ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!
作者のワンダレルです。
さて前回、あの戦女神のゼロがロストシスターに敗れました。
このことは、湯の森においてはかなりショックな出来事かと思います。
侵攻を続けるロストシスター。
迎え撃つは有志連合。
この戦い、果たして勝者はいったいどちらになるのか!
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!


第二十二話~1つの答え~

レイバー「うそ…だろ……?」

レイバーは見ていた。

あの湯の森最強と言われた戦女神のゼロがロストシスターに討たれるのを。

だからこそだ、残骸となったゴッドアストレイの右腕を置き、その隣に折れたトツカノツルギ二本を刺してどこかに行こうとしたロストデスティニーの前にSDCSのシスクードで立ち塞がった。

レイバー「ロストシスター……あなたは一体何が目的なんですか?」

ロストシスター「『……………。』」

レイバー「どうしてこんなことを!」

イチカ「……もうここしかないの、私の居場所は。」

レイバー「え?」

シグレ『邪魔をするな。ワンちゃんを守れるのは私だけだ。私しかワンちゃんを救えないんだよ。』

イチカ「見逃してあげる、だから……。」

シグレ『チャンスはあげる、だから…。』

ロストシスター「『今すぐ私の前から消えろ。』」

二重人格とかではない。

ただ、レイバーに分かったのは。

片方は悲しみに溢れ、もう片方は怒りに溢れていることだった。

そしてそれは愛がなすものであると。

レイバーは立ち尽くし、何も出来なかった。

そして彼女達はロストデスティニーで新たな戦場へと駆け抜けて行った。

レイバー「……本当に正しかったのかこれで。」


~数時間前~

ミミ「レイバー、どうするの?」

カグナ「僕は有志連合に入るべきだと思う。ロストデスティニーでも流石に物量には勝てない。なにか理由があるとは思うが、僕はロストデスティニーにつくのは賢明じゃないと思う。」

レイバー「……仕方ない、俺たちリフレインも有志連合につこう。武者ガンダム、武者ガンダムMk-2、騎士ガンダムからも守ってくれるらしいし。」

ミミ「……わかったよレイバー。」

カグナ「レイバー、すまないな。」

レイバー「いいんだ、せめてこのフォースネストが無事に済むのなら……。」


その後、武者ガンダムMk-2が率いるザクの群れが現れたが、有志連合は助けに来なかった。

正確には騎士ガンダム軍の相手をしていて来れなかった。

だが、その時ロストシスターが助けてくれた。

まるで、レイバー達は関係ないと言わんばかりに。

レイバー「………どうすればいいんだ、俺達は……。」

迷い葛藤するレイバーはロストシスターを見送ることしか出来なかった。


一方、湯の森ガンプラ部は相変わらずイチカ不在による影響がひどく、そしてレイカが学校を休んでいる事も知っていた。

ロストシスターとのバトルの影響が実際の体にも影響を及ぼしていたらしく、相当な一撃で三日は動けないそうだ。

そして、レイカがガンプラ部の皆に言ったのは衝撃の事実だった。

ロストシスターがイチカだということ、そしてサポートAIのゼルにアサヅユ・シグレの意志があること

ツルギ「今でも信じられない……あのゼルがかのシグレさんで、イチカがロストシスターだったなんて……。」

ヒビキ「それ以前の問題としてあのレイカさんが負けた……それだけでも学校で騒がれてるくらいだ。」

エタは昨日と変わらず寝込んだアイナの為に部活は早退していた。

アキト「だけど、このまま待ってるだけじゃどうしようも無いよ。」

セイラ「……イチカを倒すか、あの無双バグを終わらせるか。」

ルヤ「だがよ、それだと市長はどうすんだ?」

コマ「俺もそれは何とかしないといけないと思う。あの市長が自分の首絞めるとは思えない。」

ミタマ「……私、ちょっとお母さんに聞いてみるよ。それに、霊関連なら私そこそこに腕はあるから。」

アキト「……ミタマさんってもしかして現人神だったりする?」

ミタマ「うーん……違うかなぁ……ちょっと本で読んでたくらいだからね?あはは……。」

ミタマの声音が変わった気がするがそれどころでは無い。

ツルギ「とにかく、イチカやレイカさんがいなくても何とかしないと。」

ツルギのその言葉をきっかけに各々が出来る事をやり始める。

ルヤとコマはいかにして三勢力のNPC軍勢を捌くかを。

アキトとセイラは今回のアルマの不祥事の裏を洗う事。

ミタマは特殊で詳細はあかせないとの事だが、彼女なりに出来る事をなし、ヒビキは来るであろう激戦に向けてコアガンダムαのチューニングをしていた。

無論ツルギも例外ではなかった。

ツルギ(どうすればロストシスターに勝てるのか……。あの圧倒的な戦力差を埋めるには……。)

そんなことを帰り道の街中で考えながら考えていると、マリオンが話しかけてきた。

マリオン『ツルギ……。』

ツルギ「どうしたの、マリオン?」

マリオン『いいえ。なんでもないわ。』

マリオンはそう言ったが、どうにも引っかかる。

しかし、ツルギはふとなにかに気づいた。

ツルギ「……兄さん?」

四年前にこの街から出ていった兄さんが見えたような気がした。

だがその兄のような人はスタスタと夜の湯の森商店街を歩いていく。

ツルギ「待って、兄さん!」

ツルギはすぐに追いかけていった。

兄かもしれないその人物を。

路地裏へと入ったのを見て、さらに追いかけるツルギ。

そして、路地裏の中で……。

ツルギ「兄さん!」

ツルギは男の手を掴んだ。

???「うおっ!?」

男は動揺したようにビックリして振り返った。

ツルギ「あ、あれ……?」

人違いだった。兄とは似ても似つかない。

???「もしかして、タカミヤツルギちゃんか?」

ツルギ「え、ええ、何故それを?」

タクマ「おっと悪い、自己紹介が遅れた。俺はナギツジ・タクマだ。」

ツルギ「ナギツジ……もしかしてあのレイカさんを倒したっていう伝説の!?」

タクマ「いやアイツ倒しただけで伝説になんのかよ……じゃなくてだな……。」

タクマが何かをボソッと言った気がするが、ツルギには聞こえていなかった。

タクマ「ちょうど良かった。君のお兄さんに頼まれて伝えないといけないことがあったんだよ。………まぁ、それより前に……出てこいよ、そこにいるんだろ?」

物陰から緑髪の女性が出てくる。

???「噂はかねがね聞いていましたが、流石ですね。オシムギ・ハクバ様。」

タクマ「ナギツジ・タクマな。」

ツルギ「一体いつから……いや、それよりも……。」

???「あなたが学校を出た時からですよ、タカミヤ・ツムギ様。」

緑髪の女性は上はメイド服のような服、下はハーフパンツでスカウターのようなものと甲冑にありがちな物を付けている。

こんなに目立つ格好をしてるのにツルギは気づけなかったのだ。

あと惜しい。

だがそれよりもツルギは聞かねばならないことがある。

ツルギ「ツルギです……それよりあなたは?」

ゼル「申し遅れました。私はゼル。ゼル・クロシェフィールド。朝露家に仕えていたパーフェクト使用人のクロシェフィールド四姉妹の長女にして、サポートAIゼルの元となった者です。」

ゼルといえば、シグレが暴走するきっかけとなったサポートAIだ。

そして、朝露家の使用人ということは何かしら関係があると思い、身構えていた。

だが、ゼルは予想外の答えをした。

ゼル「実は久方ぶりにこの湯の森に帰ってきまして、道がわからなくなっていたんです。それで路頭をさまよっていましたわ。」

思わず前ののめりにこけそうになるツルギ。

ツルギ「け、携帯のナビゲーションアプリがあれば何とかなるかと……。」

ゼル「あー、それなら何もしていないのに壊れましたわ。」

さすがのツルギとタクマもずっこけた。

ツルギ「どこがパーフェクト使用人ですかぁ!!」

ツルギが思わずツッコミに吠える。

そしてそれを少し悲しげな目でタクマが見ていた。

ゼル「ですがちょうど良かったです、あなたに用事があったんですよ、オイハギ・ミクマさん。」

タクマ「もうつっこまんぞ。………で、用事って?」

ゼル「いえ、あまり人には言えないのであなたの要件を先に終わらせてください。」

ゼルがそう言った為、それじゃお先にと言ってタクマはツルギの肩を掴んだ。

ツルギ「ふぇ!?」

ツルギにとってはどことなく懐かしい雰囲気だった。

タクマ「まず一つ目、ロストシスターを救えるのは君だけだ。それと、湯の森高校の207番教室の作業デスクの奥底にアタッシュケースがある。解除のパスワードは『HOPE』。そこに今の君が求めるものがある。」

ツルギ「ど、どうして湯の森ガンプラ部の部室の事を……?」

タクマ「言ったろう?君のお兄さんからの伝言だって。」

タクマは淡々とそう言った。

タクマ「そして、次にアルマ市長からの伝言だ。今回のアルマ市長の件は裏で手を引いてる人間がいる。アルマ市長を蹴落とす為に仕組んだ事だが、アルマ市長はきっと何とかできると思う。故に、GBNの無双バグは君たちがひっそりと解決してもらうって言っていること、そして、今立ち上がってる有志連合がロストシスター討伐の軍勢を作っている為、ロストシスターの説得を君たちガンプラ部の諸君に託すってさ。今回のことはガンプラ部のほかのみんなにも知らせるといい。ただし、ガンプラ部とアルマ市長以外に他言禁止。これだけは守るんだ。」

ツルギ「は、はい……でも、どうしてそこまでしてくれるんですか?」

タクマ「なぁに、ここの市長に少し借りがあるだけだよ。さぁ、行ってくれ、ツルギ。」

ツルギ「……はい!タカミヤツルギの名にかけて、約束は守ります!」

ツルギはそのまま、湯の森高校へと引き返して行った。

タクマ「……さて、こっちは終わったぜ。んで、アンタの用事はなんだ、ゼルさん?」

ゼル「えぇ、簡単ですよ……。」


ツルギ「確か、部室の作業机の奥の所……。」

ツルギは忘れ物をしたという名目で学校に入り、探していた。

そして、アタッシュケースを見つけた。

ツルギ「あった!!パスワードは……『H・O・P・E』……っと。」

アタッシュケースのパスワードを入力し、開封した。

ツルギ「!!これは………そういうことね、兄さん。ありがとう。これならまだチャンスはある!」


GBN内にて

キョウヤ「これより、ロストシスター討伐へと向かう!各員、ついてこられたし!」

有志連合の参謀、キョウヤのその掛け声に大勢のひとが声を上げる。

レイバー「………。」

カグナ「どうした、レイバー?」

ミミ「………やっぱり不安なの?」

レイバー「…………ごめん、みんな。明日の決行日に俺は有志連合を裏切る。」

周りの人間に聞こえないように小声でだが、レイバーはそう言った。

ミミ「!!」

カグナ「………本当にいいのかレイバー?」

レイバー「だっておかしいじゃないか、同じダイバー同士でこんなことをする意味が無い……きっとロストシスターにも事情がある!だから……」

レイバーがそう言い切る前に、カグナとミミが抱きしめた。

ミミ「よく言った、リーダー!」

カグナ「ふふ、君ならそう言うと思ってたさ。」

レイバー「二人共……ありがとう!」

カグナ「だが、直前までバレるわけにはいかない。リーダー、決行は明日だな?」

レイバー「あぁ、きっと平日の夜中だけじゃロストシスターを追い詰めれない。だから週末の土日のこのタイミングで討伐軍は動く。せめて、俺達は足止めをしなきゃいけないんだ。」

ミミ「OK、リーダー!」

カグナ「論理的じゃないけど、面白いね。それでこそレイバーだ!」

チームリフレインは反逆の狼煙をあげようとしていた。

ロストシスターは変わらず、マスダイバーを仕留めて回っているらしいが、突破口は必ず見つかるはずだと信じていた。




「『邪魔をするなと言ったよな?』」
「タカミヤツルギとして、あなたを倒します!ロストシスター!」
『ツルギ、あなたに力を。』
第二十三話
「失楽の破壊者と剣の破壊者」
それでは次回も!
ガンプラファイト!レディーゴー!
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