東方異世界生活記 弍   作:ジシェ

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一月ぶりの更新…最近は面白いゲーム多いよぉ…


3狩り

化け物を狩った私は、かかった血を流すために水場を探した。

確か山を降りた辺りに川を見た覚えがある。

…あの人間がいた場所だ。

 

―――――

 

何かに使えると思い、化け物の死体も一緒に運んだ。

化け物の死体ごと川まで向かい、服を脱いで水に浸かる。

服も洗わなければ跡になる。

乾いた後で人里へ向かうとしよう。

 

「………」

 

浅瀬に入ったはずなのに魚が多い。

それも大小合わず色合いも違う。

邪魔もいいところだ。

中には金色の魚もいくらか、巨大な魚も少なくない。

道中の花や実、生物、その全てが幻想郷とはかなり違う。

 

「異世界ね…」

 

―――――

 

水浴びを終え、乾いた服を着る。

服が乾くまでは剥いだ化け物の皮を纏っていた。

多少解体をしたことで、化け物について分かったことがいくつかある。

例えば皮、並みの妖怪の皮膚や…金属類よりも硬い上、纏った限りでは薄皮一枚がその程度。

牙や爪、尻尾の硬さは胴体の比ではない。

しかしその分重く、普通の生物があの速度で動ける重さのはずがなかった。

 

「これを運び続けるのは…難しいわね…」

 

紫の話では近いところに里はあるらしいが、これを運ぶとなると時間がかかる。

ならば…

 

「貴方も手伝いなさい。」

 

数分前から人間の気配がしていた。

確実にあの人間だろう。

一人で難しいなら手伝わせればいい。

とは言え役に立つとは思っていないが。

 

「ば…ばれてたのか…」

「人里まで運ぶのを手伝いなさい。」

「…ちなみに断ったら…」

「……」

「無言の圧力が…!?」

 

断ったら当然命はない。

そもそも邪魔をされたことを水に流すわけがないだろう。

 

「邪魔をしたことは許す。代わりに運べ。」

「はい…」

 

中々に素直だ。

馬車馬の如く働いてもらうとしよう。

 

―――――

 

「――ん、よし。これで全部だな…」

「便利な猫がいたものね。」

「人間より数多いからなー。アイルーならこういう人手の必要な作業を安心して任せられるんだ。」

 

狩人の組合のようなものから依頼を受け、こいつはここにあの化け物を狩りに来たらしい。

依頼達成で連絡すれば、その組合から回収に来て、確認が取れ次第報酬が支払われる。

化け物は解体され、素材は狩人に渡される。

 

「だから俺達ハンターは、狩りに専念出来るんだ。まあアイルーも一緒に狩りをしてくれるし、頼ってばかりもいられないけど…」

「……あの持って行かれた素材、後で帰ってくるのかしら?」

「基本は。でも手間賃で鱗何枚かとか…後駄目な部位はギルドに没収される。ハンターには必要ないしな。」

「…そう。それより早く人里に案内しなさい。」

 

化け物の情報を得るにしろ、植物についてを調べるにしろ、拠点は必要だ。

それに紫の話では、この世界特有の道具も数多くあるようだ。

それなら早めに人里には向かっておきたい。

そして化け物を狩るために情報を得るなら、組合に登録するのが一番手っ取り早いと紫に聞いた。

少なくとも『ギルド』なる場所への登録と、多少の金銭の獲得。

まずはそれを進めよう。

 

―――――

 

「待たせて悪いな、行こう。」

 

こいつが荷物をまとめるまで待っていたが、武器がやたらと大きい。

化け物に効くかどうかは別として。

馬車(?)に乗り人里へ向かうが、存在感がやたらと大きい。

その分車内は広いから邪魔ということはないが。

 

「それで?どの程度で着くのかしら?」

「んー…よく分からんけど…ここはどの狩場よりも近いからな…一時間もあれば着くんじゃないか?」

「そう。ならその間に色々と聞こうかしら…まさかあの程度で、許されたとは思っていないでしょうね?」

「……はい…」

 

 




何気にオリキャラって『異世活』ではこのハンター含めて全二人しかいないですね~…これからオトモも出るから計三人(?)か。
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