ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ 作:Wandarel
レヴェア……またの名を
イチカ「なんでテメェまでいるんだよキノコ。」
ノリコ「抜けがけなどさせませんわ!私はあなた方に遅れを摂る訳にはまいりませんので!」
シグレ「まぁまぁ、いいじゃん。賑やかなのも悪くないでしょ?」
ヒビキ「俺はコイツうるさいからあんま好きじゃねぇな。」
ノリコ「なんですってこの脳筋お猿さん!」
ヒビキ「んだとテメェ!」
レイト「ふっ、低レベルな争いだな。」
ユリ「火に油注がないでお願いだから。」
ユウコ「……思ってた以上に賑やかだな君達。」
ミノ「すみませんほんとこのバカ共(主に五人)が騒がしくて。」
シグレ「もしかして私もカウントされてる?」
レイト「私をコイツらと一緒にされるのは心外だな。」
ミノ「そういうとこだよテメェら。」
ユウコ「ふふ、まぁいいさ。賑やかなのは私も嫌いじゃない。」
ユウコは優しく笑った。
そんな時だった。
アプロディア「戻ったぞ。」
ミノ「おかえり、アプロディアさん。」
ユウコ「そいつは?」
イチカ「アプロディア。アタシたちのサポートAIだ。」
ユウコ「ふむ、随分精巧なAIだな……。」
アプロディア「今回の救援に感謝する、アイザワ・ユウコ。」
ユウコ「気にするな、これもまた私のやるべき事やもしれんからな。」
そう言ってユウコは奥から和菓子を持ってきた。
シグレ「ふむふむ、美味しそう。」
ヨウコ「抹茶が苦手な奴がいたら先に言っておいてくれ。それとゲームセンターも閉店までなら自由に使ってくれて構わない。」
イチカ「さすがにヤバくないかそれは。」
ヨウコ「大丈夫だ、そこら辺は問題ないだろう?」
ノリコ「私におまかせあれ!お金については問題なしですわぁー!」
そんな感じでバタバタと走っていった。
あの後は有志連合側の問題もクジョウ・キョウヤという男のおかげで何とかなったとは聞いていたからだ。
だが、レイトには懸念していることがあった。
レイト(………一人。たった一人だけだがブレイクデカールの使用をしていたあのプレイヤーにインベーダーのタイプがいた。この世界にいるのか……早乙女博士。)
だが、今はこの世界を楽しむことにした。
レイトはなにか考えを切り替えたい時やストレスが溜まった時は格闘ゲームでやり過ごす。
腕前はかなり高く、ヒビキやユリも圧倒する程だ。
レイト「………ふっ。」
たまにこのやり方でいいのかと思う時もあるが、やめられないものだ。
レイト「っしゃぁっ!どうだ!見たか俺の実力!」
普段からはあまり見られない声を上げて喜んだ。
???「全く…うるせぇなぁ。ゲームに熱くなり過ぎだ。」
と、つぶやいた声が聞こえた。
レイトはそれに反応する。
レイト「あん?なんだよ兄ちゃん、私とやるってのか?」
???「俺はガンプラバトル以外しねぇ…って!お前!」
レイト「んぁ?どうしたんだよ。間抜けな顔しやがって。」
???「お、お前…!俺が見えてんのか?!」
レイト「何言ってんだお前?」
身体、それこそ存在感は薄いが見えていた。
???「俺、幽霊だぞ?なんで見えてんだよ?!」
レイト「細かい事は気にすんなよ。」
???「細かい…いや、この際どうでもいい。お前、何者だ。」
レイト「あ?何者だって聞く前に自分が名乗るのが礼儀だろ。」
レイト(霊)「そうだな…。俺は有音 零斗だ。」
レイト「え…?んな事あるんかよ…」
レイト(霊)「どうしたんだ?」
レイト「私も零斗ってんだよ。」
レイト(霊)「な…なんだと?!」
レイト「私以外にもそんな名前のやつがいるなんてなぁ!驚いちまった!」
レイト(霊)「おいおい…こんな偶然があっていいのかよ…」
数十分後…
レイト「そうか。アンタ、そんな大切な試合が控えてんのか。」
レイト(霊)「あぁ…。」
レイト「だが、同じ私なら負けはしねぇな!」
レイト(霊)「そのつもりだがよ…」
レイト「何をそんなに怖気付いてんだよ?一度は勝った相手なんだろ?なら勝てんだろ?」
レイト(霊)「俺は、幽霊なんだぞ?この世界に未練を残したまま死んで、今も尚彷徨ってんだよ。そんな俺が、もしその戦いで勝ったら俺の未練は減り、この世界に居られなくなっちまう。だからって言って負けたくはねぇし…だが…今の俺じゃ勝てねぇのも事実だ…。」
レイト「なら、クヨクヨすんじゃねぇよ!何かを得る為には何かを捨てる覚悟をしねぇでどうすんだ!私も前が見えなくなって今のテメェみたいになった時もあったけどよ…それでも、自分の果たすべきものは果たせよ!この世界に居られなくなったって!それを怖がってたって前には進めねぇよ!同じ名前の私ならもっと頑張れよ!前に進めよ!」
レイト(霊)「…そうだな。怖がってたって何も始まらねぇ。
俺は、前へ進む!例えこの世界から消えちまっても!俺は俺の役目を決着を…果たす!」
レイト「そうだ!その勢いだ!私!」
レイト(霊)「ありがとな。女の俺。」
2人のレイトは互いに清々しい顔をし、向き合った。
ヒビキ「お〜い!レイト!何してんだ!早く帰るぞぉ!」
レイト「あ、仲間が呼んでやがる。そんじゃあな!またどっかで会おうぜ!」
レイト(霊)「おう!またな!」
レイトは立ち止まり、レイトの方へと向いた。
レイト「ハジをかくなよ、私。」
そして、レイトはヒビキとユリの元に向かった。
ヒビキ「何してたんだよ。」
レイト「格ゲーだよ。」
ユリ「……あれ?いつもは物足りないって言って文句言ってるのに今日は清々しそうね?」
レイト「まぁ、たまにはそういう時もある。面白い出会いもあったしな。」
ヒビキ「出会いぃ?お前みたいな堅物好きになる男なんかいねぇよ。」
レイト「ふん、それくらいかお前の反論は?」
ユリ「まぁまぁまぁ。」
ゲッターチームもユウコの家に向かって歩き始めた。
???「……気は熟したか。あとは真ドラゴンの目覚めを待つのみ……。ふははははは!!」
???「ふん、今ここで奴らの息の根を止めておくのは必要なことよ。ここで一手打っておくか。」
ふたつの未知の驚異が地獄姉妹とゲッターチーム達をそして異界の湯の森を待ち構えていた。
第16話「アナザーセンチュリー」
シグレ「次回も、私たちが地獄だ!」