ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ!!
作者のワンダレルです。
さて前回、ニンジャを討ち果たしたエタ!
そして今回相対するのは、かつて湯の森シャイニングゼロを追い詰めた一人、カマイ・ハヤナ!
いつかの時を超えたこの戦いを見逃さないようにしましょう!
それでは!ガンプラファイト!
レディーゴー!!


第四十三話「存続を賭けた決闘・後編」

「それでは最終戦!選手の入場です!!」

MCストーカーの声に反応し、二人が壇上に上がる。

「まずは我らが湯の森高校ガンプラ部、ミステリアス系の天使!にしてかの木宮グループのご令嬢!キミヤ・カナデ選手!!」

カナデは歓声に答えるように淑女のようにスカートの端を持ち挨拶をした。

「続いては刺客ではあるものの、わが校にて知らぬ者はいない唯一無二にして伝説のデンノ・レイカを相手にした事もあるご令嬢!カマイ・ハヤナ選手!!」

ハヤナもカナデと同じく、歓声に対して淑女の挨拶で答えた。

「それでは!両者共に握手を!」

カナデ「よろしくお願いします。」

ハヤナ「えぇ、こちらこそ。楽しませてもらうわ。」

言葉少なくとも、お互い負ける気がない。

ハヤナが指を鳴らすとフィールドが少し拡がった気がした。

そして、GPデバイスをセットし己のガンプラをセッティングした。

「それでは!泣いても笑っても最終戦!ガンプラファイト!レディーゴー!」

ハヤナ「カマイ・ハヤナ、アルティメットガンキャノン!出るわ!」

カナデ「キミヤ・カナデ。カナデヴィダール。旋律を奏でます!」

お互いのガンプラがカタパルトから射出され降り立ったフィールドは

ア・バオア・クー内部だった。

途端、挨拶がわりと言わんばかりにアルティメットガンキャノンがミサイルを発射した。

カナデヴィダールは冷静にそれをハンドガンで撃ち落とした。

ハヤナ「アンタがあのレイカにどれほど認められてるか確かめてやるわ。」

カナデ「ふっ、一度戦ったくらいであの人に認められたと思ってるなんて浅はかですね。私は戦女神の零(ヴァルキリーゼロ)ファンクラブ第0号ですよ。」

そしてカナデヴィダールはバーストサーベルを握って突進した。

ハヤナ(早い!!)

そう、既に熟知していたのだ。

ハヤナのガンキャノンシリーズは近接武器が一切ない事を。

カナデ「このまま仕留めます。タァッ!!」

刺突に隙はない。紛れもなく当たったと思われた。

しかし、アルティメットガンキャノンはそれを躱した。

ハヤナ「何の対策もしてないと思ってんの?」

なんとアルティメットガンキャノンの腰のハッチが開き、そこからビームサーベルのグリップとアーミーナイフが出てきたのだ。

カナデ「なっ!?」

カナデヴィダールも辛うじて躱した。

ハヤナ「だいたいどいつもこいつも私のガンキャノンに近接はないと勝手に思い込んでくれてるから思い通りなのよね。でもそれが通じなかったのは現状はアンタが初めてだわ。」

一方、アルティメットガンキャノンの姿を見たイチカとヒビキは焦っていた。

ヒビキ「聞いたことはある名前だと思ったんだ……。」

イチカ「ちょっとヤバいかもね……。」

ツルギ「一体どうしたんです?」

アキト「そういえばレイカと対峙したことがあるってストーカーが言ってましたね。」

コハル「……まさか、シャイニングゼロを相手にしてたアリメノールの関係者?!」

ヒビキ「ビンゴ。正直に言う。この戦い、勝てるかどうかはかなり怪しい。」

エタ「でも勝つしかない。それはみんな分かってるならカナデさんを応援すべきですね。」

ツルギ「そうです!今戦いに赴いてるのはカナデさん!我々がネガティブになってたらダメです!」

ヒビキ「……それもそうだな。」

アキト「頑張れ!カナデさん!」

コハル「負けんな!」

イチカ「フレーフレー!カナデちゃん!」


カナデヴィダールがデブリを蹴り飛ばし、アルティメットガンキャノンへ牽制をしかける。

しかし、アルティメットガンキャノンはそれもミサイルランチャーで破壊し、ほぼ無意味だ。

カナデ(デカイ図体の割に機動性が高い。イチカのダブルオーザクを彷彿とさせますね。)

ハヤナ「そこだオラァッ!!」

アルティメットガンキャノンのシールドに付属してるビームキャノンが発射されカナデヴィダールが盾にしていたデブリが溶けた。

先程とは違い、戦闘に入ると子供らしさが出ているようにも見える。

カナデ(近づけば斬られ、遠くにいれば蜂の巣にされる。)

「厄介極まりないですね。」

思わずそんなに弱音が出た。

だが現実は非情にもハヤナが近づいてくる。

ハヤナ「さぁ、さっさと来なよ!来ないならこっちから!!」

さらに出力を上げたアルティメットガンキャノンが接近戦を仕掛けてきた。

しかもマシンガンとビームマシンガンの二つをサブアームで乱射しながらだ。

一応、ハンドガンで迎撃はしたものの焼け石に水だ。

多少のダメージをくらい、リズムをハヤナに与えたまま近接戦闘になる。

バーストサーベルとアーミーナイフ、ビームサーベルのぶつかる音が響く。

しかし、近接戦闘はやはりカナデの方が優れていた。

アルティメットガンキャノンに少しづつだが傷を加えていき、着実にダメージを稼いでいる。

流石に分が悪いと思ったハヤナが距離を取る。

ハヤナ「チッ、調子こいて近づかなきゃ良かった。」

即座に背中にあるウェポンコンテナからガトリングを取りだした。

ハヤナ「コイツはどうよ!!」

嵐のような弾幕がカナデを襲う。

しかし、カナデヴィダールは華麗に舞い回避する。

カナデ「安っぽい攻撃は私には通じません。」

ハヤナ「クソッ!」

いつの間にか放たれていたハンドガンが腕部のシールドビームガンを破壊していた。

だが、ハヤナの攻撃はまだ終わってない。

先程とは違うサブアームからビームライフルとショットガンが発射される。

カナデヴィダールはすんでのところで外すが、やはり精度が高くかなりダメージが入った。

正直、勝ち目は薄い。

勝てるかどうかすら怪しい。

カナデ「それでもやらなければならないんです!」

その声に呼応したかのようにカナデヴィダールが阿頼耶識type-Eと同時にゼロシステムを起動した。

その佇まいはウィングガンダムゼロ(EW版)のウィングバインダーもあり、さながら女神のような姿だった。

カナデ「たとえ誰が望まなくとも私だけでも!デンノ・レイカ(彼女)の居場所を守るのが私の責務!」


カナデはずっと後悔していた。

今でこそ仲良くしてくれているレイカ、そしてイチカに対してとても酷いことをしたという自覚があるからこそだった。

カナデ(今、まともに動けるのは私くらいならば。せめて彼女達の居場所を命をかけて守ろう。この手で必ず。)

その覚悟はイチカがレイカと戦い、ボロボロになって戻ってきた時に人知れず決めていた。


ハヤナ「へぇ、雰囲気変わったじゃん。」

カナデ「覚悟!!」

上空からカナデヴィダールがハンドガン二丁による弾丸の雨を降らせる。

ハヤナ「ふん……少しはやるみたいね!」

アルティメットガンキャノンもシールドビットで攻撃を防いだ。

しかし、それだけではない。

カナデ「捉えた……!」

ハンターエッジ、ハンドガン、バーストサーベルによる猛追撃。

少しずつだが、アルティメットガンキャノンを削っていく。

しかし、タダではすまない。

ハヤナ「近付きゃ勝てると思うな!!」

アーミーナイフとビームサーベルが繰り広げられ、戦闘は激化していく。

だが、その時戦況に変化が起きた。

カナデヴィダールがアルティメットガンキャノンを蹴り飛ばしたのだ。

ハヤナ「何!?」

そして、瞬く間にカナデヴィダールは後ろに下がった。

その手にはバスターライフル二丁。

ハヤナ「こいつ!」

少々出遅れたが、ハヤナも武装を取り出した。

カナデ「ターゲット、アルティメットガンキャノン……。」

そして、ツインバスターライフルが撃たれる。

カナデ「破壊する!」

ハヤナ「射撃で私が負けると思ってんの!!」

アルティメットガンキャノンもツインバスターライフルを放った。

お互いのビームがぶつかり合い、爆破が起きる。

そしてそこには、大破したカナデヴィダールと外傷が凄まじいアルティメットガンキャノン。

カナデ「………。」

アルティメットガンキャノンはアーマーをパージし、中からは無傷のガンキャノンが現れた。

アルティメットガンキャノン程では無いにしても、火力は同等。

決着が着いたのだ。

ハヤナ「もう動けもしないでしょう、その姿じゃ。」

壁にもたれ掛かるようにしていたカナデヴィダールは片翼、片腕、両足を欠損し、頭部も一部が欠けていた。

時間が経てば戻ってくるが、それでももう限界だ。

アルティメットガンキャノンが肩部キャノン砲をカナデヴィダールに向けた。

カナデ「……完敗ですね。」

分かってはいた。けれどもそれを否定したかった。

勝たなければとずっと思っていた。

だが、現実はこれだ。

カナデ「すみません、皆さん。」

湯の森高校ガンプラ部の皆にカナデが振り返りそう言ったが、声はいつも通り。だがその顔は珍しく、涙でぐちゃぐちゃになっていた。

死力を尽くした果て。

その時だった。

乱入プレイヤーのアラートが響く。

カナデ「え?」

ハヤナ「!」

アルティメットガンキャノンが後方に飛び、その場に何かが降ってきた。

カナデヴィダールを庇うかのように現れたのは、黒く神々しいアストレイだった。

ハヤナ「……事前に主催者に賄賂を渡して乱入ありにしておいて正解だったわね。」

カナデ「な、何故ここに……。」

ハヤナ「いらっしゃい、デンノ・レイカ(零の戦女神)!」

そういうカナデの横にいたのはプラモトレースシステムを付けたレイカだった。

レイカ「………。」

イチカ「れ、レイカ姉!?」

戦いは、終極へと向かう。

 

 




ハヤナ「待ってたわ、こうなるのを見越してね。」
レイカ「相手をしてあげるわ。負ける気はしない。」
ハヤナ「それがアンタの本気!?笑わせないで!!」
レイカ「舐めるなぁッ!」
第四十四話「存続を賭けた決闘・終極」
それでは次回も!
ガンプラファイト!レディーゴー!
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