ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!
作者のワンダレルです。
前回、イチカはアルマの依頼により、テストプレイとして新たな仲間サポートAI「ザクちゃんず」を手に入れました。
そしてなんとガンプラ以外のプラモもスキャン可能にし、ガンプラバトルに新たな可能性が生まれました。
このザクちゃんずのようなサポートAIや他のプラモデルの介入によって後のGBNにどれほどの影響を与えるかはわかりません。
しかし、未来は明るいものです!
さらなる戦いの舞台は既に始まっています!
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!


第十話〜決闘者〜

ただいま放課後。

「よーしよし、たーんとお食べザクちゃんず!」

「「いただきまーす。」」

イチカがザクちゃんずに食事を与えていた。

「………あれ、食べれるんだ。」

「………ザクちゃんずの凄さってなんだろ?」

エタとヒビキがそんな話をしてる最中に、奥からバトル音が聞こえてくる。

「そこ、隙が大きい!」

「はい!」

「マリオンもツルギとの連携をしっかりと!」

『えぇ!』

レイカがツルギとマリオンの両方の修行をしていた。

が、今日はここまでのようだ。

「お疲れ様、二人共。」

「ありがとうございます、レイカさん。」

「日に日に強くなっていってるし、連携の練度もあがってるわね。この調子で頑張りましょ♪」

『ツルギ、お疲れ様。』

「ありがとうマリオン。」

二人の関係も良好なようである。

すると、ゼルが何かを感じたように頭を上げた。

それをみたイチカが声をかける。

「どしたのゼル?」

「……客人のようですよ、マスター。」

ゼルのその言葉に続いて扉が開く。

「……ほぇー、ここがガンプラ部かー!」

「どーも。」

入ってきたのは二人の男子生徒。

「怪しいヤツ、名を名乗れぇい!」

イチカがモデルガンを引き抜き、エタがレプリカの日本刀を構える。

「はいはい、二人共それ使ったらダメだからね。」

そのふたつをそそくさと没収するヒビキ。

「それで、あなた達は何の用でここに?」

ツルギがそう聞くと

「「ガンプラ部に入りたいから。」」

と声を合わせて言った。

「おぉ!侵入部員!歓迎するよ!」

イチカは大喜びした。

「………まぁ、そうなると……。」

レイカが少し考え込んで言った。

「イチカに男の手が二つ増えるわけね。」

「いや、そうはなりませんよレイカさん。」

「ガンプラファイトしちゃう?」

イチカが挑戦的にそう言うと二人はもちろんと答えた。

「そういえば君たち、同じ一年生だから一応名前とクラスを教えてくれるかな?」

「一年B組、シジマ・ルヤです!よろしくぅ!」

「同じく一年B組、コマノ・イツキっす。」

この二人のことはなかなかに噂になっている。

なんともちょっとした事での喧嘩が絶えないが、ガンプラバトルでは喧嘩しながらも相手を倒せる実力の持ち主たちだ。

「ふふん、ダブルスでどう?コマにルヤ!」

二人はおぉー!と喜び同意しやろうやろうという事でガンプラバトルターミナルへ向かった。

「よし、じゃあ行こうかエタっち!」

「あいあいさぁー!」

「興味深いわねぇ、あの二人の戦闘。」

レイカがボソッとそう言った。

「ルールはダブルス、制限時間は五分。お互いルールを守ってガンプラバトルを!」

ツルギが恒例のジャッジを務めるようだ。

「ルリネ・エタ、ガンダムヴァルキュリア。行きます!」

「ダブルオーザク、デンノ・イチカ。目標に飛翔する!」

「シジマ・ルヤ、ガンダム・アレルレクス。行くぞ!」

「コマノ・イツキ、プロトデュエルドールY、行くぜ!」

四体のガンプラが同時に出撃した。

今回のフィールドは平地。

障害物が最も少ないステージで一騎打ちなどにはもってこい。

「ふふん、最近エタちゃんもうずうずしてたからなぁ。」

「お?エタっちやる気じゃん?」

「師匠直伝の流派を受けてみよ!」

「いやそれお前が言いたいだけじゃん。」

「なんだとルヤぁ!!」

「んだとコマぁ!!」

向こう陣営は何故かぎゃいぎゃいと喧嘩を始めた。

「……いっちゃんこれチャンスじゃない?」

「……チャンスだねエタっち。」

「「………やるか。」」

イチカとエタが悪い笑みを浮かべる。

((うわぁ、清々しいくらい卑怯だ。))

ツルギとヒビキが同じツッコミを内心で行う。

「おしゃあ!もらった!」

イチカがGNヒートホークをアレルレクスに振り下ろし、エタもGNセイバーでデュエルドールを斬ったが、手応えがない。

「「遅いっ!」」

コマとルヤが同時にカウンターを入れ、イチカとエタが吹っ飛んだ。

「あたた……隙がない!」

「喧嘩してるのはわざとなのあれ?」

「どんな時でもチェックシックスってなぁ!」

ルヤがメイスを構えてイチカのダブルオーザクに突っ込んできた。

「うお!?危ない!」

イチカは慌ててGNヒートホークでかち合わせた。

そこから、ルヤとイチカによる斧と槌による応酬が始まる。

「すっご。」

「よそ見してる間はないと思うけどね!」

エタの方にはコマが攻撃が入る。

「……へぇ、近距離レンジかぁ。」

「まぁ師匠の技があればそうそう負けやしないしね!」

「……いいよ、エタちゃんもレイカさんに惨敗してから近距離レンジは特訓してきたしね……見せてあげるよ。マジエタちゃんを!」

その頃、外部ではヒビキとツルギが戦況を見ていた。

「今回の戦いどう思うツルギ?」

「そうね……はっきり言えば本当にガンプラ部にいなかったのが惜しいくらいにはあの二人はとても強いと思う。見てみなさい、あのイチカとエタが少しずつとはいえ追い込まれている。」

「……ホントだ。」

「喧嘩するほど仲がいいとはよく言うけど、まさにそれを体現してると思う。このままだと……。」

ダブルオーザクがメイスが直撃し吹き飛ばされた後にテイルブレードによる追撃が入る。

たぶん、かなり大ダメージが入ってるだろう。

「アレルレクス、もっとよこせ!」

ルヤが阿頼耶識システムのリミッターを解除し、猛攻を始めた。

為す術なく、ダブルオーザクは殴られ蹴られを繰り返される。

「トドメじゃァァァ!!」

ダブルオーザクはそのまま壁に投げられたあと、メイスの投擲と同時にテイルブレードで貫かれた。

そしてエタもまた追い詰められ始めた。

「ぐっ……はや!?」

圧倒的な速さの斬撃。

プラモトレースシステムを完全に把握しきらねば到達できない領域にある。

(この正確さ、まるでレイカさんみたいだ!)

「行くぞ!秘技ライトニングフォール!」

デュエルドールが跳躍し、剣をヴァルキュリアに突き立てた。

「がっ……!!」

そして、ヴァルキュリアはスタン状態になった。

「……マジか!?」

「……行くぞ、師匠直伝最終奥義……。」

デュエルドールが剣を揺らめかせ突きの構えを取った。

無論、まだスタンは解除されてない。

マザーズロザリオッ!!

目に見えない速度で放たれる十字状による刺突攻撃。

そして、最後に中心部に強烈な一撃を放つ十一連撃。

「……嘘、あの技って……。」

ツルギが驚くのも無理はない。

何せあの技は。

「確か、有名ガンプラマイスター、コンノ・ユウキが編み出したOSS(オリジナルスキルシステム)で、継承しないと使えないはずのものだからね。OSSが実装されたのは一年前。そしてマイスターユウキには弟子がいると聞いてたけど、まさかコマだったとは。いや、思えばマイスターユウキのデュエルドールを持ってることがまず、彼がマイスターユウキの弟子であることは明白だったな。」

エタはかなり傷ついたヴァルキュリアを起き上がらせた。

「……つよ。」

イチカも同じくダブルオーザクを起き上がらせた。

「連携やっばい……」

「まだ、倒れてないか……アレルレクスで全力で破壊する!」

「あれを食らってまだ立てるのはすごいけど、これで決めるぞルヤ!」

「言われなくても分かってるっつの!」

二機が同時に突撃してくる。

「………あ。この試合イチカ達が勝ったわね。」

「え?この状況下で?」

「私はこの状況を見たことある。今、イチカとエタがね。」

「笑ったのよ。」

「……え?」

ヒビキとエタはレイカのその言葉を理解できてなかった。

「エタっち、本物の連携っての見せてやろーぜ。」

「うむ。」

デュエルドールとアレルレクスの一撃が直撃する寸前。

「TRANS-AM!!」

「TRAN-ZAKU!!」

同時にトランザムを起動し、二人のガンプラが紅く染まる。

そして、神がかった回避を二人は同時に行った。

「んな!?」

「避けられたか!だが、状況は変わらない!」

「阿頼耶識で手に取るように分かるぜぇ!!」

無論、アレルレクスのテイルブレードがイチカを襲う……が。

ガシュウゥゥン!!

イチカはテイルブレードをGNヒートホークで受け止めながら、テイルブレードの線の部分を掴んだ。

「な!?」

「どっせぇぇぇぇぇい!!」

そしてイチカはそのまま、デュエルドールの方へとアレルレクスをぶん投げた。

もちろん、エタの方は斬撃に追いつけるほどの素早さとなった。

「なら俺も!」

コマはトランザムを使い、パーツの性能を上げた。

だが、何故か今までと違い、攻撃が全ていなされる。

(あ、当たらねぇ!?)

「まだまだぁ!!」

エタがGNセイバーの攻撃を当て始めた。

「同じトランザムのはずなのに!」

「同じトランザムでも、練度が違うんだよぉ!!」

エタの口が少し悪くなった。

そんな状況だ、コマは見事飛んできたルヤにぶつかり体勢を崩した。

「バッカなにやってんだよルヤ!」

「るせぇ!お前こそしっかりしろよ!」

だが、エタとイチカがそれを見逃さない。

すれ違いざまに二人の攻撃がルヤとコマの機体に入る

そして、何十連続もの往復で、ゴリゴリと削っていく。

「がっ……調子乗んなぁぁ!!」

「くっ、体勢を!」

ルヤがすかさずテイルブレードを、コマがOSSパリィングの構えをするが時すでに遅し。

プロトデュエルドールYの剣をイチカのGNヒートホークが叩き割り、そして、ガンダムアレルレクスのテイルブレードをGNスリンガーで弾きながらGNセイバーで根元を斬った。

それと同時にイチカとエタはコマとルヤを挟んだ対曲線上に並んだ。

「行くぜエタっち!」

「あいあいさー。」

そこから、GNヒートホークとGNセイバーによるラッシュが始まった。

「「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァッ!!」」

最後は通り抜けるようにプロトデュエルドールYとガンダムアレルレクスを真っ二つにしながら切り裂いた。

バトルエンドの音声と共に、ダブルオーザクとガンダムヴァルキュリアが拳を合わせる。

「す、すごい。」

「あの状況からひっくり返せるのはなかなかいないよ。多分、今の所イチカと一番相性がいいのはエタなのかもな。」

「えー!お姉ちゃんを差し置いて!そんなの許しません!」

「はいはい落ち着いてレイカさん。」

その頃の四人

「かぁー負けた負けたぁ!」

「くっそー、ルヤがしくじらなけりゃ……。」

「なぁんだとコマ!お前だって!」

「あっはは、二人共まだ喧嘩してる。」

「二人共凄いよ!是非ともガンプラ部として一緒に頑張ろ!」

「「あいよ!まぁコイツには絶対負けないけど!」」

「あぁ?寝言は寝て言えよコマ?」

「おうおうルヤ君、虚言癖は相変わらずだねぇ?」

「………大丈夫かな、これ。」

 

 




「むむ!?またしてもトランザム使い!」
「行こうか、マイガンプラ!」
「んん?普通のトランザムとは違う!!」
「集いし願いが新たに輝く星となる!光さす道となれ!」
「シンクロトランザム!」
次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第十一話
〜同調するガンプラ〜
ガンプラファイト!レディーゴー!
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