ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ 作:Wandarel
我が名はアプロディア。
前回は相当な目に遭ったが、まぁそれは後にしておこう。
どうやら再び異界の湯の森から来訪者が来たようだ。
シグレ「とはいえ、明日からなにするー?」
ミノ「決めてなかったんですか……。」
ノリコ「お金なら心配ありませんわ!じゃんじゃん贅沢しましょ!」
ヒビキ「無難なところガンプラバトルだろうな。」
レイト「この世界では我々の知らない戦術やガンプラがある。研究者としては調べておきたい。」
ユリ「同意見かな、あんまり無理してもいいことないし。」
イチカ「だな……なんとかあっち側に戻れりゃいいが。」
ゲームセンターアイザワから出た一行は横一列に並んで話しながら歩いていく。
服装等も相まってちょっとした愚連隊に見えなくもない。
当然、声もかけられる。
「ねぇねぇ、もし暇なら俺達と遊ばない?」
イチカ「……ナンパなら他所当たれ。」
ヒビキ「アタシら忙しいんだよ。」
「つれないなぁ、大丈夫そんなに時間かけないか……」
瞬間、レイトとシグレがナンパ二人の頭を掴む。
シグレ・レイト「「失せろ。」」
その目と行動にビビった2人組は悲鳴をあげながら一目散に逃げ出した。
ユリ「もう野蛮なんだから……。」
ミノ「ホントですよ……。」
ユリとミノの二人が呆れてついていくき、たどり着いた湯の森の小さなカフェで、それぞれが飲み物を頼み今後の事を話し始める。
ヒビキ「……で、レイト。ゲッター線に関わる物があったってのはマジか?」
レイト「あぁ、にわかには信じ難いがな。」
イチカ「確かテメェらがいた湯の森西区にあった早乙女研究所が研究してたもんだよな。言うにプラフスキー粒子と同等以上の物だってのは聞いてたけどよ。」
ユリ「うん、私達はそのゲッター線を使ったガンプラを扱っての実験の実戦チームだったってわけ。」
シグレ「なるほど、太陽炉を持たないガンプラがガンプラデュエルで無尽蔵に戦えるわけだ。」
前からの疑問であった多すぎるエネルギー案件もこれで納得がいく。
そこでノリコが口を開く。
ノリコ「そういえばミノ様、貴方確か西区出身でしたよね?」
ミノ「まぁ…。おじいちゃんが光子力エネルギーの研究者だったしね。」
レイト「…兜十蔵博士の孫娘だったな。」
ミノ「えぇ、私もしばらく前にコアゲッターを見た時に貴方たちの事思い出したからね。」
そう、ミノとゲッターチームの三人は顔見知り程度とはいえ面識があったのだ。
イチカ「その光子力研究は続けられてるがマジンガーとゲッターの関係がいまいちわかんねぇな。」
ミノ「さぁ、そこはおじいちゃんも教えてくれなかったからね。」
ユリ「でも、ミノちゃんのウィンダムはゲッタービームを浴びてマジンウィンダムになった……。」
疑問はまだ加速しているが、正直原因不明だ。
レイト「超合金Z及び光子力エネルギーとゲッター線………それを知るのは十蔵博士と早乙女博士のみ。」
ヒビキ「考えたところで仕方ねぇ。早乙女のジジイが敵なら、敵としてぶっ飛ばしゃいい。あん時のようにな。」
六人が会計を済ませ、ゲームセンターアイザワに歩いていく。
ミノ「そういえば学校行けてないですけど大丈夫ですかね私達……。」
もう二週間くらいは学校に行けてない。
このくらいなら何とかなるが、一ヶ月となれば話は別だ。
ノリコ「大丈夫じゃないですわね…」
いくら勉学が優秀でも出席日数の不足は大きな問題だ。
避けれるならば避けておきたいところ。
イチカ「帰れりゃいいんだがな……。」
シグレ「うん。」
各々が帰るべき場所にいる人間を思い浮かべていた時だった。
???「やっと見つけましたよ地獄姉妹!!」
勢いのいい声が聞こえてきた。
青髪で小柄な少女、タカミヤ・ツルギである。
イチカ「………デカしたまな板!」
ツルギ「誰がまな板ですか!!」
ノリコ「これならチャンスはありますわ!!」
ヒビキ「いいタイミングで来るじゃねぇか!!」
シグレ「たまには役立つじゃん。」
レイト「よくやった。」
ユリ「やぁぁっと帰れる!!」
ミノ「助かったぁぁ……。」
七人がそれぞれに喜ぶなか、ツルギだけがキョトンとしている。
ツルギ「え??一体なんのことです?」
イチカ「お前、ここどうやってきた?それさえ分かりゃなんとかなる!」
ツルギ「ん??イチカさん達を探してたらここにいましたよ。」
イチカ「は?」
ツルギ「えぇ、貴方達を探してたらいつの間にかいたのでどこから来たのか分かりません。」
瞬間、6人の表情が曇る。
ノリコ「そ、そんな………。」
ヒビキ「チッ………。」
レイト「はぁ、期待した私がバカだった。」
ユリ「えぇ……。」
ミノ「……マジでか。」
シグレ「使えないゴミが……さっさと死ねばいいのに。」
もはやシグレに至っては罵詈雑言である。
ツルギ「そん……な……グス……言わなくっ……たって………」
シグレの辛辣な言葉が突き刺さり、ツルギが泣いてしまった。
ミノ「あぁぁ!よしよしツルギちゃん私たちが心配で着いてきたんだよね?!」
ユリ「偉い!偉いぞツルギちゃん!!」
イチカが無言で歩み寄る。
イチカ「………。」
そして、イチカがツルギの頬にキスをした。
イチカ「ちったぁ落ち着いたか?」
ツルギ「ふぇ……へ……??え……???」
こうしてツルギもまたこの世界に迷い込んできてしまった。
ユウコ「……八人か……。」
そしてユウコの負担もまた増えてしまったのだ。
イチカ「海でも行くか。」
ツルギ「いきましょう!!」
シグレ「ぶった切ってやるぜ!!」
ミノ「待てぇぇぇい!!」
次回
ガンダムビルドブレイカーズパーフェクトツインズ
第18話「再びの邂逅」
アプロディア「次回も楽しみにしておけ」