ハイスクールD×D 十二星座の使徒 作:ミニチュアコンセント
『はぁぁぁぁぁっ!』
俺は今、家の地下空間のフィールド内でレオ・ダスタードと戦っている。
赤髪はダスソードの二刀流で、白髪は爆破する槍で俺と戦闘中だ。
ゾディアーツに変身したダスタード達とやるのも良いが、レオ・ダスタードの方が正直言って強いんだよな。
かと言う俺は人間の姿じゃなくて、全身龍の姿の人間サイズで戦っている。
そして、俺本来の力であるホロスコープススイッチは取り込んでいない。
そもそも
ゾディアーツスイッチから進化するホロスコープススイッチの構造とは異なるが……まぁ、似ている部分もある。
俺が全ての
これがめっちゃ凄くてなぁ。
神が抜き出したのも頷ける。
それと同時に
因みにだが、龍の姿はサイズを変えることもできるし、東洋タイプバージョンに変化することもできる。
サイズを変えないでやると家が壊れちまう。
……まぁ、壊れたとしても魔法とかですぐに直すが。
そんなことを思ってる時、赤レオの方が俺に斬りかかってくる。
俺はそれを最小限の動きで避け、腹に蹴りを入れると赤レオはフィールドの端までぶっ飛ぶ。
すると、今度は白レオが槍の切っ先をこちらに向けると俺がいたところが爆発する。
『っと、危ね』
俺はそれをバックステップで避ける。
再び槍先を向けて爆発させてくるが全て避け、俺が魔力弾で攻撃するが白レオはバク転で避けたり、槍で叩き落とす。
何回かそれが続き、視界が爆煙だらけになったとき槍を持って突貫し槍を振り回したり、突きを放つ。
俺はそれを避け白レオの足に蹴りを入れ、バランスを崩す。
バランスを崩したところを魔力を込めた拳を放つ。
白レオは槍で上手くガードしたからさほどダメージは入ってない。
『(さっきから赤レオの姿が見えないが……一体何処に……っ!)』
ドォォォォン!
突如、俺の背後から爆発が襲う!
俺はすぐさま振り向くと、そこには白レオと同様に爆破する槍先を俺に向けている赤レオの姿があった!
俺は目を細め呟く。
『クックックッ。なるほど……白レオが俺を引き付けている間に、赤レオが俺に気づかれないように背後に回って槍の爆破攻撃をしたってわけか。何回も白レオが俺に爆破攻撃をしてたのはこの為だったか。流石、レオ・ダスタード。立神 吼が使役していただけのことはある。ま、今は俺が使役しているんだが』
そもそもこいつらは、連携攻撃を得意としてるやつだったな。
すっかり忘れちまってた。
白レオと赤レオは槍を構え、同時に突貫してくる。
俺は右手にオーラを溜め地面を殴りつける!
辺りに煙が立ち込め、視界を奪い俺は赤レオの目の前に瞬時に移動し強力の掌底を放つ……が、槍の柄で止められていた。
……けど、俺はそれを見越しで動いていたからな。
俺は、槍の柄を掴み赤レオを地面に叩きつけ、白レオの方へと飛ばす。
刃の部分に触れると爆破するからな。
そこは注意しなければ。
白レオは赤レオの接近に気付かず、赤レオと一緒にフィールドの端に激突する。
赤レオは俺に飛ばされる際、槍を手放していた。
それ故、俺は今手に槍を持っているが、それをレオ・ダスタードに向けて投げる!
高速で飛んでいく槍は赤レオと白レオを貫き、フィールドの端に刺さった。
それが終了と言わんばかりに、槍とレオ・ダスタードは消えた。
『ふぅ、今日はここまでか』
俺はフィールドから出る。
中はすっごいボロボロだが、俺が出ると自然に修復されるように設定してあるから思いっきり暴れても大丈夫だ。
ほら、もう修復が始まってる。
とりあえず
『こういう時は自身が身につけたスキルや経験が語るって言うもんなんだろうな』
すると、イングヴィルドがやってくる。
「お疲れ様、ハルト」
そう言いながら麦茶を渡してくる。
『ああ、サンキュー、イングヴィルド』
俺はそれを受け取り、一気に飲み干す。
『ああ〜、運動した後のこれはたまらん!』
運動した後の飲み物って最高じゃない?
炭酸やら、麦茶やら、水やら。
風呂上がりにはコーヒー牛乳だろうけどさ。
「うふふっ」
『? どうしたんだ?』
「ハルトの笑顔が可愛いなって思って」
『……っ!』
そういや、神にもそんなこと言われたような……。
自分では可愛いだなんて一度も思ったことはないんだが。
「それにしても……その姿懐かしいね」
『本来ならこれが俺本来の姿だからな。いつも見せてる人間態は言わば化けの皮だ』
「……私はどっちでもカッコイイって思うよ///」
『………っっ///』
イングヴィルドは頬を赤くしもじもじしながら言う。
あー、もう!
どうしてこんなに可愛いんだろうな!
ミラナといい、イングヴィルドといい、ガブリエルといい、ラヴィニアといい!
反応が可愛くて俺の脳みそとろけるわ!
レイナだってあのとき、キスしてきたからなっ!
『……まぁ、とりあえず麦茶ありがとな』
俺は空になったコップをイングヴィルドに渡す。
コップを受け取ったイングヴィルドは、思い出したかのように言う。
「もうお昼の時間過ぎてるよ。ミラナも料理作って待ってる」
『げっ、マジで?』
俺は近くにあった時計を見ると十二時半は過ぎていた。
マジか。
勝負に夢中になりすぎて気づかなかったわ。
どうりで腹減ったな〜って思ったわけだ。
俺は龍の姿から人間の姿に戻る。
「んじゃ、上に戻るとするか。いや〜ミラナの手料理か。すっごく腹減ってるからどんなのか楽しみだな」
俺がそう言うとイングヴィルドが頬をむぅと膨らませる。
……可愛く目で訴えてきてますよ。
最近イングヴィルドは料理のことを俺から教わっている。
なんかミラナに対抗心を燃やしているような気がするが……。
まあ、俺としては上達したイングヴィルドの料理を楽しみにしているけどな。
まだ、未熟だけど。
「分かってるって。俺もイングヴィルドの料理を楽しみに待ってるからさ」
そう言いイングヴィルドの頭を撫でる。
「……うん、私頑張る」
「ああ、その意気だ。そんじゃ食事にするか。上でミラナも待ってるしな」
「うん」
▽
「あ〜、美味かった」
食事を終えた俺はソファに座ってゆっくりしている。
やっぱミラナの料理は美味いわ。
美味すぎてたくさん食っちまったから腹いっぱいだ。
「うん、おいしかった」
「……お口に合って良かったです」
……今更思うがやっぱ女の子が料理を作ってくれるってめっちゃいいよな。
俺が作った料理も美味と感じるが、女の子が作ってくれる物は更に美味く感じる。
心の底から満たされるような感覚だ。
………そういや、ラヴィニアのやつ昼の時間になっても戻って来なかったな。
「ラヴィニアのやつ、朝からいなかったけど何してんだ?」
俺の疑問にミラナが答える。
「……ラヴィニアさん、どうやら朝から魔法使いの仕事があるそうで……今日は帰れないって言ってましたよ」
そうか、魔法使いの仕事か。
『会長』直々の願い事か、それともラヴィニアしか解決できない事件かもな。
でも、ラヴィニアなら大丈夫だろう。
なんだって『氷姫のラヴィニア』だからな。
すると、イングヴィルドが俺に訊いてくる。
「……魔法使いにもいろいろな人がいるんでしょ?」
「ああ。主から離反した『はぐれ悪魔』がいるように、魔法使いにも組織や協会に属してない者達は一般的に『はぐれ魔法使い』と呼ばれている。まぁ、そいつらはろくな奴らじゃない」
「……魔法使いも大変なんだね」
イングヴィルドの言葉に苦笑する俺とミラナ。
大変なのはどこの勢力も同じだと思うけどな。
堕天使はコカビエルやレヴィが勝手に行動してたし、バルパーの奴は『聖剣計画』をやってたからな。
俺がそんなことを思っていると、突如テーブルに魔法陣が現れる。
魔法陣が現れたことにびっくりするミラナとイングヴィルドだが、俺は対して驚きはしなかった。
魔法陣からは映像が出てきて、そこには一人の女性が映っている。
黒髪のロングヘアーで赤を基調とした日本古来の着物を着ている。
一目見れば昔のものだとすぐに分かる程だ。
そして、首には勾玉を掛けている。
『お久しぶりですね、ハルト、ミラナさん』
「……お、お久しぶりです……っ。天照様……」
「はぁ……。天照か……」
魔法陣に映っていたのは、日本神話主神の天照大御神。
イングヴィルドは誰なのか分からず、首を傾げている。
「イングヴィルド、こいつは日本神話の主神、天照大御神だ」
「……日本の神様?」
「ああ。……それで何の用なんだ?」
俺が天照にそう訊くと、彼女は苦笑しながら答える。
『何の用……って酷いですね。偶にはこういうお話もいいじゃないですか』
「勧誘ならお断りだぞ。俺はどこにも所属する気はない」
『ふふっ、相変わらずですね。……今日は勧誘の話ではなく、依頼をしたいのですよ』
依頼……。
九割の予想はついている。
「大方の予想はついてるが………一応聞いておこう。────どんな依頼だ?」
『ええ、単刀直入に申します。─────あなたに三大勢力の会談に日本神話の者として出席してほしいのです』
ほら、やっぱ三大勢力会談だよ。
「一応理由も訊いておこう。───なぜ?」
『堕天使の幹部コカビエルが起こした出来事を聞いた後、一度日本神話内で話し合いをしました。コカビエルがしたことは本来なら我々日本神話への宣戦布告として見ても不思議ではありません。実際そう見てる神々もいます。駒王町の人間全員を殺そうとしたのですから』
「なるほど……。『本来なら堕天使勢力に言えば良いと思ったが、三大勢力の会談を聞きつけた。もしかしたら三大勢力が和平を結んだら三大勢力全体が日本神話の敵となるかもしれない』────天照達はこう考えているわけか?」
『ええ、その通りです。仮に戦うとしたら私達が負けるとは思いませんが、なんの理由もなく攻めるのは良心が痛みますし。それに極力人間界に影響を与えたくありませんので』
良心がどうかは分からんが、大方は人間界に影響を及ぼしたくないからだろう。
「要は俺への依頼はこうか。三大勢力の総意を聞くことと、日本神話の警告を三大勢力に伝えること。こんな感じか?」
『ええ、それで構いません。警告は「日本の地で戦争行為を行おうとした場合、日本神話は武力を持って制する」と伝えておいてください』
「了解した。それとこれは────」
『ふふっ、分かっていますよ。これは「依頼」ですからね。報酬はありますよ』
「なら、これは成立だ」
俺は昔から依頼を受け、達成した後は必ず報酬をもらっている。
内容が大きかろうが小さかろうがな。
これは一種のビジネスみたいなものだ。
報酬はちゃんと貰わなければ依頼として成り立たない。
「……なぁ、天照。一つ訊いてもいいか?」
『はい、なんですか?』
「日本神話は『聖書の神の死』を知ってるのか?」
『知っていますよ』
………あちゃ〜。
やっぱ日本神話にバレていたか。
なんというか………とりあえず……アザゼルどんまい。
「けど、どうやって知ったんだ? 俺が伝えたわけでもねぇのに」
俺が天照にそう問いかけると、自慢気に答える。
『実はあのとき、日本神話の刺客をあの場に放っていたのですよ。あなたからコカビエルがこの地で暴れると聞いてすぐに』
そうかい。
あの場には俺たちやガブリエル以外の気配は感じなかったが……さしずめ仙術でも使える妖怪を送っていたのかもな。
俺がそう考えていると、天照の視線がイングヴィルドに移る。
そして、数秒見つめたあと視線が俺に戻る。
『次はこちらが訊きたいのですが……彼女は一体何者なのですか?』
俺の質問のお返しというわけか。
……ここは正直に答えた方がいいか。
そうすりゃギブアンドテイクだし……どうせいつかバレるからな。
俺はイングヴィルドに視線を移す。
イングヴィルドは少し間を空けるが、頷く。
「彼女はイングヴィルド・レヴィアタン。初代魔王レヴィアタンの血と人間の血を引いている
俺がそう言うと、天照は目を見開く。
『魔王レヴィアタンの末裔……! この子のことは悪魔たちには伝えていないのですか?』
「ああ」
俺が頷き返すと、天照は苦笑しながら言う。
『悪魔もこれから大変になっていきそうですね。……初めまして、イングヴィルドさん。私は日本神話の主神、天照大御神と申します』
天照が自己紹介すると、イングヴィルドも自己紹介する。
「初めまして、私はイングヴィルド・レヴィアタンです……。え、えっと……よろしくお願いします……?」
『ふふふっ、礼儀正しくて可愛らしい女の子ですね』
うんうん、礼儀正しくて可愛らしいのは超同意。
胸も大きいし、とても柔らかかったからな。
……………なにを考えているんだ俺は。
『そろそろ時間ですかね……。私は次の仕事があるのでこれで失礼します。ハルト、依頼した件お願いしましたよ?』
「ああ、依頼されたからにはしっかりやるさ」
『ええ、頼みますよ。それでは私はこれで』
そう言うと映像が消え、魔法陣も消える。
▽
あーあ、まさか日本神話から依頼が入るとは。
これで俺は三大勢力会談に必ず出なきゃいけなくなったな。
まあ、頼まれなかったとしても出てただろうけど。
「……ハルトさんは三大勢力の会談に出るんですよね……?」
ミラナが俺に訊いてくる。
「ああ、日本神話に頼まれた以上行くしかない。それに俺は聖書の神の死を知っちまったからな。アザゼル達から強制的に来いとか言われそうだし」
「……私も出るのでしょうか?」
あ、そうか。
ミラナもあの場にいたし、直に聖書の神の死を聞いたからな。
「ああ、一応連れて行こうと思ってる。あの会談はコカビエルが起こした事件がきっかけだとか言ってるが、聖書の神の死という出来事もあるだろうからな」
「……わかりました」
ミラナは一瞬悩んだ表情を見せるも、すぐに決心したのか頷き返す。
いよいよ明日か。
三大勢力会談が行われるのは。
体調崩したら洒落にならねぇな。
今日は、ミラナとイングヴィルドとまったり過ごすとするか。
投稿がすごく遅くなって申し訳ありませんm(__)m
実は不運にも、体調を崩しまして……。
それで、数日程休ませていただきました。
ですが! 今はもう治ったのでご安心ください。
これからも小説を書き続けていきます!