ハイスクールD×D  十二星座の使徒   作:ミニチュアコンセント

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第三章突入です!


第三章 月光校庭のエクスカリバー
1話 不穏な予感


「はぁ……どうしたもんかな」

 

俺は今、自室のベッドに仰向けになりながらそう唸る。

その理由は………隣にミラナが俺の左腕にしがみついて寝ているからだ。

 

大して変わってない、と思うだろうが最近ミラナは毎日俺のベッドに来て、俺と寝ている。

 

毎日(・・)だ。

 

俺も俺でそれに慣れ始めてるからな。

本当、どうしたもんかねぇ。

 

「……ぅん?」

 

どうやら起きたようだな。

 

「おはよう、ミラナ」

 

「……ハルトさん……。おはようございます……」

 

俺が挨拶するとミラナもそう返してくるが、まだ若干寝ぼけてるな。

眠たそうに目を手で擦ってるが、なぜだかじーっと俺を見てくる。

 

「? どうしたんだ?」

 

俺が聞くと、ミラナは不満げな表情を浮かべ嫉妬混じりの声で言う。

 

「……イングヴィルドさんのときはしてたのに、私にはしてくれないんですね………」

 

「何がだ?」

 

俺がそう聞くと、さらに不満げな表情を浮かべ一拍おいて俺に言う。

 

「……イングヴィルドさんと抱き合って寝てたじゃないですか………」

 

っ!?

あの事か!

 

どうやらミラナは俺が異空間でイングヴィルドと寝ていた事が衝撃的だったらしい。

 

……実は、ミラナが毎日のように俺と寝るきっかけとなったのがこれだ。

この一件のあとから、ミラナは毎日のように俺と寝ることになった……。

 

「い、いやそうなんだがそうじゃなくてだな! あれは、イングヴィルドの願いを聞きいたたたたたたたたたっ!」

 

俺の発言の最中に脇腹をつねられる!

痛い痛い痛い!

 

「……イングヴィルドさんだけずるいです……。……わ、私にもギュッとしてください……///」

 

「わ、わかった! わかったから脇腹つねるのやめてくれぇっ!」

 

そう言うとパァッと明るい表情を見せ、脇腹から手を離してくれた。

つねられた所がジンジンと痛むが、今はそれを無視してミラナの首の後ろに手を回し引き寄せ、抱きしめる。

 

「こ、これでいいか?」

 

「……しばらくこのままでいてください……」

 

「わかった」

 

俺はミラナの言うとおりしばらく間抱きしめたままでいるのだった。

 

 

 

 

 

 

学園の午前授業が終わり昼休みになった。

 

俺とイッセーは他愛のない会話をしてる最中に俺はあることを思い出す。

 

「そういやリアス部長は、お前の家に住むことになったんだっけ?」

 

「半ば強引にだけどな。ライザーとの一件以来部長はますます可愛がってくれるんだけど、その度にアーシアがむくれるし。でも、ちょっとエッチなコミュニケーションが取れたりしてねぇ〜」

 

途中でド変態な顔になったな。

こいつらしいや。

 

話を変えて、どうやらリアス部長は唐揚げ野郎との一件の後、イッセーの家に住むことになったらしい。

 

いっしょに住む理由は下僕との関係を深めたいとのこと。

 

 

「で、感想は?」

 

「そりゃあもう最高っす!」

 

……よくよく考えてみたら俺も人の事言えないんだよな。

イッセー、アーシア、リアス部長がいっしょに住んでるように、俺もミラナといっしょに住んでるしイングヴィルドもいる(今は異空間だけど)。

 

「とんだニヤケ顔だな、イッセー」

 

「松田、元浜」

 

声がする方向を見ると、何故か険しい表情をする松田と元浜がやってきた。

 

俺はその二人に聞く。

 

「二人ともなんでそんな険しい表情してんだ?」

 

松田が答える。

 

「うむ、実はイッセーに言いたい事があるのだよ」

 

「言いたいこと?」

 

「お前、最近変な噂が流れてるから気をつけろよ」

 

元浜が眼鏡をくいっと上げながら切り出す。

 

「噂?」

 

「兵藤一誠が美少女をとっかえひっかえして悪行三昧!」

 

「はあっ!?」

 

おもわず叫んでしまうイッセーだが、二人はそのまま続ける。

 

「リアス先輩と姫島先輩の秘密を握り、それをネタに鬼畜三昧のエロプレイ!」

 

「なっ!」

 

「さらにその毒牙は学園のマスコット、塔城小猫ちゃんにも向けられ未成熟の体を野獣の如く貪りぃぃ!」

 

「その上、貪欲なまでのイッセーの性衝動は転校したてのアーシアちゃんにまで及んでいく! ────と言った所か」

 

うわー……そりゃ酷ぇや。

つっても元々の噂、変態三人組の時点で酷いんだが。

 

すると、突然元浜が衝撃的な発言をする!

 

「ハルトにも変な噂が流れてるからな」

 

「はあっ!?」

 

俺にも変な噂が流れてる!?

いつ!?

どこで!?

そもそも俺なんも変なことしてねぇだろうが!

 

「ちなみにその噂ってのは?」

 

気になったのかイッセーが元浜に聞く。

 

「二大王子様の一人、秋星晴人が学園の天使ミラナちゃんを体育館裏の倉庫に連れ込み、『フフフ、もうここ濡れてるじゃないか。学園の天使が授業中俺にお仕置きされる事をずっと思っていたなんてなぁ。いやらしい子だなぁ。そんな子には望み通りお・し・お・き・だ・な♪』と黄昏の時間に天使を堕落させていく始末────。と、こんな感じだ」

 

……………なんじゃそりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?

 

なんだよ!?

本当になんだよそれ!?

俺とミラナがいっしょに住んでるとはいえ、そんなSMプレイみたいなものをやってるわけじゃねぇっ!

 

「大半の女子に人気だぞ。良かったなハルト」

 

「良いわけあるか! 俺はそんなキャラじゃねぇっ!」

 

ちくしょう!

誰だ!?

こんな根も葉もない噂を流しやがったやつは!?

 

「まぁ、俺達がイッセーとハルトの噂を流しているんだがな」

 

「うんうん」

 

松田と元浜の言葉に俺とイッセーが条件反射で立ち上がり、イッセーは元浜、俺は松田を殴りつける!

 

「痛ってー! なにすんだよ! イケメン鬼畜!」

 

「そうだ、俺達に当たるな野獣め」

 

「ふざけんな! 俺の悪い噂なんぞ流しやがって!」

 

「お前らマジでいっぺん死んでみるか?」

 

俺はニコニコ顔で、額に怒りマークを浮かべ手の骨を鳴らす。

だが、そんな二人は悪びれた様子もなく堂々と言う。

 

「ふんっ! このぐらいしないと俺達は嫉妬で頭がイカれてしまうわ!」

 

「ハハハ! 既にイカれてるかもしれないがな!」

 

「ちったぁ悪びれろ! ハルトはどうでもいいが俺の学園生活をどうするつもりだ! お前らは!」

 

あ"ん?

言ってくれるじゃねぇかこのエロ猿が。

お前の場合、学園『生活』じゃなくて学園『性活』の間違いだろ。

 

「ちなみに、イッセーと木場とのホモ疑惑まで流れてる」

 

「まぁ、これも俺達が流しているんだけどな」

 

「一部の女子には大変人気だぞ!」

 

「きゃー、受け攻めどっちぃ?」

 

まじかよ!

イッセーと木場のホモ疑惑まで流れて、しかも一部の女子に人気って!(笑)

 

俺は笑いながらイッセーに言う。

 

「ハハハハハッ! よかったなイッセー! お前、モテモテだな色んな意味で」

 

「ふざけんな! 野郎からなんぞにモテたくなんか────っ」

 

一瞬イッセーが苦悶な表情を浮かべた。

恐らく、あれが来たか。

 

「悪りぃ。俺、ちょっと用事思い出したわ」

 

(朱乃さんの所か?)

 

(あぁ、ちょっと行ってくるわ)

 

唐揚げ野郎との一戦で、イッセーは自身の左腕を赤龍帝に差し出した。

そのおかげで唐揚げ野郎は倒せたが、左腕はドラゴンそのものになった。

ドラゴンの腕のまま日常生活を過ごすと、周囲の人に混乱を招くからイッセーは、朱乃さんにちょくちょくドラゴンの力を発散を頼んでいる。

 

そうすれば、一時的に元の腕に戻るらしい。

 

 

「あいつ、どうしたんだ?」

 

「部活の用事だ」

 

松田が俺に聞くが、俺はそれっぽい理由で返す。

 

「そうだハルト」

 

「ん?」

 

イッセーが俺に言ってくる。

 

「今日の部活、どうやら俺の家でやるっぽい」

 

「イッセーの家で? なんでさ?」

 

「旧校舎に業者が入って掃除するんだと。だから、俺の家でやることになった」

 

「ふーん、わかったよ」

 

俺がそう返すと、イッセーは頷き少し急ぎ足で朱乃さんの所に向かっていった。

 

 

 

 

 

 

学校が終わり俺は、イッセー、ミラナ、アーシアといっしょにイッセー宅に向かった。

元々俺、ミラナ、イッセーは、イッセーが悪魔に転生する前からよくいっしょに帰っていたからな。

その理由は帰り道がほぼいっしょだったから、自然にこの三人でよく帰っていた。

 

なんか部活というか、遊びにきたって感覚だな。

 

俺達は、そのまま家に上がりイッセーの部屋に入った。

既にリアス部長、朱乃さん、木場、小猫がそこにいた。

 

マジでここでやんのね。

 

「全員揃ったわね。それじゃ始めましょう」

 

リアス部長の一言で今日の部活が始まった。

 

 

 

 

 

 

部活が始まったのはいいが、その内容は悪魔稼業のものだった。

 

今月でどれだけの契約が取れたか、いわゆる契約件数の報告が主なものだった。

 

これだったら俺とミラナいらないんじゃね?と思ったその時、扉からイッセーの母、おばさんがお菓子を持ちながら入ってくる。

 

「お邪魔しますよってあら! ハルトくんにミラナちゃん! いらっしゃい。あなた達もカルタ研究会にいたのね」

 

カルタ研究会とは微妙な間違え方だな。

ま、イッセーの両親は裏の世界を知らないからな。

その程度の認識でいいだろう。

 

「お邪魔しています、おばさん」

 

「お…お邪魔しています」

 

ちなみに俺とミラナはイッセーの両親とも顔見知りだ。

一年前にイッセーと会って仲良くなり、その後にイッセーの両親と出会い、これまた仲良くなったってわけだ。

 

「ありがとうございます、お母様」

 

「いいのよ、このくらいお安い御用だわ。それとね、いいもの持ってきちゃった」

 

お菓子をアーシアに渡して、あるものを取り出す。

それに真っ先に反応したのはイッセーだ。

 

「はぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」

 

 

 

 

 

 

「これが小学生のときのイッセーなのよ!」

 

「あらあら全裸で」

 

「ハハハッ! これは何度見ても笑うな!」

 

「ちょっと朱乃さん! って笑うなハルト!」

 

イッセーのアルバムは前に一度見せてもらったが、個人的にツボに入った写真がある。

 

それは、全裸で牛乳を飲んでる写真だ。

初めてそれを見たときは大笑いしたよ。

 

「……イッセー先輩の赤裸々な過去」

 

「……ま、まだこの頃は小さかったんですね」

 

「小猫ちゃんもミラナちゃんも見ないでぇぇぇぇぇ!」

 

そうイッセーが叫ぶが誰一人として見るのをやめない。

むしろ、全員面白がってるだろ。

 

「……小さいイッセー小さいイッセー小さいイッセー……」

 

ほら、リアス部長もイッセーの小さい頃の写真をマジマジと見て、呪文みたいに呟いてるし。

 

面白がってる雰囲気ではないが。

 

「部長さんの気持ち、私にもわかります!」

 

「アーシア、あなたにもわかるのね! 嬉しいわ!」

 

アーシアの手を取り瞳をランランと輝かせて言うリアス部長。

もう完璧に二人だけの世界に入っちまったな。

 

「うぅ……なんでこんなことに……。恥ずかしすぎて死にたいぜ……」

 

部屋の隅でうずくまってるイッセーに俺は声をかける。

 

「そう言うなって! 小さい頃の写真を保管してあるってことは大切な物で大事にしてあるってことだろ。良い母親じゃないか。なぁ木場」

 

「うん、そうだね。良いお母さんだと思うよ」

 

そういう木場もニコニコ顔でアルバムを見ているがな。

本当に良い母親だろ。

 

おばさんは、昔から一人(現時点二人)暮らしをしている俺を何かと気にかけてくれてるんだぜ?

 

食事に誘ってくれたり、いっしょに釣りとか行ったりしてな。

 

イッセーは俺に無いものを持っているから少し羨ましいと思うところもあるが……。

 

 

「ねぇイッセー君、この写真だけど……」

 

突然、木場がイッセーに一枚の写真を見せる。

 

俺もその写真を見ると、小さい頃のイッセーともう一人の小さい子が写っている写真だった。

 

「ああ、その男の子近所の子でさよくいっしょ遊んだんだ。親の転勤とかで外国に行っちまったけど……。え〜っと、名前は確か……」

 

木場はイッセーとその男の子の後ろにある剣を指差す。

 

────っ!

おいおい、この剣は────

 

「この剣に見覚えある?」

 

「いや、何しろガキの頃だったし……」

 

「こんなこともあるんだね……」

 

木場は苦笑するが、その目は憎悪に満ちていた。

 

 

 

 

「これは────聖剣だよ」

 

 

 

 




二つお伝えしたい事があります。

まず一つ、アンケートの結果なんですが『どっちとも入れる』の項目が一番多かったので、タウラスとレオにオリジナル超新星を入れようと思います! 完全に自分の想像で造るので「気に入らない」と言って誹謗中傷するのはおやめください。

次に二つ目、感想などバンバン書いてくれると嬉しいです! それが励みになりますので!

最後に、アンケートに協力してくれた皆さん! ありがとうございます!
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