ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!
作者のワンダレルです。
さて前回、かのレイトの意志を受け継いだヒビキにより、騎士ガンダムの軍勢を止めることが出来ました。
時を同じくして、ツルギもまた黒武者の方へと向かっており、さらなる戦況の変化が見られることでしょう!
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!


第二十五話「黒武者と孤高の剣」

セイラ、ツルギの二人が敵を殲滅しながらもフィールドの制圧を始める。

雑兵程度ならジャンククアンタでも勝てるようだ。

そして、ツルギもロストシスター戦でのウェアチェンジのクールタイムがまだ少しある為、ノーマルウェアの状態で戦っていた。

押し寄せるザクの群れ。

セイラ「スクラップフィストォッ!!

ジャンククアンタの正拳突きが炸裂し、敵が吹き飛んでいく。

ツルギ「敵フィールド、制圧しました!」

マリオン『流石ね、ツルギ。』

フィールドの制圧をしながらのKOカウントを進めていくにあたってやはり長期戦になる。

それを見越して、ツルギもセイラも実力はセーブしていた。

ジャンククアンタがGNカーボンブレードを振るい、AGE-2Breakerが二刀流のビームサーベルで切り裂いていく。

どんどんKOカウントは進んでいくが、やはり数が多い。

セイラ「敵フィールド、制圧したよ。」

ツルギ「お見事です!」

カウントが目標の半分へと到達した。

セイラ「いい、ツルギ?私はあくまでツルギのKOカウントを稼ぐ事だから、トドメはしっかり刺してよ?」

ツルギ「えぇ!!」

ライトドッズライフルとのコンボで敵をなぎ払う。

ツルギ「ウェアチェンジ!タイタスアームズ!」

マリオン『かくし芸、ここで披露するの?』

ツルギ「一気に叩くにはこれが一番ですから!」

ツルギの言ってることがよく分からなかったセイラだが、すぐに分かることだ。

ツルギ「ロケットパァァンチっ!!

タイタスウェアの右腕の部分が文字通り飛んで行った。

破壊力は抜群で、ビーム刃と回転により、どんどん敵を薙ぎ払っていく。

セイラ「な、なにそれぇぇぇっ!?」

セイラが思わず叫んだ。

ツルギ「出来そうな気がしたので改造しました!」

セイラ「………やってみようかな私も。」

ツルギ「え?」

セイラ「ジャンククアンタ!ブラストオフ!スクラップフィストォォッ!!

ジャンククアンタの右腕が吹っ飛んでいった。

ツルギ「うそぉぉっ!?」

セイラ「あ、出来た。」

ツルギ「ええぇ!?ぶっつけ本番!?」

なんとジャンククアンタもロケットパンチを成立させてしまったのだ。

しかもちゃんと飛ばした右腕が帰ってきた。

セイラ「いやー、できるとは思わなかったなぁ。」

マリオン『……世の中にはすごい人も沢山いるものね、ツルギ。』

ツルギ「えぇ、恐るべしセイラさん……ですね。」

ちょうどKOカウントが800を超えた辺りだった。

だが、肝心の武者ガンダムMk-2の本陣が見えない。

ツルギ(……本陣が見えない……?ここに来るまでには見えていたのに……。)

セイラ「……よし、KOカウントあと20!」

そして、KOカウントが1000になった時に名乗りを上げた。

ツルギ「私がガンプラ無双です!」

マリオン『ふふ、ツルギならできると思ってたわ。』

そして名乗りを上げた後に、本陣が現れた。

だが、現れた場所はツルギとセイラが目指していた方向とは真逆の位置だった。

武者ガンダムMk-2「ま、これも戦略のうちってね。」

ツルギ「!?」

同時にフィールドが多数現れ、ザクの群れが先程より更に勢いを増して現れる。

セイラ「………やられた!」

ツルギ「ここからさらに進むしかありません………。」

マリオン『だけど、このままじゃ私達が消耗するわ。』

セイラ「なら、やることは決まってる。」

セイラがツルギのAGE2Breakerの前に立つ。

セイラ「集いし願いが新たに輝く星となる!光さす道となれ!シンクロトランザム!!」

ジャンククアンタが赤く輝き飛翔しパージした。

セイラ「飛翔せよ!0クアンタ!!」

ジャンククアンタが0クアンタへと変化した。

セイラ「ツルギ、道を開けるから正面突破して!」

ツルギ「ですが!!」

セイラ「このくらい、余裕!」

セイラはGNソードIVを構え、一気に加速した。

セイラ「シューティングソニックッ!!

一太刀で一気に道をつくりあげた。

セイラ「行け、ツルギ!!」

ツルギ「ありがとうございます!!」

ツルギはAGE2Breakerを駆ってかけ、一気に本陣まで滑り込んだ。

セイラ(数はおおよそ数千……問題ない。行ける!)


武者ガンダムMk-2「へぇ……あの数の中から直接俺の所まで来るのか……強いねぇお嬢ちゃん。」

ツルギ「お、おじょ………。」

いつも大人びていたツルギはお嬢ちゃんと呼ばれたことに動揺し、すぐに考えを改めた。

ツルギ「そうやって不意をつくつもりなのでしょう?」

武者ガンダムMk-2「まぁ……最初はそう考えてたんだが、気が変わったんだよな。こうもまっすぐな娘が相手だと、たまにはあの人みたいに正々堂々とやってみたくもなったし、何よりちょうど俺も君と話がしたかったんだ。」

ツルギ「話がしたかった?」

マリオン『ツルギ、油断しないで。いつでも戦えるようにしておくわ。』

ツルギ「お願いします。」

武者ガンダムMk-2「はは、信用ないねぇ……ま、今までのこと考えればそれもそうか。どっこいせと。」

武者ガンダムMk-2はおもむろに座った。

武者ガンダムMk-2「ま、ちょっと座りなよお嬢ちゃん……いや、さすがに失礼か。お嬢ちゃんの名前は?」

ツルギ「えと……ツルギ。タカミヤ・ツルギです。」

武者ガンダムMk-2「ツルギちゃんか。よろしくな。ま、俺もやりたくてこんなことしてる訳じゃないしなぁ。」

マリオン『……どういうこと?』

武者ガンダムMk-2「俺たちは本来、存在を許されるはずがなかった存在かな。」

ツルギ「じゃあ……勝手なことをした人間への復讐……ですか?」

武者ガンダムMk-2「まさか。そんな大層な信念は俺たちにはないって。」

マリオン『じゃあ何が目的なの?』

武者ガンダムMk-2「まぁ俺達の目的は、新しい使い手を見つけることかな。俺達はその為に戦って新しい使い手、ひいては引き取ってくれる人を探してるってとこだな。」

ツルギ「ま、まるで捨て猫みたいですね……。」

武者ガンダムMk-2「まぁあながち間違ってはいないんだよなぁ。」

武者ガンダムMk-2は表情はよく分からないが口調的に苦笑いしてるようにも思えた。

マリオン『もしかして、貴方達は私や『あの子』と同じようにシステムと人の交流を目指しているの?』

武者ガンダムMk-2「そうそう、そんな感じ。ま、俺としてはツルギちゃんみたいな可愛い女の子がいいなって思ってるけどな。」

ツルギ「ふえっ!?」

マリオン『………。』

武者ガンダムMk-2「まぁまぁ、そう睨むなよマリオン……だっけか?」

そして、武者ガンダムMk-2がよっこらせと言って立ち上がった。

武者ガンダムMk-2「ま、後のことは……戦いながらやろうか!」

いきなり抜刀して襲いかかってきた。

だが、ツルギはそれを見越してビーム刃で受け止めた。

ツルギ「えぇ、そうしましょう!」

ツルギが武者ガンダムMk-2を押しのけて身構えた。

ツルギ「スパローウェア!」

マリオン『了解。』

ツルギの一言で即座にウェアが切り替わる。

そして、スパロー特有の高速攻撃を仕掛けるが、すべて見切られあしらわれる。

武者ガンダムMk-2「さすがはあの暴れん坊を倒しただけはあるな!」

ツルギ「暴れん坊……イチカの事ですか!?」

武者ガンダムMk-2「なるほど、あの子はイチカっていうのか。」

斬り合いながらも話す余裕のある武者ガンダムMk-2。

武者ガンダムMk-2「俺が思うにロストシスターってのはそのイチカって子の夢じゃないのかと思ったんだよ。」

ツルギ「夢……?」

武者ガンダムMk-2「生命は無くせばもう二度と帰ってこない。だが、もしAIとして帰ってくるのなら……その安住の地を求めての破壊だったとしたら?」

ツルギ「…………私は。」

マリオン『ツルギ、流されちゃダメ。』

武者ガンダムMk-2「もしそうだとしたら、お前さんたちは自分の勝手都合でそのイチカの夢を壊したってことになるな。」

ツルギ「…………。」

武者ガンダムMk-2「そこまでしておいて、責任は取れるのかって俺はおも………。」

ツルギ「取ります。」

ツルギは武者ガンダムMk-2の話をさえぎった。人の話を遮ることを滅多にしないツルギがだ。

ツルギ「私が……私たちがその夢を叶えます。それが湯の森ガンプラ部ですもの。」

マリオン『ツルギ……。』

武者ガンダムMk-2「なるほど、こりゃ無粋なことしたかなぁ。俺らしくもない。なら、それを証明してもらおうか!!」

武者ガンダムMk-2が虎徹丸で切り込んできたのを見切り、打合せる。

が、手数が多く押し込まれそうになったのを一時的に離脱して距離を稼ぐ。

ツルギ「くっ!!」

そこに武者ガンダムMk-2の電光丸が火を吹く。

咄嗟にシールドで防いだが、かなりの高火力だ。

ツルギ「ウェアチェンジ!!」

マリオン『ダブルオーライザー!』

AGE2Breake-RAIZARへと姿を変えた。

おおよそ手間取ってる暇はない。

セイラもギリギリで持ちこたえている。

武者ガンダムMk-2「……一騎打ちでもするのかい?」

ツルギ「時間が無いので……。」

ツルギはGNセイヴァーとGNソードIIIを同時に構え、

ツルギ「TRANS-AM!」

マリオン『EXAM!』

『EXAM-System-Standby』

それに合わせて、武者ガンダムMk-2も二刀流で身構えた。

その時、セイラの0クアンタの攻撃により、ツルギのいるフィールド付近が爆発した。

それと同時に両者が閃光の如きスピードで駆けた。

GNセイヴァーと虎徹丸がぶつかる。

だが、一太刀では終わらない。

次の攻撃が来る。

それをツルギとマリオンが同時にいなす。

GNソードIIIが、虎徹丸が、昇竜丸が、GNセイヴァーが常人とは思えないスピードでぶつかり合う。

連撃、ひたすらの連撃。

隙を見せればそのままやられる。

攻防一体。

本来なら取り回しが効かない剣を使ってるツルギは不利なように見える。

だが、これもまたツルギなりの戦略だった。

ツルギ(大振りになったところをこの黒武者は突いてくる。その隙をマリオンが無くす!!)

武者ガンダムMk-2(……一筋縄じゃ厳しいか!)

だが、両者譲らない。

が、ツルギのAGE2Breake-RAIZARを弾いた。

武者ガンダムMk-2「ふんっ!!」

虎徹丸が横薙ぎに払われ、切り裂かれる。

……が、マリオンのとっさの判断で量子化し無力化した。

ツルギ「でぇぇやぁぁぁぁぁっ!!」

GNセイヴァーが貫こうとすると同時に電光丸が撃たれた。

電光丸は直撃し、AGE2Breakerの左腕を破損させた。

武者ガンダムMk-2「……はは、お互い……小細工を仕組んでたわけか……まぁ、これも悪くないな………。」

ツルギ「私の勝ちです……これからも、イチカと一緒に世界へ轟かせる1歩を一緒に……あゆみ続けます。」

武者ガンダムMk-2「熱いね……そういうノリあんまり好きじゃないけど……もし叶うなら、ツルギちゃんみたいな……女の子が……俺の使い手に………………………。」

その言葉を最後に、武者ガンダムMk-2は機能を止めた。

ツルギは右腕のGNセイヴァーを振りかぶりMUSOUユニットを破壊した。

ツルギ&マリオン「『武者ガンダムMk-2、討ち取ったり!!』」

そして、それと同時に雑兵となっていたザクが機能を停止した。


セイラ「お見事。」

ツルギ「待たせてしまってすみません。」

セイラ「あはは、気にしなくていいのに。」

ツルギ(………あとは、武者ガンダムのみですね。)

残すは武者ガンダムのみ。

倒さぬ限り、この無双の英雄譚は終わらない。




「はぁ……本気だそう。」
「汝のその力を示すがいい。」
「はっはぁっ!!派手にぶっ壊す!」
「むんっ!!」
次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第二十六話「永遠なる瑠璃の音色」
それでは次回も!
ガンプラファイト!レディーゴー!
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