ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!作者のワンダレルです。
さて前回!新部員キノとレイカによる激闘か繰り広げられました!
あの伝説のレイカにダメージを与えたキノもまたかなり優秀なファイターです!
今後が楽しみですね!
それでは!!ガンプラファイト!レディーゴー!!


第三十一話「エンゲージ」

イチカ「いってきまーす!」

まだ右腕が完全に治った訳でもないし、ギプスをつけたままイチカは出かけた。

そして、電車に揺られて朝露家の墓の前にたどり着いた。

イチカ「………シグちゃん。ユウちゃん。おじさん、おばさん。私もレイカ姉みたいにちゃんと向き合わないとね。ありがとう。」

イチカは今は亡き親友とその家族に手を合わせ礼を言うと、花束を置いた。

イチカ「………。」

でも、どこかで生きていればと願っていた。

ただそれだけだった。

そして、駅に向かおうとした時反対側から誰かが来た。

イチカ「え?」

イチカは思わずそんな声を出した。

???「……ワンちゃん?」

見間違えるはずがない。そんなことあるはずがない。

何度も願った。そうであってくれればと、そうであるならばと。

イチカ「あ……あ………。」

思わず駆け寄った。そして、抱きしめた。

イチカ「シグちゃん………シグちゃん………!!」

シグレ「あららら、ワンちゃん。」

そこからイチカは泣き続けた。

シグレ「ほぇー、そんなことになってるんだ。」

イチカ「朝露旅館もみんな無くなってしまったって言われてた。けど、シグちゃんは私の目の前にいる……そうでしょ?」

シグレ「うん、その通りだよ。本当に………昔のまんまだねワンちゃんは。」

イチカ「えへへへぇ。」

シグレ「はい、シガレット。」

イチカ「ん?ブラックサンダーは?」

シグレ「………あ、やっば忘れてたよ。」

イチカ「もぉー、しっかりしてよぉ!私がブラックサンダー大好きなの忘れたのシグちゃん?」

シグレ「久しぶりに会ったからねぇ。」

イチカ「……。」

シグレ「……。」

イチカ「……ありがとう、別世界のシグちゃん。」

シグレはその一言に驚いた。

シグレ「どうして……。」

イチカ「だってシグちゃんがブラックサンダー忘れることなんてないもん。それに、どことなく分かってたんだ。私がこの手で冷たくなっていったシグちゃんを知ってるから。」

シグレ「ごめんね、ワンちゃん。」

イチカ「ううん、いいの。それにシグちゃん達が私を止めに来てくれたのもうっすらと覚えてるし、その時は本当にごめんね?」

シグレ「いいんだよワンちゃん。私の方こそこっちのワンちゃんに会えてよかった。」

イチカ「え?」

シグレ「いいや、こっちの話。ワンちゃん、もし前に進むなら覚悟はいるよ。それに、何が起きるかも分からない。それでも、前に進む勇気ある?」

その言葉にイチカは意気揚揚に答える

イチカ「もっちろん!!私、無敵だからね!!」

シグレ「……ふふ、よろしい。」

イチカ「ありがとう、シグちゃん。また会えたらいいな。」

シグレ「うん、また会おうね、ワンちゃん。」

イチカは歩みを進めた。

未来の為に、明日の為に戦う覚悟を決めて。

イチカ「ソウちゃん、みんな。私、頑張るよ!!」


シグレ「…………ワンちゃん。」

イチカが行った途端に雨が降り始めた。

シグレは一人で座り込んだ。

シグレに後悔はあった。

シグレ「ワンちゃん……どうして復讐に躍起なの……?」

そして、そのまま泣いた。

シグレ「生きてよ、ワンちゃん。あっちのワンちゃんみたいに生きようとしてよ……。どうして……どうして復讐の果てに死のうとするの?

心苦しかった。イチカの屈託のない笑顔は紛れもなくかつての親友の顔だった。

シグレ「私は死んだっていい。でもワンちゃんが死ぬ理由なんてないじゃん……。もうこれ以上苦しむ必要も無いじゃん……。ワンちゃん……。」

シグレの知るイチカは、既に死ぬ覚悟が出来ていた。

シグレはそのイチカの最期に付き添うと決めた。

決めていたはずなのに………。

シグレ「……ワンちゃん、私が止めて見せる。」

シグレは顔を上げた。そして……。

シグレ「私達は……生きる。そして、やまない雨はないさ……。」

シグレはイチカを救う覚悟を決めた。

その時、雨は止んだ……。




???「初めましてだな!」
レイカ「あら、あなたは……。」
???「よろしくお願いします。」
イチカ「あれ、どこかで見たような……。」
次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第三十二話「新たな顧問」
それでは次回も!ガンプラファイト!レディーゴー!!
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