人里に向かう馬車の中、いくつか化け物の生息地を聞いた。
私のいた雪山、真逆の火山地帯、沼地など、この世界ではどこにでもあのような化け物が闊歩している。
中にはあの化け物…『ティガレックス』以上に強い者もいるらしい。
更に上の者だと、天候や地形さえ変える『古龍種』という存在もいる。
それらと戦うなら、武器がこれだけでは心もとない。
道具の購入や武器の整備や強化、情報入手や取得物の保存。
そういった意味でも、人里に居を構えるのも合理的だ。
「なあ、あんたは何であんなとこにいたんだ?」
「答える必要があるのかしら?」
「いや…俺も似たような境遇だったから…」
こいつは村に向かう途中、あの雪山を通ったそうだ。
その時にティガレックスに襲われ、気絶した所を救われた。
なんとも情けないが、装備もまともにない人間なら、生きていただけ上等だろう。
「だから色々心配でさ…もしそんな感じで困り倒してたんならさ…まあそんな心配いらなかったけど…」
「だから戻ってきたのね…生憎と他人に心配される生き方はしてないわ。」
「つくづく実感したよ…」
―――――
「ここが…」
「ようこそ『ポッケ村』へ!」
凡そ一時間程の時間を経て、雪山の麓の村…ポッケ村に到着した。
麓とはいえ雪も多く、気温も低いために厚着の人間が多い。
見回せばアイルーも多くいる。
店番すら猫がしている光景は、どうにも幻想郷に近い常識外れのような感覚になる。
「さてと…とりあえずギルドに登録するのを始めにした方がいいか…そうすればギルドの施設が使えて、宿泊も出来るから。」
「そうね。あの素材も返してもらわないと…」
「……あの……」
「?何かしら?」
罰が悪そうにこいつは話す。
「登録してないハンターが狩ったモンスターの素材だと…没収される場合もある…ます…」
「……は?」
つまり素材は返ってこない可能性も大いにあるということ。
そして素材を受けとるのはクエストを受けた者…つまりこいつだ。
そして素材の受け渡しは原則禁止となっている。
ハンターとしての実力が分からなくなり、依頼者や本人の活動の妨げになりかねないためだ。
要は身の丈に合わない物を持つなという話だ。
「…もし返ってこなければこの村を滅ぼす…」
「本当に出来そうだからやめて!」
ギルドの登録を私が終える頃には、なんとか交渉して素材をもらうそいつの姿があった。
―――――
「――登録は完了です。カッチャさんお疲れ様でした。」
「はい……」
「…それで…依頼は何があるの?」
「えっと…色々ありますね…今の風見さんのランクは1なので…これらですね。」
四十枚程の依頼書が提示される。
見る限り1から3までの難易度の依頼を受けられるようだ。
討伐以外にも採取や捕獲などもある。
「新人ですし、『ドスギアノス』などがお薦めですね。歯応えを感じたいなどなら『ダイミョウザザミ』や…『ババコンガ』などですね。勿論採取を受けられるのもこちらとしては有難いです。」
「……」
「あー…レックスクラスなら『リオレウス』とかが満足出来るかも…」
「…そう…ならそのリオレウスというのに行くわ。」
「え…あの…カッチャさん。失礼ですが大丈夫なんですか?その…装備も普段着みたいだし、武器も…」
「…むしろこれでレックスを倒しているんですよ…」
人間どもの会話に興味はない。
依頼を受けすぐに村を発つ。
次なる獲物を求めて…
ティガ出たし原作もう皆分かるよね?
『モンスターハンター2g』が原作です。正直ライズにキリンいないから自分やる気にならなくて…ワールドや2gやってるんですよね~…キリン追加早よ。
あとカッチャの意味は狩りって意味です。