうぞ☆
三番、レイピアを操る筋肉マン、この素早い動きについてこれるかな!
変態じゃないか
「依頼について色々やって頂いている。攻めるのは私ではなくミスを犯してた組合にしてくれなか?」
「攻める!?まさか貴様そんな所まで!?」
「ミス?ミス?組合ミス?」
「犯した…ァ?貴様コロス」
「……」
話通じてない…だと。難聴系は撃滅危惧種だったはず!そこに筋肉属性までつけてんじゃねぇぞ。
「まさか一緒にご飯まで…(小声)」
「犯す!?ガルゥルッルッ!!」
「コロスッ!!」
コロスと叫んだレイピア系筋肉がレイピアを抜き取り斬りかかってくる。それにつられるようにレイピア系錦衣区の背後にはナックル系筋肉が構えていた。医療系筋肉は手で顎を押さえながら地面を見つめている。
レイピアの突きが迫る。それを避けよう背中の大剣を抜刀しながら一歩下がろうとした所で、背後には4人が居ることを思い出した。4人のことをすっかり忘れていた。表情的に何なの?といった感じだ。
横に避けたらレイピアがそのまま4人に突撃しそうなので止めなくてはならない。
大剣に伸ばした右手を止め、左手でレイピアを掴む。右手は前の筋肉が止まっているのに勢いを止めないナックルを掴む。
「何だと!?ビクともしねぇ!」
「フンギュゥゥー!!動けッ!」
筋肉は必死に武器を押し引きし、動こうとする。だが動かない。
このまま拮抗していても良いことがないので医療系筋肉の元へ跳ね返す。医療系はまだ地面を見ている。それをボーリングのピンのように、そこにボーリングの玉のように飛ぶ筋肉2人が飛んでいく。
医療系にぶつかる直前、医療系が2人を拳で地面に撃墜した。木の床に顔を練り込ませながら2人は言った。
「っ!?なんでお前達が飛んでくるんだよ!」
「兄貴!あいつ強いです、俺の拳を止められました!」
「兄貴!化け物だ!俺の剣を受け止めやがった。」
医療系が2人の尻を見比べるよう交互に見る。そして目の前に居る黒いフルプレートを見る。
「俺の舎弟が世話になったようだな。とりま一発食らっとけヤッ!」
止める暇も無く医療系が大きく一歩踏み出し、腰の捻りを加えた拳をレイヴァブンに与える。
レイヴァブンは耐えきれずノックバックした。背後には守るべき者がいるため爪先で上への浮力を付けるフェイントをしてアーツで山なりに飛んでいった。
ぶっ飛ばされた!?貴様筋肉僧侶じゃないのか?ナックルより火力やばいじゃないか。貴様もしや所見殺し系筋肉か?
さて、やられたらやり返すのは当たり前。それにたぶんこいつは中級から上級レベルの賞金稼ぎだろ?その実力、知っておきたいな。
レイヴァブンは素早く大剣を右手に持ち、左に持って行く。丁度右腕の内肘が顎に当たるぐらいだ。そして4人の少女達の上を通りながら医療系へ向かう。4人は後を向くがレイヴァブンの姿を見つけられず、辺りをキョロキョロしていた。
医療系は拳を振り下ろした状態で固まっていた。恐らく舎弟ども…かっこいいだろ?って感じがした。なんでこんなに心の声が頭に響くのだろうか?全て妄想だけど。なぜかそうとしか聞こえない。なんでだ?
左に持っていった大剣を全力で右へ振り払う。
医療系は後に逃げるように退く。レイヴァブンが殺す気で振り払った大剣は医療系の拳を切り落した。
その拳はチーズのような感触だった。盗賊よりも硬いが、余裕で切り落とせる。そんなことよりも体勢を崩しておきながら腕だけで済んだ結果のほうが意外だった。
殺す気だったのに…胴体をパッカンする気でやったのに…ん?…危ね、刃傷沙汰にする所だった、いやアウトじゃん。賞金稼ぎ…いやレイヴァブン終わったな。
「ギャァァーーー、っァァアーーー!」
医療系が右腕の手首を押さえながら叫んでいる。痛みには耐性があるんだろうか。叫び声とは関係なしに冷静に止血していた。
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
今回のイベントのexでホシグマさんが大活躍して嬉しかったです。やっぱり姉貴の防御力は世界一!s2パッシブ1000越え!!
倉庫覗いたら異鉄の在庫が少なかった。気づけて良かったです。