東方異世界生活記 弍   作:ジシェ

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バイト重なったけど書く気力はあったんですよ。残念なことにエルデンリング縛りが終わる前で…すみません忘れて遊んでました。


digital3

「お主ら以外の人間は、皆『メモリアルステラ』を調査しに向かったぞい。」

「メモリアルステラ?」

「地区ごとにデータを纏めた…謂わば管理端末のようなものじゃ。此度の異変に関係するかは分からぬが、噂によれば、既に機能が停止しているようじゃ。」

「それを治して歩くの?」

「可能ならばの。しかしまずは他の者と合流してはどうじゃろうか。お主、『デジヴァイス』は持っとるかの?」

「…デジヴァイス?」

「持ってないか…人間は皆持っとるものかと…連絡を取ることは出来ないようじゃな。出来ればお主は、他の者と常に共に行動してもらえるかの?」

「ん。分かったよ。平原のメモリアルステラに皆向かったんだよね?」

「うむ。お主も向かえば、合流することも出来よう。」

「分かったよ~行こニトリ!」

 

プロットモンは私を置いて先に行ってしまった。

流石に犬のような姿なだけに、結構な速度で走ってしまう。

見失う前に追わなければ。

 

「のうニトリとやら。」

「?まだ何かあるの?」

「いやの…デジモンはパートナーの有無により、成長の度合いが変わる。そしてパートナーのいるデジモンは、互いの感情や絆により、その姿を無限に変化させる。」

「……私次第ってこと?」

「うむ。どうか…あの者を立派に育ててくれ。あの者は神聖デジモンとして生まれたが、光として成長することが決められておらん。とても不安定な者なのじゃ。どうか…あの者が闇に飲まれぬよう、導いてやっとくれ。」

「…うん!」

 

―――――

 

「ニトリー!早く早くー!」

「待ってプロットモン~そんな早く走れないって…」

 

平原に出たはいいが、プロットモンの興奮が止まらない。

凄い速さで置いて行かれる。

 

「あれ?これ何~?」

「プロットモンも分からないの?」

 

そこにあったのは、缶が詰められた四角い箱。

横には厠があった。

 

「何だろうね?」

「ねー?あ、ニトリニトリ!あっちにも何かあるよ!」

「あっち?」

 

プロットモンの向く方向には、特に何もない平原の景色だ。

見渡しても何もない。

 

「どこ?」

「あっち!着いてきて!」

 

着いて行った先には、明らかに重要そうな石碑のようなものがあった。

召集厠からここまで見えたとなると、プロットモンの視力は相当いいほうだ。

 

「?何か落ちて…」

「!ニトリ危ない!」

「え?ぐぇっ!」

 

プロットモンに突飛ばされて転げた。

私のいた所を見ると、巨大な爪が地面をえぐったような跡と、小さいデジモンが佇んでいた。

 

「あれ…きっとメモリアルステラだよ!あの小さいのが原因だったんだ!」

『―――!』

 

威嚇されているようだ。

あまり迫力はないが、地面の爪跡が危険を警告している。

 

「ニトリ指示して!あんなの放置出来ないよ!」

「うん!」

 

―――――

 

「『パピーハウリング』!」

 

私を助けてくれた時の超音波のような鳴き声。

しかし聴覚がないのか、こいつには全く効果がない。

 

「嘘…」

「プロットモン!」

 

先の攻撃が再び襲うが、今度は私がプロットモンを抱えて飛び退いた。

 

「ありがとう。」

「ううん。」

「うー…攻撃が効かないんじゃ…僕には…」

「諦めないでよー!まだ何か…」

 

考える時間を与えてくれる程、優しい相手でもなかった。

何度も攻撃を連発してくる。

爪跡のようなものは爪ではなく、尻尾から出た衝撃波だった。

まるで車輪のように回転しながら、その衝撃波は連発される。

私達は避けるだけで精一杯だ。

何か手を考えなければ、やられるのは時間の問題だ。

 

「プロットモン!とにかく何でもいいから攻撃しよう!何か効くかも!」

「うん!」

 

プロットモンは引っ掻きや噛みつき、私はスパナで叩く。

正直私の攻撃など全く効いていない。

この時ばかりは貧弱な科学者である自分が恨めしい。

私達はとにかく攻撃し続けた。

いつか倒せると願って…

 

「はあ…はあ…全然効いてないのかな…」

「…ううん…向こうも攻撃が遅くなったから…全くの無意味じゃないと思う…」

 

しかし膠着を破る方法はない。

諦めて帰ってくれれば有難いのだが…それも叶いそうにない。

しんな長い戦いの末続いた膠着は、第三者の手によって終わることとなった。

 

『アグモン!』

『ベビーフレイム!』

 

背後から放たれた火球は、一直線に敵に当たった。

そしてその一撃で、そいつは倒れることとなった。

 

「よかった~ジジモンから聞いて急いでよかった…」

「タイガ~あんまり前に出たら危ないよ~」

「ごめんアグモン。」

 

彼らがジジモンの言っていた人間のようだ。

とりあえず…

 

「助かったー…」

「ふへー…」

「だ、大丈夫!?」

 

安堵と疲労から、私とプロットモンはその場にへたりこんでしまだた。

 




メモリアルステラ出たしもういいかな?隠す意味ないし未定だし…原作は『デジモンワールドRe.digitize』
尚decodeか無印かは未定です。個人的には無印が一番やりこんだゲーム(1000時間超え)だけどdecodeの方が話伸ばせるんですよね~その内決めます。
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