好きには不祥がつきまとう   作:庭顔宅

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5/27 我らのホーム

予定通りウルサス3人組はこの拠点に来た。

 

そして一日もたたないうちに、準備を終えこの拠点を去ろうとしている。

 

悲しんだ。

 

俺は案内はしたが、それ以上はしていなかったのだ。

いままでここに来た人達は自然と俺に接触してきた。だが彼女達は違って、興味はあっても用はないといった所だ。

 

このまま会わずに別れるのか?と悩んでいたら根本的なところに問題があった。それは会って何話すんだ問題。そしてそれについて悩んでいたらこんな問題も現れた。

 

なぜ会おうとしているんだ問題。

 

考えてみると、アークナイツのキャラというだけで無条件に接触しようとしていた。会おうとは考えたがそれ以上は、会って何をしようとは考えていなかった。

 

そもそも俺は何をしようとしていたんだっけと狂いかけて思い出した。

推しとあんなことやそんなことをしたいと誓った転生数日目の俺。そんなやつは殺してしまえ。

 

この世にはこんな格言がある。

 

YES!ロリータNO!タッチ

 

我思う、ゆえに我あり。我らは観測者である。ゆえに我らは1人の紳士として日々精進すべきである。

 

端っこのモブ17ぐらいの立ち位置で観察することこそ我らの生きがい。アニメを、2dではなく3dで観察できる喜び。

 

よってこの目で見るためにロドスに加入する必要ができた。俺はいつまでこんな箱庭の中で生きていたんだ。

 

俺はロドスの職員として働く。

 

よし考えよう。考えろ。

 

まず最難関はメディカルチェック……針が通らない強靭ボディ?…保留、次。俺が特別にメディカルチョックを受けなくても良い特別扱いになる…のは無理だと…無いなら作るよな?作るしか無いよな?そんな感じの良い感じのストーリーを考えて行うべきだよな?

 

うんうん。いい感じに温まってきた。

 

ありがとうウルサス3人組。久しぶりに見れて良かったです。

 

満足げに心の中で敬礼していると、彼女達に近づく鎧があった。それは大樹の上に住まう幻の存在(って設定)のヨイチさんです。

浮いているので鎧が擦れる音すら出ない。本当に静かに彼女達の背後に現れた。だが話しかけない。現れただけで何一つ話さない。息も止めている。まるで幽霊だ。

 

そしてウルサスの1人であり、リーダー格のズィマーさんがそれを発見。そして振り下ろされる武器。それを弾くヨイチさん。そしていがみ合う4人。まるで戦闘一秒前だ。

 

そしてなんやかんやあって起こってしまった。

 

「貴様らは主が、常に監視していたのだぞ?」

 

「は?」

 

はッ!?

 

ズィマーと声が被る。俺の側にいるイチカがオロオロしている。それもそのはず、先ほどの狂う所も側で見ていたのだ。大変慌てている。だがそんなこと気にしてられない。

 

こ、こいつばらしやがった。観察って聞こえはいいけど、実際はただのストーカーだぞ。アーツのスーパーパワーで隠れて、バレずに、完璧に観察を行っているのだ。

 

それをこいつはばらしやがった。さらには解説まで行ってやがる。これは反逆行為か?

 

「ちょ、ちょっと待てよ。監視?どうやって?いや、今も監視されているのか?」

 

ほら、見たことか。ズィマーさんが驚いている。これどうやって収拾つけるつもりなんだ?

 

ヨイチさんの顔を見るとあら不思議、自信満々です。絶対後先考えていない。彼女達のざわめきすら興奮材料にして優越に浸ってやがる。

 

まったく、これも主としての尻拭いか。そう思って、彼女達がいる場所へ向かう。側にいるイチカにはちょっと待っててくれと言いながら飛び行く。

 

近づいたので地面に降りて歩く。するとヨイチがこんなこと、無い胸を張りながら言う。

 

「主は最強、そう言ったはずだぞ?」

 

声だけで胸を貼ってむっふむっふ言ってる姿が想像できる。

 

ヨイチの元に向かって歩き出す。するとヨイチが横にずれ、道を譲ってきた。それにつられてヨイチの前に出て来てしまった。目の前にウルサス3人組がいる。

やはりこの目で見るのは、アーツで見るのとは何かが違う。

 

彼は見るだけ見たが特に話す事も思いつかなかったので、振り返りヨイチを見る。

 

「このお馬鹿さん。」

 

そう言いながらヨイチの頭をチョップする。

 

「あうっ、」

 

まるでほのぼの系キャラのやられ声だ。

 

 

 




テンションは変えません 誤字脱字、アンチ、応援、ストーリー展開考案何でもござれ
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