ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!
作者のワンダレルです。
さて前回、キノとコハルが湯の森ガンプラ部に加わり、更なる楽しみが増えたところで、イチカの考えた歓迎会(?)のようなものでキノを迎え撃ちます!
そして、キノが選んだのはなんとレイカでした!
果たしてこの戦いは一体どうなるのか!
それでは!ガンダムファイト!レディーゴー!!


第三十話「戦女神と黒きガンダム」

キノ「……よろしくお願いします。」

いざ目の前で対峙するとほんのり優しそうに見える。

レイカ「よろしくね〜♪」

レイカがプラモトレースシステムの装置を軽く取り付ける。

キノ(………これが。)

プラモトレースシステムを取り付けた瞬間、気迫がすごく上がった。

その姿はまるで異名通り戦女神。

神々しくも、圧倒的なその姿にキノは少し震えた。

ZERO『キノ、戦女神の名は伊達じゃない。やれるか?』

キノ「大丈夫。」

イチカ「よーし!始めちゃおう!」

キノ「ユーラヴェンZ7、行きます!」

レイカ「ガンダムゴッドアストレイ、行くわ〜♪」

二つのガンプラが対峙する。

ステージは鉄血のオルフェンズにおける、ハシュマルを倒したあの大地だった。

かたやかのレイトが遺した黒きコアガンダム。

かたやレイトとの友情を育んだ金色のアストレイ。

その2つの因縁が今邂逅した。

イチカ「ガンプラファイト!レディーゴー!」

先手は、キノが先にしかけた。

キノ「出し惜しみはできない。相手はあの湯の森最強の人だから。」

キノは距離をとるためにセンサービットを放った。

そして、ビームシュートライフルZ7で狙撃した。

レイカ「なるほど。」

しかし、ゴッドアストレイは綺麗に回避をした。

レイカ「いい動きね〜。」

その声音はまだ余裕そうに見えた……が。

気がつけばZ7は目の前にいた。

レイカ「あら。」

ZERO『もらった!!』

ユーラヴェンZ7R4がビームサーベルを振るう。

だが、ゴッドアストレイはそれを容易く握る。

ZERO『なんだとぉ!?』

想定外だろう。本来ビーム刃を掴むなど無謀極まりない事だ。

しかしゴッドアストレイにはそれを可能にするモノがある。

キノ「噂通り、ヤタノカガミ!!」

キノはビームサーベルをゴッドアストレイの掌から引き抜き、距離を取った。

レイカ「じゃあ今度は私から行くわ〜♪」

レイカは腰に付けてあるトツカノツルギを引き抜き、十字にクロスさせ構えた。

そしてキノが瞬きをした瞬間、ゴッドアストレイの距離はかなり近くにいた。

ZERO『早い!?』

ZEROの回避プログラムでギリギリ回避した。

そこからはゴッドアストレイによる剣撃が繰り返される。

キノもそれに合わせてビームサーベルを当てて行く。

レイカ「見事ね、流石はレイトと一緒にいただけはあるわ〜♪こんなに強い子久しぶりよ!」

キノ「くっ!それはどうも!」

キノはほんの一瞬できた隙をついて蹴りを入れた。

レイカ「やん!」

その勢いでゴッドアストレイが飛び、岩壁にぶつかる。

キノ「そこ!」

キノは近づかせまいとビームライフルを撃つ。

しかし、それはゴッドアストレイに弾かれ、どんどん距離を詰められる。

レイカ「もらったわ!!」

ゴッドアストレイの凶悪な手刀が襲いかかってくる。

キノ「まだ見える!」

キノは脅威的な反応速度で回避した。

レイカ「あら?!」

これには流石のレイカも驚いた。

ZERO『もらったぜ!!』

そして、ユーラヴェンZ7R4がビームサーベルを振るい、ゴッドアストレイの装甲に大きくダメージを与えた。

レイカ「あらあら……。」

イチカ「え?今当てた?」

ツルギ「えぇ、当てましたよ。」

ヒビキ「すごい……すごいよキノさん!」

一同もこれにはかなり驚いた。

レイカ「そういえば、私が最初にこの子(ゴッドアストレイ)を使って最初にダメージを与えたのもレイトだったわね。」

レイカは手加減をすることなく、常に全力を持って取り組む。

だから人からは強すぎるのもあってあまり相手にされない事も多かった。

だが……。

レイカ(たった一回のまぐれでも私と向き合って戦おうとする子は久しぶりね。)

レイカ「行くわよォ〜♪」

瞬間、ゴッドアストレイの距離が一気に縮んだ。

世にいう「縮地」である。

突然の事で一歩対応が遅れ、拳が叩き込まれるが辛うじてシールドで防いだ……はずだ。

シールドがいやな音をして砕けた。

キノ「……流石は湯の森最強の一人。」

キノの目はまだ諦めていない。

キノ「……ZERO、行けるよね?」

ZERO『もちろんだ、キノ!』

その時、レイカは思い出していた。

プラネッツナイトと話しているレイトの事を。


レイカ「レイトー、何してるの?」

レイト「ん?プラネッツナイトと話してんだ。」

ヒカル「え?話せるの?」

レイト「おう、ちゃんと向き合って接してれば分かるようになるって。」

ヒカル「んじゃあ、俺のAGE-2Breakerはなんて言ってるんだ?」

マリオン『私が代わりに言うわ。「ちょっと訓練ハードすぎません?死ぬよ?」って。』

レイカ「えぇー、そんなにハードかしら?」

ヒカル・レイト「「轟絶にして爆絶のベリーハードだよ!!」」

レイカ「じゃあじゃあ、レイト。私のゴッドアストレイはなんて言ってるの?」

レイト「そう簡単に聞くな。そういうのは自分で聞き取るもんだぜ?」


レイカ(そう言って結局教えてくれなかったわねぇ。)

ただ、今のレイカはそれが分かる。

レイカ「応えて、ゴッドアストレイ。」

その時、ゴッドアストレイの瞳が輝いた。

キノ「ビームがダメならば!」

ユーラヴェンZ7R4が更に舞う。

脚部の大型スラスターとセンサービットが合体し、レイカに襲いかかる。

レイカ「見える!」

一個を蹴りで弾き、二個目を肘鉄で叩いた。

が、そこにキノが距離を詰める。

レイカはすかさず振り払おうと左拳を振るうが……。

ガオン!!

物理的な音が響き、なんと

ゴッドアストレイの左腕を落としたのだ。

想定外。こんな事、イチカとの戦闘以外で起きたことがないのだ。

そして撃ち落としたのはシンプルなピストルだった。

ZERO『よし、今だ!!』

キノ「これで!!」

キノは更に連射したが、さすがにそれ以上は当たらなかった。

そして、レイカが距離を取った。

レイカ「さすがねキノちゃん。」

キノ「どうも。」

キノ(もうすぐで……届く!!)

レイカ「だから、ここで敬意を持って真の力を発揮するわ。」

レイカの気の流れが変わった。

レイカ「はァァァァァァッ………

レイカ自身の姿も、ゴッドアストレイも黄金色に輝き出した。

レイカハァァァッ!!

絶対領域(アブソリュートゾーン)にレイカが入ったのだ。

キノ「!!」

レイカは片腕ながらも、構えた。

レイカ「流派冥王不敗の名のもとに…!!」

それは予想外のもの。

その遠距離から距離が0になったように見えた。

ZERO『!!?』

回避不可能。その距離は既に戦女神の距離だった。

レイカ「天地壊牢!アァァァセナルッ!!フィンガァァァァァァァァァァァァァァァッ!!」

そして、ユーラヴェンZ7R4の中枢を握り、貫いた。

キノ(そんな………遠すぎる……!!)

ゴッドアストレイは中枢を掴んだまま引き抜き、

レイカ「ヒート……エンド。」

そのまま握り潰してバトルは終わった。

キノ(強い……僕が今まで相手してきた人とはまた違う強さをしていた……レイトさんはいつもこの人と……。)

レイカはキノに近寄り、手を差し伸べた。

レイカ「私があそこまで全力を出せたのは本当に久しぶり。キノちゃん、レイトとの思い出の強さを忘れずに……大切にね♪」

レイカは可愛らしくウィンクした。

キノ「……きっと、僕も強くなりますよ。」

レイカ「よろしい。」

そして、そのあとはレイカにダメージを与えれたということで盛り上がった。

イチカ「すごいすごい!!キノちゃんマジですごいよ!!」

キノ「え……あ、ありがとうございます……。」

レイカ「……ふふっ、レイト。キノちゃんの事、任せてちょうだい。」

こうして、戦女神と黒きガンダムとの戦いは決着がつき、晴れてコユキとキノはガンプラ部へと迎えられた。

イチカ「ガンプラ部にようこそ!!」

だが、この後の惨劇の事を彼らはまだ知らない。




次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第三十一話「エンゲージ」
それでは次回も!!
ガンプラファイト!レディーゴー!!
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