好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

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5/23 我らがホーム

ポン助は進化した。そう、あり得ないくらい進化した。もはや異形とも言える。

 

俺は拠点にいた。家の中、畳の上の上。そこに寝転がっている。俺が上を向くならば、女性の顔が見える。ピンと伸びたエルフのような長い耳。まるで絵のように整った顔の輪郭、シュッとしながらもふわふわに思える髪。瞳はエメラルドのようだ。

 

それもそうだ。俺が作った。

 

目の前の女性は、こちらの視線に気づいたようでこちらの目を見てくる。そして流れるように頭をトントンと撫でてくれる。

 

ホワァ………頭がポカポカしてくる。

 

彼女は俺が作った。やはり源石の色は黒だ。だが材料を工夫に混ぜて完成した一人だ。

 

目はエメラルドを使い、鉄に銅、水に粉や金粉。体は肌色の粉で作り、表面に細工することで感触までリアルになった。

 

今俺は彼女のお膝にお世話になっている。まるで餅のようにモチモチとしている。少しかじってみたい願望があるが我慢しよう。

 

彼は起き上がり、立ち上がる。

 

「どうかされましたか?主よ。」

 

「いや、そろそろ動こうかと思ってね。」

 

彼女は人格がある。思考がある。原理は知らないポン助のなぞ高性能システムで成った。

過程はわからないが結果がある。目の前に事実がある。

 

正直このAI?人工知能?人とチンパンジー?みたいな難しい内容だ。どこまでが人で何処までがそれ以外か。作った物は結局人工であり、どこまで行っても本物になれないのか。

 

考えるだけで頭が痛くなる。まぁ考えなければ問題なし。嫌なことからは逃げてしまえ。俺はそれが出来るタイプの人間だ。

 

家を出ようと歩く。まずは必然的に大樹に向かうことになる。

 

後には彼女が、イチカがついてくる。この拠点は暇だ。暇で暇に暇なぐらい暇だ。食事は必要ない睡眠すら必要ない。ポン助経由で学習しているらしいが、よくわからない。まぁ敵がいない時の拠点はどうしようもないぐらい暇だ。

 

「…アレの所に行くのですか?」

 

いかにも不快と眉を歪めながら言う。

 

「行かなくても来るだろうな。」

 

アレとはイチカと同じ存在だ。最初に作った2人。アメジストの綺麗な瞳だ。少し肌は褐色ぽくて良い。

 

家を出て、湖の上にある橋を渡る。あと2歩という所で大樹から声が聞こえてくる。

 

「主さまぁー!!」

 

聞こえるがままに顔を向けると、人がこちらに落下してきている。正確には違うのだが今はどう考えてもそうにしか見えない。大樹の踊り場からこちらに向かって来ているので落下というには得ない角度だ。

 

落下しつつ腕を広げるのが見える。落下予測地点は俺だ。

 

だから俺は横に飛び。回避する。その人は反応して落下する方向を調整しようとしていたが、間に合わせられずに俺の横にいたイチカにその人は直撃した。

 

回避した理由は至極簡単。後ろのイチカが刀を手で握っており、触れれば○すと意思が見えた。

 

ギューギューとその人はイチカを抱きしめている。その顔は喜びに飢えていた。もはや俺でもイチカでもどちらでも良かったという所だろう。

 

「…すぅ……はぁ…イチカの匂い…畳の匂いがする。」

 

その人はイチカのお腹に顔を埋め込んでいた。ウリウリと顔を左右に揺らしている。

 

「ニミカ離れなさいよ。いい加減離れろ。」

 

イチカは容赦なく蹴りを入れた。ニミカはアーレーと口で効果音を出し、回転しながら飛んでいく。そして地面に倒れた。

 

倒れ続けていた。調子に乗った俺はニミカに近寄りしゃがむ。そして人差し指でツンツンと横腹をつつく。すると背後から蹴りがニミカの横腹に直撃する。吹き飛ばされたニミカはアーレーと言いながら地面に着地した。

 

「……それで、今日はどんな用だい?」

 

「少なくともオマエにヨウはない。」

 

「ちょっと拠点を回ろうと思ってね。」

 

「本当に用事無いじゃん。しょうがないな~~イチカ、ちょっとヤろうか?」

 

「望むところ、今日こそ破壊してやる。」

 

そう言いながら2人は空へ飛んでいき、空中戦を始める。簡単なアーツ生成、操作術を得ていた。理由は知らない。ポン助のスーパーパワーだろう。でもポン助は出来ないのに、彼女たちは出来る……なぜ?

 

まぁいい。

 

後俺が作ったのは拠点に4人、大樹に8人。両方ともイチカとニミカの従者として作った。背中には翼がある。片腕より少し小さい程度の黒い翼だ。その従者達だって簡単なアーツ生成、操作ができる。訳がわからないよ。

 

俺は大樹を横切って住宅地に向かう。

 

「おっルルイエさん!……

「あらぁ~ルルイエさんじゃないですか……

「ルルイエだ!

「こら呼び捨てにするんじゃ……

 

「別に気にしない。少年、好きに呼びなさい。」

 

この拠点での俺の名前はルルイエだ。そしてこの拠点もルルイエだ。わかりやすいだろ?

 

「もう…ルルイエ様…

「ほら!ルルイエだって…

 

そこには1つの街が出来ていた。露店があり、娯楽がある。結構前に周囲の街に契約を持ち出した。俺、源石病治せますよ?お話しませんか?といった風に、あっという間に属国みたいな街になった。まぁ主な関係は食料の供給に対してそれ相応の量に対して一人治すといった感じだ。

 

結果は見せた。後俺が治した人が再び源石病になった結果は無かった。すばらしい。だが体内に貯まっていく感覚がある。ざっと2割。後8割貯まったらどうなるんだか…なんでこんなことに2割も浪費してるんだろう?ちょっと馬鹿みたい。

 

世界中に噂もばら撒いた。この世には最も現実に近い楽園がある。鉱石病(オリパシー)すらも治り、食料の問題もない。もし資格があるのなら住むことが許されるということだ。

 

いろいろと判定基準があるがまぁ良いだろう。知るべき条件をあげるなら長期住み込みは許されない。速やかに周辺の街に移送だ。

 

ちなみにここまでの道は厳重に監視している。誰一人俺の許可無く近づくことすら許されな………ウルサス…

 

まだ遠い。そうまだ遠い場所にウルサス3人が見える。よく知った人達だ。さらにその後にはレユニオンがいた。すぐさま霧を発生させる。

 

もちろんレユニオンはお帰り願って、ウルサス3人は直接このルルイエまでご同行願う。

 

思いは1つ。久しぶりのアークナイツキャラだ!やった!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ

:報告:

次の章でこの作品は完結させていただきます。
理由としては内容をギャグコメディを想像して書いていたためストーリーに拒否反応が出るようになりました。
原因の始まりは龍門ですね。

これが行き当たりばったり投稿の結果です。

それにともない、約11ヶ月前に募集したロドス登場キャラは持ち越しとさせて頂きます。
次の投稿作品に反映させていただきます。その詳細は最終話に記載します。
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