「…チルノ…?」
「慧音先生!」
「大妖精…チルノは…どこにいたんだ?」
「それが…」
―――――
『うわぁぁ!緑の来んなぁ~!』
緑の変なのに爆発されて、死んだと思った。
でも、何故か体が引っ張られる感覚があって…
『チルノ何でここに!?』
『先生が探しに行ったんじゃ…?』
『……??』
気が付いたら平原に座ってて、目の前にはミスチーとリグルがいて…
『――!』
『………』
先生の声がした。
自分を呼んでいた。
―――――
「それで来たのか…」
「あの…さっき本を読んでたんですけど…ページが追加されてたんです。」
「何?」
「もしかしたら、誰かの体力がゼロになったら追加されるように…」
―――――
表示されるハートがゼロになると、最初にこの世界に現れた場所、または最後に眠ったベッドの周囲に
その時アイテムは全て周囲に飛び散り、五分以内に回収出来なければ消滅する。
ハートはモンスターの攻撃、空腹度の減少、窒息などの要因で減少する。
空腹度が満タンの状態、または
以上。『MineCraft ルールブック1』
尚この本は一冊目であり、続きが二冊ある。
次の2の場所はここより南にあるジャングルの奥、『森の洋館』のボスが所持している。
必要な情報は随時更新する。 紫より。
―――――
このように丁寧に図まで書いてある。
次からも何ページが追加されており、防具や武器などのクラフトレシピも書いてあった。
どうやら追加される前までのページには、生活を始めるのに必要最低限の情報しか載っていなかったようだ。
「……紫め…生徒に怖い思いをさせるなど…教師として許せん…!」
「け、慧音先生落ち着いて下さい!」
「本当に死んじゃうと思った…」
「…ああ…無事で良かった……」
抱きつくチルノを、私から抱き返した。
―――――
「方針は決まった。」
先の一件から、まずは安全な拠点が必要だと痛感した。洞穴では足りない。
少なくとも周囲一帯…そうだな…百マス程は安全にしなければ、この洞穴でさえ危険だ。
それから防具。
見るに鉄や石炭程度なら少し掘れば見つかるようだ。
全員分鉄の装備を一式揃える。
松明があればモンスターは現れないらしいので腐る程松明を作る。
安定した食料源…畑や農場を作る。
以上は早急に手を付けなければならない。
それが安定し始めたら、次にやるのはルールブックの回収。
どうやら森の洋館なる物が南にあるようだ。
ボス…というものは気になるが…万全の準備が必要だろう。
それら準備には子供達にも協力してもらおう。
皆で協力すれば、きっと生きられるはずだ。
―――――
「………」
「どうした大妖精?」
「いえ…危険なんですけど…あのりすぽーんを利用すれば、どれだけ遠くでも帰れると思って…」
「!……地形把握には使えるな…しかし大妖精。だからと言ってむやみやたらに死ぬんじゃないぞ?」
「大丈夫ですよ。今だって空腹度には気を付けて……」
『うわあぁぁ体力減ってるー!』
『あれ!?ルーミアちゃんも!?』
『早く何か食べさせないと!』
「………」
「……拠点より食料が先か…」
前途多難だ。
チルノはしおらしいの似合わないですね。てことで本当に死ぬと思った時は弱々しくなるのがここのチルノだと思って下さい