ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!
作者のワンダレルです。
さて、前回はルヤとコマ、そしてイチカとエタによるダブルスにおいてコマとルヤの喧嘩しながらのコンビネーションと圧倒的な力に苦戦するものの、やはりさすがは名コンビ。
見事イチカとエタは最高難易度の連携で二人を倒し、無事メンバーが増えました。
着実に増えていく湯ノ森ガンプラ部にまた一人、足を伸ばしてる生徒がいます。
この仲間たちとの出会いはきっと無駄にはならないでしょう。
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!


第十一話〜同調するガンプラ〜

湯ノ森高校において、ガンプラバトルはよくあることだ。

しかし、勉学も同じく必修である。

無論それは中間テストでも大切である。

「だがしかし、このイチカさんはなんと常に八十点以上なのだ!」

ドヤ顔でイチカが見せびらかす。

「ほんと不思議だよねエタ。」

「そうだね、ヒビキ。」

「謎が謎を呼んでる………」

「あらあらイチカさすがね。お姉ちゃんは全科目九十点台で精一杯よ〜。」

「おい待てお前ら私の事なんだと思ってたんだ。」

「「ガンプラのことにしか頭にないガンプラバカ。」」

エタとヒビキがストレートに突き刺す。

「ぐふっ……」

「えと、その。イチカ?確かにそれはあなたのガンプラバトルに対する姿勢があまりにもやばすぎて勉強が出来てないのではという心配だと思うんですよ。たぶん、そういう意味なんです!」

ツルギがフォローに回る。

しかしフォローになってない。

「うるさぁぁい!この牛さんめ!そのだらしない脂肪で何人男をたらしこんで来たんだ!吐け!今すぐに!」

「ちょっ!?やめてくださいイチカ!胸揉まないで!」

「ふーんだ!どーせいっぱいたらしこんでんでしょ!」

「な!?そんなこと絶対しません!タカミヤの人間たるもの常に正々堂々と戦いを挑みます!どんな時も卑劣な手は使いません!」

(いや、そーいう意味じゃないと思うんだけどね。)

「ええい!そうやって偉い子ぶってその実その大きなモノを使ってあの手この手で卑劣で姑息な手を使ってるんでしょ!」

(いや、いっちゃんのその手のある位置が卑劣極まりないというかなんというか……。)

「あらあら、お姉ちゃんも混ぜて欲しいな♪」

「ちょっ、レイカさん!?」

1-C組は相変わらずガンプラ部によって混沌(?)としていた。

そして、シロー先生の特別ホームルーム、クラス対抗ゲリラガンプラバトルが始まった。

イチカは早速バトろうとしたが。

「あれ?!もう全員枠埋まってる!!」

気がつけばもうほとんどペアが完成していた。

「むぅ、偶数クラスだから誰かいるはず!」

イチカはキョロキョロと見回すと、後ろから二番目の窓際にいる女子を見つけた。

「ね、ガンプラファイトしよ!」

「………。」

何故かスルーされる。

「ねぇ!ガンプラ持ってるでしょ!やろーよ!」

「………。」

相変わらず窓を見て無視をしてるこの生徒は那須 星羅(ナス・セイラ)。ガンプラを製作してるのは見たことはあるが、バトルはあまりしてなかった。

そして、イチカは少し拗ねた。

「もー!なんで無視するのさ!」

イチカが少し怒った。すると

「……ぷっ、くすくす。」

なんとセイラはそんなイチカを笑った。

「ちょ!?聞こえてたのなら反応してよ!」

「いや、ごめんごめん……君の反応が面白くてついね。」

「むー。」

イチカが頬を膨らませさらに拗ねる。

「分かってる、お望みはガンプラファイトだろう?私もちょうどチューニングが終わったところなんだ。」

「わーい!やろー!……っていうかセイラさんあんまりバトルしてるの見た事ないね。」

「セイラでいいよ、同級生だしね。ま、私にも秘策があるからさ。きっとイチカもワクワクすると思うよ。」

「ほほーう、それは是非とも試したい!」

イチカとセイラはデバイスの接続を始める。

「ん?そのデバイス……。」

「んえ?……あ、あぁ、これはね!先行配信のキャンペーンに当たった最新式のデバイスなの!」

「へぇ、最近プラモトレースシステムを取り入れたデバイスのアップデートが早いね。」

「うんうん、早いしアップデートがいい面白さを出してるし!」

「ふふ、思ったより楽しめそうだ。」

そして、ダイバーギアをベースにAR化を進めたダイバーベースにそれぞれがガンプラを設置する。

「デンノ・イチカ、ダブルオーザク!決闘を挑む!」

「ナス・セイラ、ジャンククアンタ。決闘に臨む!」

フィールドはAEU基地。

「お?レアフィールド!通称スペシャル二千回模擬戦フィールドだー!」

かの有名なパトリック・コーラサワーの初登場した結構このフィールドが当たることは少なく、イチカはしばらく眺めていた。

すると、セイラのガンプラがこちらに来た。

見た目はゴツそうな装甲、ボロボロのマントを付けた継ぎ接ぎのティエレンのような見た目だが、GNソードIVを握っていた。

そしてセイラはこう言った。

「おい、デュエルしろよ。」

「……やる気満々って感じね!受けて立つ!」

二人が同時に構える。

「ガンプラファイト!レディーゴー!」

決闘(デュエル)!!」

二人が叫ぶと同時にイチカはピストルビットIIを、セイラはGNソードふぉーをライフルモードに切り替えて撃ち始めた。

双方が入り乱れるビーム。

だが、なかなかお互いを捉えれない。

ダブルオーザクもジャンククアンタもGNドライヴを備えている為GNフィールドによる軽減効果があるのだ。

(このままじゃ埒が明かないな。)

イチカはすぐさま判断をし、ザクバズーカスタムを構えぶっ放した。

が、そう簡単に当たるわけが無い。

「クッソ!ティエレンの性能じゃない!どんなパーツ使ってんの!!?」

イチカのその言葉にセイラは答えた。

「パーツは全部ジャンクパーツから取り寄せた。実質拾った。」

流石にイチカもその言葉には絶句した。

この高性能なプラモが全てジャンクパーツだけで構成されてるとは思えないほどの性能をしてるのだ。

しかし、そんな余計な思考をしてる間に距離を詰められていた。

「やっば!」

「そこ!」

GNソードVとGNヒートホークがぶつかり合う。

「やるね、イチカ!」

「そっちこそ!こんな逸材がいたなら是非ともガンプラ部にスカウトしたい!」

「だが全ては!」

「「このバトルが終わってから!」」

そこからは大型斧と大型剣のぶつかり合い、鍔迫り合いが繰り返された。

なお、二人は夢中で気づいてないがバトルが終わったレイカ達が横目で見ており、とても盛りあがっていた。

離れてはぶつかり、離れてはぶつかりを繰り返し。

なかなかに決着がつかなかった。

「やるじゃん!」

「そっちこそ!ならそろそろ本気で行く!」

すると、セイラはGNドライヴをフル稼働させた。

「集いし願いが、新たに輝く星となる!光さす道となれ!シンクロトランザム!」

ジャンククアンタがトランザム特有の赤色に染まり、一気に上空へと加速した。

そして、上昇しながらパージしたのだ。

「飛翔せよ!0(ゼロ)クアンタ!」

外野が大きく騒いだ。

当然だ、ティエレンのようなものからダブルオークアンタが出てきたのだから。

それと同時に、イチカは感じたことの無いスピードを雰囲気で悟った。

「…この感覚久しぶり。しかもカッコイイ……私も負けらんない!TRAN-ZAKU!」

イチカも負けじとトランザクを起動する。

そして、再びイチカとセイラはぶつかり合う。

しかし、0クアンタのスピードが桁違いに上がっており、少しイチカが苦戦し始めた。

「やっば、めちゃくちゃ速い!?」

「まだまだ!」

連撃がダブルオーザクに入り、ダメージが蓄積される。

「……こうなったら不完全だけどあれをやるしかない!」

イチカには切り札があった。

しかし、不完全であるため出すのを渋ってきたがそんなことを構ってる場合じゃない。

「やぁぁってやるぜぇぇぇぇ!!」

イチカはGNヒートホークを横薙ぎするように構えた。

そして、ツインドライヴにブーストをかけ、さらにトランザムの質量を上げた。

そして、GNヒートホークの刃の部分のビームが巨大化した。

「トランザク!ライザァァァァァァッ!!」

その名もライザーアックス。

ライザーソードをGNヒートホークで使えるように改良した新たなイチカのダブルオーザクの必殺技。

そして、横薙ぎに一気に振り払いマップも何もかも、全てを破壊し尽くした。

そして、薙ぎ払ったあと、ダブルオーザクはトランザムを強制解除されクールタイムに入った。

「………マジか。」

イチカは0クアンタに先程の一撃を不意打ちにも関わらず避けられたことに衝撃を持っていた。

「ナイス必殺技。ならお返し。」

0クアンタが飛翔し、GNソードVを構えた。

「行け!0クアンタ!シューティングソニック!!」

そして、ダブルオーザクを横薙ぎに払い、一撃で落とした。

バトルエンドの音声と共に歓声が上がった。

このC組において、イチカに勝てたクラスメイトはレイカ以外にいなかったが、ここにナス・セイラという強者が現れたのだ。

「いやー!負けた負けた!お見事セイラちゃん!」

「こちらこそ、いい決闘だったよ。」

お互いが握手をした。

ビルダーたるもの、ファイトをした相手には敬意を表すのは当然のことである。

「ねぇ、ガンプラ部興味無い?」

「………。」

「ダメ?」

「………。」

「もう!聞いてるの!!」

「ぷふ……いや、やっぱりイチカの反応は面白くてね。」

「もー!真面目に聞いてよ!」

「いいよ、けどひとつ言っておくとね。」

セイラはイチカの唇に人差し指を当てこういった。

「私はレアだよ。」

とニッコリ笑った。

さすがにこれにはイチカもドキッとした。

「おおう、この子女の子なのに女の子落としにきてるよ。あ、入部祝いにブラックサンダーどうぞ!」

「いただくよ。」

こうして、湯ノ森ガンプラ部はさらに人が増えた。

今日もまた放課後は騒がしくなる。




「あれ?バイトに来たの?」
「ち、違います。」
「さて、頑張って切り盛りしてくわよ!」
「おー!」
次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第十二話〜お仕事とバイトとブラックサンダー〜
ガンプラファイト!レディーゴー!
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