ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ   作:Wandarel

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ふっ、前回は我が出るまでもなかったか。
この正しき歴史を刻む事は我にとっても奴らにとっても有益なこと。
しかし、ゲッター線に導かれ魔人まで現れるとはな。
想定外の事は多くあったが流れは順調だ。
このまま先へと突き進むのだ、地獄姉妹よ。


第7話「ジャッジメントヘル」

ミノ(皆さんこんにちは、私はミノ!今こうして………不良(?)数人に囲まれてます。助けてお父さんお母さん。)

ミノはにっこり笑顔で青ざめながら状況を説明する。

ユリ(あ、ミノさん。私も同じこと思ってました。)

ミノ(あ、同志がいた。)

緊迫した雰囲気。

放課後のたまり場として空き教室を使わせてもらってるが。

イチカさんは机に足を置いてるし、ヒビキさんはなんか背もたれを上手く使って玉座みたいに座ってるし、シグレさんは寝てるし、レイトさんもアイマスク付けて寝てるし……。

イチカ「事情はある程度分かった。つまるところ、早乙女ってやつはお前らに関係のあるジジイがやらかしたからそれを追ってるってわけか。」

ヒビキ「そういうことだ。だが、圧倒的に情報が足りねぇ。んで、アンタらが何か知ってるって聞かされたからぶちのめしに来ただけだ。」

イチカ「……誰に言われたんだよ、んな事。」

ヒビキ「紫髪の女だ。」

イチカ「名前は?」

ヒビキ「要件だけ言ってさっさと行っちまったから聞けてねぇし教えてもくれなかった。」

イチカ「くそ、使えねぇ……。」

ヒビキ「お前もお前で忙しいんだな。」

イチカ「あぁ、こんなとこでモタモタしてる暇なんてねぇしな。」

ヒビキ「そんで、少しでもいい。早乙女のジジイについて何か知ってるか?」

イチカ「生憎だがそんな情報は持っちゃいないな。」

ヒビキ「……お前も使えねぇじゃねぇか。」

イチカ「………。」

ヒビキ「………。」

イチカさんとヒビキさんが情報交換(?)をしているようだ。

ユリ「はいはいヒビキ、喧嘩しないの。」

ミノ「そうですよイチカさん。せっかく仲良くなって仲間になったんですから!」

イチカ・ヒビキ「「るせぇ!まだコイツを仲間とは認めてねぇ!」」

もはや犬猿の仲通り越してる気がする。

ミノ「すんません、ウチの地獄の子が。」

ユリ「いえいえ、こちらこそすみません、ウチのゲッターの申し子が。」

ユリさんとお互いに平謝りする。

イチカ「……それはそうとこれやってみるか?」

ヒビキ「あ?お前タバコ吸ってんのか?」

イチカ「ちげーよシガレットだ。タバコなんざ健康に悪いだけだろ。」

ヒビキ「……で、ただのシガレットなのか?」

イチカ「いいや特別製だ。」

イチカがそういうとポケットからZIPPOを取り出して、シガレットを炙りだした。

ヒビキ「……美味いのかそれ?」

イチカ「おう、結構美味いぜ。お前も一本やるか?」

ヒビキ「もらおうか。」

二人して一緒に炙りシガレットをしてるようで安心した。

ヒビキ「結構美味いなこれ。」

イチカ「おう……シグちゃん、起きてんだろ?ほれ、目覚めの一本だ。」

シグレ「ふぁぁ……話は終わった?」

シグレが目を擦りながらポケットからZIPPOを取り出し、シガレットに火をつけた。

イチカ「とりあえずだ、ヒビキ、お前らは……なんて呼べばいい?」

ヒビキ「前にも言ったがゲッターチームとでも呼んでくれ。一応協力関係ということにしておこうぜ、地獄姉妹。」

イチカ「おうよ。」

二人が炙りシガレットを咥えながら握手した。

そして、一応は解散という事で放課後帰ろうとした時だった。

ミノ「………あ、なんか嫌な予感がする。」

イチカの靴箱の前で腕を組んでガイナ立ちしてる少女がいた。

???「待っていましたよ、地獄姉妹!」

シグレ「はいはい、さようなら。」

イチカ「お疲れさんでーす。地獄姉妹なら帰りましたよ〜。」

ミノ(ものすごく分かりやすくて単純すぎる嘘だ………。)

???「あ、そうなんですか。すみません、彼女らを見かけたら風紀委員としてやらなければならない責務あるので、どうかご報告お願いします。」

シグレ「そうしまーす。」

イチカ「じゃあの。」

ミノ(あっさり引っかかったァァァ!!アホなのかこいつ!もしくは真っ直ぐすぎるのか!!)

あっさりとイチカとシグレの簡単な嘘に引っかかり、そのまま帰路につこうと校庭を通り抜けようとしていた。

イチカ「あのバカまんまと引っかかったな。」

シグレ「フッ、私達を止めようなんて千年早いってもんだよ。」

ミノ「うっわぁ、すっげぇ罪悪感。」

その時、後ろからものすごい勢いで追ってくる少女がいた。

???「待ちなさぁぁぁい!地獄姉妹ぃ!!」

シグレ「げっ。」

そのままのスピードでイチカ達の前に回り込んで……。

ズルッ!!

???「あいたぁっ!!」

足を滑らせてこけた。

いててと言いながらも起き上がり、イチカに指を指した。

???「今日という今日は逃がしませんよ!」

ミノ「さっき逃げられそうになってたのに?」

ツルギ「私はタカミヤ・ツルギ!貴方達のような風紀を乱す人間は許しません!」

イチカ「はいはいそーですか。帰るよみんな。」

ミノ&シグレ「うぃー。」

ツルギ「ちょっと!話はまだ終わってませんよ!」

イチカ「だぁー、うるせぇなぁ。あんまりギャイギャイ喚くな。ほれ、これでも吸いな。」

イチカが炙り用シガレットを取り出す。

ツルギ「な!?貴方達、この湯の森女学園でタバコを吸ってるんですか!?許せません!」

シグレ「タバコじゃないよこれ。」

ツルギ「嘘を言わないでください!そう言って清楚であったサガラさんにタバコを勧めて悪い子にしたのでしょう!」

ミノ(えー、私そんなイメージあったのー……。)

シグレ「言いがかりもいい加減にしなよポンコツ。」

ツルギ「ぽ……。」

イチカが面倒くさそうにため息をつきながらZIPPOで炙りシガレットに火をつけた。

ツルギ「こらー!未成年がタバコ吸っちゃだめでしょ!」

イチカ「タバコじゃねぇ、炙りシガレットだ。お前もやってみるか風紀委員殿?それとも体格も幼いアンタじゃ無理か?www」

イチカがゲラゲラ笑いながらそう言う。

ツルギ「ば、バカにしてぇぇ!後悔させますよ!」

ツルギがデバイスドライバーとHの文字のガイアメモリを取り出した。

ツルギ「絶対に、絶対に貴方だけは許しません!アサヅユ・イチカ!」

Helios(ヘリオス)

イチカ「オーライ、そう来なくっちゃな。」ロスト!

ARモードが展開され、フィールドが広がっていく。

もちろん、フィールドは砂埃の舞う校庭だ。

ツルギ「タカミヤ・ツルギ!ガンダムブレイキングヘリオス!行きます!」

イチカ「アサヅユ・イチカ!ワンダレルアストレイ!地獄に引きづり込む!」

ガンダムブレイキングヘリオス。

見た目はデスティニーガンダムとガンダムヘリオスを破壊的な融合をした感じだ。

だが、オーラを含めガイアメモリに意味を持ってる辺りかなり強い。

Lady……FIGHT!

イチカ「初手でくたばれ!トルネードヘッドォッ!!」

イチカは容赦なく飛び道具を使った。

ツルギ「そんな単調な攻撃には当たりません!」

反応速度もかなり凄い。イチカのあの不意討ちを避けれた人間は数少ない。

ブレイキングヘリオスがビームライフルで攻撃するが、ワンダレルアストレイはことごとく回避する。

ミノ「だ、大丈夫なんですかあれ!」

シグレ「大丈夫、ワンちゃん一人でも強いから。」

ワンダレルアストレイがピストルビットIIを構える。

イチカ「プラフスキー粒子、充填完了。」

そして、挑発的にポージングを決める。

イチカ「さぁ、どこを撃ち抜かれたい?」

ツルギ「撃たせはしません。ここで貴方を裁きます!」

ブレイキングヘリオスがドラグーンを飛ばし、迎撃を始める。

イチカもそれを見越して動き始める。

イチカの射撃能力は群を抜いて精度が高い。

故にハンドガン系統でもファンネルを圧倒する。

イチカ「ドラグーンとか小細工がこのアタシに通じるわけないだろ!」

そう言って間合いを詰め、蹴りを入れる。

ツルギ「くっ!!」

イチカ「どうしたぁ!そんなもんかテメェの力はよォ!」

ワンダレルアストレイが容赦なくブレイキングヘリオスを殴り続ける。

ツルギ「うぁっ!この!!」

ツルギがワンダレルアストレイのトルネードヘッドが付いた腕を右手の掌で掴んだ。

イチカ「はっ!そんなもんでアタシをやれるわけが!」

瞬間、ブレイキングヘリオスの右手が光った。

ツルギ「パルマフィオキーナ!!」

トルネードヘッドが砕かれたが、イチカはギリギリでトルネードヘッドを脱着させ、難を逃れた。

ツルギ「逃がさない!!」

ブレイキングヘリオスが大型ビームソードを振り下ろす。

イチカ「おらっ!!」

瞬時に腰に備えてあるガーベラヘルストレートを引き抜き刀身で受け止める。

そして、お互いが距離を取り再びぶつかり合う。

両方の近接武器の得物が弾き飛ばされたが二人は怯まず、お互いのガンプラの頭部をぶつけた。

ツルギ「やるじゃないですか、不良のくせに!」

イチカ「不良じゃねぇ、地獄だ!!」

お互い、そこそこに耐久力が削られており、残すは大技のみとなった。

イチカ「こんなに楽しい戦いはあの時以来だ!お前も風紀委員の風紀とか言ってるが本当はガンプラバトルを楽しみたいだけだろ!」

ツルギ「………バレましたか。そうです。私もガンプラバトルは大好きですよ。でも!風紀に関しては話は別です!」

ワンダレルアストレイが背中のボルケーノブラスターを、ブレイキングヘリオスは背中の武装を展開し、ドラグーンを構えた。

シグレ「決着かなぁ〜。」

その言葉を皮切りにお互いが最大級の武装を放つ。

ツルギ「フルパーフェクトセステットバースト!!」

イチカ「ボルケーノッ!!!ブラスタァァァッ!!」

二つの閃光がぶつかり合う。だが、火力はブレイキングヘリオスの方が上だ。

イチカ「ぐっ……ぬおおおっ!」

そのまま少しずつ押し返される。

そして、ワンダレルアストレイはブレイキングヘリオスの「フルパーフェクトセステットバースト」の閃光に飲み込まれた。

ミノ「い、イチカさんが負けた!?」

ツルギ「……え!?」

だが、ツルギの目には衝撃的なことが起きていた。

ワンダレルアストレイがガーベラヘルストレートで閃光の中心部分を切り裂きながら一直線にブレイキングヘリオスへと向かっていたのだ。

イチカ「切り札ってのは最後まで残しておくもんだぜ!」

ロスト!マキシマムドライブ!

イチカ地獄への片道切符(ヘル・ストレート)!」

ワンダレルアストレイが袈裟斬りでブレイキングヘリオスを両断し、ブレイキングヘリオスが爆散した。

Battle END

バトルが終わり、イチカがツルギの手を取った。

イチカ「おら、立てよ。」

ツルギ「あ、どうも…。」

イチカ「……お前、タカミヤ・ヒカルの妹だろ?」

ツルギ「え!?どうしてそれを!!?」

イチカ「………見覚えがあったからな。ほらよ。」

イチカがシガレットを取り出しツルギに差し出す。

ツルギ「あ、どうも……。あ、案外優しいですね……意外です。」

イチカ「それとな、お前。」

ツルギ「む!ツルギという名前があるのでツルギと呼んでください!」

ツルギがそう言った瞬間、イチカが人差し指と中指でツルギの顎を上げ、顔を真っ直ぐに見た。

ツルギ「ふえっ!?///」

イチカ「お前のこと気に入った。聞きたいこともあるついでに相手してやったが気が変わった。」

ツルギ「へ?……へ?」

イチカ「明日からよろしくな、壁女。」

ツルギ「は……え?壁女!?」

イチカ「お前の身体が壁同然だからなぁ。」

ツルギ「は……はぁぁぁっ!!?やっぱり貴方なんか嫌いです!アサヅユイチカ!」

その怒号を背に地獄姉妹は朝露旅館への帰路へ着いた。




ツルギ「来ましたよ、アサヅユイチカ!」
イチカ「よう、壁女。」
ツルギ「壁じゃないです!!」
ミノ「うん、超ド級に失礼な言動をこのバカがしてごめんなさい。」
シグレ「……あんま調子乗らないでよ。ワンちゃんは私のものだから。」
イチカ「アタシは誰の物でもねぇよバカタレ。」
次回
ガンダムビルドブレイカーズ:パーフェクトツインズ
第8話「イチカ争奪戦」
ミノ「私達が、地獄だ!」
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