ハイスクールD×D  十二星座の使徒   作:ミニチュアコンセント

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7話 使徒の誕生

「準備はいいか?」

 

「……は、はい!」

 

レヴィがレイナとアーシアを教会に連れていった後のこと、俺はすぐ家に戻り準備を整えた。アーシアが危険な目にあっているからかミラナも行くつもりだそうだ。

 

いつもの俺なら反対するが今回は賛成している。まぁ、反対してもついてきそうだからな。

 

俺とミラナはポケットからスイッチを取り出しスコーピオンとアクエリアスに変身する。クロークを羽織っていない状態で。

 

普段ならクロークを羽織っているが、羽織っていない状態は最初から戦闘モードに入っている証拠だ。

 

『行くぞ!』

 

『はい!』

 

ボイスチェンジャーで声を変え、教会の入り口へとワープするが既にそこには先客がいた。

 

『貴様らは……!』

 

そこにはイッセーと木場祐斗、塔城小猫がいた。俺の声に反応して後ろに振り向くとイッセーが言ってきた。

 

「お前らは……! はぐれ悪魔の時の!」

 

その声に反応するかのように木場祐斗が剣を構え、塔城小猫が拳を構える。俺は手で制し言う。

 

『待て待て、今の私達は貴様らの敵ではない』

 

「それを僕らに信じろと?」

 

木場祐斗が目を細め剣を構えながら言う。俺が言おうとするが今度はミラナが言う。

 

『い…今の私達には堕天使と言う共通の敵がいるはずです』

 

ミラナの発言に頷きながら俺が言う。

 

『アクエリアスの言うとおりだ。戦力は少しでも多いほうが良いと思わないか? 悪魔達よ』

 

俺とミラナの言い分にしぶしぶ構えを解く二人。

 

『それに、個人的にレヴィは殺っとかなければ気がすまないからなぁ……!』

 

「あんたもか!?」

 

イッセーは俺にそう聞いてくる。…って言うかお前もか!? あいつはイッセーにも怒りを買っているのか。

 

『ほう、君もか? 悪魔の少年』

 

「ああ!」

 

『ならばここは共同戦線と行こうか』

 

俺の言葉に気合いの入った返事をする。

 

「おう!」

 

「はい……」

 

「まぁ、仕方ないかな」

 

『……が、頑張りましょう!』

 

全員の気合いが入った所で入口の扉を開ける。扉を開けるとそこには白髪の神父服を着た男が待っていた。ん? なんかこいつどっかで会ったような。誰だったっけな…。

 

「およよ? クソ悪魔君達に〜。そこのあんた達は何者だい?」

 

『…………』

 

「だんまりですか〜。まぁ、それは置いといて。やぁやぁやぁ〜! クソ悪魔君達〜! 再開だね~。感動的ですね〜」

 

「フリード!」

 

そうだ! フリードだ! いや〜あのチビがよくここまで大きくなったもんだ。あれから数年経ってるけど、こいつはぐれになったんか。まあ、どうでもいいけど。それにしても……俺だと気づいてないのか? ま、あの時はある程度生身で戦うようにしてたからな。気づくわけねぇか。

 

「俺としては二度会う悪魔なんていないと思ってたんすよね〜。ほら、俺ってめちゃくちゃ強いんで〜。一度会ったら即チョンパ! でしたからね〜。だからさ、俺に恥かかせたクソ悪魔のクズ共がよ〜」

 

そう言い懐から銃と光の剣を出す。

口調と言い方がキモイんだよお前は。

 

「アーシアはどこだ!」

 

「ああ〜。悪魔に魅入られたクソシスターならそこの祭壇の地下に通じている祭儀上におりますです〜」

 

ここの地下にレイナとアーシアがいるわけか…。

 

「ま、行ければデスケドね〜」

 

光の剣を構えイッセーに斬りかかる! …が木場祐斗が剣で受け止める。

 

「兵藤君! ここは僕と小猫ちゃんに任せて、君はアーシアさんを!」

 

そう言いフリードに斬りかかり、塔城小猫は長椅子を持ち上げ投げつける。

凄いパワーだな。あの体からここまでの力量を出せるとは。

 

「ああ! …木場! 小猫ちゃん! 俺のことはイッセーって呼んでくれよ! 絶対だからな!」

 

俺達が行こうとすると、

 

「行かせるかってーの!」

 

フリードに銃口を向けられるが、

 

「あなたの相手は……」

 

「僕達だ!」

 

木場祐斗と塔城小猫に妨害される。

 

ここはあいつらに任せて俺達は先へ急いだ。

 

 

 

 

 

[レイナーレ side]

 

 

私、レイナーレはアーシアと共にレヴィに教会の地下祭儀上に連れられている。

 

私は壁に鎖で繋がれており、アーシアは奥の方にある十字架に貼り付けの状態にされている。

 

「やめてください! こんなこと間違ってます!」

 

私はやめるように呼びかけるが、レヴィはアーシアの方に向いたまま私に言う。

 

「何が間違っている? アーシアは自身の神器(セイクリッド・ギア)のせいで今まで苦しんできたんだぞ? 『悪魔を癒やす魔女』と呼ばれる程にな。」

 

「確かにアーシアは自分の神器(セイクリッド・ギア)のせいでつらい思いをしてきた。それはこれからも変わらないのかもしれない…。でも! 今のアーシアには友達がいます! 友達がいればどんな辛いことだって乗り越えられる! 私だってアーシアの友達です!」

 

「レイナさん…!」

 

アーシアは私の言葉に涙を流すが、レヴィは嘲笑うかのように一蹴する。

 

「友達? くだらんな。悪魔や下等な人間とつるむなどもってのほかだ」

 

それを言い残しレヴィは、アーシアから神器を抜き出す儀式を始める。十字架が怪しく輝き、アーシアに苦痛を与える。

 

「アァァァァァァァァァァァ!?」

 

「アーシア!? やめなさい! レヴィ!」

 

「うるさい。そいつを黙らせな」

 

「おら! 黙れ!」

 

私の横にいたはぐれエクソシストが、私の頬を殴る。

 

「レイナさん!」

 

アーシアは心配そうに言うが、今は貴方の命の方が危ないのに…!

 

(力が欲しい…友達を守れるくらいの力が…!)

 

私がそう願うと同時に自分の無力さに涙を流したその時、

 

ドッガァァァァァァァァン!

 

と扉の方からものすごい音がした。その方向を見てみると、

 

「アーシアァァァ!」

 

以前私が殺そうとした元彼氏の兵藤一誠君と、

 

「これ以上好き勝手にはさせねぇぞ。堕天使」

 

謎の異形の存在が二体いた。

 

 

[レイナーレ side out]

 

 

 

 

俺達は地下へと通ずる階段を見つけ、一気に駆け出し扉を蹴破る。

 

「アーシアァァァ!」

 

『これ以上好き勝手にはさせねぇぞ。堕天使共』

 

俺は怒気を含んだ声で言う。

 

「イッセーさん!」

 

「待ってろアーシア! すぐに行く!」

 

イッセーはすぐにアーシアを助けようとするが、俺達の目の前にははぐれエクソシスト達がいる。それに、レイナのすぐそばには配下の堕天使が三人いる。あいつらも下級堕天使か。

 

「ハハッ! たった三人だけでこの数を相手しようって言うの?」

 

レヴィは指を鳴らすとさらにはぐれエクソシストが出てくる! だいたい三十人くらいだな。

 

「くっ! これだけの数がまだいたのか!」

 

『私に任せろ』

 

ザコにかまっている暇はない。俺は指を鳴らし、ダスタードを三十人くらい出す。全員が『ダスソード』を構えている。はぐれエクソシスト達と堕天使達が驚きの顔をしているがそんなの無視だ。

 

『さぁやれ! 我が星屑達よ!』

 

俺の掛け声に一斉にはぐれエクソシスト達に襲いかかる。

 

「な、なんなんだコイツらは!?」

 

「わからん! だが迎撃しろ!」

 

はぐれエクソシスト達は混乱しながらも迎撃する。ま、せいぜい頑張ることだな。

 

ダスタード達とはぐれエクソシスト達が戦っていると道がどんどん開けていく。俺はイッセーとミラナに声をかける。

 

『行くぞ』

 

「お、おう」

 

『……は、はい!』

 

俺達がアーシアとレイナに近づいたその時、

 

「そこで、止まれ」

 

レヴィがアーシアの首筋に光の槍を突きつける。それに呼応するかのように三人の下級堕天使がレイナに光の槍を突きつける。

 

「そこから動いたらアーシアを殺す」

 

「てめぇ!」

 

「私の計画が完遂するまであと一歩なのだ。それを悪魔やそこの貴様に邪魔されたくないのだよ」

 

確かにさっきまで十字架が怪しく輝いていたが、急に消えたな。おそらくレヴィが操ってんだろうな。自分が死んだら元も子もないからな。

 

『人質のつもりか? だったらハッタリだな』

 

「何だと?」

 

『貴様の目的は、そのシスターの神器(セイクリッド・ギア)を抜き出し自分のものとすることだろう? ならそのシスターが死んだら困るはずだが?』

 

「…………」

 

図星だな。俺の説明が分からなかったのかイッセーが聞いてくる。

 

「どういうことだ!」

 

っていつの間にかイッセーの左手に赤い籠手が装着されてるんだが。それがイッセーの神器か。…おっと話が脱線した。

 

『簡単なことさ。神器(セイクリッド・ギア)は宿主が死ぬと自動的に次の宿主へと移る。他者の神器(セイクリッド・ギア)が欲しいのなら『宿主が生きたまま』取り出さないと意味がないということだ』

 

俺が言うとレヴィは光の槍を下ろす。

 

「そこまで分かっているとはな。だが、人質はそいつもだぞ? 貴様らが動けば悪魔君の元彼女が死んでしまうぞ?」

 

レヴィは笑いながら言い、イッセーは複雑な表情を作る。が俺は違う。ミラナの方に向き小さく頷く。

 

『そんなもん、こうすればいいだけの話だ!』

 

俺はサソリの尾を伸ばし、レヴィの首元に巻き付け、堕天使の配下の方に勢いよく投げつける。

 

バガァァァァァン!

 

レヴィは配下の、帽子を被った男性堕天使とゴスロリの服を着た女堕天使を巻き込み壁に激突する。

 

『今のうちにその子を連れてけ!』

 

俺はイッセーにそう言う。

 

「お、おう!」

 

イッセーはすぐにアーシアの手に繋がっている鎖をはずし、お姫様抱っこをして来た道を戻っていく。その際に、

 

「イッセーさん…。来てくれたんですね…」

 

「当たり前だろ! それに、アーシアはもう俺の友達だ!」

 

「はい!」

 

と微笑ましい雰囲気を作っていた。

 

「待て!」

 

青色の髪に、胸元を大きく開けた赤い服を着たナイスバディの女堕天使が光の槍を作り出しイッセー達に投げようとするが、

 

『そうはさせません!』

 

ミラナに妨害されてしまう。

 

ミラナが女堕天使と戦ってる中俺は、レイナの元に近づき拘束を解く。

 

「あ、ありがとうございます」

 

レイナは俺だと気づいてないままお礼を言うが、俺はレイナに問いかける。

 

『力が欲しいか?』

 

「えっ?」

 

『貴様は言ったな? 「友を守れるくらいの力が欲しい」と』

 

直接聞こえたわけではないが、そう聞こえたような気がした。

 

『どうなんだ?』

 

俺が言うとレイナは若干俯く。

 

「はい…。確かに言いました。私は…私は…友達を守れるくらいの力が欲しい! 自分の友達を守りたい!」

 

今度はとても凛々しい表情で俺に向き直る。

いい目だ…!

 

『そうか。なら力を授けよう』

 

俺は手のひらに小型の魔法陣を展開して、一つのゾディアーツスイッチを出す。

 

『この力を操り、そしてどう扱うかは貴様次第だ』

 

俺はスイッチをレイナの方に向ける。

 

『さぁ! 堕天使の少女よ! 星に…願いを…!』

 

レイナはスイッチを手に取り、押す。

 

全身から赤黒い煙が勢いよく噴き出し、(うお)座の星座が輝きを放ち、体に入り込む。

 

周囲のはぐれエクソシストや堕天使達も驚く。

 

煙が晴れると、そこには魚座の使徒がいた。

 

『今日からお前は、ピスケス・ゾディアーツだ!』




どうでしたかね?上手くできいるでしょうか?
レイナーレをピスケス・ゾディアーツにしてみました!
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