ハイスクールD×D  十二星座の使徒   作:ミニチュアコンセント

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3話 授業参観

イングヴィルドが俺の家に戻り、二日は経った。

彼女は今、なんの問題もなく生活している。

 

数百年前とは全然違う生活だから、環境に適応するか心配だったがそれは杞憂に終わった。

 

そもそもイングヴィルドは異空間で生活していたから環境にすぐ適応できていた。

 

因みに、イングヴィルドがこっちの世界に戻ってきて、一番驚いたのはこの町の光景らしい。

 

言われてみれば確かにそうだ。

今の駒王町は数百年前とは異なる風景だからな。

 

数百年前と比べると断然こっちの風景の方が良い。

いやー、技術の進歩って素晴らしいもんだな。

 

技術進歩の話とは関係ないが、今イングヴィルドを駒王学園に編入させる段取りを行っている。

書類とか書いていろいろと終わらせたんだが、そん中でイングヴィルドに駒王学園の制服を着てもらうことになったんだがこれがまた最高だった。

 

制服姿のイングヴィルドはとても似合っていて、綺麗で可愛かった。

『似合ってる』、『綺麗』、『可愛い』以外の言葉が出なかったよ。

 

それと………胸がよく強調されてたなぁ……。

少し動いただけで揺れてたもんなぁ。

 

それはミラナも同じか。

因みになんだが今、俺とミラナは二人で登校している。

 

ミラナが歩くたびにその巨乳が揺れてる。

 

これが俺の日常的な風景なのよ。

他の男子からしたら俺はいろいろおかしくて、嫉妬の対象なんじゃなかろうか。

ま、他の男子になにを思われても関係ないがな。

襲いかかってくるなら絞めるまでよ。

 

……今更だけど、駒王学園の女子の制服ってエロいよな。

スカート丈は少し短いし、何より胸を強調してるかのような制服。

 

……胸のデカい女子たちはこれを着て恥ずかしくないのか?

まぁ、胸の小さいやつは平気だろうな。

例えば、こね……………いや、やめよう。

これ以上言うとどっからかパンチ飛んできそうだ……。

 

でもまあ、一つ言えることがある。

 

この制服を考案したやつは天才ってことだな!

 

俺がそんなことを思ってるとき、ミラナから声が掛かる。

 

「……ハルトさん? どうかしましたか……?」

 

「いや、久しぶりにミラナと登校してるな〜って思ってさ」

 

「……た、確かにそうですね。いつもならアーシアさんたちと登校してますもんね……」

 

そうなんだよな。

最近はイッセーやアーシアたちと登校してるんだが、今日は参観日だからか、リアス部長たちと先に行ってるっぽい。

 

「まぁ、その分ミラナとの時間が取れるからいいんだが」

 

俺がさり気なくそう言うとミラナは、

 

「…………///」

 

顔を真っ赤にして俯いてしまった。

 

フフッ、反応が初々しくて可愛いな。

 

俺が内心ホッコリしながら学園へ足を進めると、校門前の石橋の上でイッセー達が誰かと話していた。

つーか、オカ研全員いるじゃん。

 

この光景にミラナも頭に疑問符を浮かべていた。

 

「……アーシアさんやゼノヴィアさんたち……誰と話しているんでしょうか……?」

 

「う〜ん、遠目からだと誰と話してるか分からん。けど、警戒してる雰囲気っぽいな」

 

何かを警戒してるような雰囲気を纏っているのは確かだ。

 

…………もしかしてあいつが来てるのか?

 

だとしたら少しだけ納得いくな。

人目がつくところでも大胆に行動しそうな奴が。

 

「とりあえず話しかけるか」

 

「……は、はい」

 

俺たちは橋の上まで歩いて声を掛ける。

 

「おはー」

 

「……お、おはようございます……っ」

 

俺とミラナの声に反応して、全員が振り向く。

 

「ハルト」

 

イッセーが声を掛ける。

つーか、挨拶してんだから挨拶で返せや。

 

「ハルトさんに、ミラナさん。おはようございます」

 

「「「「「おはよう(ございます)」」」」」

 

うん、アーシアたちはしっかりと挨拶返せてるね。

イッセーだけ不合格だな。

 

「おいなんだよ、その蔑ろにするような目は」

 

「別になんでもねぇよ。で、お前らここで何してんの?」

 

「それは………」

 

木場が答えようとすると、ダークカラーが強い銀髪で蒼い碧眼の少年が出てくる。

 

あー、やっぱそうだったか。

ま、こいつしかいねぇわな。

 

俺が思ってることを分かってるのか、銀髪の少年は不適な笑みを見せる。

 

「こうして素で会うのは久しぶりだな。───ヴァーリ」

 

「あぁ、そうだな。─────晴人。いや、師匠と言った方がいいかな?」

 

「「「「「「ッ!?」」」」」」

 

銀髪の少年────ヴァーリが言った言葉にミラナを除いた全員が驚く。

 

ミラナがなんで驚いてないかというと、コカビエル戦の後に俺が言った。

会話の流れ的に。

 

イッセーが俺に詰め寄り、訊く。

 

「お、おま、どういうことだよハルト!」

 

「俺が白龍皇と関わりがあるのは全員知ってるだろ?」

 

俺がそう言うと今度はリアス部長が言ってくる。

 

「そういうことじゃなくて! 師匠ってどういうことよ!」

 

「どういうこともなにも、言葉の通りだが?」

 

俺が平然と言うと、全員が言葉を失うぐらいに驚いていた。

 

「ハルトくんが白龍皇の師匠ということは……」

 

「……白龍皇は星王龍の弟子。ということになるのか……」

 

木場とゼノヴィアの呟きに、俺は頷く。

 

「つまり、そういうことよ。……で、お前は何しに来たんだ?」

 

「なに、ただ軽く挨拶しに来ただけさ」

 

挨拶ねぇ……。

こいつは昔から大胆な行動するからなぁ。

 

現に今も堕天使と繋がりを持っていながらも、イッセー達に接触してるからな。

 

……ってそれは俺もか。

 

「ここは俺とヴァーリで二人で話したいからお前らは先に行ってくれ」

 

俺はイッセーたちにそう言う。

ヴァーリも俺の意見に頷き言う。

 

「ああ、もう兵藤一誠に挨拶は済んだからな。用はない」

 

「だそうだ」

 

イッセーたちは何か言いたげだったが、渋々頷いて校門に入っていった。

ミラナもいっしょに。

 

「晴人、あんたはこの世界で何番目に強いと思う?」

 

急な質問だな……。

 

「さぁな、逆にお前はどう思うんだよ」

 

「はっきり言えばあんたは、世界でも強者の部類に入る。更に言えばトップ10内にも入るだろう。生前の二天龍を一人で倒したんだからな」

 

そりゃあ、お前とイッセーに宿っている龍を倒したけどよ、それは偶々見かけてガブリエルが殺られそうだったから、そのままやっつけただけなんだが。

 

ヴァーリが指を一本立てる。

 

「だが、一位は決まってる。─────不動の存在がな」

 

「不動の存在? ああ、もう一匹の赤い龍か」

 

赤い龍は二匹いる。

 

一匹はイッセーの中にいる『赤い龍(ウェルシュ・ドラゴン)』。

 

もう一匹は黙示録に記されている赤い龍だ。

 

……そういやこいつ、その赤い龍も倒したいとか言ってたな。

 

俺がそんなことを思っていると、ヴァーリの視線がイッセーに移り俺に言う。

 

「あんたは兵藤一誠を見てどう思う?」

 

「今はまだ弱いが、いずれ強くなるだろうさ。あいつの修行は実戦形式で手伝ってやろうと思ってな。そしたら俺も楽しめそうだ」

 

「フッ、自由だな」

 

「ドラゴンは自由に生きてなんぼだろう?」

 

俺は笑みを見せながら言う。

 

「ハハッ、確かにな。───そういえば、ラヴィニアは元気か?」

 

アザゼルから聞いたのか?

どちらにせよ分かっていそうだな。

 

「あぁ、相変わらずだ。久しぶりにお前も顔を見せればいいのに。また、頭なでなでしてくれるかもしれんぞ?」

 

俺はからかいながら言う。

当のヴァーリはその光景を想像したのか、顔を赤くしながら俺に言う。

 

「俺を子供扱いするな! まぁ、あのノートを返してくれるなら顔を見せてやらんでもないが……」

 

ノート?

ああ、あの中二病全開のやつか!

いやー懐かしいなぁ。

まだあんのかな?

もしあったら是非ともラヴィニアに見せてもらうか。

 

すると、ヴァーリは咳払いをして俺に言う。

 

「まぁ、とにかくだ。アザゼルから会談の話を聞いてるだろ? それには俺も出ることになった」

 

「おう、そうか。となると次会うのは会談だな」

 

俺は校門に足を進めるが、最後にヴァーリの頭をなでながら言う。

 

「偶にはラヴィニアや鳶雄たちに顔を見せて安心させてやれよ? ヴァーくん?」

 

「だから俺を子供扱いするな!」

 

 

 

 

朝からヴァーリに会うのは予想外だったが、授業参観が始まった。

そのため教室の後ろには、たくさんの親御さんが来ている。

勿論、イッセーの両親も来ている。

 

アーシアを見に来たんだろうな。

手にはビデオカメラがあるし。

 

…………ただ、一つだけ問題が。

 

親御さんたちの中にひときわ目立つ、ウェーブのかかったブロンド髪の美女がいた。

その人に男子生徒や父兄、教卓に立っている男性教師が釘付けになっている。

 

 

 

 

…………なんっでガブリエルがいるんだぁぁぁぁぁああああッ!

 

なんで!?

マジでなんで!?

俺、誰にも今日授業参観があるなんて言ってないぞ!

 

俺は机に突っ伏しながらながら心の中で叫ぶ。

 

俺がちらっとガブリエルの方に視線をやると、ガブリエルは俺の視線に気づいて俺に笑顔で小さく手を振ってくる。

 

ただ………さっきから俺をジト目で見てる人がいるんですが。

視線が痛いです、ミラナさん。

つーか、俺が誘ったわけじゃねぇからな!

 

すると、イッセーが小声で話しかけてくる。

 

「(ヒャッホー! おい、ハルト! なんでガブリエル様が来てるんだ!?)」

 

「(興奮すんのか、驚くかのどっちかにしろ! つーか鼻の下伸ばしながら言うんじゃねぇ! そもそも誰にも授業参観のことなんか言ってねぇよ! なんであいつが来てるのかこっちが訊きたいわ!)」

 

ガブリエルが来るといろいろ目立つんだよ!

いろいろとな!

実際に、ゼノヴィアとアーシアがキラキラした瞳で見てるし!

 

「オホンッ! では授業を始めましょう!」

 

俺とイッセーが小声で話してるのをよそに先生が咳払いして、場の空気を変えてくれた。

 

ナイスだ、先生!

 

そして、先生は生徒に教材を配り始めた。

 

…………これは、紙粘土?

今は英語の授業の筈だが?

 

「さて、今日はその紙粘土で好きなものを作ってみましょう。そういう英会話もある」

 

ねーよ!

どういう英会話だよ!?

ちょっとさ、英会話って辞典で調べてみ?

絶対意味違うと思うからさ。

 

俺は心の中でツッコミしつつも、なにを作るか考える。

 

好きなものねぇ……。

ま、ゾディアーツでいいか。

でも、なんのゾディアーツにすっかな。

 

……よし、決めた。

 

俺は手を動かし思い描いた物を作っていく。

 

 

 

それから数十分後。

 

 

 

「「「「おおっ!」」」」

 

 

 

クラス中から驚きの声が上がる。

 

出来上がったのは、レオ・ゾディアーツとレオ・ダスタードのフィギュアだ。

うん、なかなかの出来だな。

 

ただ、イッセーの方からも驚きと興奮の声が上がってたな。

俺は顔をのぞかせる。

 

するとそこには、リアス部長のフィギュアがあった。

 

はー、すげーなこいつ。

まぁでも、こいつの脳内メモリーかなんかでリアス部長の体を保存してあんだろうな。

絶対。

恐らく。

いや、間違いない。

 

「素晴らしい! 兵藤君、秋星君! 君たちにはこんな才能があったのか!」

 

なんか、先生も興奮してんだけど。

すると、松田が埴輪?らしき物を持って現れた。

 

「なぁ、イッセー。俺の芸術と交換してやってもいいぜ」

 

「そんなゴミより俺は五千円出すぞ!」

 

今度は元浜が現れ、手には財布。

 

いやいや、それより人の作品をゴミって(笑)。

 

「私は七千円出すわ!」

 

「なにを! なら俺は八千円だ!」

 

おーおー、他のクラスメイト達も手を挙げてきたぞ。

ほぼオークション会場じゃん。

 

俺がその光景を見ていると、複数人のクラスメイトが声を掛けてくる。

って女子もいんのかい。

 

「すげーじゃん! 秋星!」

 

「ああ! まるでヒーロー系のテレビに出てきそうなものだな!」

 

「すごくかっこいいわ!」

 

そりゃ実際、特撮ヒーローに出てくる敵だからな。

それと褒めてくれてありがとう。

 

すると、一人の男子生徒がある提案をしてきた。

 

「おい、秋星! これ俺にくれ! 五千出すから!」

 

「私もそれ相応のお礼はするわ! だからお願い!」

 

二人に続いて他の人も色々と言ってくるが、俺はストップをかける。

 

「待て待て、俺はお礼も金もいらねぇよ。欲しければあげるさ。────まぁ、とりあえずお前らでじゃんけんして最後に勝った人にあげるわ」

 

俺がそう言った途端に、じゃんけん大会が始まった。

 

どんだけ欲しいんだよ……。

 

こうして粘度工作(英語の授業)は半分オークションと化し、もう半分はじゃんけん大会と化した。

 

結局俺のフィギュアは、じゃんけんに勝った男子生徒一人にあげることになった。

 

 

 

 

昼休み。

 

俺はミラナとガブリエルを連れ、人気のないところに来ていた。

 

「……も、もう一度ガブリエル様にお会いできるなんて……と、とても光栄です……っ」

 

「いえ、あまりかしこまらないでくださいミラナさん」

 

ミラナがガブリエルに一礼するが、ガブリエルは微笑みながら言う。

 

「で、なんでお前がいるんだよ」

 

俺が額に手をつき、ため息をつきながら言う。

 

「えっと、数日後に三大勢力の和平会談があるのでそのことをお伝えしに来ました」

 

あー、ヴァーリからちょっと聞いたな。

 

俺も出るんだろうな。

 

「……ちょっと待て。ガブリエル、お前なんで今日伝えに来たんだよ。………まさか今日が授業参観だと知って来たんじゃねぇだろうな?」

 

俺が問いかけると、若干頬を赤くしながら答える。

 

「え、えっと三日程前にハルトさんの家に訪れてたのですが……そのときは誰もいなくて……。机にこの紙が置いてありましたから………つい、興味を持ったので………」

 

ガブリエルが取り出したのは、授業参観の連絡プリントだった!

しかも、三日前って俺たちが海開きしてる時じゃねーか!

あの時来てたのかよ!?

 

「おま──っ! ……いや、やっぱいい」

 

クソっ、しくったなぁ。

ゴミ箱にでも捨てとくべきだったか?

いや、でもゴミ箱に捨てても無意味だと思うな。

偶然見つけたとか言いそうだし……。

 

「それはそうとして、なんかさっきから体育館が騒がしいな」

 

そう、俺らが話してる時に元浜がデカい声で魔女どーのこーのとか言ってたしな。

 

「……行ってみますか?」

 

ミラナの言葉に頷く。

 

「まぁ、少し気になるな」

 

「私も行きます」

 

「……面倒事は起こさないでくれよ」

 

「ウフフ、大丈夫ですよ」

 

と笑顔で言うけどなんか不安だな……。

サーゼクス達もいそうな気がするんだよな。

居たら居たで俺が説明するはめになるんだろうけど。

 

 

 

 

体育館に進んでいるとき、大勢の男子生徒がぶつくさ文句を言いながら体育館から出てきたんだが……。

 

俺は怪訝に思いながらも体育館の扉を開ける。

 

すると、そこにはリアス部長、朱乃さん、イッセー、アーシア、ソーナ会長、匙、サーゼクスがいた。

 

それと、サーゼクスによく似た紅髪のダンディな男性と魔女っぽい格好をした女性。

 

……って二人共見たことあるぞ。

確かあの紅髪のダンディな男性は、リアス部長の婚約パーティーにいたな。

 

あの女性は……名前は知らんが数千年前に会った気がするな。

 

俺たちが入った時、全員がこちらに気が付き視線を向ける。

 

すると、サーゼクス達が驚いた顔をしている。

まぁ、この場にガブリエルがいるからどうせそのことだろ。

サーゼクス達とは違ってリアス部長と朱乃さんは驚いていなかった。

 

恐らくイッセーとアーシアが伝えたんだろうな。

 

「ハルトにミラナちゃんにガブリエル様! どうしたんだ?」

 

「なにやら体育館が騒がしかったから気になってな。……で、その二人は?」

 

俺が訊くと紅髪のダンディな男性が一歩出てきて、一礼してから言う。

 

「こうしてお会いするのは二度目ですな、星王龍殿。私はジオティクス・グレモリー。リアスとサーゼクスの父です。娘が世話になっています」

 

あー、やっぱそうだったか。

顔つきからしてサーゼクス似だな。

 

「俺は何もしてないがな。俺の名は秋星晴人だ。名前で呼んでくれると助かる。まぁ、よろしく頼むよ」

 

俺は手を突き出し、リアス部長の父親と握手する。

 

「まさか三大勢力の英雄と出会えるなんて思ってもいませんでした」

 

リアス部長の父親は笑いながら言う。

俺は苦笑しながら言う。

 

「大袈裟だな。俺は自分が特別な存在だとか英雄だとか、そんなことを思ったことはない」

 

リアス部長の父親と俺が話していると、サーゼクスが乱入してくる。

 

「失礼。ハルトくん、父上と話してる最中申し訳ないが……なぜここにガブリエルがいるのかな?」

 

あー、やっぱ気になるわな。

今はまだ敵である天使がここにいるんだから。

 

俺がそのことについて答えようとすると、ガブリエルが言った。

 

「ハルトさんに数日後、会談があることを伝えに来ただけですよ。………そ、それと少し授業参観というものに興味がありましたから」

 

ガブリエルの言葉にサーゼクスは目をパチクリさせていた。

そりゃそうだわ。

今はまだ敵である天使、しかも四大熾天使がわざわざ人間界に降りてきて授業参観を観に来たって言ってんだからな。

予想の斜め上を行ったんじゃないか?

 

すると魔女っぽい格好をした女性がサーゼクスに話しかける。

 

「ねぇ、サーゼクスちゃん。やっぱりこの子が伝説の?」

 

「ああ。彼こそが三大勢力の英雄、星王龍だ」

 

「へぇ〜っ、やっぱりそうなのね☆」

 

サーゼクスと話し終わると、俺の前までやってきた。

 

「お久しぶりです、星王龍様☆ 魔王のセラフォルー・レヴィアタンです☆」

 

か、軽い性格の持ち主だな……。

そういえば二天龍を倒した後も、こんな感じだったような……。

 

「あ、あぁ……。俺は秋星晴人だ。名前で呼んでくれるとありがたい」

 

「うんうん☆ 私のことは『レヴィアたん』って呼んでね☆」

 

「……………」

 

は、反応しづらいな……。

どう返したらいいのやら……。

こういう場合はリアス部長だな。

 

俺はリアス部長に視線を向けるが、苦笑して返されるだけだった……。

なら、ソーナ会長だ!

 

次にソーナ会長に視線を向けるが、顔を真っ赤にして恥ずかしそうに両手で覆っていた……。

 

ダメじゃん……。

 

するとサーゼクスがフォローしてくる。

 

「まあ、セラフォルーは常にこんな感じなんだ。大目に見てくれ」

 

大目に見てくれって言われてもなぁ………。

 

俺が困惑してる時、唐突にあることを思い出す。

 

「なぁ、あんたセラフォルー……だっけか?」

 

「うん☆」

 

「もしかして……ソーナ会長のお姉さんなのか?」

 

コカビエルが言ってたんだよな。

『レヴィアタンの妹、ソーナ・シトリー』って。

 

「うん☆ ソーナちゃんは私の妹よ☆ 私達は世界一仲良しの姉妹なの☆」

 

そのことに驚く俺とミラナ。

 

ソーナ会長の姉がこの人なのかよ!

ソーナ会長と性格が真反対じゃねぇか!

 

……なるほど、この人もレヴィアタンという肩書きを背負っているってことか。

 

「うぅ、もう耐えられません!」

 

すると、この場の空気に耐えられなかったのかソーナ会長が珍しく目元を潤ませ、この場を去っていく。

 

「あ! 待って、ソーたぁぁぁぁぁぁん! お姉ちゃんを見捨てないでぇぇぇぇぇぇぇっ!」

 

そして、それを追いかける魔王。

 

「『たん』を着けて呼ばないでくださいとあれほど!」

 

そして、二人は体育館から消えていった。

匙も会長のフォローとか言って二人の後を追いかけていった。

 

「……や、優しそうなお姉さんですね……」

 

「まぁ、優しいことに違いはないが………あれは度を超えたシスコンだぞ………」

 

俺はミラナにそう返す。

 

「うむ、シトリー家は今日も平和だ。リーアたんもそう思わないかい?」

 

「『たん』を着けて呼ばないでください……」

 

ここにもシスコンがいたな……。

 

悪魔の兄弟姉妹は、皆ブラコンシスコンなのか?

身内の関係でも色々と悩んでそうだな……。

 

このあと、イッセーの両親が合流。

今日はイッセーの家で夕食を食べて行くことになった(おじさん、おばさんに誘われた)。

 

ガブリエルは天界に帰った。

 

そして、夕飯の席で授業参観のビデオを再生し大いに盛り上がった。

その時になぜか、俺とミラナも撮られていた。

リアス部長のも撮られており、恥ずかしさのあまりにイッセーの部屋に閉じ籠ることになった。

 

まぁ、なにはともあれ色んな意味で色々あった一日であった。

 

 

 

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