ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ 作:Wandarel
ヒビキ「一応、俺たちも当てがなくてな……。」
シグレ「参ったね、この状況だとどうしようもないよ。」
ミノ「………人に頼み込んでみるのはどうでしょうか?」
イチカ「……そうするしかねぇな。」
レイト「幸いここはガンプラバトルの聖地の湯の森だ。力を示せばスポンサーくらいは入るだろ。」
ユリ「なるほど、やってみよ!」
啖呵を切って向かったが……数時間後。
イチカ「…………。」
ヒビキ「……思ってた数倍は強かったな……。」
レイト「世界は広いなユリ。」
ユリ「まぁね……。」
ミノ「強すぎるでしょここの人たち……。」
シグレ「冷静に考えてみて、そりゃ強いに決まってるでしょ。」
イチカ「しっかしガイアメモリとデバイスドライバーが対応してたのは驚きだな。」
ヒビキ「異世界ってやつだから使えないもんだと思ってたが、ここにいるトップはかなり優秀なようだな。」
イチカ「当たり前だろ。もしここがアタシの知らない湯の森なら、ソウゲツ・アルマがここを統べている。」
ミノ「……あ、ソウゲツさんに匿ってもらうのはどうかな!」
シグレ「なるほど、その手があるか。」
ヒビキ「だとしたら何を言い訳にするんだよ?」
ユリ「それ相応の理由がないとまずいよね……。」
レイト「近隣の関係者に当たるのが一番だろ。」
イチカ「……だとしたら、アタシの生前にアルマが仲良くしてた政治家は………。」
そうして、六人はたどり着いた。
???「なるほど、アポイントもなしで来るからと思っていたが……アルマ市長の親族ということなら仕方ない。」
イチカ「助かります、アキヤマ・ジョウジさん。」
ジョウジ「しかし君たちも運がいい。とはいえアルマ市長も大変ですよ。」
シグレ「アルマ市長が?」
ジョウジ「最近、GBNに対するサイバー攻撃を仕掛けたという事で今大騒ぎなんです。」
ヒビキ「ほう……大層なことしてんじゃねぇか。」
ミノ「アルマ市長が!?」
ユリ「うーん、ホントに大変なことになってますね。」
ジョウジ「今真相を確認しているところだが……なかなか情報が出ない。そこで私はヘイルという部下をGBNに送り、GBN内部から調査をしようと思っていたのだが、人手が足りないんだ。」
レイト「だから私たちが協力しろと?」
ジョウジ「そうなる。どうにか頼めるかな?」
ユリ「まぁ、それが条件なら!」
イチカがアキヤマ・ジョウジを頼ったのイチカ達が元いた世界のアキヤマ・ジョウジはアルマの良き親友であり、アルマ市長と敬語ではあるが、いつも身近にいたヨシモリ、アマリに次ぐ親友の一人で、イチカを上手く隠蔽してくれたのもこのアキヤマ・ジョウジという男がいなければ詰みだったのだ。
その為、イチカはアキヤマ・ジョウジを信頼している。
ジョウジ「では、市長の真相を掴むまではここで手伝ってもらいたい。すぐにでも向かって欲しいのだが構わないかな?」
イチカ「いいぜ、そろそろ身体が戦いを求めてたとこだ。」
そして、GBNデバイスとしての機能を備えたデバイスドライバーを使い、GBNへと入っていった。
GBN内は特にあちらと変わった様子は無い。
イチカ「……あんまり変わんねぇな。」
シグレ「ま、そういうもんでしょ。」
ヒビキ「……んで、俺たちは指定された場所へ向かえばいいんだな?」
ミノ「そうなりますね。」
六人はそれぞれが指定された場所へと向かう。
ジョウジの権限で、ある程度のやれることは解放され実質あちらの世界と出来ることは変わりは無い。
アプロディア「それで…我らのやるべき事を見つけると……。」
レイト「まぁ、そういうことだ。やれることがない以上は仕方あるまい。」
ユリ「ふむふむ、あ。皆さん着きましたよ!」
決起集会というものに連れてこられた。
???「今、GBNのダイバーやELダイバー達に脅威となっているこの一機、「ロストデスティニー」と「ロストシスター」の討伐を行うことをここに宣言する!」
事前の情報で聞いていたリーダーヴレイブが何やら宣言していたが、来たばかりの六人は状況をイマイチ掴めてなかった。
イチカ「……くだらねぇ演説だな。」
レイト「そうか?」
シグレ「だって、こういう戦いには善も悪も関係ない。やるかやられるかなんだから。」
ヒビキ「確かにそうだったな。」
ユリ「野蛮だなぁ。」
ミノ「同じくです。」
そうして見ていると、黒衣のダイバーがこちらに来た。
???「お前たちか、アキヤマ・ジョウジの紹介で来たのは?」
イチカ「まぁな。」
ヘイル「俺はヘイルだ。よろしく頼む。」
シグレ「それはいいけど、ロストシスターって?」
ヘイル「簡単に言えば、ソウゲツ・アルマが用意したGBN破壊を目的とした人物だ。」
ヒビキ「……?GBNならアカウントを特定すればいいだろ?」
ヘイル「残念ながら奴のセキュリティは非常に強くてな、特定は出来なかったのだ。」
イチカ「……んなことはどうでもいい。被害はどんくらいだ。」
ヘイル「既に連合にも被害は及んでいる。そして、「ガンダム無双」というイベントの影響で本来普通に暮らしていたネストなども破壊され始めてる。原因となるのはあのロストシスターだと言われてるしな。」
ミノ「何はともあれやれることはやりましょう!」
ヘイル「その前に君達の実力を見せてもらいたいな。あれの内1000機討伐をしてもらう。」
指さした先にはガンダム無双イベントによる量産機の群れ。
ユリ「さぁて、やったりますか!」
イチカ「……アンタら三人同時に合体しないとゲッターは成立しないんじゃないの?」
ヒビキ「バカ言うな、ゲッターは合体しなくても単体で戦えらァ。」
レイト「その分多少は戦力は落ちるがな。」
ユリ「これでも私達かなり訓練してる実戦チームだしね!」
ヘイル「始めてくれ。」
相手はかなりの数となっているザクIIとジムとジンが相手だ。
イチカ「派手にやろうぜお前らァっ!!」
シグレ、ユリ「おっしゃ!!」
ヒビキ「やるぞ、レイト!ユリ!」
レイト・ユリ「おう!!」
その結果は圧倒的だった。
イチカ「……終わりか?」
全員がそれぞれ三分もかからずに倒していた。
ヘイル「素晴らしいな、君たちのその力。是非とも奴を始末する力として欲しい!」
トントン拍子で事が進んで身寄りのない四人はほっとしていた……。
二人を除いて。
レイト「……妙じゃねぇかシグレ。」
シグレ「うん、私も同じこと考えてた。」
あまりにもあからさますぎる……。
そして、哨戒チームは別々になったのも疑問だった。
だが、あまりにもそれは突然すぎた。
イチカ、シグレ、ミノが所属してるチームの整備をしていた時だった。
???「さっきはすごい戦いだった。今後もよろしくな……えーと、なんて呼べばいい?」
イチカ「地獄姉妹でいいよ。あっちでもその通り名で呼ばれてるしな。レヴェア隊長。」
サイコザクMk-IIIの使い手であり、腕前はかなりある方だ。
イチカ「アンタがあっちにいてくれたら幸いなんだがな……。」
レヴェア「ん?どうした?」
イチカ「いや、なんでもない。」
レヴェアの実力はイチカ、シグレが敬意を表すほどのものだった。
ミノ「ん?未確認シグナル?」
ミノが未確認シグナルをキャッチした時だった。
イチカとシグレに悪寒が走る。
イチカ「……この感じ……。」
シグレ「TCWW!?」
レヴェア「……各員、備えろ!奴が来る!」
レヴェアがそう言った瞬間だった。
サイコザクMk-IIIがダインスレイヴで撃ち抜かれ、撃破された。
ミノ「レヴェアさん!!」
イチカ「………ミノ、構えとけ。こいつぁ、極上の獲物だが……同時に最も凶悪だぜ……。」
ガンダムフラウロス特有のマゼンタカラーの装甲、だが頭部は形状が異なり、カメラアイの部分が赤く染まっている。
それを見た、レヴェア隊の一人が言った。
「ろ、ロストシスターだ!!」
「至急本部に増援を!!」
それを言ってる間に、ロストデスティニーがバスターライフル二丁を水平に構えた。
イチカ「全員避けろぉぉぉっ!!」
咄嗟の判断で地獄姉妹の三人は回避出来たが、レヴェア隊のメンバーとレヴェア隊の拠点が一気に破壊された。
ローリングバスターライフルが終わり、立ち去ろうとしたロストデスティニー。
???「!」
その上空から超大型メイスを両手で掲げたバルバトスレクスが襲撃した。
シグレ「てぇやあっ!!」
重い金属音が響き、いつの間にか手にしていた大刀がぶつかり合っていた。
ミノ「食らえ鉄拳!ロケットパァァンチッ!!」
マジンウィンダムがロケットパンチを放つが、なんとロストデスティニーはキックで弾き、さらにバルバトスレクスを蹴り飛ばした。
シグレ「ぐうっ!!?」
だがその隙を逃さない女がいた。
イチカ「うらぁぁぁぁっ!!」
またしてもガーベラストレートと大刀がぶつかり火花がでる。
イチカ「テメェ、ただもんじゃねぇな!何者だ!!」
ロストシスター「『化け物さ……。』」
地獄と災厄の激闘が今、始まる。
シグレ「があっ!!?」
ミノ「嘘……あれだけ攻撃食らってたのに…。」
アプロディア「万事休すか。」
イチカ「……コイツ、まさか……!?」
ロストシスター「『神罰の執行を……私達が代行しよう…。』」ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ
第11話「厄災戦」