聖遺物の守護者っていうありふれない職業で無敵。 作:気まぐれな富士山
「すう··········」
初挑戦·····スキルとしてはアイテムを顕現させる物。使いこなせるかは俺次第ってか。
「上等·····!」
まずは··········土方歳三?いや、沖田総司の愛刀から行くか!
「ムフフ〜沖田さんの愛刀··········」
中庭くらい広いところじゃないといけないのはめんどいな··········レベル上げすれば転移とかできるのか?
あーはやくスマホで悠木碧ボイス聞きてぇ〜。
「じゃあ··········『顕現せよ、我は聖なる守護者なり、信仰と力をもって、貴公らの扉を開く者なり!』」
「
召喚式が引かれて、武器が出てくるはず··········
広いところでしか術式を展開できないのは難点だな。
「よしッ!成功だッ!」
モンスター召喚みたいにボウッ·····って出てくるとは。
これで、楽しく武器を使える。と、思っていた。
「ニョホ〜!これで三段突き練習しよっと!」ガシッ
掴んだ瞬間、俺の頭の中に記憶が流れ込んだきた!
大量の記憶!それも、生まれてから人を斬り殺して行く自分ではないこの『武器』の記憶っ!
しかし、そこには無かった!罪悪感が!
生きるということに関して、当然のように殺人をしている!
「が、ァァァ!!!」
十数年と経たないうちに破壊された菊一文字。
その時代の記憶が瞬に流れ込んできた。
脳がすり減るような感覚に襲われる!
「あ、頭が焼ける··········ッ!」
記憶量がオーバーするのではなく容量のギリギリにぶち込まれたので、気絶すら出来ない。
ひたすら脳みそが焼けていく感覚を愉しむ事になる。
更には自分の倫理観とひたすらに衝突し、人が死ぬ瞬間と殺しの愉悦を体感する。
「クッソ··········グゥゥゥ!!」
「っ!?だ、大丈夫!西田くん!」
「し、白崎·····!か、回復魔法を·····!」
「へ!?わ、わかった!」
こいつは白崎香織。クラスの中でもトップの美女。
俺、南雲と中学が同じ。そして俺の見立てだとこいつは南雲に気がある。
どう考えても南雲と話している時の顔が女だ。
面白いのでよく眺めている。
まあ、話を戻して··········
回復魔法でもつか分からなかった。
精神まで回復しなければ、ここで精神破壊されていた。
〜2時間後〜
「ハァ·····ハァ··········助かった、白崎。魔力の方は?」
「ギリギリだったよ··········」
回復が無ければ即死だった··········
「でもよかった、西田くんが無事で··········って西田くん!頭、頭!」
「あぁー··········?いや、今はマジでそういう状況じゃないから··········」
「違う!頭·····じゃなくて髪!髪の毛!」
「髪の毛?」
ぐし、と髪を掴んでみる。
ちょっと力を入れてプチッと1本抜いた。
「··········白?若白髪か?」
「ちがくって!あーもう!はい鏡!」
そこには、衝撃的な事実が映り込んでいた。
「俺の髪、が··········真っ白?」
「多分、精神的なショックのせいだと思う··········西田くん、大丈夫?」
「··········こんな、こんな··········」
「き、気をしっかり持って!負けちゃダメよ!」
「ち、違うんだ白崎··········」
「え?」
「白髪キャラキターッ!」
「う、うるさ··········ッ!」
「これで俺も白髪系イケメン能力キャラの仲間入りだァァァァ!!やったァ!スキル的にアーチャーだけでなく、一方通行、五条悟も夢じゃねぇ!っしゃァァァ!!!」
「えぇ··········」
もー、喜んだ。こんなモノ二度と手に入らない。
頭をすり減らした甲斐があった。
「疲れが秒で吹き飛ぶぜェ··········!ハハッ··········!」
ミッ○ーの声真似をするぐらい調子がいい。
いや、これは多分ハイになってる。
殺人の愉悦の影響もあるんだろうが、召喚の副作用だろう。
しかし、武器の記憶は凄い。
瞬間的に持ち主の太刀筋、手持ち癖、天然理心流の歩法、更に移動の縮地、居合、病気の進行具合までよく分かった。
行動力と判断が桁違いの俺でなきゃ見逃しちゃうね。
「最初が沖田総司でよかった、本当に。ああ、白崎!マジでサンキューな。南雲がお前のこと気になってるって言ってたぜ。」
「え、えぇ南雲くんが!?う、ウソウソ本当に!?」
「あーホントホント(棒)マジ助かった愛してるよ。じゃあ頑張ってねー!」
「え、ちょちょちょっと!」バタン
よし、邪魔者は消えた。
沖田総司でよかった、なぜなら、沖田総司は病弱で筋力もさほど無かった。
しかし、その天才的な剣の才能と全く隙のない太刀筋、更には敵に容赦しない武士の心構えをこの武器は知っていた。
俺はあの一瞬でそれを叩き込まれた訳だ。
「後は体を慣れさせるだけだが、ここに初期スキルがあるんだよ〜ん!」
ここで初期スキル、発動!
「思考連結、発動!」
思考連結!それは、一時的ながら体を頭の思考からの伝達を加速し、体を動かすことが出来る。
つまり考えたとおりに体が動くってこと!
「しかし驚いたなぁ、血風禄に書かれていたものとはいえ、マジで沖田総司が三段突きしてたとは··········お陰でイメージと追加で記憶が入る。だからこそ、宝具のイメージがしやすい!」
やはり、実践で使えるようにしておかねば!
「よぉーし、コォォ··········」
波紋の呼吸をイメージして··········
思いっきり前へ!
「一歩音超え、」
一歩!
「二歩無間、」
踏みしてめて!
「三歩絶刀!」
3回刺す!
「無明、三段突き!」ズガガッ!
バキ、メキメキという音を立て、庭の木が倒れる。
「オォォォ!アガるわぁ!っう!グォォ心臓が··········流石、無理矢理身体を動かしただけある、反動が··········」
しかしやったぞ!これなら齋藤一の無形剣も行けるんじゃねぇか!?
「いや、牙突も捨て難いな··········両方やるか!」
ドサッ
ん?
「え、シ、西田、今の何?というか髪の毛··········」
「しず、八重樫··········」
八重樫雫。今回こっちの世界に来た俺たちの中でも戦闘特化の1人で、職業は剣士。
元々、実家の八重樫流剣術道場の一人娘で剣道部。
ただの剣道だけでなく、居合、納刀、残心まで美しく、精神力や心構えもしっかりとした世間的には理想的な女性··········
なのだが、天之河··········自己肯定野郎に失恋してからは理想的な彼女から幼馴染みの鑑と呼べるようなやつになった。
なんでこんな知ってるかって?
「まさか最初に見られるのが幼馴染みのお前とはな··········」
「な、何。誰にも言わないから大丈夫よ。」
「よかった〜この技、明日の訓練で思いっきり見せつけてやろうと思ってたからさ。」
「··········シンジ、さっきの技どうやったの?」
「おい。下呼びはやめるんじゃなかったかよ。ていうか髪の毛の事とか聞かねぇの?」
「髪は、まぁ染めたんでしょ。アンタ染めたいって言ってたもんね。で、どういう事?説明してもらうわよシンジ。」
「··········俺のスキルと天職だよ。まあ簡単に説明すると(ry」
「成程·····?つまり、伝説の武器とかを持ってこれると··········」
「そゆこと。伝説の武器だから振れば一撃必殺、持てば不死身の体が手に入るって訳。しかしデメリットがある。これで無敵の能力だなんて思ってんじゃあないだろうな。」
「え、だって手にしたら勝ちなんでしょ?そんなの無敵じゃない。」
「そーれが違うんだなぁ〜!武器を手にすると、その武器の記憶が流れ込んでくるのさ。ドバーッと一気にくる。例えるなら、国語辞典の内容を一瞬で頭にぶち込まれる感覚だ。いやー、あれはマジで頭が焼けるんだよな··········」
「うわ、大変そうね··········それより、その刀貸してよ。」
「ほれ。」
ヒョイと刀を放る。
八重樫がパシッと受け取った。
「··········何も起きないけど。」
「えー、なんか変化ないの?強いて言うなら?」
「強いて言うなら?うーんなんだろう、こう、振りたいっていう気持ちにならないのよ。武器が反発してるって感じ。」
「なるほど··········そこにも武器の記憶が持ち込まれるか。」
今度はプライドの高そうな武器取ってみるか。
「ねぇ、シンジ。ちょっと撃ち合ってみない?」
「えー、真剣なら殺しかねないからヤダ。」
「木刀よ。真剣な訳無いでしょ。はい。」
パシッ「まあ、いいけどよ。」
「じゃあ、始めましょうか。」
「手加減抜きだぜ〜?」
・ニョホ!「ジョジョの奇妙な冒険 第七部」
・三段突き「FGO」
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ググってみてね!