ハイスクールD×D 十二星座の使徒 作:ミニチュアコンセント
俺とミラナ、アーシアがオカ研に入部してから一週間経った。どうやらアーシアは俺が正体を明かした時に、入部手続きとこの学園の入学手続きは済ませたらしい。
ちなみにだが、アーシアは俺達と同じクラスなりイッセーの家にホームステイするそうだ。
ある日の放課後。俺達はオカ研の部室でくつろいでいるとき、リアス部長がイッセーとアーシアに言った。
「イッセー、アーシア。そろそろあなた達、使い魔を持ってみないかしら?」
「「使い魔?」」
「そうよ、イッセーとアーシアはまだ持っていないでしょうからね」
俺はリアス部長に聞く。
「使い魔って悪魔にとって重要なもんなのか?」
「えぇ、悪魔の仕事に役立つだけじゃなく、情報伝達、偵察や追跡にも使えるの」
そう言い手に自身の使い魔を出す。
「これが私の使い魔よ」
リアス部長と同じ紅色と黒が混ざった丸っこい蝙蝠みたいな使い魔だった。
少しキュートだな。
「私のはこの子ですわ」
朱乃さんの使い魔は小鬼だった。
「小鬼?」
「はい」
「……い、いろいろな使い魔がいるんですね」
鬼って日本では有名だぞ。実際、昔戦ったことあるしな。小鬼とはいえ使い魔にできたことがすごいな。
次は小猫か。
「……シロです」
名前の通り真っ白な子猫だった。かわいいな。
「かわいいです〜」
「……か、噛まないかな」
「……大丈夫です」
アーシアとミラナが撫でると気持ちよさそうにミャ〜と鳴く。
ちなみにイッセーが撫でようとすると思いっきりシャーッ! って威嚇されてて爆笑した。
「じゃあハルト! お前撫でてみろよ!」
「俺がか? あまり猫は触ったことないからな…」
「……ハルト先輩なら大丈夫だと思います」
そんなことを言ってる割にはなぜ俺にズイッとやるんだ? それはもう触れって言ってるようなもんだろ。
そのことが疑問だったが俺は恐る恐る手を近づけシロの頭を撫でる。するとミラナとアーシアに撫でられた時と同様に気持ちよさそうにミャ〜と鳴いた。内心ホッとした。
「ちくしょー! なんでお前も懐かれるんだよ!」
「普段の行いの賜物だろ」
俺の正論にグゥの音も出ないイッセー。最後は木場か。
「僕の使い魔はこの子だよ」
木場の手には小鳥がいた。
…うん、普通だな。
なんだろ…。全員の使い魔に共通してることは小さいってことか? 俺がそう考えてるとイッセーが俺に言ってくる。
「そういやハルト。お前にも黒い格好した奴ら出せるだろ?」
「あぁ〜あれか。あれはほぼ戦闘員って感じなんだよな」
すると、リアス部長が目をキラキラさせながら言ってくる。
「それって、忍者みたいな格好をしてる者達かしらっ!?」
近い近い。顔が近い。
「少し出してもらえないかしら」
「まぁ、いいけど」
俺は指を鳴らし、ダスタードを一体出す。
リアス部長は感嘆な声出してダスタードの体を触る。
リアス部長って日本の歴史や文化が好きなのか? 後で聞いてみっか。触り続けて数分経った。
「リアス部長、そろそろいいか?」
俺の一言にハッと正気に戻り、俺はダスタードをしまう。
「オホン、少し興奮しすぎたようね。話を戻してイッセーとアーシアの使い魔だけど手に入れる場所は───」
そこまで言った時、部室の扉からノックする音が聞こえる。
「失礼します」
扉から入ってきたのは一人の男子と数人の女子達。って生徒会の奴らじゃん。ここに来たってことは…。
「……ハ、ハルトさん。あの人達って……」
「ああ、どうやら生徒会の連中も悪魔だったようだな」
「あら、気づいてたの? ハルト」
リアス部長がそう聞いてくる。
「なんとなくだけどな」
生徒会メンバーの先頭に立っているのは、生徒会長の支取蒼那先輩。眼鏡をかけた知的でスレンダーな女性だ。学園の女子達からはかっこいいとの評判がある。
「リアス、彼があなたの言っていた人ですか?」
俺の方に目を向けてくるが多分違うと思うぞ。イッセーの方じゃなかろうか。
「違うわよ。私の新しい眷属はこっち。『
見事に間違えられていたな。リアス部長に言われた二人は挨拶する。
「初めまして! グレモリー眷属の『
「『
すると、蒼那先輩も自己紹介する。
「初めまして。学園では支取蒼那と名乗っていますが、本名はソーナ・シトリーと言います。上級悪魔、シトリー家の次期当主でもあります」
リアス部長と同様に次期当主か。まだ高校生なのにな。
「それで、ソーナの用件は何かしら?」
「そうですね、私も新しい眷属を得たので紹介をと思いまして。匙、あなたも挨拶を」
「はい! このたびシトリー眷属の『
そう言い一礼する。あいつは確か最近生徒会の新メンバーに入った奴だったな。役職は書記だったかな。
「へぇ~っ、俺と同じ『
イッセーがそう言うと匙元士郎が言う。
「ふんっ、俺としては変態三人組の一人であるお前といっしょだなんて酷くプライドが傷つくぜ」
「な、なんだとコンニャロ!」
俺としてはそう思われても仕方ないと思うがな。
「おっ? やるか? 俺はこう見えて駒を四つ消費した兵士だぜ? 悪魔には成り立てだがお前なんかに負けるかよ」
すっごい煽り発言だな。でも、イッセーは兵士の駒を全部消費したって言うからな。お前が勝つとは想像できん…と言いつつもイッセーが勝つ姿も想像できん。
「匙、おやめなさい。ごめんなさい、兵藤君。私の眷属が無礼を働いてしまって」
そう言いソーナ先輩はイッセーに頭を下げる。
「か、会長! なんでこんなやつに謝るんですか!?」
「お黙りなさい匙。それに、あなたは兵藤君より強いと思っているでしょうけども、それは間違いです」
「ど、どういうことですか?」
ソーナ先輩は匙元士郎に言う。
「いいですか? 彼、兵藤一誠君は今代の赤龍帝であり、兵士の駒を八つ消費して転生できたんです」
「駒八つって全部じゃないですか! しかも今代の赤龍帝!? こんなさえないやつが……」
「悪かったな!」
冴えないやつってところには同感。ソーナ先輩が続ける。
「それに、あなたは初対面の相手に対して無礼すぎます。分かったら謝りなさい」
ソーナ先輩に言われ匙元士郎がしぶしぶ謝る。
「済まなかった……」
「まぁ、謝ってくれればいいっすよ」
このまま部室を出るかと思いきや、俺とミラナの方に視線を向ける。
「リアス、それではこの方々はいったい誰なんでしょうか?」
自己紹介しとくか。俺とミラナは自己紹介する。
「初めまして、ソーナ・シトリー殿。…いや学園では先輩と言った方がいいか。俺の名は秋星晴人」
「ミ…ミラナ・シャタロヴァ…です。よ…よろしくおねがいします…」
俺達が自己紹介した後、リアス部長が追加情報を言う。
「そして彼、秋星晴人は『星王龍』でもあるの」
その情報に驚く生徒会の面々。俺はスイッチを押し、サジタリウスに変身する。すると、生徒会の面々はリアス部長に初めて正体を明かした時と同様に跪いてきた。匙元士郎には、三大勢力の伝説を教えてあるのか。
驚いた顔は何度見ても飽きないが、それはやめてほしいな。慣れん。
「お初お目にかかります。星王…「はい。そこでストップ」?」
変身を解除して言う。
「リアス部長と同類だな。そういう堅っ苦しい挨拶はいらないって。ハルトでいいよ。生徒会の面々もね」
ソーナ先輩は困惑するが、リアス部長が苦笑しながらフォローする。
「彼はそういうのが好きじゃないの。だからソーナ達も名前で呼んであげて」
リアス部長がそう言うと立ち上がる。
「そういうことでしたら……。なら、秋星君とミラナさんと呼ばせてもらいますね」
「おう、こちらこそよろしく。ソーナ先輩」
俺は手を突き出すと、ソーナ先輩も俺の手を握り握手する。
「えぇ、こちらこそよろしくおねがいします。秋星君」
なぜだか匙元士郎が悔しそうな表情で俺を睨むんだが…。
俺、握手してるだけだぞ……。
その後、学校のことをリアス部長といくつか話し部室から出ていった。
更にその後、俺達はイッセーとアーシアの使い魔を探しにとある森へ行った。
結果、アーシアは
イッセーは服を溶かすスライムと契約しようとしたが、そのスライムはリアス部長、朱乃さん、小猫、俺に滅ぼされた。
なぜ俺までやったのかというと、ミラナの服までも溶かしていたからだ。あのスライムがイッセーの手に渡ったらミラナにまで毒牙が及ぶから殺らせてもらった(ミラナの裸はイッセーに見られずに済んだ)。
結局、イッセーは使い魔をゲットできなかった。
すみませんが使い魔の部分はカットさせていただきました。