好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

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5/16 我らのホーム

無事に掃除と掃除と捜し物を終わらせた。

 

掃除は規模がアホなだけで特別汚いとか汚染区域じゃね?みたいな場所はなかった。

 

片方は複数の酒場の掃除。名前は1つなのにその系列も全て依頼内容に含まれるらしい。詐欺だろ。汚い。酒こぼし、食べカス、胃液の苦い匂い。喧嘩売ってるのか?嘔吐物はちゃんと消毒して除去しろ。まかないごちそうさまです。

もう片方は街全体(組合側)の掃除。ゴミ拾いで終わった。範囲が街全体ってだけで問題はなかった。酒場と違って綺麗だったし。もう二度と酒場の依頼は受けない。まぁマスターとは仲良くなれたけど…失う精神力が大きすぎる。

 

捜し物だが、ただのお使いだった。研究家の買い出しをほいほいほいと買って、運んで、買ってを繰り返して半日。街全体の掃除より時間がかかったとは驚いたなーー。

 

合わせて3500幣。直接依頼主から支払われた。依頼書は依頼主に渡したのであとはあちらが対応してくれる。楽だな。もう掃除業者として生きた方が楽に暮らせそう。後でもう一人の僕を作って掃除業者にさせよう。

 

そして今はスラム側の依頼を始めようと川を渡った場所にいる。そこで立ち尽くしていた。

 

依頼その1

 

野良ペットがいなくなった。探し出して。(依頼主を探して、ペット探して、依頼主へ届ける)〈依頼主の場所は不明〉

 

やる気なくなるで。名前は書いてあったけど場所わからないって、もう名前叫びながら歩き回るしかないのか?↑と似た依頼が後2つもあるんだが?とんでもねぇな。アーツのパワーで3人の依頼主の名前を響かせながら歩き回るか。

近づいても避けられるし……このフルプレートめ。威圧が酷いんだよ。どうやったら周囲にお花畑のイメージが沸くような雰囲気を出せるんだ?天然すごい。

 

呼び方は……依頼主、依頼主殿、依頼主さん、依頼主様……依頼主さんでいっか。印象低は呼び捨て、普通はさん、高はあだ名?にしよう。そうしよう。もう面倒くあしあ。さっさと終わらせて、シウさんに依頼達成早いですねって褒められるんだ。

 

「ポンリさん」「アオハさん」「アリオバさん」「ポンリさん」………

 

 

そして日が落ちた。スラムを歩き回り、声を出していたが多少の反応すらない。ただ人の名前を叫ぶ変人さんです。もうやだ…依頼未達成の場合ってどうする……無期限だったな。

 

太陽は落ちてもう暗い。道にポチポチと小さな明かりがある。その明かりのおかげかは知らないけど夜にも人が沢山見える。龍門スラムの人にこの光景を見せたら発狂しそう。明かりもスラム全体にあるし…そもそも孤児っぽい人が見当たらなかったな。ちょっと調べてみるか。

 

へいアーツ君。ちょっと法律っぽい何かがあるのか調べてみよう。へっへ我らのアーツは世界一。隠密戦闘防御なんでもいける。

てまたもや俺は壁際まで行って睡眠としゃれこむか。

 

壁を背中に預けて座り込む。

 

なんか少女がいた。2人いる。こんな夜中になんだろう?俺が微動だしないことを良いことにゆっくりと近づいて来ている。驚かせよう。

 

2人の少女との距離が後1m。そこで声を上げる。

 

「何かようがあるのか?」

 

体は動かさずにそう言いった。少女達はビクッと反応して警棒と短いナイフを2本をかまえた。かまえた!?うっそだろ。そこまで治安悪くなかったはずや!悲しいなぁ。

 

「お前だな、徘徊しながら何やら言っていたのは。」

 

「…滑舌悪かったか?」

 

「言い訳はなしか。それで、何を言っていたのだ?」

 

もしや自警団?最高かよ。

 

「ポンリさんアオハさんアリオさんポンリさん・・・(点点点)」

 

「なんだそれは。」

 

「依頼主。」

 

「主?何の?」

 

「ペット探し[?]の。組合から依頼を受けたのだ。」

 

「証拠を。」

 

レイヴァブンは腕を上げ、手の平を見せるように開く。そこには3枚の小さな依頼書があった。すっ、そんな擬音語が聞こえてきそうだ。

 

2人は少し近づいてきて、それを覗き込む。

 

「確かだな。もう少しやり方があったのではないか?」

 

「やり方?話しかけようとしても避けられるのだが?どうしろというのだ?」

 

「それは…災難だな。」

 

「そもそも受ける依頼間違えてるだろ。」

 

「ちょっとライ!」

 

「そんな大剣ぶら下げてこの場所に何の用だか。」

 

「悪気はなかったでしょ?そして言って良いこと悪いことがあるでしょ?」

 

「へーい。」

 

辛口。正論パンチやめろ。あとシンプルに大剣に関しては思いつかなかった…妄想力が足らん証拠だな。

 

「もし可能ならポンリさん、アオハさん、アリオさんの居場所を教えてくれるか、依頼のペットの外見を教えてくれないか?」

 

「必要ないわ。あなたがやるべき事は誰か一人を選びなさい。」

 

「どういう事?」

 

誰か一人?嫁候補かよ。なんで一人選ぶことになるんだ?ペットの名前がポンリ、アオハ、アリオ、で誰を飼おうか依頼したのか?スラム……スラム?意味がわからねぇ。何を定義してスラムだよ。名前改変貧乏街。ちょっと経済的に厳しいだけの街だ。スラムなどおこがましい。そこまで酷くない。

 

「ペットは一匹、だが3人の飼い主。そして喧嘩になったから両成敗。誰かに決めて貰うことになったらしい。」

 

誰か…?なんで

 

「組合に依頼したんだ?無駄に幣がかかるだろう。そこまで事情を知っているならお前達か、仲間にでも決めて貰えば良かったのでは?」

 

「あの子らが決めたケジメだ。」

 

「本当に知らない人のほうが後腐れないからね。」

 

「知らない人など、そこら辺にいるではないか?ちょっと通行人に聞けば良かったのでは?」

 

「ここのみんなは知ってるよ。名前も、好きなものも。部外者は知らないけどこの中なら全部知ってるよ。」

 

「助け合い……」

 

「そうだ。お前らみたいな薄っぺらいものじゃないんだよ。この街は。」

 

みんなで助け合ってるから貧乏に昇格したのか?ん?え?みんないい人?そんな幻想があるはずないだろ。間違いない。龍門スラムがこれを見たら暴動起きるぞ。

 

「あっ、3人の誰を選んでもいいんだよ。別に飼い主が決まったからってまた喧嘩が起きる訳じゃないし。」

 

「一種の責任者を決めるだけだ。夜も一緒に寝れる権利を得られるだけ、さっさと選びな。」

 

ほう……3人から選べと?それなら、誰にしようかな天の神様言うとおり理論を元に、3番目を選ぶ。つまり

 

「アリオさんに決めよう。」

 

「わかった。伝えておく。依頼書は貰うぞ。」

 

「ああ。どうぞ。」

 

2本のナイフを持つヤクザっぽい少女が依頼書を奪い取るように取る。

 

「じゃな、問題おこすなよ。」

 

「それでは。」

 

「わかった。さようなら。」

 

2人は帰っていく。

 

依頼はあと8枚、このペースだと明日中に終わるかギリギリだね~……達成幣は?……まいっか。この街のルールの方が気になる。さて、まずは組合からだよね。




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ

正直に言おう。総合戦略飽きました。

やり過ぎた……だが裏ボスはまだ4分隊しか達成してないです。投資も450程度しかねぇ。長命者の匣厳選とか頭おかしなるで。招集券厳選ですら頭痛くなる。

ゼロからが辞められねぇ。だが飽きた。しばらくは周回勢に戻る。今イベ終わるけど。

最後に遺言

攻撃速度最高


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