東方異世界生活記 弍   作:ジシェ

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これは同じタイトルの小説の弍になるので、霊夢達自機組が見たかったら同じ小説タイトルの壱を探して下さい。


慧音編
クラフト1


「――それじゃ、初期装備として一式揃えといたから。一人一つずつね。」

「つるはしに斧、剣と…シャベル。…これは?」

「ステーキ。」

「……何故ステーキを…」

「この世界では満腹度ってのがあるのよ。貴女達の空腹感に合わせて元のゲームとは少し違うけど…」

「あの子達はすぐに食べてしまうぞ?」

「収穫も難しくないし、自分達で育てなさいな。そこにルールブックもあるんだから。」

「るー…る?」

「『説明書』。基本は普段と変わりないわよ。ただ色々ゲームっぽいだけ。…ログアウトの出来ないバーチャルゲームで無人島生活よ。」

「……何を言ったんだ?」

「『考えるより慣れろ』よ。その本読みながら頑張りなさい。」

「あ、紫……はぁ…行ってしまった…」

 

まだ聞きたいことはあったのだが…

 

―――――

 

私は上白沢 慧音。

紫の思い付きで異世界で暮らすという話し、それに私はあまり乗り気ではなかった。

しかし生徒の妖精、妖怪の子供達は、幻想郷の『外』というものに興味津々だった。

つまり私は、保護者というわけだ。

なので来たはいいものの…周り全てがやたら角張った平原。

村も無ければ人の気配もない無人島ときた。

動物らしきものはいるのだが…あれは一体…

 

「近づいても大丈夫だろうか…?」

『もぉ~』

「……牛なのか。」

 

生物すらも四角い。

前途多難な始まりだ。

 

―――――

 

「そろそろ『チルノ』達が着く頃か…」

 

保護者として来た以上、安全の確保は最優先。

なのでまず説明書通り、持っていたつるはしで洞穴を作った。

不思議なことに、壁はおろか、天井が崩れることもなく、つるはしで何度か叩けば四角く掘れる。

インベントリなる物の中に、取り出すことが出来る『物』として回収される。

一つの四角が一つの物として。

最初に支給されたつるはしなどもここにあった。

取り出すのも押すだけで済むので、元の世界より便利かもしれない。

視界にいくつもの表示があり、押すことで開くことが出来るので、ある程度は分かりやすい。

緑の線が一本、肉の形のものが十個、その右に二個のボタン。

視界に常に表示されている。

その片方を押すと、インベントリが開けるのだ。

もう一つはレシピなるものらしいのだが、これはまだ分からない。

しかしとりあえず分かっておくべきことは大体平気そうだ。

あとはチルノ達に同じことが出来るのか。

この世界に来る面子は、チルノ、大妖精、ミスティア、ルーミア、リグル、私の計六人。

同じ説明をしても、ルーミアとチルノには理解出来そうにない。

来るまでに考えておかなければ…

 

―――――

 

しかし時は早いもの。

考える間もなく皆来てしまう。

果たして無事に理解してくれるのだろうか…

 

「わーー!」

「広いのだー!」

「何だか普段と違う気が…」

「チルノちゃん走ったら危ないよー…」

「…虫がいない…」

「………」

 

世界を渡って早々、妖精達を野放しにしてはいけないことを理解した。

これから早速授業の開始だ…

 

 




原作一話で出すのも『隠す気ないだろ?』とか言われそうなんで…分からない人には分からない程度で一話は区切っておきます。短くてすまんの…次回からは…逆に区切り分からなくて長くなるかも…
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