聖遺物の守護者っていうありふれない職業で無敵。 作:気まぐれな富士山
今回は、BLEACHネタが含まれます!
知らない人は調べてみてね!
「嬉しいです··········名前をつけて、貰うなんて··········」
「い、いえ··········そんな··········」
お互いに目を合わせられず、しかし心地よい。
「き、決めました!貴方の、名前。」
お互いに目を合わせ、心を決める。
「ちょっと、的外れかもしれませんが··········」
「構いません。貴方の名前が、欲しいのです。」
俺はもう迷わない。
決めたその名前を伝える。
「アネモネ。それが、貴女の名前です。」
「アネモネ··········」
「僕の地元に咲く花です。とても綺麗な花で、貴女にピッタリだと、思いました。」
「··········素敵な名前。今日から私、アネモネ··········あぁなんだか不思議な気分ですわ。名前が着くってこういうことなんですね··········」
「··········いつか、アネモネにも見せてあげたい。俺の故郷を。少し、住みずらいかもだけど。」
「いいえ、構いません。私、貴方と、シンジさんと一緒に居たい··········」
そっと、彼女が僕に寄りかかる。
「え、ちょっ、アネモネさん?」
「呼び捨てで構いません。どうか、どうか傍に··········」
おっpが!おっpが腕に当たってるよ!
童貞の本能が暴走してしまう!
あーやばい意志を保つことも出来ない。
もうここで捨ててもいいのでは··········?(意味深)
「アネモネ··········!」
「きゃっ··········」
思わず押し倒してしまう。
自分が今やっているのは性欲なのか、純愛なのか。
「あっ、すみません!」
「··········人に、そういう物があるのは、知っています。」
「え?」
「私も、この日のために準備してまいりました··········」
ちょっとだけ、肩の辺りからアネモネの服がはだける。
妖艶な色気が漂っている。
「でも、私まだ、貴方のこと何も知りません。好きな物も、故郷のことも、何も··········だから!」
ガシッと肩を掴まれる。
「口付けでは··········ダメですか?」
「もちろんッ、大歓迎ですとも!」
「では、失礼します、ね··········」
彼女の顔が近づいてくる。
俺もゆっくりと目を閉じる。
嗚呼、俺も遂に、リア充の道へ··········
「··········バ〜カ♪」
「!??」
ブシィッ!
「グギャァァ!!俺の、口がァァ!!唇がァァ!」
「うふふ··········こんな簡単に口付けを許すなんて··········ダメですわ·····♪」
「あ、アネモネ··········!」
「名前を授けていただいたこと、感謝致しますわ。おかげで進化の手助けになりましたの♪」
「どっ、どういう··········?」
「この際だから教えましょう。私は吸血植物。進化してこのように人の姿に成ったのですよ。」
「吸·····血·····!」
「フフ、それだけ。それだけしか教えてあげません♪大丈夫ですよ。もうすぐその傷口から毒が回って、私に血を吸い取られるだけですからね··········」
「く··········俺の、初恋が··········」
青春が、俺のリア充生活が始まると··········!
ハッ、俺はまさか、また世界を信じて··········?
「そうだったぜ··········思い出した。こんな世界、クソ喰らえだったな!」
「あらあら、もう立ち上がれないのに吠えちゃって··········なっ!?」
体が痺れるし、頭痛がする。
「でも死ぬ程じゃねぇな··········!」
「何故·····!神水でも中和するのにまだ時間がかかるはず··········!」
「俺のスキルだ··········病弱。毒が回るのが早くなるが、一定時間すると解毒する··········使いようによっては脚を引っ張るスキルだよ··········」
「そ、そんな馬鹿な!」
「ホントさ。そして、この花畑が弱点というのもホントなんだろう··········嘘っていうのは、八割が本当だと真実味が増すからな。」
「くっ··········でも、だったら何だって言うのよ!」
花から茨が伸び、拘束する。
「こうしてしまえばなんということも無いわ!ざまぁないわね!アハハハハハハ!」
「··········現代の武器等では、太刀打ち出来ん··········」
「さっさと私に血を吸い取られるのよ!おバカさん!」
「だからここで、
今までとは桁違いの記憶量、それをスキルフル活用で押し返す··········!!!
「万象一切、灰塵と帰せ。流刃若火!」
無詠唱で、召喚式は掌に。
しかし武器は最上級!
「これが··········総隊長の刀··········!」
流刃若火。
漫画、BLEACH内で最強の一角に数えられる斬魄刀。
能力は『炎を纏う』というシンプルな能力だが、火力が段違いなのだ。
「ギャァァァ!!も、燃える!体がァァァ!」
「使用者でないお前からしたら、炙られてるも同然だ。同情するよ。」
その火力は、劇中で『その場に太陽があるかのよう』と言われるほど。
空気中の水分諸共燃やす。
それがこの刀が最強たる所以。
「お前に俺は恋をした。しかし、お前は俺を裏切った。裏切りは絶対に許せない質なんでな。」
「が··········あ··········」
「アネモネの花言葉、教えてなかったな。」
「た、たすけ··········」
「見捨てられる、だ。」
「さようなら。俺の初恋の人よ。」
燃える花園を眺めながら呟く。
早く出なければ、俺も一酸化炭素中毒で死んでしまう。
「別の花言葉も、あったんだけどな··········」
虚しい。
いつか、本当に恋をする相手が見つかるのだろうか。
「ハーレムの道のりは遠いな··········」
とぼとぼと、俺は歩き出す。
早くこの迷宮を攻略するために。
・流刃若火「BLEACH」
総隊長の使う最強の刀でも、スキル全開で対応できる··········やばい設定作っちゃった。