引退ウマ娘のセカンドキャリア   作:空洞丸

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参考文献一覧

●サンケイスポーツ

『Gallop臨時増刊 週刊100名馬 Vol.90 セイウンスカイ』2001年 産業経済新聞社

●江面 弘也

『名馬を読む2』2019年 三賢社

●西山茂行オフィシャルブログ 西山牧場 オーナーの(笑)気分

『セイウンスカイよ、永遠なれ…』2011年8月16日投稿

『セイウンスカイ7回忌』2017年8月16日投稿

『東京ドーム・ウマ娘セイウンスカイ』2022年4月1日投稿

●Youtube UMACHAN

『セイウンスカイ~生い立ちから引退まで~』2022年11月29日投稿(もともとはなにかのTV番組かと思われます)

 史実のセイウンスカイ号について調査するさいに参考にさせていただきました。

 

 評価の難しい馬だったんだなあという印象です。それだけ群雄割拠の時代でした。

 クラシック2冠を達成すれば普通の年であれば最優秀3歳牡馬(旧年齢だと4歳)、あるいは年度代表馬に選ばれてもおかしくないのですが、その年の最優秀3歳牡馬はエルコンドルパサーが受賞しました*1し、クラシック以降GIに勝てなかった点もあって、同期5人組のなかでは少々厳しい評価を下されている感触があります。

 引退レース以外掲示板を外してないので安定した実力はあるはずなんですけどね。でもスペちゃんは京都大賞典以外すべて3着以内だしエルは生涯連対なので安定感という点でも……。ぐむむ。

 

 もともとの血統のマイナーさもあってあまり後継には恵まれませんでしたが、曾孫のニシノデイジーが2022年の中山大障害でオジュウチョウサンを破って国内GIを制覇しましたね。

 セイウンスカイの血をなんとしてでも残したい西山オーナーの執念、競馬というブラッド・スポーツのロマンを肌で感じました。うまいこと血がつながってくれるといいなあ。

 

 史実を調べてみるとセイウンスカイが黄金世代の5人のなかでいちばん引退が遅いんですよね。アプリ版だとキングヘイローがベテランウマ娘として後輩をたびたび先導しているので意外でした。

 キングが本人以外の育成シナリオでも青天井に株を上げている陰でセイウンスカイがレース復帰に向けて必死にリハビリをしていたのかもしれません。

 

 ウマ娘にはよくあることですが、アプリ版の育成シナリオをプレイすると印象が変わるキャラクターだと思います。

 一見すると飄々とした気分屋で油断ならぬ策士、それは表面的な部分でしかなく、実際は同期と比べた自身の競争能力にコンプレックスをもち、それでも負けず嫌いで勝利を諦めきれない、自分に期待してくれた者には応えたい真っ直ぐな性根の持ち主だということがわかります。

 また普段の昼行灯を装った振る舞いも、史実のデビューまでのすったもんだや、セイウンスカイは走りたがっていたのではないかという西山オーナーのセイウンスカイ逝去時の慨嘆、屈腱炎を発症したさいそのまま引退させるべきか否か苦悩した陣営の複雑な心情などが反映されているように感じられました。

 

 これらの背景を勘案した結果、アプリ版の性格で史実通りの現役生活をたどったらどのような気持ちになるだろう、ライバルに雪辱する機会すら恵まれないまま引退せざるを得ず、無念をひきずるのではないだろうかという想像から本話の脚本ができていきました。

 

 

●東京都 檜原(ひのはら)

『公式サイト』

『ふるさとの森FSC認証更新計画 本文』 2020年

東京里山シェアリング ひのはうす

 山間の僻地のイメージを固めるために東京の山奥にある檜原村にロケに行ってまいりました。『ひのはうす』は逗留のさいにお世話になったシェアハウスです。

 

 土地面積の9割以上が山だったり、山際や畑に柵があったり、高齢化率が凄まじかったり、野生動物が豊富だったりといった描写はこの村の実地風景に基づいています。

 バイクで道を走っていたら前方からサルが横切ってきたときは、本当に野生動物の跋扈する世界があるんだと呆気にとられました。

 

 

●Sports Graphic Number 1061

『[独占インタビュー]セイウンスカイ「策士、逃走の秋」』2022年10月20日発売

 総合スポーツ『Number』がウマ娘とコラボした号です。Webで有料記事として閲覧もできます。

 

 菊花賞直前号として、菊花賞を制したウマ娘への架空インタビューが掲載されており、そのなかにセイウンスカイも含まれていたため、小説の参考になればと思って手に入れました。

 前半①でセイウンスカイが遅れてやってくるのは上記インタビューの冒頭のオマージュだったりします。

 

 キャラクターの再現度が高く、ウマ娘世界でのレース雑誌のインタビューはこんなふうにおこなわれているのかと想像の膨らむ良質な内容でした。Numberのライターさんの手腕に舌を巻きます。

 おかげさまでインタビュー形式の文体を勉強させてもらいました。

 

 

 

ジビエ工房やまと

 イノシシの水炊きの描写を書くにあたり、上記のショップから実際にイノシシのバラ、肩ロース、モモを取り寄せて食べてみました。

 

 鍋のほかにもいくつか調理してみましたが、肉単体で食べるのであればシンプルに塩コショウでいただくのがいちばん美味しかったです。質のいい肉に小細工は無用ということですね。

 鼻先に生肉を近づけてもほとんど臭みがありませんでした。解体時の処理がよほど行き届いているのでしょう。脱帽です。

 

 

●Youtube 競馬タイムトラベラー【思い出の競走馬たち】

『セイウンスカイ 1998年(平成10年)第33回京都大賞典(G2)』2022年12月31日投稿

●Youtube JRA公式チャンネル

『1998年 菊花賞(GⅠ) セイウンスカイ JRA公式』2015年9月30日投稿

 セイウンスカイの菊花賞の走りは諸賢もご存知だと思いますが、前走の京都大賞典で試していたんですよね。

 当時は菊花賞のステップレースに京都新聞杯を使うのが常道でしたが、セイウンスカイにはゲート難があり、ゲート再審査を食らって菊花賞に(日程的に)出られなくなるのを危惧したため、わざわざ古馬混合の京都大賞典を菊花賞の予行演習として使ったというのが通説になっています。

 

 その年の京都大賞典はメジロブライトやシルクジャスティス、ローゼンカバリーやステイゴールドといった実力馬がくつわを並べたためセイウンスカイが勝つのは難しいだろうというのが下馬評だったのですが*2、そこはわれらの横山典弘騎手(ノリさん)

 大逃げ、引き付け、また離す変幻自在の走法で馬を操り、きっちり勝ちきっています。ここで得た手応えが菊の大輪につながったわけですね。

 

 前編②は京都大賞典のところから書いていたんですが文章が冗長になってしまったため泣く泣く削りました。京都大賞典、道中20馬身くらい離していてすごいですよ。

 

 

●Youtube JRA公式チャンネル

『2001年 天皇賞(春)(GⅠ) テイエムオペラオー JRA公式』2015年10月30日投稿

 一般的にはテイエムオペラオーの勝鞍のひとつとして数えられるレースですが、本話を執筆していくうちにセイウンスカイの引退レースとしての印象が深くなりました。

 

 タガジョーノーブルの2番手からレースを進め、ホームストレッチでは歓声もあがりましたが、上記動画の1:53あたり、2週目向こう正面でずるずると後退していくのがわかります。

 もはや菊花賞で放った快足が見る陰もなく、いたわしくて、胸が締め付けられます。ウマ娘から競馬を観はじめた僕ですらそう思うのですから、当時のファンのショックはいかばかりでしょうか。

 レース後にノリさんが残したコメントがすべてを物語っています。「無事に回ってこれたから…」。

 

 

●JBISサーチ

『タイトルホルダー』

●Youtube JRA公式チャンネル

『2021年 菊花賞(GⅠ) タイトルホルダー JRA公式』2021年10月24日投稿

 前編②に登場した鹿毛のウマ娘はタイトルホルダー号がモデルです。バレバレですね。

 

 2021年の菊花賞は素晴らしかったですね。1998年菊花賞のセイウンスカイを彷彿とさせる勝ちっぷりといいラップタイムの酷似といい鞍上の血脈といい見どころたっぷりのレースでした。

 馬同士の血はつながっていなくても、走る姿でよすがが結ばれるのは競馬の醍醐味のひとつですね。

 

 それにしてもタイトルホルダー強い。その後の天皇賞(春)も宝塚記念も完勝でしたし、凱旋門賞からちょっと調子を崩していましたが日経賞でまた力感あふれる走りをみせてくれました。横山兄弟の今後も楽しみですね。

 

 ところでタイホくんがクマを相手にトレーニングしたって本当ですか? ソースは東スポ。

 

 

●緑山のぶひろ

『罠ガール』2017年~電撃マオウにて連載中 電撃コミックスNEXT既刊8巻 KADOKAWA

 田舎の農家の女子高生が農作物を野生動物から守るために罠猟に奮闘する漫画です。

 

 JK漫画の体裁をとっていますが、実質的には農家の自衛的罠猟のドキュメンタリーといえるでしょう。くくり罠や箱罠の架設方法を懇切丁寧に説明している漫画はほかの狩猟漫画も含めてこれくらいだと思います。

 緑山のぶひろ先生ご自身が農家で罠免許持ちの当事者であり、そのご経験がリアリティとして光っています。

 

 今回のお話を書くうえで最初に、そしてたびたび参照したのはこの漫画でした。

 罠の使い方やシカ、イノシシの生態・習性、獣道の追い方のみならず、野生動物による農作物被害の現状や止め刺しのさいの心のゆらぎなど、あらゆる面で参考にさせていただきました。

 

 罠って、仕掛けて待つ受動的な行為なので地味な描写になってしまう可能性があるのですが(弊作みたいに!)、それをJKキャラと漫画の力で読みやすく読みごたえのある作品に仕上がっていて、緑山先生の手練に感服します。

 

 それにしてもこのガチ罠猟漫画が『電撃マオウ』というライトな作風の多い雑誌に連載されているのは不思議ですね。

 企画段階では、罠猟と女の子というキーワードでドタバタコメディっぽい作品になればと編集サイドから提案されたらしいのですが、緑山先生たっての要望でコメディ路線よりも現実をそのまま描く方向性になったんだとか*3。それに連載OKを出すマオウ編集部もなかなかの英断です。

 

 

●千松信也

『ぼくは猟師になった』2012年 新潮社

『けもの道の歩き方』猟師が見つめる日本の自然 2015年 リトルモア

●監督:川原愛子 製作:NHKプラネット近畿 配給:リトルモア/マジックアワー

『僕は猟師になった』2020年

 京都の郊外に暮らす若手猟師*4の狩猟エッセイ。

 

 罠猟に従事するなかで感じた人と自然と動物との関係や、痕跡をたどるうちに感じられるみえない獲物の姿、獲物を捉えたときの興奮などが静かな語り口から発せられ、自分自身で糧を得る喜びがにじみ出るように描写されています。

 文献調査の最初のころに狩猟のイメージをつかむために参考にさせていただきました。

 

 

●矢口高雄

『ボクの学校は山と川』1993年 講談社(原著は1987年 白水社)

 釣りキチ三平で有名な矢口高雄先生による秋田の山奥で過ごした少年時代を振り返るエッセイ本。山奥の生活や風景を描写するにあたって参考にさせていただきました。

 

 矢口先生は釣り漫画のみならずマタギや野生動物を題材にした漫画や自伝漫画も数多く残されており、多くがKindle Unlimitedで閲読可能です。

 豊富な観察に裏打ちされた自然観や、日本経済の発展にともなう故郷の変化を目の当たりにしてきたご経験をみずみずしく活写しており、矢口先生はエッセイストとしても一流であることがわかります。さすがは世紀のハンサムボーイ。

 

 

●石井あらた

『山奥ニートやってます』2020年 光文社

 山奥の生活を描写するうえで参考にさせていただきました。

 

 和歌山県の山奥には『共生舎』というニートを集めて生活しているシェアハウスがあります。

 最寄り駅から車で2時間もかかる限界集落のひなびた光景や集落の住民の仕事の手伝いをして低コストで生計を立てる暮らしぶり、なぜ山奥に来ることになったのかなど、世間の目を避けてひっそりと暮らしている山奥のニートたちの生き方が当事者によって描かれています。

 

 シェアハウスにもコンセプトやジャンルを全面に打ち出した物件があったりします。

 このシェアハウスがニート界隈(世の中にはそういう世界があるんです)で有名になり「遁世系」というコンセプトのシェアハウスが自然発生的にいくつも誕生しました。

 さらに遡ると日本一のニートphaさんによる「ギークハウス」あたりに行き着くんですが、本編とはあまり関係ないのでこれくらいで。

 

 

●監修:東雲輝之、外川英雄

『はじめての狩猟 免許の取り方から痕跡探しまで、知りたいことを完全網羅!』2019年 山と渓谷社

 狩猟について最低限必要な知識をひと通り押さえるために参考にさせていただきました。

 

 鳥獣保護管理法による規則、免許の種類と試験の流れ、銃猟と罠猟の違い、農業被害の拡大とハンターの高齢化、銃と弾の分類と構え方、罠の種類と仕掛け方、狩猟鳥獣・非狩猟鳥獣の紹介、動物の痕跡の追い方、解体とジビエ料理の解説、実際の猟師へのインタビューなど、二百数十ページの紙幅に狩猟にかかわる必須のトピックスが凝縮されています。

 大日本猟友会発行の『狩猟読本』は普通の本屋には置いておらず、猟友会主催の講習会に行かないと手に入らないっぽいので本書をたびたび参照させてもらいました。

 

 前話を書き終えて次の話を考えるさい、前々から興味をもっていた狩猟で1本お話が書けないかと考えてスタートしたのが本話です。

 罠のほうに興味があり、罠の似合いそうなキャラクターは誰かと考えた結果、セイウンスカイを起用する運びとなりました。

 

 獲物の生態と罠の扱いがわかれば書けるだろガハハと高をくくっていたら、狩猟にまつわる要素として上記にくわえ、法律、里山の環境変化、過疎と高齢化、山奥の生活、殺生倫理などさまざまな論題が関わってきて気が狂う!

 結果として中編作品としては異様に重厚長大になってしまいました。話のまとめ方がボンクラですまぬ……。

 

 

●山と渓谷社

『狩猟生活 2021VOL.8、VOL.9、2022VOL.10月、VOL.11』それぞれ2021年4月、10月、2022年3月、7月

 免許取り立ての初心者向けの記事からマタギのマニアックな習俗記事にいたるまで狩猟に関する話題ならなんでもござれの狩猟雑誌。

 

 ベテラン猟師の狩猟行動を追跡した取材記事やナイフの種類、猟銃の扱い方、解体の方法についての解説記事をとくに参考にさせていただきました。

 

 

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律(鳥獣保護管理法)

鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律施行規則

鳥獣の保護及び管理を図るための事業を実施するための基本的な指針(R03.10告示版)

 狩猟の細々とした規則を確認するに参照しました。

 

 

●BEPPERちゃんねる

『恋する方言変換』

●デジタルシティえひめ

『伊予(愛媛)の方言』

●JA5DLGのホームページ

(リンク先、非SSL注意)『独断と偏見で勝手に決めた 中豫地方のお国言葉 方言解説』

●こたろう博物学研究所

(リンク先、非SSL注意)『伊予方言大辞典』

 田舎感を出すために猟の師匠に伊予弁をしゃべらせるべく参考にさせていただきました。

 

 なぜ伊予弁だったかというと僕の父親が愛媛県今治(いまばり)市出身でいちばん身近な方言だったからです。

 ただし僕自身は関東生まれ関東育ちで伊予弁を体得しているわけではなく、ネイティブ・イマバリアンからすると不自然なセリフ回しだったかと存じますがなにとぞご容赦を。

 

 

●山幸

『410番の中折式散弾銃を買う』2021年1月29日投稿 2022年7月17日更新

 前編③で猟の師匠が使っていた銃は上記のものをイメージしています。

 近距離からの止め刺しには古い中折式(元折式ともいわれます)の単発銃も有用らしいので本作で登場させました。

 

 

●著:小堀ダイスケ、吉野かぁこ、佐茂 規彦 編:『狩猟生活』編集部

『狩猟用語事典』2022年 山と渓谷社

 狩猟の雰囲気を出すために猟師言葉を調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 単に用語が載っているだけではなく、罠の扱いや銃の狙いのつけ方なども詳しく記載されており、事典というより実用書として編纂されているように感じました。

 

 

●警視庁

『猟銃・空気銃の所持許可申請』2022年3月15日更新

●大日本猟友会

(リンク先、非SSL注意)『銃砲所持許可』

●NILAY/KNOWLEDGE

『猟銃・空気銃所持許可の新規取得手順』2019年9月27日更新

●ミロク製作所

『猟銃保有の流れ』

 猟銃の取得プロセスを確認するさいに参照いたしました。

 

 とにかくフローが煩雑です。一般人に銃を持たせまいとする日本の警察の鋼の意思を感じますね。まあ人の命を奪える武器なのでそれくらいがちょうどいいのかもしれません。ちょっと前まではコンビニに寄るために車内に銃を置いたままにしておくのも違法とされていたくらいですし*5

 

 銃を持たない場合であってもハンターは銃刀法や火薬取締法、軽犯罪法や道路交通法などの法律・規則が関わってきます。

 それを考えると、命の心配のない社会的手続きすらクリアできない短絡的な輩に銃を持たせるなという方針は合理性があるのでしょう。

 

 

●東京都中央卸売市場

『お肉の情報館』

 品川駅の港南口から徒歩5分くらいの場所にある施設内の博物館です。狩猟における解体と家畜の解体とではどのような違いがあるのか気になったので足を運びました。

 

 獲物を気絶・仕留め・放血・解体する工程はだいたい狩猟と変わらないのですが、屠畜場での解体は工程が進むたびに検査を挟むのが印象的でした。食用に適さない個体を絶対に市場に出さないよう細心の注意が作業工程に織り込まれているのですね。

 おかげさまでいつも美味しいお肉を食べられています。ありがとうございます。

 

 従事者の服装や使う道具などの展示や、枝肉・内臓の模型図などもあって、フロアは小さいながらも見応えのある施設でした。

 

 食肉処理従事者に対する差別の歴史なども展示されていまして、実際に届いた侮蔑の手紙も包み隠さず公開されており*6、自分の無知に恥じ入りました。

 無料で入場できますのでお時間ある方はぜひ足をお運びになっていただきたいと思います。

 

 

●岡本健太郎

『山賊ダイアリー リアル猟師奮闘記』2011年~2016年 イブニングにて連載 イブニングKC全7巻 講談社

 岡山県で猟師としても活動している岡本健太郎先生による狩猟エッセイ漫画です。

 

 狩猟現場での細かい気づきや発情期のイノシシの食感についてとくに参考にさせていただきました。

 罠ガールの緑山先生といい岡本先生といい、猟師兼漫画家の体力は野生動物並にタフですね。

 

 

●祖田修

『鳥獣害 動物たちと、どう向きあうか』2016年 岩波書店

●江口祐輔

『決定版 動物の行動から考える 農作物を守る鳥獣害対策』2018年 誠文堂新光社

●農林水産省

『鳥獣被害の現状と対策』2023年

●環境省

『全国における狩猟免許所持者数(年齢別)の推移(1975~2018)』

『全国における狩猟免許所持者数(免許種別)の推移(1975~2018)』

 野生動物による農業被害とその対策について調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 鳥獣被害の厄介なところは単に被害の大きさのみならず、営農意欲を著しく低下させるという点もあるんですよね。自分で作るより買った方が安い、次に荒らされたらもう離農するといった嘆きが農業従事者からあふれているんだとか。

 

 鳥獣被害は畜産業にも及んでおりまして、家畜に直接的な加害を与える場合はもちろん、感染症を媒介して家畜を全滅させるケースも起こり得ます*7

 そうなると当然、肉や卵、牛乳などの畜産物の生産量・価格は打撃を食らい、都市住民の食生活にも影響が出ます。

 いまや野生動物の急増とその対策は都市の人間にも無関係ではいられません。

 

 

●田上商店

『ハンティングウェア』

 猟装について素材や色合いなどを確認するさいに参考にさせていただきました。

 

 

●遠藤ケイ

『熊を殺すと雨が降る FIELD NOTE 山の民俗学』2002年 山と渓谷社 (原著は1992年 岩波書店『山に暮らす』、2006年ちくま文庫として復刊)

●矢口高雄

『マタギ』2017年 山と渓谷社 初出:1973~1975年 漫画アクション

 かつて山で仕事をしていた人たちの風俗と価値観を調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 山や動物を利用しつつも畏敬の念を抱く山人の精神を本話の空気感に練り込みたかったんですが、なかなかうまく反映させるのは難しいですね。

 

 

●久保俊治

『羆撃ち』2009年 小学館

 若いころから北海道の北東部で単独ヒグマ猟をしている伝説の猟師による狩猟ノンフィクション。

 

 北海道の山野の情景描写がとにかく美しい。冬山にテントを張って火をおこしてすするご飯のあたたかみや、銃で獲物を狙うときの空気が凍るような緊張感、獲物の生命力が伝わってくる解体シーンなど、五感をフル活用する実体験に根ざした写実的な筆致で読者に狩猟風景を追体験させる力強さが込められています。

 この作品を知らずに狩猟作品を書こうとしたらモグリだといわれそうなくらいの現代狩猟文学のマスターピースです。

 

 本話もこの作品の空気感を目指したかったのですが、自然に没入する感覚を文章化するのは滝が逆流するほど難しく、圧倒的完成度の作品に打ちのめされたというなかなか得難い経験をすることができました。

 

 

●太田猛彦

『森林飽和 国土の変貌を考える』2012年 NHK出版

 日本の森林利用の歴史について調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 本書を読むと、昔は山野に緑があふれ、自然と共生して生活していたという素朴なイメージは幻想であることがわかります。

 

 稲作の定着以来、森林伐採は一貫して進行し、とくに人口が3倍くらいに膨れ上がった江戸時代、重工業の発展した明治時代は森林荒廃の極北の時代であり、各地にハゲ山が広がっていました。当時の浮世絵や郷土資料の挿絵に当時の情景が残されています。

 

 水害や地崩れにたびたび見舞われ、国土保全の機運が高まる時期がありつつも、日本国内で自給できる資源は森と土と石くらいしかなく、森林荒廃は行動経済成長期のあたりまで続くことになります。

 山から人が少なくなる時代になってようやく森林が回復しましたが、今度は人工林の管理放棄で荒れた山林が広がることに。

 

 

●林野庁

『令和3年度森林・林業白書』

『平成26年度森林・林業白書 第I章第2節 木材需給の変遷と木材産業の対応』

●農林水産省

『平成30年林業経営統計調査』

●森林・林業学習館

『日本の森林面積と森林蓄積の推移』

『日本の林業の現状』

●建築ジャーナル

(リンク先、非SSL注意)『国産材が使われないのは外材のせいではない』(URLからすると2001年の記事と思われます)

 里山の衰退を林業の観点から考察するさいに参考にさせていただきました。

 

 調べてみてびっくりしたのは、林業が想像以上に儲からない点です。

 家族経営の林業経営体の林業所得(収益-経費)は104万円にしかならず、また林業従事者の年間平均給与も343万円程度と、全産業平均を100万円ほど下回っています。

 

 これでは生活していけないのか、林業経営体はここ15年で1/6(2005年:約20万経営体→2020年:約3.4経営体)に激減しており、林業従事者数もここ40年ほどで1/3以下(1980年:約14万人→2015年:約4.5万人)になっています。

 国土の7割が山林の日本でここまで従事者が減少するのは国土保全上シンプルに危機では?

 

 ここまで儲かんないんじゃ山間の土地をぶっこ抜いてメガソーラーで一儲けだガハハとか考える人間が出てきてもおかしくありませんわね──

 

 

●安島藪太

『クマ撃ちの女』2019年~コミックバンチ連載中 バンチコミックス既刊10巻 新潮社

 北海道で単身ヒグマ猟に血道をあげるちょっとネジの外れた女性猟師の生きざまを描く漫画。

 クマの迫力や猟装を描写するにあたって参考にさせていただきました。

 

 狩猟を題材にした作品だとハンターはヒロイックに描かれることが多いのですが、本作の登場人物は主人公も含めてどいつもこいつも曲者揃い。

 猟場の人目のつきにくさをいいことに遵法精神の低いハンターが登場したり、高齢男性ばかりで女性猟師に偏見を持つ猟友会の存在など、狩猟社会の綺麗ではない部分も包み隠さず描写するあたり、本作が世にある狩猟作品のなかでもっとも実情を正確に表しているのではないかと感じました。

 

 

●環境省 野生鳥獣の保護及び管理 ~人と野生鳥獣の適切な関係の構築に向けて~

『捕獲許可制度の概要』

●梶光一

『我が国におけるニホンジカの増加と個体数管理』水利科学 57巻 4号 No.333 2013年 日本治山治水協会

 許可捕獲制度の詳細および、鳥獣保護法における狩猟鳥獣の対象の変遷について調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 

●米田一彦

『山でクマに会う方法 これだけは知っておきたいクマの常識』2011年(原著は1996年) 山と渓谷社

●田口洋美

『クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー』2017年 山と渓谷社

●山崎晃司

『ツキノワグマ すぐそこにいる野生動物』 2017年 東京大学出版会

上野動物園 公式サイト

 ツキノワグマの生態を調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 当初は罠でツキノワグマを捕まえる展開を考えていたのですが、クマを罠で捕獲してはいけないらしく(有害鳥獣駆除目的や学術調査のためなら罠による捕獲もOK)、それを抜きにしても果物やハチミツで比較的容易に誘引できるらしいので罠猟のボスキャラにするのは意外と難しそうだと判明しました。

 よってクマ氏には役割を転換し、サスペンス要因として登場してもらいました。

 

 ツキノワクマと相対したウマ娘は戦うのか逃げるのかどちらが正着なのかちょっと悩んだのですが、アプリ版の描写を鑑みた結果、どちらもありうると結論づけました。

 カワカミプリンセスは「今の私はツキノワグマにも負けません」と発言していますし*8、ヒシアケボノは突進してくる暴れ牛と真正面から組み合っています*9。いっぽうでナカヤマフェスタはクマから全速力で逃げています*10

 よってウマ娘世界での強さの序列は、パワー系ウマ娘>ツキノワグマ>非パワー系ウマ娘、であるとうかがえます。

 したがっておそらく非パワー系ウマ娘に属するセイウンスカイはクマから逃げる選択をするだろうと判断しました。

 サイゲームスの柔軟な解釈を残す姿勢には恐れ入ります。サイゲはこの小説の登場を予見していた……?

 

 

●日本クマネットワーク

『「人里に出没するクマ対策の普及啓発および地域支援事業」 人身事故情報の取りまとめに関する報告書』2011年

 中編でツキノワクマと遭遇したシーンを書く際に参考にさせていただきました。

 

 散文的な文章であるにもかかわらず遭遇時のものものしさが伝わってきます。吉村昭先生*11の小説を読んでいるようでした。

 

 報告書を確認するに、ツキノワグマは人間が思っているよりもずっと臆病です。しかし一般的にクマ対策として挙げられる鈴をカバンにつけるとか、ホイッスルを吹き鳴らしながら移動するという方法はクマとの遭遇を100%防げるわけではないというのがわかります。

 

 

●梶光一・飯島勇人編

『日本のシカ 増えすぎた個体群の科学と管理』2017年 東京大学出版会

●高槻成紀

『シカ問題を考える バランスを崩した自然の行方』2015年 山と渓谷社

 シカの生態および、シカの爆発的増加による人間社会ならびに自然環境への影響を調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 

●鳥獣被害対策.com

『シカ捕獲用箱わな』

 シカ用の箱罠の外見とサイズ感を参考にさせていただきました。

 

 

●株式会社アイエスイー

『アニマルセンサー2』

●Youtube アイエスイー

『【アニマルセンサー2】設置方法 ★箱わな ★イノシシ ★シカ ★捕獲』2023年1月13日投稿

 箱罠用のセンサー式トリガーは上記商品をモデルに描写しました。

 

 最近の捕獲管理システムはIoTを使ったハイテクなものも出ていて、罠の監視から起動まですべて自動でおこなえる大掛かりな仕掛けが地方自治体を中心に導入されていたりします。

 

 

●南正人

『シカの顔、わかります 個性の生態学』2022年 東京大学出版会

 宮城県石巻市の離島にある金華山に生息するシカを30年以上にわたり行動観察し続けてきた研究者による一級品の資料です。

 

 ずっと観察していると親子の見分けがつくようになり、家系図まで作れるようになったのだとか。シカの身体的特徴や交尾行動、社会性、雌雄の生活行動の違い、鳴き声の分類、環境による縄張りの変化など、長年行動観察に徹してきた研究成果の粋が詰まっています。

 シカの細かな生態的特徴や行動を描写するさいに何度も本書を参照させていただきました。

 

 地道なフィールドワークによる帰納的な研究姿勢の重要性や動物の命に対する倫理観など、動物行動学者としての矜持を感じる一冊です。

 内容の充実ぶりに対して可読性が高いのもありがたい。たぶんハリー・ポッターを読める人ならこの本は十分に目を通せると思います。

 

 

●一般財団法人 奈良の鹿愛護会

『行動・生態』

 ニホンジカのサイズ感を確認するさいに参照させていただきました。

 

 

●Youtube 東山動植物園

『【東山動植物園公式】アクシスジカの反芻2《 アクシスジカ シカ 》』2023年3月8日投稿

●Youtube Doug Hunter

『Boxing deer』2013年10月22日投稿

●Youtube Echo Cheng

『梅花鹿 揮拳打架 奈良公園 Sika deer boxing fight at Nara Park - Echo Garden Episode 148』2022年11月11日投稿

●Youtube 漁師と猟師のマーサ(素人の!w)

『#25【狩猟】トレイルカメラ観察その2 シカの上下関係編』2022年11月30日投稿

●Youtube minami morimachi

『シカさんの毛づくろい。』2022年11月30日投稿

●Youtube 【公式】京都市動物園チャンネル

『シカの警戒鳴き20211229/Deer calling in warning, taken on December 29, 2021. Reason unknown.』2022年1月9日投稿

 本で学んだシカの行動を映像で確認するさいに参考にさせていただきました。

 

 

●太田製作所

『電気止め刺し機』

●Youtube 太田製作所

(閲覧注意)『電気止め刺し機の使い方(箱罠用)イノシシ・鹿・野生動物用』2018年5月9日投稿

●Youtube ゆっくり船長のハンターxハンター

(閲覧注意)『有害駆除 シカが止め刺しを拒絶する 狩猟 電気槍 くくり罠 仕留め 止め刺し ゆっくり狩り動画』2020年7月20日投稿

 電気止め刺し機の使い方および止め刺し時の獲物の反応を描写するにあたって参考にさせていただきました。

 

 

●著:東雲輝之、監修:日和佐憲厳

『これから始める人のための わな猟の教科書』2018年 秀和システム

 罠猟について調べるために参照しましたが、むしろ解体の工程が図と文章で詳細に説明されていて、解体シーンを書き起こすさい非常に重宝しました。現在は第2版が発行されています。

 

 本書の解体手順をベースに、Youtubeの下記解体動画で細かい部分を確認しながら書き進めました。

 

 

●Youtube のらいぬ

(閲覧注意)『【観覧注意】 鹿解体 単独猟の現実』2021年11月21日投稿

●Youtube 太田製作所

(閲覧注意)『鹿の解体その1 毛を肉に付けない内臓を出すまでの準備』2019年1月12日投稿

(閲覧注意)『鹿の解体講習その2』2019年1月28日投稿

(閲覧注意)『鹿の解体その3』2019年2月2日投稿

●Youtube こはまファミリー の田舎暮らし

(閲覧注意)『【自給自足田舎暮らし】鹿の解体~精肉の実際を詳しく説明(閲覧注意)そして妻はどう思っているのか聞いてみた!』2022年1月8日投稿

●Youtube ヒヨドリ

(閲覧注意)『【鹿の解体02-2】 剥皮 解説あり』2020年5月22日投稿

(閲覧注意)『【鹿の解体02-3】 大バラシ 解説あり』2020年5月23日投稿

 シカの解体を描写するさいに参考にさせていただきました。内臓がどろりと落ちてくる重量感はなかなかのインパクトがあります。

 

 解体の細かい手順やナイフの動かし方は猟師によってけっこう差異があります。

 本話では獲物を吊り下げてバラす方法を描写しましたが、作業台に寝かせる方法もあります。ただ、肉に毛を巻き込ませないよう気を遣うのはどの方法でも共通していますね。

 

 

●繁延あづさ

『山と獣と肉と皮』2020年 亜紀書房

●高橋英樹

『山とけものと猟師の話』2020年 静岡新聞社

 猟師の狩猟に密着したライターの第三者的な目線で綴られた取材記。

 

 見切りのときの痕跡の追い方、獲物と相対したときの空気感や解体時の肉感的な描写、殺生に対する情緒的な感傷などを参考にさせていただきました。

 

 

●厚生労働省

『野生鳥獣肉の衛生管理に関するガイドライン』2014年作成、2021年一部改正

(閲覧注意。臓物の写真があります)『カラーアトラス』2014年

 仕留めた獲物を解体するさいの衛生管理、臓物の色形を描写するさいに参考にさせていただきました。

 

 

●農林水産省

『捕獲した鳥獣の食肉利活用について』2015年

 仕留めた獲物の利活用について調べるさいに参考にさせていただきました。

 

 食肉として市場に流通させるためには仕留めたのち素早く処理場に運び(仕留めてから約2時間がボーダーラインのところが多いようです)、ガイドラインに沿った厳しい衛生基準の遵守を求められます。

 農家にとっては罠で自衛するのが精一杯であり、一猟師からしてもそこまで手間ひまかけるくらいなら有害鳥獣駆除の報奨金を目当てにたくさん狩るほうが効率がいい面もあったりするため、なかなか利活用が進まず、焼却処理される個体が大半を占めるのが現状です。

 

 

●近藤康太郎

『アロハで猟師、はじめました』2020年 河出書房新社

 東京出身で都市文化にどっぷり浸かってきた朝日新聞記者の作者が、異動先の長崎県諫早市で取り組んだ米作りや狩猟の経験や当地の人々との交流を綴ったエッセイ風ドキュメント。

 見切りや仕留めの瞬間、解体の作業環境、個人主義的な猟師の本音など多数参考にさせていただきました。

 

 単なる体験記にとどまらず、農耕・狩猟から社会の仕組みを見出したり、農村社会における必要不可欠な贈与の循環、さらにはそこから構造主義の話に発展したりと、該博な知識の海で遊泳する感覚を味わえる、エッセイというよりもむしろ思想書に近いユニークな本です。

 

 本話の初期構想段階において「獲って食う」だけだと話として単純すぎるな~と悩んでいたところに本書と出会い、狩猟という原始的な行為に社会的・経済的な意味合いを付与できたので脚本として少しは深みが出せたかなと思います(かえってとっ散らかってしまったかも……)。

 

*1
NHKマイルカップ、ジャパンカップ優勝。とくに3歳でジャパンカップ制覇は当時相当なインパクトがあったとうかがえます。

*2
GI級のメンツが集まったため出走回避馬が続出し、最終的に7頭立てのレースになっています。

*3

*4
狩猟の世界では30~40代は若手も若手です。

*5
現在はカバーをかけたりケースに入れたりして銃の存在を外部から認識できないようにし、盗難防止策を講じたうえで最低限の時間であれば車に銃を置いたままコンビニに寄ったり銀行によったりしてもいいらしい。

*6
中傷なんて程度の文言では到底ありません。書き手自身がケダモノであることを如実に表す差別心に満ちた不愉快極まりない内容でした。平成中頃に届いたというのが信じられません。Twitterの差別主義者の書き込みと同レベルといえば雰囲気が伝わるでしょうか。

*7
たとえば2018年に岐阜県で豚熱(当時の呼称は豚コレラ)が発生し、野生のイノシシの移動により感染が拡大し、最終的に約7万頭の豚が殺処分となっています。

*8
カワカミプリンセス育成シナリオでの出走前の絶好調時セリフより。

*9
ヒシアケボノのサポートカードイベント「はっけよーい……ボーノ☆」より。

*10
ナカヤマフェスタのキャラストーリー第7話より。合宿所は学園からバスで陽のあるうちに移動できる距離にあるのでおそらく本州にあると思われます。本州にヒグマはいないのでナカヤマとトレーナーが遭遇したクマはツキノワグマの可能性が高い。

*11
三毛別羆事件を題材にした小説「羆嵐」の作者

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