ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんおまちかねぇ!
作者のワンダレルです。
さて前回、かの武者ガンダムMk-2と激闘をくり広げ勝利したツルギ。
残すは武者ガンダムのみとなり、戦闘は長引いてきています。
果たして湯の森ガンプラ部は勝利できるのか!
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!


第二十六話「永遠なる瑠璃の音色」

アキトとエタが最も遠くに配置されていた武者ガンダムの本陣フィールドへと向かってる最中、ジンとザクの群れが機能を停止し、パワーダウンをしていた。

その状態でも、KOカウントは稼げるため、盛大に破壊して回った。

だが、現存しているジムの群れがまた襲いかかってくる。

アキト「分かってはいたけど、やっぱり数が多いな。」

エタ「このジム絶対いじられてるよ、普通ならもう倒してるもん。」

アキト「だけど、無双ゲームと考えたら納得の体力だ。おおよそ五発はいると思う。」

エタ「めんどくさいなぁ……。」

愚痴を零しながらも順調に倒していく。

エタ「敵フィールド制圧したよー!」

アキト「お見事!」

お互いがフィールドの制圧を進めていった。

アキト「敵フィールド、制圧完了だ!」

エタ「やるじゃん。負けてらんないね。」

そして、エタが先にKOカウントを1000にした。

エタ「これで私もガンダム無双!」

そして、武者ガンダムが待つ本陣のフィールドが開放された。

だが、相変わらずとんでもない距離だ。

エタ「もたもたしてられないね。」

アキト「なら、俺に任せてくれ!」

アキトのザクタンクJの胴体部が少し沈んだ。

そして、かのヒルドルブのような形態へと姿を変えた。

アキト「乗って!」

エタ「えぇ……。」

一応乗る場所はある。だが、機動形態変形(それ)はエタを驚かせた。

アキト「突破する!!」

高機動形態になったザクタンクJが敵を砲撃しながらフィールドへと駆け抜けていく。

エタ「すっご……。」

だが、しばらくしたらその先はジムがうようよいる平地だ。

エタ「大丈夫なの?!」

アキト「どけぇぇぇぇぇっ!!」

普段の温厚なアキトからは出ないような声が出た。

それと同時に飛び上がって、4体ほどのジムを踏み台にし飛び上がった。

それと同時に空中で肩部のキャノン砲とロトキャノンを撃って姿勢を制御しながら車両部のマシンガンで掃射する。

アキト「うおおおおぉ!!」

ザクタンクJの両腕のレンチメイスでジムの群れを叩き潰していく。

その雄姿と気迫は凄まじいものだった。

そして、武者ガンダムのいるフィールドの目前まで迫った時、アキトが叫んだ。

アキト「エタさん!あとは任せた!ここは俺が食い止める!」

エタ「え?」

ザクタンクJがエタのヴァルキリアガンダムを掴んで遠心力を加えて投げた。

エタ「ええええええぇ!!?」

そして、ヴァルキュリアはうつ伏せになる形でフィールドに入った。

エタ「いたたた……現実っぽい痛みもあるんだな……。」

起き上がると、その視線の先に武者ガンダムが居た。

武者ガンダム「……よくぞたどり着いた。汝のその力を我に示してみよ。」

大振りの薙刀「電光丸」を構え、エタを待ち構えている。

エタ「……ならお言葉に甘えようかな!」

エタがヴァルキュリアのエターナルエッジを投擲するが、難なく弾かれてしまう。

エタ「……一筋縄じゃいかないか!」

一気に接近し、GNソードを展開し切り込む。

武者ガンダム「ふんっ。」

だが、圧倒的な力でつばぜり合いにもならずに弾き飛ばされる。

エタ「この……っ!!」

ヴァルキュリアが横へと飛ぶ。

エタが居た場所に火砲「種子島」による砲撃が撃ち込まれていた。

そして、武者ガンダムは右手に槍の「散光丸」、左手に薙刀の「電光丸」を持って突進を仕掛けてきた。

エタもそれに向けて、GNビームサーベル等の武装を展開しつばぜり合いとなった。

エタ「一手一手が重い……!!」

武者ガンダム「ぬぅあ!!」

押し込まれ弾かれた。

そこにすかさず攻撃が入る。

エタはすんでのところで回避出来たが、当たれば間違いなく致命傷だった。

エタ「てぇやっ!!」

「シールドスリンガー」で振り払い距離をとるが、その度に種子島が火を噴く。

それを避ければ、薙刀か槍が飛んでくる。

エタ(隙がない……!!)

中近両方の攻撃を上手く使っており、エターナルエッジを投げてもあまり意味を為していなかった。

そして、打ち合いが始まる。

電光丸と散光丸、GNソードとGNビームサーベルによる打ち合い。

だが、パワーが強くどんどん後ろへと押し込まれていく。

そして、ヴァルキュリアが壁につき逃げれなくなったところを電光丸が貫く……。

だが、貫いたのは壁。

ヴァルキュリアは瞬時にしゃがんでいた。

エタ「この距離なら、薙刀も槍も振るえないね!」

エタはこの必殺の距離で勝利を確信し、抜刀しようとした。

だが……!

エタ(!!)

エタは素早く回転回避をした。エタが居た位置は……。

武者ガンダム「見事……。」

腰に携わっていた刀「日輪丸」による居合が炸裂し、壁が両断されていた。

目にも見えない斬撃だった。

直前で回避を選ばなければ……

エタ(やられてたね……これが、武者ガンダム……。)

一際オーラが大きくなる。

勝てるかどうか分からない。

でも……。

エタ「いっちゃんの夢を終わらせる訳にもいかない……!」

武者ガンダム「……。」

武者ガンダムが構え、迫ってくる。

エタ(でも……このままじゃ無理……。私だけじゃ……。)

???「随分押されてるみたいじゃない。」

エタ「ミコトッ!!?」

ミコト「手、貸してほしい?」

エタ「……ちょっとだけ頼ってもいいかな?」

ミコト「OK、じゃあいつものよろしく。」

エタが、おもむろに一見モデルガンのような銃を手にし、引き金を引いた。

その衝撃が響いた瞬間、TRANS-AMが起動し、ヴァルキュリアのオーラが変わる……。

ミコト「……あぁ……久しぶりね、シャバの空気は……。」

武者ガンダム「………変わり身か……。」

ミコト「変わり身ぃ?そんな大したもんじゃないわ……よっ!!」

エターナルエッジを構えて突っ込んだ。

無論、武者ガンダムも構えたがそれよりも早くダメージが入った。

ミコト「遅いよノロマ!!」

即座に蹴りを入れて仰け反らせる。

ミコト「さぁ、死神が舞うわよ。」

ヴァルキュリアは指を鳴らした。

追撃が始まる。

先程の一方的な戦いとは訳が違う。

ミコトによる連撃は華麗ながらも完成度が高い。

直ぐにリベイクブラスターを振るい、武者ガンダムを牽制する。

そして、距離が離れたところを撃ち込む。

武者ガンダムが追いつけないほどのスピードで攻撃を続けるヴァルキュリア。

ミコト「せやっ!!ハァッ!!」

剣だけではなく拳や蹴りを混じえての攻撃はまさに圧倒的だった。

だが、武者ガンダムは……。

武者ガンダム「……ふんっ!!」

ヴァルキュリアの装甲を一気に削りながら、槍を突き立てた。

ミコト「やば……」

そのまま、振り払われるかのようにヴァルキュリアは地面へ叩きつけられた。

ミコト「ぐっ!!」

何度も、何度も連続で叩きつけられた。

だが、その拘束を振り払い一気に抜け出した。

ミコト「……AIにしちゃ出来が良すぎるね。」

武者ガンダム「……。」

ミコト「ダンマリ決め込む気っ!!」

ヴァルキュリアがさらに猛攻をしかけた。

しかし、それでも武者ガンダムは全ての攻撃を受け流す。

一つ一つが必死の手。次に喰らえば必ず狩られる。

ミコト「……伊達に死神名乗ってないしね……負けらんないんだよねぇ!!」

武者ガンダムにそのまま蹴りを入れ、もう一度距離を取った。

だが既にミコトは策を講じていた。

武者ガンダム「?!」

火砲「種子島」が真っ二つに裂かれ使い物にならなくなっていた。

ミコト「………本当の奥の手ってのは最後まで残しておくものよねぇ、エタ。」

エタ「全くです。」

武者ガンダム「………。」

無言ながらも武者ガンダムがゆらりと構えた。

ミコト「いい?反射と思考の融合よ!」

エタ「はいはい、分かってます。」

一見不可能なように見える、反射と思考の融合。

アニメなどで見る超兵でも無ければそもそも無理だ。

だが、かつての迷いも何もかもが吹っ切れた彼女たちにとっては造作もない事だった。

エタがイチカのあの超スピードな戦いに追いつき、イチカのパートナーであれた理由。

ミコト「行っくよォっ!!」

無心にヴァルキュリアが剣を構えて突進してきたが無論、武者ガンダムは弾き切り伏せようとした。

だが、ヴァルキュリアの攻撃が当たる直前スピードの緩急が一気に変わった。

堅牢な武者ガンダムにようやく大きな一撃が入った。

武者ガンダム「………。」

エタ「シッ!!」

ダガーを投げると同時に動く。この超人的な動きが出来るのはエタとミコトの思考の直接的な連携によるものだった。

ミコト「貰った!!」

さらに深く、武者ガンダムを抉る。

しかし………。

武者ガンダム「ぬうっ!!」

日輪丸の居合でヴァルキュリアはブレードアンテナの片方を切り落とされた。

だが同時に、散光丸を切り捨て無力化した。

ヴァルキュリアが、武者ガンダムが構えお互いが走る。

武者ガンダム「ぬぁぁぁぁっ!!」

エタ&ミコト「うおおおおっ!!」

お互いの攻撃が一閃入るが、電光丸がヴァルキュリアに深々と突き刺さっていた。

そして、ヴァルキュリアからTRANS-AMのエフェクトが消えた。

武者ガンダム「………。」

一歩、たった一歩が届かなかった。

武者ガンダムが日輪丸で首を取ろうとした時だった。

TRANS-AMが再び起動した。

エタ「さぁ……地獄を楽しみな。」

ヴァルキュリアの全身からビーム刃が現れ、武者ガンダムを抉り、切り裂いた。

だがそれでも、パーツの切断までには至らなかったが、既に武者ガンダムは限界だった。

武者ガンダム「………よくぞ成し遂げた。強き者達よ。そなたらと戦えたことを……誇りに……おも………。」

武者ガンダムは力が抜けたかのように顔を下に向けたが、決して倒れることは無かった。

エタ「………思った以上の強敵でした。ありがとう、ミコト。」

ミコト「まぁいいってことよ。」

エタ「お疲れ様……ありがとう。」

ミコト「いつかちゃんとお礼返してよね。貸し一つって所かしら。」

ミコトの声が少しづつ小さくなり、TRANS-AMは解除された。

ヴァルキュリアがMUSOUユニットに近づき、GNソードで破壊した。

エタ「……武者ガンダム、討ち取りました。」

エタがMUSOUユニットを破壊したと同時に、アキトが戦っていたジムの軍勢も機能を停止した。

アキト「………やりましたね、エタさん。」

エタ「お疲れ様ですアキトさん。」

ヴァルキュリアの拳とザクタンクJのレンチメイスがぶつかり合う。

これにより、ガンダム無双のイベントはたった数人の少年少女の活躍で終結した。




レイカ「イチカ。」
ヒビキ「イチカ!」
エタ「イッちゃん。」
ツルギ「イチカさん!」
セイラ「イチカ。」
アキト「イチカさん!」
ルヤ「イチカ!」
コマ「イチカァッ!!」
ミタマ「イチカさん!!」
ロストシスター『ワンちゃん……。』
次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第二十七話「その名はイチカ」
イチカ「TRAN-ZAKU-RAIZAR!!!」
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