聖遺物の守護者っていうありふれない職業で無敵。 作:気まぐれな富士山
仮面ライダーギーツ、個人的には変身に時間かかってくどいかな〜って感じ。
これからに期待だね!
「中立商業都市フューレン…………なかなかいい街じゃあないか。かなり発展してるし、活気もある。ハジメたちの依頼も達成した。明日は休みだから、観光もできるだろう…………しかし、しかしだよ。今の俺にとってはそんなのどーでもいい。どーでもいいんだよ。」
「どうしたんだシンジ。1人で語り始めて。」
「いつもの事。気にしない。」
「だってよー!初めてだぜ、女子と同室っつうのはよ!」
「なんか、凄く嫌です。」
「そんなもん知るか!おらぁまだ高校生なんでぃ!」
ひとつの部屋に男2人、女3人。
まるでお泊まり会のようだ。
言葉だけなら優しいが、思春期を過ぎた男たちがどうするか、想像に容易い。
「ここでリゾートピーーしようとしてたんなら残念無念また来週!テメェの野望はここまでだ!」
「野望ってなんだよ。俺はそんなにヤリチンじゃねぇっつうの。それに、コイツらだって尻軽って訳でもねぇぞ。」
「そんなもん見りゃわかる。俺が言いたいのは、ここでのワンナイトパーリーはさせねぇぞってことだ!」
「そう?ハジメがいいなら、私は誰に見られながらでもできる。」
「ユ、ユエ!?」
「え、おま、ハジメお前まさかそういう趣味が………?」
「ねぇーよ!真に受けんな!」
「私は本気。幸い知り合いだけだし、問題ない。」
「わ、私だってしたいです!ユエさんだけ抜け駆けは狡いです!」
「妾もじゃ!ご主人様以外の子など孕みとうない!」
「ハァ〜?何コレ〜?何でみんな俺の事アウトオブ眼中なの〜?」
「うるせぇ!助けろ!」
「やだっつったらS○Xする………かといって助けるのもなんか癪…………難問だなこりゃ。」
「何がだコノヤロー!」
「もういい木村帰ろう!」
「ファッキンジャップくらいわかるよこの野郎!」
「ダンカンこの野郎!」
わちゃわちゃと騒ぎながら、夜は更けていく…………
「………………」
「(っ˘ω˘c)スヤア………」
「さっさと起きる!」バシンッ!
「うぇっ………もう朝かよ母ちゃん………………」
「誰がお母さんだって?寝ぼけてないで、買い出しに行く!」
「え、ユエちゃん?あれ、ハジメは?」
「今日はシアとデートって言ったでしょう。」
「…………はぁ、デートね。悪い悪い、顔洗ってくる…………」
寝ぼけた様子で顔を洗うと、ぼやけた視界でが元に戻り、同時にやはり、ユエとティオしかいないことが分かる。
「デートか………うらやまだな。」
買い出しということで、いつもの私服に着替えて用意をする。
「ユエちゃん、その辺の財布取ってくれ。」
「わかった。………そろそろ、ちゃんを外して欲しい。私はシンジより歳上………」
「いいの?わかったよ。ティオさんは?」
「妾もタメ口で構わないのじゃ。シンジ。」
「了解。そんじゃ、行きますか。」
3人で街に繰り出し、様々な交易品を見て回る。
「野菜が足りていない。少し多めに買う。」
「うむ、肉がもう少し欲しいのう。」
「この鉱石、素材変形に使えるな…………」
各々がバラバラに動いているように見せながら、実は連携して買い物を済ませている。
3人で分担することで、この後の自由時間が増えるのだ。
「ふぅ…………色々買っちったな。」
「なかなかいい買い物だった。」
「ギルドから手渡される金額が多くてよかったのじゃ。これで旅先でも困るまい。」
喫茶店で紅茶を飲み、くつろぎながら話をする。
「そういや、アイツらは今頃どうしてんのかな…………」
「アイツら?」
「あぁ、ウチの同級生だよ。勇者様御一行さ。まぁ、温室育ちの甘ちゃんだから、冒険者としては中の下だがな。」
「勇者………どれ程の実力なのか……………」
「やめとけやめとけ!アイツら付き合いが悪いんだ。それに、実力も実に大したことがない。今んとこハジメの10分の1くらいじゃねぇか?」
「その程度なのか!はぁ〜、異世界人は複雑じゃの!」
「スキル適性は高い癖に、ろくな努力もしないからあぁなるんだよ。ま、努力じゃ超えられない壁もあるが、スキルについてもそうだ。どこまでも探究をせず、与えられたものに縋るのさ。2名を除いてな。」
「2名………やはり勇者?」
「アイツは努力次第だが、もう一人いる。女剣士の、八重樫ってやつさ。俺の幼馴染でな。もっと先の道へ行ければ、俺たちとも劣らない強さになる。だが、周囲の環境が悪くてな……………」
シンジは、勇者一行の情報を詳細まで説明した。
「…………そこまで知っていると、気持ち悪い。」
「おぉうストレートだな。人間観察は得意なんだよ。気持ち悪がられる位には。」
「その観察眼、一体どこで手に入れたのじゃ?」
「まぁー、色々あったんだよ。18年の間に見れるものはほとんどな。だからか知らんが、スキルに『観察眼』っつうのが最近出てきてな。相手の動きから癖とかを見抜くものだ。」
「へぇ…………弱そう。」
「かなり弱そうじゃな。ネーミング的に。」
「…………それは俺も思った。あ、そうだ。どうせなら3人のステータス確認し合おうぜ。」
お互いにステータスプレートを渡す。
「あれ、2人ともなんかも思ったよりステータス低いな。」
「ステータスプレート、更新していないの。それより、シンジの魔力量が思ったより少ない…………何故?」
「あの魔力量は、俺のスキルだな。ほれ、ここ見てみろ。」
『S T A T U S
Name 西田シンジ
Lv 69
天職
→はアイテムを使用、装備した場合
筋力 800→6700〜26000以上
体力 2000→16000以上
耐性 400→9600〜測定不能
敏捷 800→5400〜測定不能
魔力 10500→13000〜測定不能
魔耐 6000→測定不能
スキル
完全顕現・武器種召喚・思考連結加速・超記憶・思考連結・超水平思考・平行処理機能向上・思考加速回復・縮地・記憶強化・記憶超過耐性・神代記憶耐性・魔法耐性強化・魔法反射・環境適応・聖遺物転送・病弱・言語理解・観察眼・武器記憶能力模倣・魔力共有・聖遺物解放・聖遺物厳選・聖遺物干渉操作・聖遺物強制発動・聖遺物強制使役・限界突破etc…………
アイテム使用時
『逆襲・復讐心・無双連携・天元突破・不屈・王の帰還・黄金郷・殺戮の天使・吸血鬼・霊薬作成・音超え・大喝采・神の手・神殺しの一撃・総隊長・真竜解放etc………』
「すごい数のスキル………これのどれ?」
「聖遺物解放ってやつ。これが勝手に発動してんのさ。元々天職の影響で魔力量はあったんだが、オルクス大迷宮再攻略の時に発現してな。聖遺物の魔力増強効果を常に受けるようになったのさ。結果、俺自身の魔力が相対的に上がったってことだ。」
「なるほどのぅ。確かにそれなら、今までの能力にも説明がつく。そしてこの数のスキル…………覚え切れるものなのじゃろうか?」
「思考スキルのお陰だ。超記憶のスキルで、今まで見たものは忘れない。」
「それにこの、思考連結や超水平思考………どういう意味?」
「思考連結は、まぁ、水平思考と同じようなもんだ。物事と物事を連結して考えることが上手くなる。水平思考は一度に多数の事を考えることが出来る。俺は基本常時発動にしてるんだけど、最初は処理能力がなくてな。毎回毎回脳が焼かれる感覚に陥るんだよ。」
「そう考えると、思考加速のスキルがあるのも納得。」
「本当に、末恐ろしいのぅ。」
「いや2人も大分ヤバいよ?ティオのこのステータスだって人間態でこれでしょ?竜化したらこれ以上ってのはヤバいよ。」
「謙遜が過ぎるのじゃシンジよ。」
「うん。その強さ、誇っていい。」
「お、おおう…………なんか照れるな。」
ユエとティオの思わぬ返答に照れるシンジ。
「そういや、今日はシアとハジメがデートに行ってるけど、ユエはいいのか?愛しのハジメさんが取られちまうかもよ?」
「それは問題ない。シンジから見てもわかるように、シアはかなり素直。ハジメの事も好きだけど、同じくらい私のことも好き。形は違っても、大きさは同じ。可愛いでしょ?」
「ほーん…………だがよ、ハジメがシアに惚れちまったらどうするんだ?あんなナイスバディで一途な娘さ、惚れない男はそう居ないぜ?」
シンジが何かをふっかけるように煽る。
ユエはフフッと妖艶に微笑み、謎のオーラを出した。
「ハジメには『大切』を増やして欲しい…………でも、『特別』は私だけ。それを邪魔しようとするなら、何時でも何処でも誰でも、かかってくればいい。勝てるものなら。」
「ほほぅ…………」
思わず後退りしてしまう程の気迫。
「……………素晴らしい愛だな。で、これに関してティオは?」
「……………まぁ、妾はご主人様に罵られればそれでよいがの。」
「…………変態。」
「変態だな。」
「フンッ!」
ゴンッ「なんで俺だけ!?」
「貴様に罵られると、興奮ではなく苛立ちが湧いてくるのじゃ!」
「理不尽!」
最初は気まずいかと思った3人だったが、思ったよりも楽しい茶会を過ごしていた。
すると、横の壁から気配が近づいてくる。
「お、なんか来たな。」
一気に紅茶を飲み干すと、壁が粉砕される。
「…………やっぱり3人の気配だったか。」
「おいおい、今日はシアちゃんとのデートじゃなかったんか?」
「また何かトラブル?」
「訳あってな。この街の奴隷組織を晒しあげることにした。丁度いい、人手が足りなかったところだ。手伝って欲しい。」
「さて、血祭りにでもあげてやるかのう?」
「丁度私たちも、うずうずしてた所だから。」
「任せな。今日中に終わらせるぞ。」
「よし。作戦はだな……………」
ガガッ『こちらセイバー。ポイント1に到着、制圧する。送れ。』ゴッ
ガガッ『こちらアサシン。聖杯を発見した。確保する。送れ。』ゴッ
ガガッ『2人とも、何してるの?』ゴッ
ガガッ『こちらセイバー。ライダーよ、これは訓練ではない。繰り返す。これは訓練ではない。送れ』ゴッ
ガガッ『シンジ、重力に潰されたことはある?』
ガガッ『……………カッコよくて遊んでました。』ゴッ
ガガッ『よろしい。』
ガガッ『てかハジメは?ハジメには怒らないのユエさん?』ゴッ
ガガッ『作戦に集中。さっさとする。』ゴッ
トランシーバーで自衛隊ごっこをしてたら、ユエに怒られてしまった。
「うし、こっちは作戦開始っと……………」
「止まれ!なんだお前!」
十数人の厳つい男たちが出てきて、囲まれてしまう。
「おーっとっとぉ……………怖いねぇ。軽い気持ちでこのシマに来たのにねぇ………」
「テメェ、シマ荒らしに来たのか!?何もんだ!」
「ヘッ………通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ。変身!」
『KAMEN RIDE DECADE』
バーコードのような顔。マゼンタの外殻。白のベルト。
世界の破壊者、仮面ライダーディケイドだ。
「まとめてかかって来な!」
「ほざけぇぇぇ!」
その様子は正しく鬼神であり、正義の鉄仮面だった
「聖剣は抜けても最終フォームにはなれないか。条件厳しいもんな…………だかよし!」
「く、クソォ………………」
ピッ「一拠点制圧完了。南の方に入るぞ。」
ガガッ『了解。こっちはターゲットを回収した。大元も叩いたから、後は消耗戦だな。』ゴッ
ガガッ『こっちも終わったのじゃ。次に向かうとしよう。』
ピッ「残り三ヶ所位だっけ?この調子なら、日暮れには間に合いそうだな。」
ガガッ『だな。夕飯はどっか食べに行くか。』ゴッ
ピッ「いいねぇ!よっしゃ、さっさとドン勝しますかねぇ!」
トランシーバーの通信を切り、次の地点へ向かう。
「ふぃー、勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!」
PUBGのモノマネをしながら、集合場所である街の中央の噴水へ向かう。
「えーと確か…………あ、いたいた!おーい!ハジ………メ……………」
そこには、見知らぬ海人族の少女を抱えた親友の姿があった。
「お、おう。お疲れ、シンジ……………」
「え、何その子…………」
「パパ〜、このお兄さん誰〜?」
「パッ…………パパァァ!???」
唐突の隠し子発言に驚きを隠せない。
「いやぁー、これにはその、かくかくしかじかでな……………」
「お前わかってやってるだろ。絶対そうだろ。なぁ。」
「んなわけねーだろ…………故郷に送り届ける間だけだよ。」
「お前コレでうちの娘とか言い出したら引っ叩くからな。同級生で子供作られたとか、俺のSAN値どんどん下がるからな?」
シア、ユエ、ティオの3人と遊んでいる海人族の女の子、ミュウ。
天真爛漫な性格と海色の髪がとてもよく似合っている。
ハジメとシンジが男同士の話をしていると、ミュウが寄ってきた。
「パパ!一緒に遊ぶの!」
「行ってこいよ。お姫様が呼んでるぜ。」
「お、おう。」
ミュウに連れられ、4人の輪の中に入るハジメ。
シンジはただそれを眺めていた。
「ハァ〜〜〜…………」
長いため息をつく。
年齢問わず、多くの美女に好かれるハジメ。
髪は自分の銀髪よりも白く、眼帯を付けている。
性格はかなりのリアリストのはず。
自分と一体何が違うんだろうか。
「ハーレムとは言わねぇからさぁ…………彼女くらい欲しいよなぁ……………」
お互い、異性とは縁遠い人生を送ってきたはずだった。
一体、どこで差がついてしまったのか。
「やべ、ちょっと泣きそうになってきた。」
上を向いていると、ミユがこちらに歩み寄る。
「あれ、どうしたんだいミュウちゃん。パパと遊んできなさいな。お兄さんはここで見てるから。」
「お兄ちゃんも、一緒に遊ぶ?」
「なっ…………!」
ものすごくピュアな瞳で見つめてくる。
(落ち着け…………この子にはピュアなままでいて欲しい…………俺の、するべきことは…………!)
「ミュウちゃん、お兄さんのことは置いといて、パパと遊んで来なさい?」
精一杯、子供のことを考えた行動だった。
ぶっちゃけると、キョドっていたのだ。
「でもミュウ、お兄ちゃんと遊びたいの!」
「うっ…………お、俺は………!」
「遊ぶの〜!お兄ちゃん、さっきからずーっと寂しそうなの〜!」
「ミ、ミュウちゃん…………」
「だそうだ。ほらシンジ、遊んでやれ。」
うるうるした瞳で見つめてくる。
彼の中で、リミッターが壊れる音がした。
「うおぉぉぉ!!いくらでも遊んでやらぁ!」
「やったの〜!」
その後、ミュウが疲れて寝てしまうまで遊び尽くした。
ハジメの背中で眠るミュウ。
心地よさそうな顔でハジメにしがみついている。
「ちょっとは落ち着いたか?シンジ。」
「あぁ……………。なぁ、ハジメ。」
夕暮れを背に、立ち止まるシンジ。
「ミュウはお前のことをパパと呼んだ。そしてミュウは俺の事をお兄ちゃんと呼んだ……………ということは、だ。」
「………?何だよ。言ってみろって。」
「もしかしてハジメは………俺のパパでもあるかもしれなゴブッ!」
容赦ない肘鉄が顔面に衝突する。
「寝惚けたこと言ってんじゃねぇ!誰がお前のパパだ!」
「えーん!パパって呼んじゃいけないの〜!?」
「いやキツイキツイキツイ。マジでやめろ。鳥肌が立つ!」
「むにゃあ…………ぱぱぁ?」
「おーっとととミュウちゃん、ごめんね。」
「ほら、シンジが騒ぐからミュウが起きちまったじゃねぇか。」
「ごめんて。ほら、さっさと行こうぜ。飯を食いに行こう。今夜は新しい仲間を祝う歓迎会だ。ミュウちゃん何が食べたい?」
「ミュウ、お魚が食べたいの!」
「よし、この街で最高級の魚料理を食べさせてやろう。無敵のシンジお兄ちゃんに任せなさい。」
「わーいなの!」
「こいつ……………まぁいいか。」
その後、心ゆくまでフューレンを満喫した一行であった。
化け物たちの休日は明け、次の町へ。
「ヒャッハーー!!ですぅ!」
「汚物は消毒だぁぁ!!」
バイクでかっとばすシアと、窓を開けながら叫び散らかすシンジ。
「アイツら………何やってんだ?北斗の拳みたいなことしやがって。」
「ほくと………なに?」
「あぁいや、別に。にしても、あの車速すぎるだろ。」
「うん。2人乗りというのだけが惜しい。」
シンジの乗る車は、マシン『トライドロン』。
仮面ライダーで唯一、バイクに乗らないライダーである仮面ライダードライブの愛車だ。
「こっからどのくらいだっけ?ベルトさん。」
『残り10kmほどだ。このペースなら大丈夫だろう。』
「さっすがドライブが乗りこなしたスーパーカーだぜ。エンジンもトルクも桁違いだよ。」
『当然さ。トライドロンは私の技術を結集したものたからな。しかし、彼はあの車を一人で作ったのかい?かなり精巧な技師だな。』
「まぁ、それこそアイツの努力の賜物だよ。俺には出来ん事さ。お、見えてきたぜ!」
宿場町ホルアド。
旅人や商人たちがオルクス大迷宮に挑むためによるもう1つの玄関口。
フューレンのギルド長に託された手紙をホルアドのギルド長に渡す。
それが今回のミッションだ。
「んー……。なんかアレだな。」
「どうしたシンジ。なんかあったか。」
「いや、何となく嫌な予感がするんだ………何か俺にとって悪い予感が…………」
「まぁでも、今回の仕事は手紙を渡すだけだ。すぐ終わる。」
「そうかなぁー。…………まぁいっか。」
ハジメがギルド長と仕事の話をしている間、部屋の隅で待機していると、急に扉が開いた。
「助けてくれ!魔物の軍勢が…………」
シンジの嫌な予感は的中したようだった。。。
・勝った!勝った!夕飯はドン勝だ!
『PUPG』
・ダンカンこの野郎!
『アウトレイジ』
・やめとけやめとけ!
『ジョジョ4部』