ヤクザ少女は近づいてくる。あきらかに不機嫌ですと口をへの字に曲げながら近づいてくる。
「いったいどういうつもりだ?」
「……ん?」
いったいと言われても…蒸し芋ですが?
「無駄に食料ばらまきやがってどういうつもりなんだと聞いているんだよ!」
「はぁ……」
どういうつもりだと聞かれてもなー仲良くなるために?とでも言えば良いのか?それとも笑顔のためにってか?
正直に答えるなら物で子供の感情を買っただけやし。こんなこと言ったら間違いなく怒るじゃん。
「そもそも!どうやってこんな量の芋手に入れてやがるんだぁ!?」
「故郷からの仕送りだ。」
「…仕送り?」
「故郷から大量に芋が送られてくるんだ。到底一人では捌ききれん。」
という設定にした。突然芋パーティーが無くなっても反応は怒りで済むだろう。だって理由は目の前の人ではなく他人にあるのだから。
「な、なんで故郷からそんな物が届くんだよ?」
「過保護なんだろ。」
やめろ恥ずかしい。そこまで決めてないわ。…つい本性出てきちゃった。最近粗いぞ。
「は?」
「私に聞くな。故郷に聞け。」
もういいわ。こういうステータスで行こう。いわゆる敬語系ってやつだな。多分。
「…は?故郷に聞く…?」
「それではもういいな?俺は帰るぞ。」
そう言うと先ほどまで蒸し芋が入っていた袋を背中に背負いながら動き出す。超早歩きだ。逃げるように広場を競歩する。
ノルマが無い仕事と聞くだけで心が弾む。こんな面倒なクレーマーからだって逃げて良いんだから…
「おい、待て。」
「何か他に用事があるのか?」
無視はできないね。俺の寝床は壁際なんだ。毎回変に注意しないといけないのは辛いです。妄想の世界に没入したいです。
「うるせぇ。」
「ならさっさと芋食って帰りな。夜になるぞ。」
「あっ?ちょっ待てよ!」
こいつ会話する気ないな。ただのクレーマーだ。真面目に対応するだけ無駄だ。と決めつけて超早歩きで素早く逃げる。広場を抜け裏道裏道屋根の道へと逃げる。
そして壁際へと逃げた。無事に逃げ切ったことを確認してから壁を背もたれにして寝る(ふり)をする。ここ一週間はずっとこうしている。ヤクザ少女はどうにかしなきゃと思いながら放置している。程良い関係大切。0か1ではないなだ。0~9と幅広くて良いのだ。
特に理由も無いが習慣になってしまった子供達との遊ぶ日々。そろそろ働いて収入がないとなーと組合に行くことにした。明日は組合に行こう。そうしよう。
・・・
そして一週間後。あれからヤクザ少女の接触は積極的に逃げていた。芋を配り終わったら逃げる。身体能力的には俺の方が高い。ヤクザ少女を適当にこなし、組合の仕事も適当にこなし、子供も適当にこなし…適当にこなしてしかやってないな。
まぁ変化が起きたのがついさっき。その内容とは拠点の異常を察知した。内容的に急を有する問題では無いが、ここからどうかするこのが出来る内容ではなかった。
なので里帰りします。
拠点へ向かって空を飛んでいきます。走るより空を飛ぶ方が早いからね。
さくっと門番の元へ行く。
組合証を渡しながらパルシアから出て行く理由を言う。
「一度故郷に帰る。」
門番さんは優しいのでこれでいける。
「おおー、故郷か。いいね~。どれくらいで帰ってくるんだ?」
「わからないな。早く帰れるなら帰るだろうとしか言えない。」
「んーわかった。いってらっしゃい。」
「子供達に何かあれば頼むぞ。」
「おうよ任された。」
ほら言った通り。これでいける。もし芋がないぞと暴動が起きてもこの門番さんが全てを解決してくれる。ありがたやーー
門を抜け走る。最低限人に見られない範囲まで行かないと空は飛べないからね。
彼は素早く拠点へ帰る。四捨五入をしたら約一ヶ月間離れていたが、問題点以外の変化はほぼない。もしもあったら大問題だ。アーツで毎日秒単位で反応出来るのに反応できないとなると、ヤバい事態というか死が範疇に見えてくる。
まぁ今回はなかったんだ。気にしなくてもいいだろう。
さて問題があるのは畑。芋畑である。
別に芋が作れないなどの理由では無い。ただ畑に源石が突き刺さっている。
隕石ではないよ。自然発生?だよ。それも俺が操作できなタイプの源石ね。つまり死活問題ってこと。
何を言ってるかわかるか?俺はわかりたくないね。
畑に十数カ所。芋を縦に6個、横に2個ぐらいの小さめの源石が生えていた。いつから源石が畑で取れるようになったんでしょうか?たぶんこれ売るだけでウハウハできますよ。原因はどれだけ考えてもわからない。そもそも芋の成長速度の理由すらわからないのに。
さてまずは直接触ってみましょうか。
畑に生えた、一番近くの源石に触れてみる。
だが操れない。他の、地面に生えているタイプの天然物は操れる。加工された源石だって動かすくらいは出来た。なぜか加工はできないけど。まぁ削ることは出来るので使い物にできなくすることが可能ですけど。
この畑に生えている源石だって雰囲気だけはあるんだ。
なんか、こう、細胞単位で中に入ってくるって感じかある。だけど入ってくるだけで、動かせるぅ…って感じでは無い反発してくるって感じでは無い。うまく説明はできない。マニュアルが無いことなんだから大目に見て欲しいね。
さて考えてもわからない源石は食べるに限る。赤ん坊のように、なんでもかんでも口の中に入れてしまえ!
レイヴァブンはしゃがみ込み、畑に生えている源石にかじりつく。ガミガミと口を動かす。少しずつ傷がついていって少し時間がかかった後源石の欠片を飲み込むことができた。
そこら辺の源石より全然硬い。というか一撃で噛み砕くことが出来なかった。そしてなんだ!この源石!?
プラスチックみたいで土みたいで砂がまぶされた感触がある源石なんて初めてだよ?なんで味があるんだ!まずい!!それに硬いとかニュータイプめ。
さては天災の手先だな?……反応がない。どうやら物のようだ。
ウエッと源石を吐き出す。
消化もできないと。ウーーーム…どうしよう?確かに中に入ってこようとする感覚だけはあるくせに消化できないんだ?チクチクと内臓が痛いんじゃ。
テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
私はキャラ育成をする時にSoCとアーツ学が足らないと泣いてます。素材も龍門紙幣も購買資格証もなんだかんだで余っています(レベル上げを考慮しないものとする)
特にSoC。なんであんなに沢山使うくせに36理性とかなんだろう?イベントでも大して手に入らないくせに!
なぜか所持全キャラ昇進1スキル7計画を行っています。星5が一生終わりませんね。なぜでしょう?