東方異世界生活記 弍   作:ジシェ

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monster3

まず手始めに、船の外にいたスライムと戦い、シャルロットちゃんの実力を確認した。

 

数値化などはないために正確な数字は分からないが、噛みつき一撃で倒してしまった。

 

同じくカバシラーにも攻撃してもらったが、体当たりで散らしただけなのに、それだけでピクリとも動かなくなった。

 

しかも体当たりの風圧は魔理沙さんのホウキに乗った時の強さと変わりなし。

 

風圧だけで無双出来るかもしれない。

 

やはり最強の称号は伊達じゃないようだ。

 

 

 

「やっぱり凄い強いですね!」

 

「キュ~」

 

 

 

本来の姿ならいざ知らず、仮の姿でこの強さ。

 

彼が残っていてくれて本当によかった。

 

これなら十分相対出来そうだ。

 

 

 

「それじゃあ…行きましょう!最初のダンジョン…密林へ!」

 

 

 

―――――

 

 

 

原作ではルボローさんがいるはず。

 

ホーガンさんも本来なら…

 

 

 

「…まだ無事ですよね…?」

 

 

 

出来る限り急いで進む。

 

ホーガンさんがいなければ、危険なのはルボローさんの方だ。

 

この島の危険を誰より知っているために、普段以上に心配性になってしまう。

 

 

 

―――――

 

 

 

密林にいたモンスターは原作通り、今私は、オオニワトリのすぐ近くにいる。

 

 

 

「本当に大きいですねー上には…やっぱりトーテムとガオンも…つたなんて登れますか…?」

 

 

 

考えると一介の女子高生が断崖を登ることなど出来るのだろうか?

 

…先のことには目を瞑ろう…

 

 

 

「…あのベビーパンサー…あそこですね…」

 

「キュ~」

 

「シャルロットちゃんも分かりますよね?あの跡…『タイラントワーム』の這い跡です。言葉は通じないと思います…巨大モンスターとの対話は諦めて下さい。」

 

「…キュ~キュ~…」

 

 

 

彼も分かっていたようだ。

 

自分の声など届かないと…

 

それが例え、かつての自分の配下だとしても…

 

とにかく原作通りなら、昼の今はあのミミズが通る時間。

 

警戒するにこしたことはない。

 

そう思っていた矢先に…

 

 

 

「!?キュー!キュー!」

 

「シャルロットちゃん?…!?」

 

 

 

突然の振動。

 

まるで巨大な何かが近づいてくるように、揺れが徐々に強くなる。

 

周りのモンスターも皆逃げ、視界に映る洞窟から現れたのは…

 

 

 

「タイラントワーム…黒色ですね…」

 

 

 

原作は無印とprofessionalの二つ、見分ける方法は、このミミズの色。

 

ピンクは無印、黒はprofessional、つまりこの時点で、ある国も危機に瀕していることが分かった。

 

 

 

「とにかく過ぎるのを待つしかないですね。」

 

「キュ~」

 

 

 

その巨大のせいか、私達に気付くことは全くなく、ただ目の前を通過していった。

 

流石にシャルロットちゃんだけで勝てる相手でもなし、安心して探索に戻れそうだ。

 

しかしここまでの道中で、いくつか問題が発覚した。

 

まず一つはステータス確認と回復のなさ。

 

ゲーム程薬草が落ちてもなく、回復の柱もなかった。

 

しかもステータスは目算…しかも仲間は増やせない状況。

 

唯一の救いはゲーム以上の行動範囲へ広げられることのみ。

 

はっきり言って今のまま、タイラントワームと対峙出来るとも思えない。

 

せめて回復出来るなら、シャルロットちゃん一人で倒せるとは思うが…

 

最後に一番重要なゲームとの違い…ルーラがない。

 

移動は全て徒歩になる。

 

つまりそれは、回復ボトルやまんたん、ラナもいざないもないということだ。

 

それらは全てルーラと同じ石碑で入手出来るスキルだから。

 

とにかく冷静に状況判断が出来た結果、あれ詰んでるということに気が付きました。

 

どうかせめて…二人共無事に合流出来ることを願います。

 

その思いで、私達は密林を進んで行った。

 

 

 

 




早苗編が一番救いないかもしれない…
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