ガンダムビルドブレイカーズforWAR   作:Wandarel

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皆さんお待ちかねぇ。
作者のワンダレルです。
前回、突如襲来したタカミヤツルギに見事打ち勝ち、イチカ達率いる湯ノ森ガンプラ部に新たなメンバーが加わりました。
しかし、平和というのはすぐに終わるものです。
イチカに迫る影とは一体!
それでは!ガンプラファイト!レディー!ゴー!


第六話〜零の戦女神〜

ガンプラ部室、フィールドルームにて。

今、メンバーが四人となった湯ノ森ガンプラ部はワンオンワンでのガンプラバトルをしていた。

イチカとエタの組手は早々に終わったので、今はツルギとヒビキのバトルを見ている。

「おほぉー!熱いねぇー!盛り上がるねぇー!」

「いっちゃん興奮しすぎじゃない?」

「だってガンプラファイトは見る側になっても楽しいんだもん!」

やれやれとエタはため息をつきながらも状況を整理し、いまのフィールドを見てみる。

宇宙空間フィールドでの戦闘。

当然ヒビキはそれに見合ったジュピターヴガンダムZ(ジータ)へと切り替えて戦闘しており、最初のうちはヒビキが押していたが。

「ビットを見切るのは凄くチート地味てるな……。」

時折ヒビキが苦戦しているように見えた。

「ある程度動きをラーニングすればなんとかなることよ。むしろこの基本こそ大事なんだから。」

ツルギはそう言うとビームサーベルを引き抜き突っ込んだ。

「そう簡単に近づかせないさ!」

ヒビキもビームガトリングガンで迎撃する。

「マリオン、敵の射撃の予測範囲を五秒圏内から三秒圏内に!」

『分かった。』

劇的な回避能力。それは常人では出来ないであろう動きだった。

「くっ、マリオン強すぎるだろ!」

そして、接近を完全に許し間合いに入った瞬間に

『ExamSistemStandby』

Examを起動し切りつけた。

だが、それは空を切ることになる。

『ツルギ、上!』

「!?」

ヒビキは宇宙空間であることを利用し一瞬の最大出力ブースターで回避しつつ、ツルギの真上をとった。

「もらった!!」

そこからビームガトリングガンを撃つが、Iフィールドを織り込まれたシールドによって防がれた。

「いくら回避能力が優れてても!」

すぐさま反撃しようとドッズライフルを構えたが、ヒビキがとった行動はとんでもないものだった。

「でぇやぁぁ!!」

ヒビキはコアシールドを投げつけたのだ。

「なっ!?」

当然これはブラフだと分かっていたツルギはシールドで弾く前にドッズライフルを再び構えた。

そして、シールドが弾かれた先にヒビキのジュピターヴガンダムZの姿は……

なかった。

あったのはマルチコンテナビットとマニファービット。

(本体はどこに!?)

ビットの攻撃をくぐり抜け、破壊し本体を見つけた。

『見つけた!』

「捉えた!」

ドッズライフルの一撃がを貫いた。

が、バトルは終わらない。

撃ち抜かれたのは、ジュピターヴアーマーを取り付けられたデブリだった。

「!!まさ……」

背後に居たコアガンダムαにビームサーベルで薙ぎ払われ、バトルは終わった。

「くっ……イチカだけでなくヒビキさんにも負けるなんて……それにさっきの戦法は見たことも無い……。」

「いや、君の戦闘力とマリオンのコンビネーションは完璧だった。僕もイチカと一緒にいなければあんなことしなかったよ。非常識で結構。カタにはまらない戦いは面白い。こんなこと僕も言われてイチカにその戦法で負けるまでは信じてなかったんだけどね。」

「……なら、イチカの好物とか趣味嗜好、性癖や身長までAGEシステムにラーニングしておかなくちゃ。」

「いや待ってそこまではしなくていいと思うよツルギさん!?」

ヒビキが慌ててそんなことを言う。

「いやーいいバトルだったよ二人共ー!」

「お見事ぉー。」

「絶対にリベンジします!首を据わって待ってなさいヒビキさん!」

「いや、それ言うなら首を洗って待っていろだね。」

「…………それでは門限があるので!」

ツルギは顔を真っ赤にして帰って行った。

「……僕何か悪いことした?」

「いや、たぶん大丈夫じゃね?」

「いっちゃん、私達もバイトに行かなきゃ。」

「お?そーだね!さっさと片付けよー!」

「「おー!」」

私たちはそのままバイトに入り、一日が終わった。

翌日、朝全員が登校し朝礼が終わり一時間目の授業がガンプラ自由研究だった為、イチカはウッキウキで待っていた。

「ねぇねぇエタっち!ガンプラファイトしよ!」

「えー、たまには改造を進めさせてよぉ。」

「そうだよイチカ。君もそろそろチューニングプラン決めておかないとまずくない?」

「うっ……確かに。」

そんなやり取りをしていると、一人の同じクラスの男子がこう言った。

「おい、なんか今登校してる女子いるぞ!」

当然人は集まる。

イチカ、ヒビキ、エタを除いて。

「行かなくていいの、ヒビキにエタっち。」

「今改造に忙しいから。」

「今度もツルギさんに勝てるようにしないといけないしね。」

周りはヤジでざわついている。

が、しばらくしたらそれも収まった。

どうやら校舎に入ってきたらしい。

「さっきの美女誰なんだろ!」

「めちゃくちゃクールじゃなかった?」

男女問わずその事でわいわい話してた時、教室のドアが開いて担任の檜山 志郎(ヒヤマ・シロー)先生が入ってきた。

「はーい、席につけみんな!」

ざわざわとしながらも席に着く。

「今日はこのクラスの仲間になる生徒が来るぞ!本来なら四月からみんなと一緒に勉強したりしてたんだが、なんとガンプラバトルの日本大会に出場していた影響で少し遅くなって六月の今日からこのクラスに来ることになったんだ。入ってきてくれ!」

「失礼します〜。」

おっとりとした声と共に入ってきたのは銀髪で青眼の少女。

見ただけでもわかる抜群のプロポーション。

「こんにちは皆さん。私は零の戦女神(ヴァルキュリー・ゼロ)です。よろしくお願いしますね。」

教室の沈黙。

その様子を知って、零の戦女神は慌てて訂正した。

「あ、すみませんこの名前人前では言っちゃいけないんでしたぁ〜コホン……私は電之 零華(デンノ・レイカ)です。よろしくお願いしますね〜♪」

瞬間、ざわついた。

「ヴァルキュリーゼロってあの名モデラーじゃないか!?」

「うっそ!?いつもサングラスとかつけてたからわかんなかったのに!!」

もちろんエタも例外ではない。

「えー!いっちゃん、ヒビキすごいよ!いっちゃんの相方の本物のヴァルキュリーゼロだよ!まさか同い年だったなんて!」

ヴァルキュリーゼロはいわゆる象徴だ。

モデラーとしての責務を述べ相方の壱の戦女神(ヴァルキュリーワン)とタッグでチーム『ヴァルキュリーゼロワン』を組み、あらゆるチームを倒してきた猛者だ。

イチカは既にヴァルキュリーワンであることを公表してるが、ヴァルキュリーゼロの所在については未だ掴めずにいたのである。

だが、ヒビキから出た言葉にはエタもクラスメイトもド肝を抜かれた。

「ん?みんな知らないの?あの人イチカの双子のお姉さんだよ。」

「「…………え?」」

クラスメイトがそう言ってイチカに視線を向ける。

「おかえり〜レイカ姉ー。」

「「えええぇ!!?双子の姉!?」」

ヒビキは続ける。

「だってヴァルキュリーゼロワンの正体は昔から僕知ってたし。」

「な、なんで教えてくれないのヒビキ!?」

エタがそう言うと

「聞かれなかったから。」

と淡々とヒビキは答えた。

「あ!イチカー!」

レイカはイチカを抱きしめた。

「あー可愛いイチカ、私のイチカ。相変わらず小さくて可愛い〜。」

「レイカ姉大きくなったねぇ。」

「あら、イチカも大きくなったわよ……あら、胸の方もミリ単位だけど大きくなってるわね。妹の成長にお姉ちゃん感動してるわ。」

「それ以上胸のこと言ったら首絞めるぞ。」

「それよりもガンプラバトル出てたってほんとですかヴァルキュリーゼロさん!」

「ん?全然ダメよ、私なんて井の中の蛙なんだから。最初のうちに負けちゃったわ。」

みんなが、なんだ最初のうちかと興ざめしてたところ

「まぁ決勝戦の最初のうちに負けたからダメダメね……。」

「「ちょっと待て!?」」

さすがに先程の発言には待てをかけるヤジ馬達。

「ここに来るのも久しぶりねぇ〜♪でもやっぱり湯ノ森が一番ね。それと、もうすぐ授業が始まるわね〜。確かガンプラに関することで一時間を過ごすんでしたっけ。」

「そうだよレイカ姉。」

「なら、組手やりましょうか!このクラス三十九人とそこでバーサス私一人で!」

「……マジで?」

戦女神は急に宣戦布告を仕掛けてきた。




「さぁ、全力でかかってらっしゃい!」
「やぁってやるぜぇー!」
「これがヴァルキュリーゼロの力……」
次回
ガンダムビルドブレイカーズforWAR
第七話「流派冥王不敗」

レイカ
「ガンプラファイト、レディーゴー♪」
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