好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

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5/18 我らのホーム

「はいよ」「どうぞ」「おうよ」「なんよ」

と蒸し芋を配る。アーツの力のおかげでほんのり温かい。といっても少し温かいだけで蒸し芋本来のポテンシャルを保っていない。いつかアッツアツの蒸し芋を食べさせてやる。アーツで温度調節むずいっす。アーツの火力は一かゼロしかない。これは俺が間抜けな雑魚なのかアーツはそういう物だ、なのかわからないがとりあえず冬場の暖房いらずを想像するとやる気が出る。

 

温かいは正義、そしてひんやりも正義。対冷え性装備を開発するのじゃ。

 

「どぞー」

 

「あざまーす。」

 

ん?この独特な挨拶をするのは…

 

レイヴァブンは意識を前に向ける。そこには勉強組がいた。

 

勉強組と遊戯組。遊戯組はその名の通り、先ほどけいどろなるもので遊んでいた子供達。元気いっぱい、わんぱく君達。だが体を動かして遊ぶのが嫌いな人達もいる。別に体が弱い、とかではない。ただ体を動かすが嫌らしい。その集団の筆頭が先ほどの独特な挨拶の子だ。

 

今日はどこからか蒸し芋無料配布を聞いて貰いに来たらしい。

 

勉強組。蒸し芋配布基準は簡単。出す問題を3/5で正解すればいい。内容は算数。歴史は知らん。国語?実地で学びなさい。同時に酷しい道徳と厳しい政治/社会が学べる。効率良いよね……

 

前に誰かの答えを移す輩がいたらから「答え見たよね/うん/写したよね/うん/答え見たよね/……」と責めたら簡単に白状した。

間違いだったどうするんだ?圧迫だ!だって?

 

1つ、アーツで監視してあるから間違いない。2つ、一度例外を許したら乞食の如く食らいついてくるぞ。もし嫌なら受けなきゃいい。嫌われたらそれまでの関係だ。そして圧迫で下がるのは俺の評価類だ。問題無い。ただで蒸し芋様を手に入れられると思うなよ?

 

それとは別に、答え見ちゃったなる子も出て来た。見ちゃったからいい。などと全くかわいらしくなかったが、カンニングと勉強会の違い/そして不可抗力と故意の説明して、論破したら蒸し芋を受け取ってくれた。貴方の事ですよ?独特な挨拶の人。

 

今ではリーダーとして勉強組の皆さんをまとめ上げてくれている。大変お世話になっております。

更に勉強会を自主主催までしてくれている始末だ。そのおかげもあって勉強組の正解率は100%(初心者を除く)学習の水準が上がってしまって、出す問題の難易度とか内容をどうするか悩む。前に図形問題を出したら何につかうんだと、論破された。度なんて使うのかと。そこは専門職になったら使うと言って乗り越えた。怖かった。

つい楽しようと結構前に出した問題を出したら前も出したよね?と責められた。だが数字を少し変えた問題なら何も言わなかった。

独特な挨拶の人…いつからそんな唯我独尊的な感じになったん?将来ビックになるな……

 

ありゃま?…ありゃま??

 

レイヴァブンは目を疑った。

 

彼の目の前に並ぶ子供達の中に、律儀に列に並ぶいつぞやのヤクザ少女がいた。この俺が目の前に来るまで気がつかないとは…やるな。果たして身長が問題か、雰囲気が問題か、それとも全てか……逆に考えてみよう。周りに並んでいる子供達と何が違うのか………違うのか…、わからん。

前回のようにただいま警戒中のような武装した服装ではなく、カジュアルな服装で周りの子供達と似ている。雰囲気は…周囲に同化している。あくまで主観だ。主観。個人の意見ですってやつだ。

 

レイヴァブンは気づいてない風を装い。周りの子供達と同じように「どうぞ」と風に蒸し芋を渡して、次の方~という風にする。

 

ヤクザ少女は蒸し芋を受け取ると、前の人と同じように列を外れて歩き出す。少し歩いて、体全身をビクッと震わせ、レイヴァブンの背後を睨み付ける。何か言いたそうに口をパクパクとさせた結果、蒸し芋を片手に持ちながら広場の壁に寄りかかりレイヴァブンの方を見ている。

 

それは全ての子供達が広場から居なくなるまで続き、その間ずっと片手に蒸し芋を持ち続けたのだった。レイヴァブンも空気を読んだのか、蒸し芋を配り終えても広場に残り続けたのだった。

 

レイヴァブンはもし次の日からストーカーされたらたまったもんじゃ無いと考えていた。荷物が蒸し芋を入れていた袋しかないので、何気に辛いものがあった。子供達は一直線に帰って行くのが普通だが、一部の子供達と大人の人が俺と話し合いと子供同士で報告会があるのでみんながいなくなるまで時間がかかった。

 

そうしてみんながいなくなった広場に、ヤクザ少女がレイヴァブンに近づいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ

アニメと危機契約のセットで大変でした。

アニメOPで毎回鳥肌たつのどうにかしてください。普通にEDがBGMとしてゲームに登場しそう。

アニメが神すぎてモチベなくなる~

これが二次創作が嫌いな理由です。だれか表現能力か勉強になる作品を教えてください。

(ネタと)シチュエーションは問題無いと自負できるので、表現能力さえあればモチベバクバクなんです。実質!毎日投稿が可能な領域に入れます。いったいどうすれば人様にお見せできるレベルの作品が描けるようになるやら…
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