東方異世界生活記 弍   作:ジシェ

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ワクチン三回目で死んでました…三日も38度越えてたよ…


クラフト2

「…大妖精…もう…後は任せてもいいか?」

「はい…大丈夫です。」

 

教える教えない以前に、話自体聞いてくれない。

近くに砂漠もあったし、初めて見るものに心を奪われている。

説明を聞いてくれたのは大妖精とミスティアだけだ。

チルノとルーミアは砂漠で走り回っているし、リグルは虫がいないことにへこんでいる。

痛みはあるのに、何故か暑さは感じないために、チルノが溶けずに砂漠を歩けるのはいいことかもしれない。

そもそも説明も聞かずに扱い切っている。

子供の方が理解するのは早い…

 

「大妖精はチルノ達の監視と…出来れば説明も頼む。」

「はい。」

「ミスティアはリグルのことを励ましてやってくれ。」

「は、はい。」

 

子供達の監視を子供に任せるのもまずいとは思うが、夜は危険というのも本にある。

多少この穴を広げて、明かりを作る必要もあるだろう。

私はルールブックのクラフトのページを開いた。

蝋燭やランプなどがあるかもしれない。

 

―――――

 

「…まさか…松明をそのまま使うとは…」

 

明かりはこれしかなかった。

材料は石炭(または木炭)と棒。

木ならいくらでもあるし、幸いにも石炭も地表に点々と埋まっている。

回収までに驚くことも多かった。

クラフトの画面を開くと、四つのマスと右矢印、先にはマスが一つ。

そこに一つ木を置くと、木材が四つ、それをさらに四つのマスに一つずつ置くと、作業台が出来る。

こんな簡単に道具が出来るなど、現実ではあり得ない。

作業台を置くと、その上には九つのマス。

本にある通りに木材と棒(木材二つ)を置くと、なんとつるはしが出来る。

便利を通り越している。

物理法則無視だ。

石炭はこれで取れるようで、とりあえず壊れるまで石炭を掘った。

まさか壊れると思ってなくて驚いたが…まあ十分採れたのでよしとする。

それを棒と一つずつクラフトの画面で置くと松明になる。

その松明を置くと明かりになる。

当然暑さもなく、置く場所にも困らない。

とにもかくにも広さ、明かりは解決した。

夜が近いので、私は子供達を呼びに外へ向かった。

 

―――――

 

(そういえば…夜に何かあるのか?)

 

危険と本にあるが、妖精や妖怪に夜など危険なことなど欠片もない。

強いて言うなら…同じ妖怪に襲われたり…

 

「うわぁ!」

「痛っ!」

「リグル!?ミスティア!?」

「慧音先生!」

 

緑色の…人?に二人が襲われている。

やはり襲われるから危険なのか。

 

「二人共とにかく洞穴に…!」

 

少し離れた所から爆発音。

砂漠方向…チルノ達が向かった方向だ。

 

「チルノ!く…二人は洞穴で待て。そこまで走って土で埋めるんだ。」

「は、はい…」

「うう…皆がいたら…」

 

一体二体ならまだ倒せる。

だが、多い…多過ぎる。

十体はいる。

袋叩きにされたらひとたまりもない。

急いで連れ戻さなければ…

 

―――――

 

チルノ達は既に囲まれていた。

中には人以外にも骸骨や緑色の…何だあれは!?

 

「三人共!こっちに何とか来られるか!?」

「慧音先生ぃ…」

「うわぁぁ!緑の来んなぁ~!」

 

囲まれて逃げられない三人は、そのたま緑の何かに爆破された。

 

「な…!?さ、三人共!無事か!?」

「うぅ…」

「痛いのだー…」

「よか………チルノ!?チルノはどこに!?」

「え…?…チルノちゃん!?」

「いないのだー…」

 

爆発のおかげで空いた隙間から合流は出来た。

しかしチルノがどこにも見当たらない。

まさか衝撃で吹き飛ぶなどもないだろうし…

 

「…とにかく二人は洞穴まで行け。チルノは私が探す。」

「わ、分かりました…ルーミアちゃん。」

「行くのだー」

 

一体どこに行ったんだ、チルノは…

 

―――――

 

日が昇る。

どうやら朝のようだ。

チルノは見つからない。

何かあれば紫が回収してくれるだろうが…何もないということは…

探すのを諦めるわけにはいかない。

私はあの子達の保護者なのだから。

 

「チルノーー!」

 

朝になっても探し続ける。

一時間程、誰かに声をかけられた。

声をかけたのは…チルノだった。

 




原作…原作?…元?を知ってる人には分かるけど…皆のトラウマ兼マスコットの登場ですね~。チルノ?…モードによっては還らぬ人に…人じゃないか。
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