ハイスクールD×D 十二星座の使徒 作:ミニチュアコンセント
とりあえず自己紹介した俺達。
「秋星晴人君にミラナ・シャタロヴァさんね……。分かったわ。なら秋星晴人君。次に聞きたいことがあるのだけれど」
「答えれる範囲なら」
そう言いリアス・グレモリーは次の質問をする。
「貴方が持っているそのスイッチ。それは
う〜ん、なんて答えたらいいんだろうか……。
確かにこれは神器に近いんだよな。
俺を転生させた神がやってくれたし。
でも、この世界の神器とはなんか違うんだろうな。
ほぼいっしょだと思うが。
……とりあえず俺自身の力と言っとこ。
「これは俺自身の力であり、星の力ですよ」
一応
「それはどういうことかしら?」
リアス・グレモリーは顎に手を当て怪訝な表情で聞いてくる。
「俺が言えるのはここまでです」
「そう……。詳しく聞きたいのだけれど貴方の意思を尊重するわ」
説明が難しいんだよな。
神器にとても似ているけど、神器じゃないからなんて説明したらいいのかわからん。
「最後の質問よ。貴方達……星王龍の仲間なのかしら?」
「!?」
なんでこいつの口からその名が出たんだ!?
俺は驚くがすぐに冷静になる。
まずは聞こう。
「なぜそう思うんです?」
「貴方達は三大勢力の英雄を知ってるかしら?」
リアス先輩は俺達に問うがあえて知らないふりをする。
すると、イッセーが話に乗り込んでくる。
「あ、あの〜なんすか? 三大勢力の英雄って」
「イッセーには伝えてなかったわね。丁度いいわ」
「アーシアは知ってるんですか?」
「アーシアは知ってるわよ? ね、アーシア」
リアス先輩の問いに答えるアーシア。
「はい、教会にいた頃必ず教えてもらいましたから」
へぇ〜。
そういえばミラナも教会にいた頃教えてもらったって言ってたな。
「ま、マジですか! もしかして知らないの俺だけ!?」
悲しいことにお前だけだな。
まぁ、裏の世界に触れたばっかだから知らないのは当然か。
「焦らなくても今から教えるわよ。昔、天使・悪魔・堕天使の三勢力が三つ
「はい」
「その三勢力が戦争をしていたとき、突如二匹の龍が現れた。それが『
「それが『星王龍』ですか?」
イッセーの問いに頷くリアス・グレモリー。
「その通りよ。でも、実際に現れた時の姿は龍じゃなかったの」
「どういうことですか?」
リアス・グレモリーは一枚の写真を取り出しイッセーに見せる。
「その姿で現れて二天龍を倒したの。そして、彼は自分で言ったのよ。『俺の名はサジタリウス・ゾディアーツだ』と」
俺は少し気になり写真を見せてもらう。
「その写真少し見せてください」
イッセーはリアス・グレモリーに渡し、リアス・グレモリーは俺に手渡しで渡す。
その写真を見てみると、確かにサジタリウスに変身してる俺だった。
ったく誰だよこれ撮った奴!
「でも、『星王龍』とは言ってないですよね?」
イッセーの疑問は最もだ。
俺は『サジタリウス・ゾディアーツ』とは言ったが『星王龍』とは言ってない。
「そうね。でも、途中でドラゴンの姿になったから『星王龍』と三大勢力から呼ばれるようになったのよ」
「でも見つけるのはほぼ無理なんじゃないですか?」
イッセーの言葉に頷くリアス・グレモリー。
まぁ、お前らが探してる存在は目の前にいるわけだが……。
「そうね、見つけるのは簡単なことじゃないわ。でも、彼に共通してることは星なのよ」
「星?」
「正確には
そこまで言ったとき、イッセーが何か思いついたかのように手をポンッと叩く。
「そうか! だったらその……なんちゃら星座に変身してるハルトとミラナちゃんに聞けば!」
「えぇ、その通りよ。だから、晴人君にミラナさん。知ってることがあれば教えてくれないかしら?」
リアス・グレモリーの(ほぼ)お願いに俺はハァ〜とため息をする。
「確かに俺達は星王龍のことを知っていますよ」
俺がそう言うと目をすごくキラキラしてくるんだが……。
「やっぱりそうだったのね! なら……「だが!」?」
「貴方は一つ間違っている。俺は星王龍の
「それはどういうことかしら?」
俺が言おうとするとミラナが声をかける。
「ハ…ハルトさん……。いいんですか?」
「最初から正体を明かしに来たようなもんさ。今更だな」
「……わかりました」
俺は再度リアス・グレモリーの所に向き言う。
「俺の本当の正体は……」
射手座のスイッチを取り出し押す。
赤黒い煙が勢いよく噴き出し、射手座の輝きを放ち体内に入る。煙が晴れ、俺の姿を見せさせると、驚愕の顔をしたグレモリー眷属達とレイナがいた。
アーシアは何があったのかっていう感じで混乱してる。
『俺こそが星王龍であり、サジタリウス・ゾディアーツだ』
俺がそう言うとイッセーとアーシアを除いたグレモリー眷属とレイナが俺に跪いてるんだけど……。
「お初お目にかかります、星王龍様。今までの無礼の数々をどうかお許しください」
俺はスイッチを再び押し、変身を解く。
「そういう堅っ苦しい挨拶はいいって。学生としてはあんたの方が年上だから俺のことはハルトでいいよ」
星王龍様って呼ばれるとむず痒くてしかたない。
名前で呼ばれたほうがしっくりくる。
「で、ですが……」
リアス・グレモリーが頭を上げ聞いてくるが、俺は言う。
「だからいいって。律儀だなあんたは」
俺の言い分に納得して立ち上がりソファに再び座る。
「そ、そう。ならわかったわ。けど今はまだハルト君と呼ばせてもらうわね」
「構いませんよ。レイナもハルトって呼べよ」
「わ、わかったわ」
頷き、そう返すレイナ。
「もう一つ聞きたいのだけれど。ハルト君はいいとしてミラナさんは何者なの?」
リアス
少し覚悟があるか聞くか……。
「ミラナ」
俺が一言かけると少し暗い表情をするが、すぐに覚悟を決めた表情に変わった。
「ハ…ハルトさん。お願いします……」
俺は頷きリアス先輩達の方へ向く。
「ミラナは元シスターですよ」
俺の言葉に一番驚いているのはアーシアだな。
同じシスターだったもんな。
「ミラナさんはなぜ元シスターなの?」
「教会で起こったとある計画を知ってしまったからですよ。で、その計画に関わった奴らから口封じのためにミラナを殺そうとした時に、俺がミラナを助けたってわけです」
「そのようなことが教会で起こっていたのね……」
リアス先輩や俺の言葉に重苦しい雰囲気が出るが、俺はそれを吹き飛ばすような言葉をかける。
「だから、アーシア!」
「は、はい!」
俺の言葉にビクッとするアーシアに言う。
「ミラナと仲良くしてやってくれ。同じシスター同士で気が合うだろうからな」
「はい! ミラナさんよろしくお願いします!」
「……こ、こちらこそよろしくお願いします!」
ほっこりした雰囲気になるが、俺は一つ気になることがある。
「リアス先輩。こっちからも一つ聞いていいか?」
「何かしら?」
「イッセーとアーシアの
そう、これも気になっていた事だ。
イッセーの左手についている赤い籠手とアーシアの淡い緑色の指輪。
「イッセーの
「へぇ……! 赤い龍が封じられた
まさかこんな近くにいるとはな!
となれば、
……少し話しかけてみるか。
「目覚めているかは知らんがいるんだろ? 『
俺の目が赤く光り、それに呼応するかのようにイッセーの左手から籠手が出現する。
「な、なんだ急に!」
イッセーが驚くがミラナやレイナも驚いている。
イッセーが赤龍帝だとは知らなかったんだろうな。
すると、リアス先輩から提案が出される。
「ねぇ、貴方達。オカルト研究部に入部してみない?」
「ちょっ!? 部長!?」
それに驚くイッセー。
「こうして貴方達に会えたのは縁だと思うの。縁は大切にしなくちゃね。どうかしら?」
「ミラナはどうしたい?」
「……わ、私はハルトさんといっしょなら」
「じゃ、いいですよ」
俺は即答するがイッセーが言う。
「即答かよ! もうちょい考えるとかないのか!」
「断る理由がないからな。悪魔にはならないが協力関係なら俺的にはOKだ」
「じゃあ決まりね♪」
そう言いなぜか嬉しそうにするリアス先輩達。
レイナはどうなんだろうか。
そう思いレイナに聞く。
「レイナ、お前はどうする?」
「私は……一旦『
「そうか」
すると、レイナはイッセーのところへ行き頭を下げた。
「ごめんなさい! イッセー君! あの時、貴方を殺そうとしてしまって……」
「いや、いいんだよ。夕麻ちゃんはアーシアを守ろうとしてくれたんだろ? なら、俺は夕麻ちゃんを責める資格はないよ」
以外だな。
てっきり許さないかと思っていたが。
今度はアーシアが言う。
「頭を上げてくださいレイナさん。レイナさんのおかげで私は今生きています。悪魔になってしまったけどお友達もたくさん出来ましたから」
「ありがとう……。イッセー君、アーシア。本当にありがとう……」
涙を流すがすぐに腕で拭き、リアス先輩に言う。
「ご迷惑おかけしました。リアスさん」
「アーシアとイッセーが許すというのならいいの。それに、貴方もいつでもここに来ていいのよ?」
「ありがとうございます。それと……ハルト君」
今度は俺の方に向きピスケススイッチを渡してきた。
「これは返しておくね。次は私自身の力で強くなりたいから」
俺はスイッチを手に取る。
「また貸してほしければ言ってくれ」
「ありがとう。最後に、お、お礼がしたくて……」
顔を赤くしもじもじしている。見たことあるぞこれ!
レイナは俺の顔を両手で掴み俺の唇にキスする!
「……んぅ……はぁっ………」
「………///」
レイナが俺の唇から離れると白い唾液の糸みたいなのが出てくる。
なんの公開処刑だよ!
みんなの前でキスされ、しかもそれを見させるって!
しかも、舌まで入ってきたし!
俺が混乱してると、レイナは少し離れ転移魔法陣を起動する。
「ありがとう。ハルト君」
そう言い残し満面の笑みでこの場から転移する。
俺が思い出すかのように自身の唇を触ってると、ゾクッと寒気がする。
恐る恐る後ろを見てみると、ミラナがすんごいオーラを出していた!
「……ハルトさん! 今のどういうことですかぁ!」
涙目で頬を膨らませて俺に言ってくる。
怖い!
めっちゃ怖い!
とりあえず落ち着くように言おう!
「お、落ち着けミラナ! い…今のはあれだよ……。お、お礼……そう! お礼だからべ、別にやましいことじゃ……。だ、だからさスイッチお、押そうとするのやめよう? な?」
「バカァァァァァ!」
そう言いスイッチを押してしまった!
アクエリアスに変身しちゃったよ!
駄目だ!
逃げるしかねぇ!
俺は旧校舎を飛び出し校庭に逃げるがネクタルを持って追いかけてくる!
「イッセーェェェェェ! ちょっと助けろやぁぁぁぁぁ!」
俺がそう言うと赤龍帝の籠手を装備し、助けに来たのかと思ったら……
「ミラナちゃん! 加勢するぜ!」
あろうことか、ミラナ側につきやがった!
「てめぇ! 何ミラナ側についてんだよ!」
「うるせぇ! そっちこそ何夕麻ちゃんと濃厚なキスしてんだよ!」
「だからあれは違うって!」
「ハルトさん! どういうことか説明してください!」
ミラナはネクタルを振り回しながら聞くが、とりあえずおろしてくれなきゃ話し合いができん!
「とりあえず攻撃するのやめろぉぉぉぉぉぉ!」
「嫌(だ・です!)」
「なんでだぁぁぁぁぁぁ!」
俺はスコーピオンに変身して、強制的に攻撃をやめさせるようにする。
結局、納得はしてくれたがミラナの機嫌を治すのに丸一日使ってしまった。
やっっっっっと第一章が終わりました!ここまでくるのがとても大変でした!小説を書く人の大変さがわかったような気がします…。
それでも可能な限り続けていきます!駄文ですが感想等などよろしくおねがいします。
追記
今更ですが、皆さんはどのゾディアーツが一番好きですか?
私はレオ、キャンサー、ヴァルゴですかね(まぁ、全部好きですが)。