「アスカがエヴァ第13号機を乗っ取ったら」という思い付きの産物です。PIXIVに別名義で書いた物の投稿です。

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思い付きのまま書き殴った駄文です。


史上最大の痴話喧嘩~アスカin13号機VSシンジin初号機~

ヴィレとネルフの最終決戦。エヴァ第13号機を停止させんとしたアスカは罠に嵌まり、13号機に取り込まれ、機体は覚醒。もはや戦える者はシンジしかおらず、13号機に乗った父を追ってエヴァ初号機に乗り込み、最後の戦いに挑む。相手の首を掴み、槍を奪った後戦いが始まるが、対となる機体は同調するように動き、決着はつかない。これもゲンドウの作戦

 

-だったはずだが。

 

 

「遅い」

 

「え!?」

 

「何!?」

 

突如聞こえた声にシンジとゲンドウは驚き、13号機はその隙に足払いを掛けた。初号機は尻餅を付き、そこに13号機の平手打ちが飛んだ。

 

「今のような動きは…」

 

「遅いのよ…バカシンジ…あんたはいつも…」

 

「その声…まさか…アスカ!?」

 

13号機から聞こえた声。それは、機体に取り込まれたはずのアスカだった。

 

「あんたが首を掴んで槍を奪った時に目が醒めたわ。こいつの制御を奪うのに時間がかかったけどね」

 

「馬鹿な…式波タイプが意識を保っていただけでなく機体を乗っ取るなどと…」

 

ゲンドウが予想外の事態に戸惑う中、アスカは今の状態を確認するように言った。

 

「これがエヴァ第13号機…癪だけど2号機が怯えるわけね…この槍も気に入らないけど…」

 

「無事でよかったよ、アスカ」

 

「…無事?何言ってんのよ?あんたバカ?あたしを助けに来たんでしょ?」

 

「え…そ、そうだよ…」

 

「なら…あたしを助けなさい。あたしは取り込まれたままなのよ。エコヒイキの時か、それ以上に全力で助けなさいよ。ねえ?バカシンジ?」

 

「勝手な真似は…」

 

「あんたは引っ込んでろ!!!あたしとバカシンジを利用した報いは後でたっぷり受けさせてやる!!!」

 

アスカは怒号と共にゲンドウの言葉を一蹴し、初号機に槍を向ける。だが、シンジは未だ戸惑っていた。

 

「アスカ…戦わなくちゃいけないの?」

 

「…あんたはそうやっていつもいつもいつも…助ける気が無いなら…」

 

「殺してやる!!!!」

 

13号機と初号機の槍がぶつかり、火花と光が全てを包んだ。

 

 

 

「ここは…」

 

シンジは目を開けると、森の中にいた。だが、よく見るとビルなどが点在しておりここがどこなのか気づいた直後、目の前に何かが飛んできた。

 

「ロンギヌスの槍!?」

 

シンジは咄嗟の判断で初号機の上体を大きく反らし、槍を辛くも回避する。その体勢は某映画で有名な弾避け(マトリックス避け)に酷似していた。そこから何とか立ち上がると、そこには13号機が目と鼻の先にいた。

 

「13号機!?」

 

「さすが無敵のシンジ様ね。顔面狙ったけどギリギリで避けるなんて。ATフィールドを張らずにさ!」

 

13号機はその言葉と共に右腕を振りかざしATフィールドを展開。初号機は弾き飛ばされた。

 

「うわあああっ!!」

 

「こういう使い方もあるのよ。さっきコネメガネと一緒にやったけど」

 

「何でATフィールドが…確か13号機本体にはなかったはずなのに…」

 

「ああ、これはあたしのATフィールドよ。使徒化したまま取り込んだから使えるみたいでさ」

 

「そんな…」

 

その時、13号機の姿が消えると同時に背後から初号機は蹴り飛ばされた。と同時に右脇からATフィールドで殴られ、さらに正面から正拳突きを浴び、またもATフィールドで殴られた後、背後から切りつけられる、といった無限ループに陥りまるで集団に攻撃されているかのような状況にシンジは苦しむが、一瞬槍が導くように13号機と鍔迫り合いになった。

 

「なかなか使えるじゃない。量子テレポート」

 

「アスカ…!」

 

13号機は槍ではなく、赤い刀身の、鉈包丁のような両刃式の大剣で初号機の槍を受け止めていた。

 

「どう?集団リンチされてるみたいだったでしょ?でも…あたしはこんなもんじゃなかったのよ!!!」

 

初号機は13号機に蹴飛ばされ、さらに何枚ものATフィールドを追い打ちに喰らい、吹き飛ばされた。そこに大剣が投げつけられ、目の前で槍に変化。シンジは反射的に自分の槍を翳した。槍同士はまたも火花を散らし、白い光を発した。

 

 

 

気が付くと初号機は夕焼けの田園地帯のような場所におり、そこにもシンジは見覚えがあった。そう、忘れるはずのない忌々しい戦いがあった-

 

「絶好の場所ね。答え合わせにはさ」

 

「!!」

 

夕陽を背に歩いてきたのは、エヴァ第13号機—あの時のエヴァ3号機よりもさらに不気味で、禍々しさを纏わせていた。

 

 

「ヴンダーで答え合わせはしたけど…実践が伴わなくちゃねえ…さあ、あたしを助けるか殺しなさい!!!」

 

13号機は初号機目掛けて飛び掛かった。その姿は某有名大泥棒がやる飛び込み(ルパンダイブ)を一瞬彷彿とさせたが、蹴りを喰らわせたのは飛び込む側であった。懐に入り込まれた初号機は槍を弾き飛ばされ、13号機の無手による連続攻撃をなすすべなく喰らい続ける。

 

「ぐあっ!!がふっ!!ああっ!!」

 

「ほらほらぁ!また躊躇ってんの!?だからダミーなんか使われるのよ!!」

 

「ぐ…っ…!もう、あんな事は…!!」

 

初号機は反撃しようとパンチを繰り出すが、すぐに背後に回りこまれ蹴り飛ばされた。躊躇する以前に、13号機は当時の敵の3号機と桁が違い過ぎた。量子テレポートを使っていないが、そもそもの動きや威力といった地力が違う。3号機がいたら、自らATフィールドを展開していただろう。そしてアスカは今、13号機を完全に我が物としており胸部に格納されていた腕を展開。初号機の首を掴み、地面に叩きつけた。

 

「ぐ…あ…アスカ…!!」

 

「ねえ…こんなもんなの?もっと本気になってよ…全力出してよ…あたしを助けてよ…遠慮しないでよ…無理なら殺してよ…あんたの手で…あんた自身の意思で…」

 

その時、初号機は口を開くと同時に首を絞めていた13号機の両腕を掴み、無理やり引き離すと同時に巴投げの要領で投げ飛ばした。そして落ちていた槍を握り、仰向けの13号機目掛けて跳躍した。

 

「はああああああっ!!!」

 

初号機は槍を突き立て、土煙が舞った。13号機—の頭部の近くの地面に。シンジの呼吸は乱れたままだった。

 

「…チッ…」

 

アスカの舌打ちが聞こえると同時に13号機は立ち上がり、右脚で初号機の顔面を蹴り飛ばした。倒れたシンジが起き上がると、そこは建物の中—二人が過ごしたコンフォート17の一室であり、台所だった。

 

 

「…やっぱりあんたはわかってない…自分の手で出来ない…決めれない…」

 

目の前に立っていたのは13号機—いや、エプロン姿のアスカだった。気が付けばシンジも、制服姿になっていた。

 

「…あんたのお弁当おいしかった…あたしも料理したくなった…あんたに食べて欲しかった…あんたが台無しにした…全部…あんたが…」

 

アスカは左手に持っていた槍を床に捨てる。同時に、右手に持っていた物―武器ではないが、今は槍より恐ろしい武器に見える、包丁を振りかざしながら突撃。シンジを壁まで追い詰め、左手で壁を強く叩くと同時に顔の近くに右手の包丁を突き立てた。

 

「…!!!」

 

「…手元が狂っちゃった…まあいいわ…助けないなら殺す…今から助けようとしても殺す…殺せばあんたはあたしのモノ…あたしだけの特別…死んで!!!」

 

アスカは包丁を壁から引き抜き、再度シンジに突き立てようとするが金属音と共に弾き飛ばされた。その隙シンジは両手も使ってアスカを突き飛ばす。シンジの左手には、フライパンが握られており近くにあった物を手繰り寄せ、アスカの右手に当て包丁を弾き飛ばしたのだ。しかしアスカは痛がる素振りを見せず、狂喜の笑みを浮かべていた。

 

「ふふふ…やっとやる気になったじゃない…はじめからそうしなさいよ!!!」

 

瞬間、アスカは左腕を振り回しシンジは咄嗟にフライパンで受け止めた。13号機の左手には鍋が握られており、フライパンを持つ初号機と鍔迫り合いになる。だが初号機の方が押し切られ、体勢が崩れた瞬間顔面に鍋の一撃を喰らい、よろめきながら気が付くと薄暗い部屋にいた。

 

「ここは…寝床!?」

 

その時、背後から襖が開く音がし振り向くとそこにはアスカ-13号機が目を赤く光らせながら立っておりいきなり枕と布団を投げつけ視界を奪いながら押し倒し、いつの間にか持っていた包丁を突き立てんとしたが、初号機は咄嗟にフライパンで受け止めた。

 

「もうやめてよ…アスカ!」

 

「何で?あんたが言わないでよ…助けても殺してもくれない…いつもいつも…あんた以外に殺される…だからあたしがあんたを殺すの。そしてあたしはあんたに殺されるの。あんたに殺されるのはまっぴら。でもあんた以外に殺されるのは死んでも嫌。だから一緒に死んでちょうだい…」

 

「死ぬ事ばかり言わないでよ!!」

 

初号機は再び口を開き、上体を起こしながらフライパンを13号機の顔面に押し当て、その勢いで転倒させる。13号機が起き上がると初号機の姿はなく、歩き出すと台所に初号機がいたのを確認すると同時に包丁を投げたが避けられた。だが13号機はその隙に初号機の懐に入り込み、鍋でアッパーをかまし初号機を吹き飛ばした。

 

「うわああああっ!!!」

 

初号機は冷蔵庫の近くに倒れると13号機は初号機の首を背後から掴み、倒れた拍子に開いた冷蔵庫の扉に挟みこんだ。同時に中の大量のビールや酒が床に散乱する。

 

「ぐあっ!!」

 

「相変わらず酒ばかりね、この冷蔵庫…」

 

13号機は手を放し、初号機はすぐに振り向くと13号機は一升瓶を持ち、振り上げようとしたが初号機はその隙に缶ビールを持ち、親指で蓋を押すとビールが勢いよく噴きだし、13号機の目に掛かった。

 

「なっ!?」

 

13号機は一瞬よろめき、初号機はその隙に顔面にフライパンを命中させた。だが13号機はもう一組の腕で椅子を掴み、床を滑らせ初号機の脛に当て、動かなくさせた。

 

「やるじゃない。バカシンジにしてはさ」

 

「…アスカはどうなんだよ…」

 

「え?」

 

「確かに…あの時決断出来なかったのは僕の責任だ…でも…立場が逆だったら…アスカはすぐに決めれたの…?」

 

「…そうよ。あんたよりかは決断したわ。あんたを殺すのもね」

 

「じゃあ…即断できるくらい…すぐに殺せるくらい僕はどうでもいいってことじゃないか!」

 

 

ブチン!

 

 

「ぬわんですってええええええええええええええええええええっっ!!!!!!」

 

 

ドゴォン!!!!

 

 

 

「あんたの事が…どうでもいい…?誰がそんな事言ったのよおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

 

グワァラゴワガギイーーーーーーーーーーーーーン!!!!!

 

 

アスカ-13号機は一升瓶を両手で持ち、絶叫と共に渾身の一撃を初号機の脳天に喰らわせ、さらにフルスイングで初号機を悪球打ち、いやバスターホームランし壁や襖を破りながらリビングに直撃させた。疑似シン化形態から放たれたホームランは、持っていた一升瓶を粉砕させていた。恐らく、金属バットでも同じ事になっていただろう。

 

「がはっ…!!あ、アスカ…!!」

 

ホームランされたシンジはダメージもかなりの物になっており思うように立ち上がれない。そうしている内に13号機はまたも近づいていた。右手に新たな一升瓶、左手に槍、疑似シン化第3+形態(推定)の状態で。

 

「どうでもいい…?それはあんたの方でしょ…?やっぱりあんたは誰でもいいんでしょ!!優しくしてくれる奴なら誰でも!!!」

 

13号機は一升瓶を振り下ろすが、初号機は回避しさらに槍を突き立てんとするが、初号機の槍に受け止められた。

 

「そうよね…あたしに比べればファースト…エコヒイキの方が優しくしてくれるものね…初期ロットみたいに姿形が同じでもいいんだもの…」

 

「いい加減にしてよ!!」

 

初号機は13号機を蹴とばし、立って槍を繰り出した。

 

「アスカもアスカじゃないか!!あの綾波についても知ってたんだろ!!何で言ってくれなかったんだよ!!」

 

「人の事半殺しにしといて軽く流す奴にキレない奴がいるか!!!そうじゃなくても恨み満載だったけど!!!」

 

「だからっていきなり殴る事ないだろ!!何も言わないでさ!!!」

 

「はあ!?本当なら直でボコボコにしてたわよ!!死なない程度に!それでもエコヒイキの事ばかり気にしてさ!」

 

「仕方ないじゃないか!!助けたと思ったらいなくて、知らない所にいて!せめて綾波は助けるって思ったのに!!」

 

「ほら!やっぱりあたしはついでじゃない!!!どうせあたしがあいつの立場でもそこまで思わないんでしょうが!!!」

 

「そんなわけないだろ!!!」

 

「今更言うな!!!ガキシンジ!!バカシンジ!!!」

 

13号機は一升瓶を再び初号機の頭部に喰らわせるが、相手の動きは止まらない。

 

「大体さあ…人の事『ガキ』って連呼して…アスカも人の事言えないだろ!!!」

 

「あたしの気持ちもわからないで勝手な事ばかりするあんたが悪いんでしょうが!!!」

 

「僕に肝心な事何も説明してくれなかったじゃないか!!!それも恨みから!?」

 

「エコヒイキの事ばかり言ってたから教えてやったんじゃない!!『知らない』って!!」

 

「答えになってないよ!!アスカはそれだけで納得できるの!?」

 

「納得しなさいよ!!結局あの初期ロットについていって、フォースインパクト起こして!!!あんたがあたしの近くにいれば起きなかったのよ!!」

 

「そんなの無茶苦茶じゃないか!!ネルフでしか色々教えてくれなかったし!!あのままいたら教えてくれたの!?」

 

「教えたわよ!!時間かけてもさ!なのにあんたは余計な事して終わったらまたウジウジしてて!!」

 

「本当にそうだったの!?それにさあ!!あの時僕は僕のやった事が結局罠で!目の前で友達の首が…吹き飛んで!!!」

 

「そんなのあたしは同じ顔で何人も見たわ!!!何なら自分の内臓がぶち撒けられたまま食い殺されてみる!?あー!あんたなんか見捨てたって初期ロットとイチャついてたんでしょーね!!!」

 

「そう思うなら見捨てたってよかったじゃないか!!それに、首輪つけたなら僕は死んだってよかったんだろ!?」

 

「あんたバカぁ!?要注意人物を放置できるわけないでしょうが!!それに、どうせネルフがあんたを回収して使い潰してたわよ!!そ・れ・よ・り!!助けてくれなかったのにあたしが助けるって虫が良すぎるって思わないの!?」

 

「何だよその言い方!!僕だってさあ!!何とかしたいって思ったよ!!だけどあんな事になって!!アスカだって僕に八つ当たり出来て嬉しかったんだろ!?」

 

「ああ!?あのザマ見たら誰だってイラつくでしょうが!!何もしようとしない!!あたしに償おうともしない!!あたしに何もないままなんて許さない!!荒療治だってしたくなるわよ!!」

 

「荒療治!?八つ当たりだろ!?それに村だと僕と綾波が働いてアスカは働いていない!ここに一緒に住んでいた時から変わってないじゃないか!!」

 

「村に入れなかったのよあたしは!!あんな身体だから!!あたしだって料理作ってたのに…何も食べれなくなって…味も感じなくなって!!あんたの…あんたのせいでえええええっ!!!!!」

 

二人の喧嘩—槍の突き合いや取っ組み合いは過熱し、収まる気配は一向にない。

 

「あんたはあたしを滅茶苦茶にしてばかり!!!いつもいつもいつも!!!あんたがあたしの知らない所で死ぬなんて許さない!!あたしに対して償うの!!罰を受けるの!!死んでも一緒にいるのよ!!!」

 

「そこまで思ってたならどうして言わないんだよ!!今ならわかるよ!僕だってアスカに対して只で済むと思ってないよ!!君に殺されたって文句言えないじゃないか!!」

 

「バカシンジ!!好きなのにこんな事簡単に言えないでしょうが!!」

 

「好き『だった』んだろ!?今は過去形なんじゃないか!!」

 

「あんなの言葉の綾に決まってんでしょ!!!今でも好きなのよ!!じゃなきゃあんたの事をこんなに気にしないわよ!!だからあの言い方で区切りつけようと思ったのに…やっぱりダメだった!!」

 

「僕だってさあ!好きなんだよ!!でもああいう言い方じゃ過去形で返したくなるじゃないか!!」

 

「ならあんたこそそう言えってのよ!!大バカシンジー!!!」

 

「アスカだって気取った言い方しないでよ!!大体さあ!何で死ぬことや殺す事ばかり前提にするのさ!簡単に死ぬとか殺すなんて決めれないんだよ!!!」

 

「そんなの…あたしだってあんたを殺したくないわよ!!死ぬのは嫌よ!!でもあんたはあたしを見殺しにする!殺そうとする!!あたしはあたしを殺し続ける!!死んで二人だけにならなきゃ一緒になれないのよ!!」

 

 

「何だよそれ!!僕は生きて一緒にいたいんだよ!!アスカはどうなんだよ!!」

 

「あんたバカぁ!?そんなのこっちの台詞に決まってんのよーーーーーーー!!!!!!」

 

 

瞬間、二本の槍は大きい火花を散らし、閃光が二人を包んだ。光が止むと、槍は地面に突き刺さり、アスカとシンジは生身で抱き合っていた。

 

 

「アスカ…もう離さない!離すもんか!!!」

「シンジ…あたしもう逃がさない!離れないわ!!!」

 

 

今の二人に、これ以上の言葉は必要なかった。

 

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「…もう、いいのか…」

 

「父さん…」

 

「全ての元凶であり、報いを受けるべきなのは私だ。好きにするといい…」

 

「…もういいわよ。あんたへの報いなんてどうでもよくなっちゃった」

 

「僕も…父さんを殺したくない」

 

「シンジ…」

 

「貴方、終わりにしましょう。もう私達の事でシンジやアスカちゃん、皆を苦しめるわけにはいかないわ…」

 

「ユイ…!」

 

「母さん…!」

「シンジのママ…貴女が…」

 

「償いにもならないかもしれないけど…最後の仕上げは私達がやるわ」

 

「ああ…すまなかった」

 

 

そして、ガイウスの槍によってネオンジェネシスは発動し、戦いは終わった。ちなみに槍が届けられた時、ヴンダーが部屋の一室に突っ込んで部屋が崩壊するという構図になってしまい、

 

「あんた達!!人ん家夫婦喧嘩で荒らすなー!!」

「あんたが一番荒らしてんでしょーが!!バカミサト!!」

「やっぱり一番汚くしてるじゃないですか!!ミサトさんが!!」

「にゃはは。やっぱオチのセット崩壊は王道だにゃ!」

 

というコントの落ちのような光景が見られたのはここだけの話である。帰還したシンジとアスカは結婚。長い空白を埋めるように常に一緒に暮らしている。

 

 

 

「そう言えば…何で13号機の制御奪えたの?」

「言ったでしょ。首掴まれた時に目が醒めたって」

「でもそれだけじゃない気がしてさ…」

「気のせいよ!このあたしがあれくらい出来なくてどうすんのよ!」

「まあ…それもそうだね」

 

(言えるわけないじゃない…シンジの匂いを辿ってたら中枢に達してて奪えたなんて…LCL化してたのにあたしって…)

 

我ながら複雑な感情になりながら、一生の秘密にすることを決意するアスカだった。

 

 




Gガンダムの最終回っぽくなってしまいました(あの最終回は大好きです)。

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