monster1
昔から不思議な物や変な物や…とにかく大きい物だったり、少年みたいなものが大好きだった。
女の子らしい物も可愛いと思う物も好きだったけど、RPGみたいな敵とか、ロボットアニメとかがとにかく好きだった。
だから紫さんから話をされて、希望があればって言われて、私は…
(何でこんな場所から…?)
可愛いかったり格好いいモンスターとかと一緒に戦う世界がいいって言ったのに…私は箱に入っていた。
しかもたくさん似た箱が積んであるということは、多分物置か何かだろう。
「うーん…でも何か…見覚えある気が…」
箱から出て見て回っていると、階段の上から足音が聞こえてきた。
『―シャルロットちゃん?どこに行くの?』
「……」
確かこの後隠れる展開の『ゲーム』で…
「…とりあえず隠れて…」
階段から姿を現したのは、白いモフモフの毛玉。
小さい手足と黒の羽、悪魔のような尻尾の獣。
(!思い出した…確か…)
思い出して声を上げそうになるが、寸前で止めて縮こまる。
まあ意味はない、どうせ見つかるのだから。
「きゃああああ!」
「……」
やっぱりだ。
幻想郷に来る以前、友達からハードごと貸されてプレイしたゲームだ。
『DQMJ2』…ドラクエのモンスター育成ゲームだ。以外に嵌まって結構やったな~
一番好きだったのはスライダークロボ。
(となるとこの後は…)
隠れていたのが見つかり、『飛行船』の全員が集まる。
ゲームでは見つかった後、船員として働くのだ。
当然この流れは原作通り、外さないために乗った理由も同じにした。
『世界一のモンスターマスター』になるという理由で。
船長の『セブンス』は、凄いいい人だ。
叱るでも通報でもなく、仕事を与えて願いも叶える。
そんな人だ。
というか登場人物一人除いて大体いい人達だ。
だから出来れば怪我もさせたくないが…これから先起こることは、未来にも影響する。
残念だけど、原作通りの運命を辿ってもらう。
(ごめんなさい…)
―――――
新しく船員になった私の最初の仕事は、船内の人全員への挨拶。
船長のセブンスさん始め、機関士の『ホーガン』さん、乗客の『ルボロー』さん『ピスカ』ちゃん『ゴルッテ(GJ)』さん『キストーラ』さん『シャルロット』ちゃん(モーモン)。
全員への挨拶を終えてセブンスさんのもとへ戻った。
「全員に挨拶してきたな?」
「はい!」
「なら次は――」
原作だとこの時点でイベントが始まるのだが…やはりゲームとは違い、色々と仕事をしてからイベントに突入した。
関係ないがこういう仕事は始めてだから少し新鮮だった。
さて…原作のイベントだが…
「くそ!この…!ん?お前さんか!セブンスに伝えてくれ!機関がダメージを受けた!緊急避難の準備だ!」
「わ、分かりました!」
原作通りだ。
ホーガンさんの修理も追い付かない程の故障。
そしてセブンスさんのもとへ戻ると…
「―すまない…もう舵もきかないんだ…」
そのまま飛行船は墜落した。
名も無き島へ、導かれるように…
ゲームは…ここから始まるのだ。
(死にませんよね?)
墜落する飛行船で、その不安はどうにも拭えなかった。
「ひゃあああ~~!」
原作知ってる設定は早苗さんしか出せんですたい。ロボット系統は自分が知りません。ちなみにこのゲームまじで攻略知らなきゃモンスターコンプ出来ない。その意味で早苗です。