ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ   作:Wandarel

13 / 19
アプロディア「かの悪魔……いや、堕天使とでも言うべきか。ロストシスターの驚異的な破壊に圧倒された地獄姉妹は、負傷しながらも突如として現れた白いガンダム駆るヴァルに助けられた。現状を打破すべくやるべき事は多数あるな。」


第12話「もう一人の自分」

イチカ「……ん?」

意識を戻したイチカは、周りを見渡す。

そこは、連合軍の本拠地だった。

レヴェア「起きたか?」

イチカ「まあな……。」

レヴィア「いずれにせよ、ロストシスターはかなり危険だった。お前達はよくやったほうだよ。」

イチカ「……あざす。」

イチカは二人の意識が戻ったのを確認した。

ミノ「本当に……死ぬかと思いましたよ。」

シグレ「…なんにも出来なかったよ私……。」

イチカ「だが、あながち間違いじゃない。あれは……アタシがあぁなってた可能性もあった。」

アプロディア「どういう事だ?」

イチカ「あれは、失くしたものが多くて自分自身も、何もかもを見失ってるアタシだ。シグちゃんがいなかったらあぁなってたのは……紛れもなくアタシだ。」

シグレ「でも、あの中には私もいたような気がした。」

ミノ「そういえば……。」

シグレ「でも、これで確信に変わったこともある。」

イチカ「おう……、有志連合……妙に臭うな。」

レヴェア「どうした、お前たち?」

イチカ「いんや、ちょっとした昔話っすよ。」

レヴィア「そうか、くれぐれも背後には気をつけろ。いつ襲われるか分からんからな。」

レヴェアが立ち去ったのを見て、三人はもう一度話し始める。

イチカ「アプロディア、いるか?」

アプロディア「どうした?」

イチカ「……この世界でアタシ達がやることはロストシスターを破壊することじゃねぇだろ?」

アプロディア「……気づかれたか。」

シグレ「騙してたってこと?」

アプロディア「真実はおいおい話すつもりだったのだがな……。」

ミノ「じゃあ真実って?」

アプロディア「……この事件は三つの事柄で終わらせなくてはならない。」

ミノ「みっつ?」

アプロディア「まずは……有志連合にロストシスターを討たせないこと。」

ミノ「さっそく無理難題じゃん……。」

シグレ「でもあのバケモノじみた強さなら……いや、数で圧倒してる分ロストシスターの方が不利か。」

アプロディア「二つ目は……ナギツジタクマを見つけること。」

イチカ「ナギツジタクマだと?」

ミノ「知ってるんですか?」

イチカ「この世界のことを知る一環でな……。全米選手権のチャンプらしいぜ。」

シグレ「だけど、そう簡単に見つかるかな……。」

イチカ「リアルでもネットでも見つけるのは絶望的だろうな。有名人だが足取りは掴めねぇんだとよ。」

アプロディア「三つ目は……有志連合の裏側を探し当てることだ。」

シグレ「有志連合の?」

アプロディア「今この有志連合は奴らの策謀で操られてるも同然だ。」

ミノ「策謀……って?」

アプロディア「ロストシスターの正体はシグレとイチカだと言ったな?」

イチカ「まぁな。」

アプロディア「ここのネットワークで調べたが我々が元いた世界でもそうだったように、ソウゲツトモコはあらゆる手段を持ってソウゲツアルマの切り札、TCWW……もとい、イチカ。お前を奪うもしくは始末する事を考えている。」

イチカ「……あのクソ外道……。」

シグレ「だからヘイルが怪しいと?」

アプロディア「わからん、レヴィアかもしれん。だが操られてることだけは確かなようだ。」

ミノ「……じゃあ、私たちこれからどうしたら。」

アプロディア「我らに出来ることはナギツジタクマを見つけ、あわよくば有志連合を内部崩壊させることだな。」

イチカ「……探り入れとくか。」

イチカを含む地獄姉妹は有志連合の内部調査を始めた。


ヒビキ「ゲッタービィィムッ!!」

ユリ「ゲッターミサイルッ!!」

レイト「ドリルアームッ!!」

ゲッターチームの三人が今はMUSOUユニットにより三つの本陣より無限湧きする量産機を相手にして、ようやく始末がついた所である。

ヒビキ「んだよ、他の連中全滅してんじゃねぇか。」

レイト「フッ、所詮奴らは口だけだ。お前は腕は立つが口は達者じゃないけどな。」

ヒビキ「なんだとレイト!」

ユリ「はいはい喧嘩してる場合じゃないでしょ二人共。」

ゲッターチームを除くブルデュエルのカスタマイズ機の

「オードブルデュエル」を扱うニアがロストシスターの襲撃で撃破され、哨戒で不在だったゲッターチームが追おうとしたが、そこに無数のNPCが現れ、リーダーの指揮をなくしたニア隊が為す術なく撃破されていき、ゲッターチームのみが生き残っていた。

ヒビキ「………的確にリーダー格と基地だけ破壊していくんだよなアイツ。」

ユリ「戦術を読まれてるのかな……。」

レイト「……。」

だが、ここでもう一つシグナルを捕捉した。

ユリ「十時の方向!」

全員がそちらを向くと、カスタマイズされたνガンダムがそこにいた。その手には、金色に輝くゴッドガンダムとゴールドフレーム天ミナのミキシングされた腕があった。

???「……遅かったか。」

レイト「お前は?」

???「名乗る名前なんてないな。それよりも、ロストシスターを探しているのか?」

ヒビキ「だったらどうする?」

???「これ以上、ロストシスターを刺激しないでくれ。」

ユリ「え?どういうこと?」

ヒビキ「はっ、んなもん関係あるか。向こうがやってんだから叩きつぶしゃいいだろ。」

???「……そういう問題じゃないんだ。」

レイト「……どちらにせよ、邪魔をするなら倒してもいいな?」

タクマ「………戦う以上は名乗っておこう。俺はナギツジ・タクマだ。」

ヒビキ「ナガレ・ヒビキだ。」

ユリ「クルマ・ユリです!」

レイト「ジン・レイトだ。」

タクマ「レイト…ッ!!?」

レイト「……なんだ?そうめずらしい訳では無いだろう?」

タクマ「………ロストシスターを見つけてその後どうするつもりだ?」

カスタマイズされたνガンダム「ホットスクランブルνガンダム」が手にしていた右腕を置いた。

ヒビキ「んなもん決まってんだろ。ぶっ潰す。ただそれだけだ。」

タクマ「それがどういうことになるかわかってるのか!」

ヒビキ「関係ねぇ。相手がダイバーならぶっ殺す、AIならぶっ壊す。それだけだって言ってんだろ。」

タクマ「……分かり合えないか。」

レイト「………。」

ユリ「ね、ねぇ、無理に戦う必要は……。」

レイト「いや、ここは戦っておきたい。」

レイト(私の勘が言っている……このタクマという男は何かを知っている。)

ヒビキ「三対一で卑怯とか言うなよ?」

タクマ「君たちにとって十分すぎるハンデだ。」

今、三つの心と最強による伝説の戦いが始まる。




ヒビキ「チェンジ!ゲッター1ッ!!」
タクマ「……思った以上に手強いな……だがっ!!」
ユリ「いっけええぇ!!」
レイト「なるほど、全てが繋がった。」
次回
ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ
第13話「思い出と共に。」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。