ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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みなさんおまちかねぇ!!
作者のワンダレルです。
さて前回、イチカは病床で目を覚ましましたが、何やら不穏な空気が流れております。
一方、アルマはアルマなりの戦争を引き起こそうとしておりました。
果たして、アルマの目的とは!?
それでは!ガンプラファイト!レディーゴー!


第十九話~市長の代理戦争~

夕刻、アルマは至急市長室へと戻り、調べていた。

(……ちっ、あの毒虫め。居場所は確実につきとめてみるか。……ここはを呼ぼうか。)

携帯電話からとある場所に繋げる。

「あぁ、久しいね。アイアンブラッド。」

「……アンタかアルマ市長。」

「見ない間に大きくなったね。君に依頼をしたいのだが可能かな?」

「俺に出来ることがあれば。」

「なら、経緯を簡単に話そう。」

事の理由を話すと男は激怒していた。

「なるほどなるほど、確かにそんなやつを生かす訳にはいきませんね。地獄に堕ちるべきです。」

「そうだ。僕はこの男、『ヤガ・タカオ』をこの世界から抹消してやろうと思ってるのさ。」

「アンタも相当怒ってるんだな。」

「無論さ、何せ僕としても大切な子だからね。」

「協力しますよ。何をすればいいんです?」

「……ヤガ・タカオの確保を頼むよ。まぁ、僕も動くから何かしら欠損がある可能性もあるが、気にしないでくれ。」

「了解です、では俺の方も師匠付きですけど向かいますね。」

そこで通話は切れた。

「………さてと。」

動こうと椅子を動かしたら、ノリスがいた。

「……どこへ向かう気ですかな、市長。」

「………今回の件はどうしても僕は許せなくてね。私情を挟んではいけないのは重々承知だ。だが、行かせてくれ。」

「……いいでしょう。しかし、後始末は市長にしてもらいますよ。」

「安心してくれ、後始末までがこの僕、湯ノ森市長のソウゲツ・アルマの務めさ。」

アルマは市長室から出ていき、とあるものを持ってある場所へ向かった。

そこは、蒼月の一族が代々受け継いでいる豪邸だった。

インターホンを鳴らすと腐ったような声が聞こえてくる。

「おや、アルマ。夢は諦めたのかい?」

「いえ、夢を取り返しに来たんですよ。お話をして頂けませんか?」

「通すわけがないだろう……と言いたいところだが、いいでしょう。応接室まで来なさい。来れるものならね?」

どうやらアルマが来ることを予見していたように多数のSPが現れる。

「……やはりな。」

そう言うと、玄関にいたアルマは姿を消した。

デバイスの運用次第ではホログラフィックによる囮も出来るのだよ。」

既に屋上の裏口から通路へ入り、応接室へ入ってきた。

「!?あの数のSPをどうやって。」

「市長という立ち位置を舐めないでいただきたい。」

「それで、話とは?」

「……あなたを湯ノ森から排除します。」

「……は?」

「トモコ、あなたはこの湯ノ森における政治会そして裏社会での暗黙のルールをご存知かな?」

「それがどうしたのよ?」

「故意にこの僕の邪魔をした場合は排除するとね?」

「ふっ、何を言うかと思えば。どこに証拠があるのよ?」

「いえ、証拠など不要です。これはあくまであなたに対する嫌がらせですので。」

「なんですって!?」

「そもそも、証拠は既に抑えてあるんですよ。貴方がこの湯ノ森にエタ君とアイナ君の血の繋がらない養父のヤガ・タカオを引き入れここで匿い、事件を起こした。………おかげで僕とイチカの計画が台無しになってしまったよ。」

「………ふっ、それがどうしたの?」

「私は偶然あの男と面識があったから招き入れたのよ?それの何が問題あるのかしら?」

「いえ、ないですよ。ですが、法には従ってもらおうと思ってね。」

アルマが指を鳴らすと入口からぞろぞろと警察が入ってきた。

「警察だ!差し押さえ礼状と逮捕令状だ!この屋敷を全て捜索させてもらう!」

「な!?」

「こういうことさ。そろそろ僕はこんな豪邸なんて必要ないと思っていたんだよ。所詮は象徴だけの飾り。これほど不要なものはないからね。」

「アルマァァァ!この親不孝者ォォ!!」

「なんとでも言うがいいさ、僕を傀儡にしようとして失敗し、僕を貶めようとした。それがあなたの判断ミスだったのさ。さらばだトモコ、今日限りで貴方は蒼月の名を剥奪させてもらう。貴方にはもうその資格はない。」

「アルマァァァァァァッ!!」

その頃、繁華街にて。

「……へっ、金も沢山貰えて大義名分まで得られたなぁ。あとは俺の娘達を連れて帰りゃさらに金が増える……。」

男はふと見上げた時、緊急放送を見た。

「……は?」

ソウゲツトモコの逮捕と差し押さえ。

「……クソ!金づるがいなかなっちまった!」

タカオは裏社会で生きていた為、このような事態になれば間違いなく自分へと矛先がむく事を知っていた。

「ちっ、捕まってたまるかよ!」

繁華街の路地裏へと逃げ込んだ。

目指すは港だ。

だが。

「おや?どこに向かおうと言うのかな、ヤガ・タカオ三十九歳、二十歳の頃に養王田組の舎弟として入り甘い汁だけ吸い続けて感覚がおかしくなり、三十歳の時に結婚。様々なDVの末遂に妻を殺害、残された血の繋がらない子供二人を傷つけ中学卒業と同時に売ろうとし、その計画も僕の介入で破綻した哀れな男。」

「……ちっ!死ね!」

路地裏ということもあり、どこから仕入れたのかサプレッサー付きのハンドガンをアルマが解説してる間に何発も撃った。

だが、アルマは全てひらりとかわした。

「当たらないよ、プラモトレースシステムは判断力など直接的な感覚の強化にあたるからね。」

すかさずタカオは二発目を撃とうとしたがその前にアルマの拳がタカオを捉えていた。

パァンという拳銃の銃撃音のような音が響く。

「グカァ!」

「痛いかな?まぁ当然だ痛くしてるんだからね。」

アルマはふとライターを取り出した。

「君、タバコが好きだったよね?」

「は……?」

「吸わせてあげよう。」

そう言うとアルマはタカオの胸ポケットからタバコ一箱丸々全て取り出し一気に火をつけた。

そして

「むぐ!!?」

口に一気にねじ込み。

「おや?鼻の穴が空いてるじゃないか。どうぞ?」

鼻の穴に入れる。

無論息苦しくて悶絶するが、アルマは続ける。

「おや?耳の穴も空いてしまってるね。入れてあげよう。」

アルマは容赦なく火のついたタバコを入れた。

「もごぉ!!」

そしてアルマはライターの火力を最大にし、タカオの口にねじ込んだタバコの火をさらに強い火力で燃やした。

煙でむせ、タカオがげほげほと咳き込みながら転がる。

「おや?タバコは好きなんだろう?ほら、吸いたまえ。」

転がっているまだ燃えているタバコを額に押し当てた。

「うおおぉ!!?」

「おやおや、子供にしていたことをいざ自分がされると嫌かい?」

「がぁっ!?テメェ何考えてやがる!!」

「………君、イチカの右腕を壊したらしいね?」

「それが……どうしたってんだ……まさかアンタが復讐すんのか?」

「その通りさ。」

アルマはおもむろにライターを閉じてアルマ自身の方へと引っ張った。

「安心しなよ、医者に繋げてもらうさだが、君に両腕は必要ないよね?」

突然、タカオの腕が落とされた。

「う、うぎゃぁぁ!!う、腕がぁ!!」

「……黙れ。」

「ぶふぅえ!」

タカオはそのまま顔面を殴られたが、逃げ出した。

「し、死んでたまるか!」

「……フッ、逃げても無駄だと言うのに。」

タカオは路地裏から繁華街の入口へと向かった。

(あそこに行きゃ、俺は被害者としてアイツを蹴落とせる!あそこまで行きゃ!)

「おっと、こっから先は通行止だ。」

だが、突如現れた謎の男に通せんぼされた。

「な、なんだ!?み、見てわからねぇのか!腕落とされてんだ病院行くんだよ!どけぇ!」

「あぁ、どいてやるよ。」

ゴッ

謎の男は鉄パイプで男を殴り気絶させた。

「お前が気絶してからな。」

「ご苦労さま、アイアンブラッド。君も参加するかい?」

「おう、あの子をコケにされたまんまじゃ示しがつかないしな。だが、腕繋がるのか?」

「優秀な医者がいるから平気さ。さぁ連れていこう、この男を地獄の底にね。」


タカオは気がつくと地下室のような場所にいた。

「こ、ここは?」

「おはよう、タカオ君。」

タカオは固定されていた。

だが、固定の仕方がおかしいのと、腕が繋がってる事だ。

「う、腕が………。」

「あぁ、あれは君を無力化するためにした事だ。直ぐに繋げてもらったよ。」

アルマはそう言うと、選手交代と言わんばかりにアイアンブラッドと代わった。

「僕の場合直ぐに始末する癖があってね、苦しませてあげてくれ。」

「はぁ〜、アンタも災難だな。この市長、怒らせると怖いんだぞ?しかもガンプラがないとなったらもう……な?」

ゴッ!!

アイアンブラッドはレンガブロックをタカオの剥き出しの親指に振り下ろした。

「ぎゃぁぁぁぁっ!!」

「さて、次だ。」

今度は人差し指を掴み、逆の方に曲げて折る。

その度にタカオは喚いた。

「うるせぇわめくな。」

そう言ってアイアンブラッドはレンガブロックでタカオの顔面を殴った。

ひとしきり終わったところで、タカオの指は使い物にならなくなった。

「拷問とか苦手だから下手くそですまんなぁ。」

「か、あぁぁ……。」

「交代しようアイアンブラッド。僕もそろそろ試したいことがあってね。」

「な。何をする気だァ……?」

タカオが震えながら聞く。

「ん?簡単さ、毒虫の排除には(これ)が必要だろう?今から君の足の指を撃ち抜く。安心してくれ、これは本物だ。」

バァン!

「いぎぃぃ!!」

タカオが悲鳴を上げる。

「うるさいよ、毒虫。」

アルマが銃底で殴る。

「では、一気にやろう。」

バァンバァンバァンバァンバァンバァンバァンバァンバァン

百発百中の威力で足の指を全て砕いた。

その間もタカオの汚らしい悲鳴が響く。

「さて、君は運がいいねタカオ君、君は今から裏社会に貢献するよ。」

「へ……?」

タカオは憔悴しきった声で反応した。

「まず、腕を使えなくしよう。」

アルマは手にしていたナイフを素早く突き刺し、タカオの両腕の神経系統を最後に遮断する形で傷つけた。

「そして足をこうしよう。」

アルマはゴルフクラブを持ってきていた。だが、もちろんタダのゴルフクラブじゃない。

「特注のトゲ付きさ。どれくらい痛いのだろうね!!」

タカオの悲鳴が響きながら、アルマはタカオの脚を破壊していく。

タカオが許しを乞い始めた。

「もう……許して……。」

「そうだなぁ、あと二つだがんばってくれたまえ。」

そしてアルマは針を取り出した。

すると、アルマはタカオの下の服を脱がす。

「へ………?ま、まさか!?」

タカオの顔が青ざめる。

「そのまさかさ。」

アルマは思いっきり針をタカオの男性器に横からぶっ刺した。

「うぎぇあァァァァァァ!」

そして、アルマは貫かれた針の反対側を軍手をつけて持つと、一気に手前へと引き抜いた。

無論、無理やりしたのでタカオの男性器は横真っ二つに裂けた。

「おや、アイアンブラッド。僕が本気で怒った姿を見るのは初めてかい?今の内に言っておくが、僕の邪魔をすれば、そしてよそ者が湯ノ森の市民に危害を加えたらどうなるかの見せしめにもするよ。」

アルマがスイッチを押すと、穴が開いた。

そして、その穴には大型のミンチシュレッダーが入っており、回っていた。

「お、おい嘘だろ……?たかがガキ一人の命じゃねぇか?!ここまですることは無いだろ!!」

タカオが狼狽してそう言う。

「……だそうだアイアンブラッド、どう思う?」

「結論わかってるでしょアルマ市長さんよ。」

アイアンブラッドは頭をかいて言った。

「関係ない、死んでろクソ野郎」

「よく言った。」

アルマはそれだけ言うと椅子に座っているタカオを椅子ごと穴に蹴り入れた。

「やめ……あ!?ぎぇぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァっ!!!!?!」

メキメキと身体が引き裂かれる音、目玉が飛び出たり見るだけならかなり悲惨なものだった。

「うぇ……流石にこれはきついっすわアルマ市長。」

「ふっ、だが裏社会にもいい見せしめになった。このクズはせいぜい魚の餌にでもなってもらうよ。報酬は高くしよう。」

「ったく何回も言ってんでしょ、湯ノ森の事なら報酬はいらないってさ。」

アイアンブラッドは少し恐ろしげに、アルマは清々しいさっぱりした笑顔で部屋を立ち去っていった。

そして、ヤガ・タカオという男は、アルマの手によって……

文字通り消された。




『私はイチカであってイチカじゃない。』
「行こう、みんな!」
「……よくぞ成し遂げた。」
次回、
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第二十話「異常事態」
それでは次回も!
ガンプラファイト!レディーゴー!
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